電子辞書は現在、学生の勉強や受験に欠かせない必需品だ。2005年頃に学校向けモデルが普及してから、多くの学生が愛用している。
筆者も中学校の入学祝いにと電子辞書をプレゼントされた。広辞苑、英和辞典、和英辞典、漢字辞典などの入ったものを授業や宿題に利用していた。学生として、筆記用具や教科書に並ぶ必需品で、かなり頼りにしていた道具だった。
さらには生活・ビジネス用の電子辞書も展開されている。2005年当時普及していたのは100程だったコンテンツだが、現在では200を越すモデルもある。資格試験の問題集や外国語会話集。歴史、文化、園芸、中にはラジオ体操まで入ったものもある。これらを含んだ電子辞書は社会人にも多いに役立ち、時にはエンターテイメントにもなり得る。そのため、使用者も今は学生に限られていない。
しかしそんな電子辞書を購入したものの、使わずに眠ったままとなっている方もいるのではないだろうか。スマートフォンやタブレットの普及により、現在では調べ物はインターネットを使ってどこでも簡単に行えてしまう。そのような中、電子辞書の役目は減ってしまっているとも言える。
また、自分にとって役目を終えた電子辞書は売却して、新しく今の自分に見合った最新型が欲しい方もいるだろう。
電子辞書の売却や情報収集に必要となるのがモデル名・型番・シリアルナンバーである。今回は業界トップシェアを誇るカシオとシャープの電子辞書のモデル名・型番・シリアルナンバーの調べ方についてまとめた。売却を検討している方はこれをぜひ参考にしてみてほしい。
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モデル名・シリアルナンバーの調べ方
電子辞書のモデル名・型番・シリアルナンバーを知ることは、売却や情報収集をする際にとても重要な情報となる。ここではモデル名・型番・シリアルナンバーの調べ方について紹介していく。
電子辞書のモデル名は多くの場合本体に記載されている。記載場所はメーカーやモデルによって異なるが、本体の裏面にあることが多い。カシオとシャープに関してはこの後紹介しているので、参考にして欲しい。
また、本体以外でも確認できる箇所もある。それは購入時に同封されている取扱説明書・保証書である。これなら多くの場合表紙にモデル名の表記があり、一目でわかる。
一方、シリアルナンバーは本体には記載があるものの、取扱説明書にはない。本体のどこにあるかはやはりメーカーやモデルによって異なるので、この後の紹介を読んで欲しい。
モデル名・シリアルナンバーを知るメリット
電子辞書のモデル名やシリアルナンバーは、使用していて必要とすることはあまりないだろう。ならばなぜ知る必要があるのだろうか。それは、メーカーからのサポートに必要となるからだ。
モデル名やシリアルナンバーが分かれば、故障や気になることがあったときに最適なアドバイスをもらいやすい。メーカーへの問い合わせの際には使用中の製品を問われる。このときに具体的な情報を伝えることによって、適切に問題を解決しやすくなるのだ。
更に、メーカーによるメンバーズサービスを受けるためにも、所持する製品のモデル名やシリアルナンバーを問われる場合がある。こういったメンバーズサービスからはキャンペーン情報を得られたり、故障の際に修理の手続きを楽にさせてもらえるなどのメリットがある。ぜひ登録しておきたいものだ。
これから電子辞書を購入したいという場合にも、モデル名や型番が分かっておくと良い。インターネットで探す場合も検索しやすく、家電量販店で店員に聞く場合にも案内してもらいやすくなる。
また、今持っている電子辞書を売りたいと考えている場合にもこれらの情報が必要となる。電子辞書に限らずだが、中古販売業者に査定に出すにはモデル名・型番・シリアルナンバーが問われる。個人的に販売する場合でも、これらの情報が欠けていれば客側からすれば信頼にも欠けるだろう。
カシオのモデル名・シリアルナンバー
ここからはメーカーに特化した紹介をしていく。
Casio(カシオ)は日本の電機メーカーで、電子辞書や時計、デジタルカメラなども扱っている。
「EX-word」(エクスワード)はカシオが展開している電子辞書ブランドだ。電子辞書業界の販売台数のシェアが1位で、人気の高いモデルも多くある。
カシオは中学生や高校生を主なターゲットとしている。そのため、お持ちのEX-wordを売却し、新しく大学生・社会人向けのものを購入するタイミングもあるかもしれない。
EX-word(エクスワード)のモデル名について
EX-word(エクスワード)のモデル名は基本的に「XD-△(△)〇〇〇〇」の構成になっている。
○には4桁または5桁の数字が入る。この数字が大きくなればなるほど高性能となる。
例えば、3800は中学生、4800は高校生用に作られており、7000番台は中国語やフランス語などの語学関連が充実している。
△には1つか2つのアルファベットが入り、これはシリーズを表す。このシリーズは販売年で分けられていることが多いようだ。
シリーズ名とモデル名
エクスワードのシリーズは膨大にあり、機種もたくさんある。今回は一部のシリーズと型番を紹介する。詳しいシリーズと型番は公式サイトに記載されているので、そちらをぜひチェックしてみてほしい。
シンプルシリーズ
モデル例:XD-E600、E700、E800、J600、J700、J800
コンパクトシリーズ
モデル例:XD-M600、500、900、730
スタンダードシリーズ
