音楽好きの人であれば、家の中にオーディオ機器がたくさんあるだろう。ただ、オーディオ機器は時間の経過とともに音質が変わってしまうこともあるので、早めに買い替えを検討したほうがいい。
業者に依頼して買い取りもできるが、時間に余裕のある人なら一度ヤフオクに出品してみるといいだろう。ここでは、ヤフオクで中古オーディオを売る時の落札相場や、中古オーディオを売るときの注意点などについて解説していく。
BOSE - SoundLink Wireless Mobile speaker / Fotois.com / Dmaniax.com / 246g.com
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中古オーディオの売却方法
オーディオを買い替える時に、どこに売ろうか迷う人もいるだろう。オーディオは売る場所を間違えなければ高値での売却が可能だが、売る場所を間違えると安値で買い取りされることがあるので注意しなければならない。
オーディオ買取専門店に売る
オーディオ買取専門店であれば、専門知識のあるスタッフが査定してくれるため、適正価格で売ることができる。ヴィンテージのオーディオ機器もきちんと査定してくれるため、安値で買い取りされる心配がない。価値のあるオーディオであれば高価買取が可能なので、初めての人でも安心して取引できるだろう。
店によって買取価格は異なる
ただし、同じ買取専門業者でも、店によって買取価格が異なるので注意が必要だ。店の在庫状況などによって買取価格は日々異なるので、売りたい時に一番高値で買い取りしてくれる店に売ったほうがいい。
複数の業者に依頼する
そのためには、複数の業者の査定額を比較する必要がある。一つの店から査定を受けただけでは、その査定結果が高いのか安いのか判断できないため、必ず複数の店から査定を受けるべきだ。
査定を受けるだけであれば無料なので、査定を受けたからといって必ずしも売る必要はない。最終的に高値をつけてくれた業者に売却すれば、損をすることもなくなる。
宅配買取を利用する
仕事が忙しくて店まで行く時間がない人や、オーディオを店まで持ち込むのが面倒という人は宅配買取を利用するといいだろう。宅配買取は商品を店に配送して査定を受ける方法なので、自宅から一歩も出ずにオーディオを売ることができる。
宅配買取のメリット
自分の都合のいい時間に発送すれば、あとは店からの査定結果を待つだけでいいので手間がかからない。自分のスケジュールに合わせやすいのが、宅配買取の最大のメリットだと言えるだろう。
宅配買取のデメリット
ただ、宅配買取を利用する場合は、自分でオーディオを梱包する必要があるので、多少の面倒はかかる。査定結果に納得できなかった場合は、返送料がかかる場合もあるので要注意だ。宅配買取を利用する前に、各業者のホームページをチェックして、サービス内容に問題がないかきちんと確認しておこう。
ヤフオクで売る
ヤフオクは日本国内で最大のネットオークションなので、買い手が見つかりやすいメリットがある。ジャンク品でも買い手がいれば高値で売ることができるので、他店で買い取りを断られたオーディオがあるなら試しに出品してみるといいだろう。
ただ、出品作業に手間がかかるので、慣れていない人は戸惑うことがあるかもしれない。出品者の対応が悪いと落札者からクレームがくる場合もあるので要注意だ。ヤフオクはあくまで個人間取引なので、ある程度のデメリットは承知した上で出品したほうがいい。
リサイクルショップには売らないほうがいい
街のリサイクルショップでもオーディオを買い取りしてもらうことは可能だが、専門知識のないスタッフが多いため、とんでもない安値で買い取りされる可能性がある。
査定の基準が明確であるリサイクルショップであれば安心だが、査定中の様子や査定方法がはっきりしないリサイクルショップに売却するのは控えたほうがいいだろう。
中古オーディオの落札相場
中古オーディオをヤフオクに出品する前に、まずは過去の落札相場をチェックしておこう。事前に相場を知っておけば、安値で買い叩かれるリスクを軽減できる。
ヤフオクの落札相場
ヤフオクで高値で落札されやすいのは、知名度が高く人気のある有名ブランドのオーディオ機器だ。BOSEやYAMAHAなどのトップブランドであれば、多少状態が悪くても高値で落札されやすい。ヴィンテージ品であれば80万円以上の高値がつくこともある。
BOSE製オーディオの落札相場
- BOSE Lifestyle535SeriesIII home entertainment system:16万円
- BOSE WaveSoundTouch musicsystemIVパーソナルオーディオ:7万円
- BOSE Acoustic Wave Music System 2:6万5千円
BOSE製のオーディオは5〜15万円の価格で落札されることが多い。
YAMAHA製オーディオの落札相場
- YAMAHA ADAM Audio S2X:23万円
- YAMAHA B-1 パワーアンプ:18万円
- YAMAHA SS-40.60 オーディオセット:6万円前後
このような価格で落札されており、YAMAHA製は5〜20万円がおおよその落札相場だと言える。レアなスピーカーやレコードプレーヤーだと、40万円以上の高値がつくこともある。
例えば、YAMAHA NS-5000 スピーカーは87万円、YAMAHA GT-2000X レコードプレーヤー ターンテーブルは46万円の高値で落札されたことがあるため、レア物は業者よりもヤフオクに出品して売ったほうがいいだろう。
スピーカーなら高値で落札されやすい
一口にオーディオといってもさまざまな機器があるが、ヤフオクで高値の取引が期待できるのはスピーカーだ。多少古いものでも、美品であれば10万円以上の高値で落札されることがある。希少価値の高いものであれば50万円以上の高値での落札も可能なので、店に持ち込む前にヤフオクに出品してみるといいだろう。
