オフィスや自宅で欠かすことのできないプリンター。
学生であれば授業関係のプリントを印刷したり、社会人も手続きに必要な書類を印刷することも多いだろう。様々な情報をインターネットで得られるこの時代だからこそ、プリンターが活躍する場面も多い。
更には印刷機能だけでなく電話やFAX付き機能までついているものもあり、プリンターの機能は多岐にわたる。
そんなプリンターを売却する際にモデル名と型番を業者から聞かれることがある。そのため、この2つはあらかじめ知っておくべきだ。今回はプリンターのモデル名・型番の調べ方について紹介する。
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プリンターのモデル名・型番の調べ方
プリンターのモデル名・型番を知ることは、売却や情報収集をする上でとても重要な情報となる。ここではモデル名・型番の調べ方について紹介していく。
多くの場合、モデル名や型番はプリンター本体に記載がある。モデル名は上部や正面など、わかりやすく表面に記載されていることが多い。型番は本体に記載があるものの、後ろ側や底に貼られたラベルに書いてあることもあり、少々わかりにくいかもしれない。
プリンターの大きさや置き場所によっては裏面を見るのは困難な場合もあるだろう。そのような時は、取扱説明書・保証書を確認すると良い。購入時に同封されていた取扱説明書・保証書には、大抵の場合モデル名・型番が表紙に載っている。
モデル名・型番を知るメリット
プリンターのモデル名・型番を調べるメリットと活用方法について紹介していく。対応するインクカートリッジを見つけるために必要
モデル名や型番を把握しておくことはプリンターを所持する上で重要なこととなる。
日常的にそれを感じられるのは、プリンターがインク切れとなったときだろう。使用しているプリンターのインクがなくなったら、インクカートリッジを購入すれば良い。しかしインク売り場へ行くと、棚一面に数々の種類のカートリッジが並ぶ光景を目の当たりにする。どれを選べば良いのか迷ってしまうだろう。
プリンターに合ったインクカートリッジを選ばないと、インクカートリッジは使用できない。そのため、対応機種に自分のプリンターの型番があるかどうか確認が必須なのだ。
メーカーへの問い合わせ
使用中のプリンターが故障した際や疑問がある時にもモデル名・型番を知っていると役に立つ。メーカーに問い合わせる場合、まず聞かれるのがモデル名や型番といった製品の情報だ。また、これらの情報を入れてインターネットで検索すれば同じ製品で同じ現象にあった人の経験談から解決法が見つかることもある。
買取業者とのやりとり
そして、所持しているプリンターを中古販売に出す場合にもモデル名・型番が必要となる。プリンターに限らずだが、家電を中古販売業者に査定に出すにはモデル名や型番、シリアルナンバーが問われる。これは販売する際、購入者に商品の価値や機能の正確な情報を伝えるためだ。
オークションサイトなどを利用して個人的に販売する場合でも、これらの情報が欠けていれば購入者側からすれば信頼にも欠けるだろう。信憑性を高め、確実に購入してもらえるようにするためにも必要な情報なのだ。
セイコーエプソンのモデル名・型番
ここからはメーカーごとにプリンターのモデル名・型番の調べ方を紹介して行く。まずはセイコーエプソンから見ていこう。
セイコーエプソンは日本のインクジェットプリンター、パソコンなどを取り扱うメーカーだ。プリンターもさまざまなモデルを出しており、「カラリオ」はセイコーのインクジェットプリンターのブランドである。2017年3月発表のIDC Japanの発表によれば、2016年の国内インクジェット商品の出荷台数シェアのトップはセイコーだった。
カラリオにはスタンダードモデルと、低インクコストモデルのエコタンク搭載モデルとColorio V-editionの3タイプのプリンターがある。そのため、それぞれに分けて型番例を紹介する。
カラリオの型番について
型番の記載場所や例の前に、まずは型番がどのような構成になっているのか紹介する。
カラリオの型番の付け方は年代によって変化している。発売当初の型番は、「MJ/PM-×××C/PT/DU/PX」の構成だった。当初の頭文字はMJから始まっていたが、その後PMも追加された。さらに末尾のアルファベットによってプリンターの特徴を表すようになった。
- ・C:カラープリンター
- ・PT:プリントン
- ・DU:PhotoPC Link
2008年以降の型番は、「EPまたはPX-〇〇〇(○)△」の構成となる。○には3桁か4桁の数字が入り、3桁の場合はA4機、4桁または3桁で最後に3が付いているときはA3機となる。△にはそのプリンターの機能を表すAかFのアルファベットがつく。
- ・A:複合機
- ・F:複合機ファックス搭載機
- ・アルファベットなし:単機能
また、頭につくアルファベットは「PX」が顔料インク、「EP」は染料インクとなる。
型番の記載場所
カラリオの型番は本体に記載されている。どこに記載されているかは機種によって異なるので、こちらを参考に探してみよう。
エコタンク搭載モデル
すでに記載した通り、カラリオのモデルは3つある。それぞれにコストや鮮明さに特徴がある。