モデル例:XD-90、80A、J55、E55、J25、E15、470、450A、300
XD-Aシリーズ(2010年販売)
モデル例:XD-A3800、4800、4850、6000、6200、6500、6600、6800、7100、7200、7300、7400、7500、7600、7700、8500、8600、9800、10000、5700MED、5900MED
XD-Bシリーズ(2011年販売)
モデル例:XD-B3800、3850、4700、4800、4850、6000、6100、6200、6500、6600、6800、7100、7200、7300、7400、7500、7600、7700、7800、8500、8600、8800、9800
XD-Dシリーズ(2012年販売)
モデル例:XD-D2800、3800、3850、4700、4800、4850、6000、6100、6200、6500、6600、7100、7200、7300、7400、7500、7600、7700、7800、8500、8600、8800、9800
XD-Nシリーズ(2013年販売)
モデル例:XD-N2800、3800、3850、4500、4700、4800、4805、4850、4900、6000、6100、6500、6600、6800、7100、7200、7300、7400、7500、7600、7700、7800、8500
XD-Uシリーズ(2014年販売)
モデル例:XD-U2800、3800、4500、4700、4800、4805、4900、6000、6500、6600、6800、6900、7100、7200、7300、7400、7500、7600、7700、7800、8000、8500、8600
モデル名とシリアルナンバーの記載場所
EX-wordのモデル名とシリアルナンバーは、基本的に本体に記載されている。モデル名は蓋を開けた画面の右上に記載されている。シリアルナンバーは数字とアルファベットが組み合わさった15桁の文字列だ。本体裏の電池を入れる箇所(蓋を外して内側)に記載されている。
ただしDATAPLUS 3以下の製品は購入時にシリアル番号シールが同封されている。その場合は電池を入れる箇所にはシリアルナンバーの記載はなく、シールの確認が必要になる。
また本体に蓋のない形をしたEX-word RISEの場合は記載の場所が異なる。モデル名は十字カーソルの上、シリアルナンバーは蓋を開いた裏側に記載されている。ただし、モデルによって記載場所は若干異なるので注意が必要だ。公式サイトに写真付きでわかりやすく紹介されているので、こちらもチェックしてみよう。
シャープのモデル名・シリアルナンバー
SHARP(シャープ)は日本の電機メーカーだ。シャープの電子辞書のブランドは「Brain」(ブレーン)で、2008年に登場してからはカシオのエクスワードと肩を並べる人気ブランドだ。
ブレーンは2010年までは半年に1度モデルチェンジが行われていたが、2011年以降は1年に1度となっているようだ。
ブレーンのモデル名について
ブレーンのモデル名は製造年によって構成が異なる。
2008〜2010年モデルは、教養モデル「AC」、学生向けの「GC」、ワンセグ対応モデル「TC」の3つのシリーズとそのグレードや世代を表す数字3桁の構成となっていた。
2011〜2013年モデルは、学生向けモデルは「G」、生活・教養モデルは「A」と改名した。さらにグレードや世代を表す数字も4桁に変更された。
2014年以降は学生向けモデルがさらに細かく分かれ、高校生向けモデルが「SH」、中学生モデルは「SJ」となった。生活・教養モデルは「SH」、ビジネス向けモデルは「SB」となり、世代を表す数字は1桁に変更された。
では、次に実際のモデル名をいくつか紹介していく。
シリーズ名とモデル名
ブレーンのシリーズ名とモデル名は以下の通りだ。公式サイトにはより詳しい商品情報が紹介されているので確認してみよう。
生活・教養シリーズ
モデル例:PW-AC880、830、890、900、910、920、PW-A7000、7200、7300、7400、PW-SA1、2、3、4
ビジネスシリーズ
モデル例:PW-A9000、9200、9300、PW-SB1、2、3、4
学生向けシリーズ
モデル例:PW-GC590、610、PW-G5000、4000、5100、5200、4200、5300、PW-SH1、2、3、4、PW-SJ1、2、3、4
コンパクトモデル
モデル例:PW-AC110、10、20、40、30、11、21、PW-NA1、PW-NK1、PW-GC50
モデル名と製造番号の記載場所
ブレーンのモデル名と製造番号は電子辞書本体の裏に記載されている。公式サイトには写真付きで紹介されているので、実際に確認しやすいだろう。
また、取扱説明書にも記載されているので、読みにくい場合はそちらから確認してみるのも一つの手だ。
まとめ
今回は電子辞書のモデル名・型番・シリアルナンバーの調べ方を紹介した。エクスワードとブレーンは人気のブランドなので、様々なモデルが発売されている。そのため、売却する際はモデル名とシリアルナンバーを知っておくと、スムーズにやりとりできるだろう。
基本的に本体に記載されていることがほとんどなので、お手持ちの電子辞書をよく見てモデル名とシリアルナンバーを確認しよう。
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