事前に価格相場を知っておく
ヤフオクに出品した時に安値で買い叩かれないようにするためには、事前に価格相場を知っておくことが大事だ。事前に価格相場をチェックして、高値での落札が期待できるなら出品してみるといいだろう。
落札相場をチェックする
ヤフオクの検索結果の上部に「落札相場を調べる」というリンクがあるため、そこをクリックすれば過去の落札相場を簡単にチェックできる。ただ、この相場はあくまで目安なので、必ずこの価格で売れるという保証はない。
たまたま良い買い手が見つかって高値で売れた可能性もあるので、出品するかどうか慎重に判断したほうがいいだろう。高値で売りたいからといって、最初に相場並みの価格を設定してしまうと、入札してくれる人が少なくなってしまうため注意が必要だ。
相場より安い価格で出品する
高値で売りたいなら、最初は相場より安い価格で出品したほうがいい。人気商品であれば、最初に100円で出品しても最終的に何十万円という高値で落札されるため、安値のまま落札される心配はない。入札数が増えてオークションが盛り上がれば、相場以上の高い価格での落札が可能になるだろう。
中古オーディオを高値で売るコツ
もう使わなくなったオーディオとはいえ、どうせ売るなら高値での取引を期待したいだろう。事前に高値で売るコツを抑えておけば、満足のいく取引ができる。
さまざまなオーディオ機器をまとめて売る
オーディオは単体で売るよりも、まとめて売ったほうが高値がつきやすい。家に必要ないオーディオ機器があるなら、すべてまとめて売りに出すといいだろう。
アンプ単体で売るよりも、スピーカーやヘッドホン、コンポなども一緒に売りに出せば高値がつきやすくなる。本来ゴミとして処分するはずだったものに思わぬ高値がつくこともあるので、試してみる価値は大いにある。
売る前に掃除をする
機材の状態は価格に大きな影響が出てしまうので注意しなければならない。見るからに汚いものは価格も大きく下がってしまう。まずは市販のダストスプレーを使って、オーディオ機器のホコリを取り除いておこう。汚れている部分は乾拭き、もしくは水拭きで掃除しておけば、見た目も随分変わってくる。
付属品も一緒に売る
オーディオを買った時に付いていたケーブルや取扱説明書、保証書や外箱などの付属品は必ず一緒に売りに出そう。付属品がないだけで価値が大きく下がってしまうこともあるので注意が必要だ。ケーブルやアクセサリ類がついていた場合も、一緒にそろえて売り出すようにしよう。
高値で売れるメーカーを知る
人気メーカーの買取強化をおこなっている業者は多いので、そのようなメーカーのオーディオ機器を購入すれば、将来高値で売ることができる。特にBOSEやDENON、YAMAHAやSONYなどの人気ブランドのオーディオであれば、多少状態の悪いものでも比較的高値での取引が期待できるだろう。
なるべく早めに売る
オーディオは時間の経過とともに価値がどんどん下がってしまうため、「もう使わない」と判断したなら早めに売ってしまったほうがいい。オーディオは使っていなくても、ホコリや塵が入り込んで日に日に劣化が進んでしまうため要注意だ。まだ綺麗なうちに売れば高値での取引が期待できるので、早めに売却を検討したほうがいい。
特にアンプはどんどん新しいモデルが販売されているため、モデルチェンジ後は旧モデルの相場が大きく下がってしまう。名機であれば古くても高値で売ることが可能だが、たいていのものは古いと値段がつきにくくなってしまうので、1日でも早く売りに出したほうがいいだろう。
中古オーディオを売るときの注意点
今まで愛用していたオーディオ機器を安値で買い叩かれることがないように、事前に売る時の注意点を把握しておこう。
音が汚いオーディオは売りにくい
見た目が綺麗なオーディオでも、音が汚いと減額されることがあるので要注意だ。音質が悪かったり音が出ないオーディオだと、売るのが難しくなってしまう。日頃使っていないオーディオは内部がどんどん劣化してしまうため、定期的に通電して劣化を防ぐ努力が必要だ。
薬品を使ってクリーニングするのは避ける
オーディオの状態を少しでも良く見せようとして、薬品を使ってクリーニングするのは避けるべきだ。エタノールなどの掃除系薬品を使ってしまうと、オーディオを傷めてしまう可能性もあるので注意しなければならない。
最悪の場合、オーディオが故障して買取不可となることもあるので、無理してまでクリーニングする必要はない。クリーニングをする時は薬品を使わず、タオルやダストスプレーを使うだけにとどめておこう。
経年劣化に気をつける
日の当たる場所にオーディオを置いておくと、日焼けして劣化が進んでしまうので注意が必要だ。オーディオは日頃から丁寧に扱っていないと、どんどん劣化が進んでしまうので、普段から定期的にお手入れをする必要がある。
売る直前になってから綺麗にしようとしても、なかなか汚れが落ちないため、普段からこまめに掃除しておこう。
改造品は減額対象になる
個人的にパーツの改造をしてしまった場合、高値で売るのは難しくなる。将来売却を考えているなら、パーツの改造は控えたほうがいいだろう。
ヤフオクなら改造品やジャンク品でも出品することは可能だが、買い手が見つからないとなかなか落札されない可能性がある。せっかく高値で売れたものを台無しにしないためにも、改造は控えるべきだ。
まとめ
ヤフオクで中古オーディオを売買する時の落札相場情報や注意点をご紹介した。オーディオ買取専門店やヤフオクならば高値での売却が可能なので、事前に相場を調べてから納得のいく取引をしてほしい。
また、売る時には付属品をそろえて、メンテナンスをしてから売却をした方がいい。オーディオ機器は時間の経過とともに音質が変わってしまうこともあるので、ぜひ早めに買い替えを検討した方がいいだろう。