プリンターのインク切れはいざ印刷する時にストレスとなるものの一つだが、こちらのモデルはエコタンク方式を採用しており、インク満タンで約1年分使える大容量のインクボトルを搭載している。
型番例:EW-M770T、EW-M970A3T、EW-M670FT、EW-M571T、EW-M5071FT、PX-M160T、PX-S160T
スタンダードモデル
スタンダードモデルは、主に家庭用のプリンターだ。コンパクトで可愛らしいデザインが特徴的で、インテリアを邪魔しない。さらに見た目だけでなく、写真や文字も高画質でキレイなことが長所として挙げられる。
型番例:EP-880
Colorio V-edition
このシリーズは写真をより美しく、より低コストに抑えていることが特徴だ。また、スマホやタブレットから簡単にプリントできることから、ファミリー層からも支持されている。
型番例:EP-10VA、EP-30VA、EP-50V
キヤノンのモデル例・型番
続いて紹介するCanon(キヤノン)はカメラ、ビデオなどを販売している日本のメーカーだ。その中でも「PIXUS(ピクサス)」はキヤノンが展開している家庭用インクジェットプリンターのブランドだ。2017年3月発表のIDC Japanの発表によると、2016年のレーザーMFP・プリンターにおける国内出荷台数のトップシェアはキャノンだった。
PIXUSはA4やA3に対応したプリント・コピー・スキャナーの機能を揃えた複合機を数多く揃えている。もちろん単機能のプリンターもあり、シンプルでベーシックなものから、ハイスペックなものも生産している。
ピクサスの型番について
ピクサスの型番は、上記で紹介したカラリオのようにインクやA3、A4サイズまでかは判別ができない。
ピクサスの型番は頭文字のアルファベットでプリンターの機能を知ることができるようになっている。
- ・MX:複合機(FAX、プリント、スキャナ、コピー)
- ・MG・MP:複合機(プリント、スキャナ、コピー)
- ・iX・iP:単機能
型番の記載位置
ピクサスのプリンターも機種によって記載場所は大きく異なるようだ。公式サイトに機種ごとの記載場所が詳しく紹介されているので、確認してみよう。
実際の型番例をいくつか紹介する。
PIXUS MGシリーズ
型番例:PIXUS MG8230、8130、7730F、7530、7130、6930、6530、6330、6130、5730、5530、5430、5230、5130、4130、3530、3130、2130
PIXUS MPシリーズ
型番例:PIXUS MP990、980、960、950、830、810、790、770、730、710、640、630、610、600、550、540、510、500、490、480、460、450、375R、370、280、270、55、10
PIXUS MXシリーズ
型番例:PIXUS MX7600、893、870、860、523、513、350
PIXUS iPシリーズ
型番例:PIXUS iP9910、8600、7500、7100、6600D、6100D、4930、4830、4600、4500、4200、4100、3600、3500、3100、2600、2200、2000、1500、100、90v
PIXUS iXシリーズ
型番例:PIXUS iX7000、6530
ブラザー工業のモデル名・型番
ブラザー工業はプリンター、ミシンなどを製造している日本の電機メーカーだ。
家庭用プリンターからオフィス用のものまであらゆる用途のプリンターの製造を行なっている。中でも「PRIVIO(プリビオ)」はブラザー工業のインクジェットプリンターのブランドだ。
プリビオにはたっぷりインクモデル・自動両面プリント対応モデル・CD/DVD/BDレーベルプリント対応モデル・電話機付きモデル・A3対応モデルの5タイプがある。
プリビオの型番について
プリビオの型番の構成は〇〇〇-(J)×××(×)となる。プリビオの型番も頭に着くアルファベットでそのプリンターの機能がわかる。
- ・MFC:複合機(FAX、プリント、スキャナ、コピー)
- ・DCP:複合機(プリント、スキャナ、コピー)
×は3桁か4桁の数字が入る。4桁がA3機、3桁はA4機と判別できる。
型番の記載位置
プリビオの型番の記載場所も、機種によって異なるようだ。こちらも公式サイトに確認方法が掲載されているので、チェックしてみよう。
MFCシリーズ
型番例:MFC-J997DN/DWN、737DN/DWN、907DN/DWN、837DN/DWN、893N、6995CDW、6980CDW、6580CDW、6973CDW
DCPシリーズ
型番例:DCP-J983N、983N-W/B、572N、973N-W/B、572N
まとめ
今回はプリンターのモデル名と型番について紹介した。プリンターの型番はメーカーによって異なるが、アルファベットの配列や数字でそのプリンターの機能を意味することが多い。
また、型番の記載場所も機種によって異なるようだが、プリンター本体に記載されていることがほとんどだ。公式サイトに写真付きで記載されているので、見当たらない方はまずサイトで確認してみると良いだろう。
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