音楽好きの人ならイヤホン・ヘッドホンにはこだわりたいところ。段々と良い音を追い求め、ハイエンドのモデルを購入するようになる。音域や響きなどにこだわればいくつか使い分けることもあるだろうし、要らなくなるものも出てくる。
今回は、イヤホン・ヘッドホンを高く買取してもらいたいなら、一度は読むべきコラムとして以下にまとめておいた。是非、チェックしてほしい。
Tia Meyers OK Yellow Grado Headphones Shoot / Jon Grado
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
駆動形式の種類
イヤフォン・ヘッドフォンといってもその種類には様々なものがあるので、まずそのことを知っておく必要がある。駆動形式(ドライバーユニット)は3種類。
ダイナミック型
一般的なヘッドホンの形。電気信号を受けたコイル(ボイスコイル)が、ダイアフラム(振動板)を前後に振動させ、音を創り出す。低音を得意としている。
バランスド・アーマチュア型
補聴器のような形をしている(補聴器のユニットをオーディオ向けに改良したもの)。ダイアフラムを小さなピンで振動させる構造になっている。ダイナミック型よりも高い出力が得られ、高域の再現力が高い。軽量。
コンデンサー型
アンプなどが必要。一般的に普及していない。
構造型と形状の種類
構造型(ハウジング)としては3種類。
開放型
発音部分の背面が解放されている。聴き疲れしにくく高音域がこもらないのが特徴。
密閉型
発音部分の背面を密閉している。力強い低音域を持っていて、遮音性が高い。
半密閉型
発音部分の背面を空気が通るように穴を開けている。重低音に強い。
形状としては5種類。
インイヤー型
耳に引っ掛ける。軽くて外出時に使いやすく、装着感が良い。
カナル型
耳の穴に深く差し込んで使用する。密閉型が多いため、遮音性が高い。激しい動きに強い。
オーバーヘッド型
ヘッドバンドを頭の上に乗せる。表現できる音域が広く、密閉型の場合遮音性が高い。
ネックバンド型
頭上にあるヘッドバンドが首の後ろに位置する。帽子がかぶれて、髪が乱れないのが特徴。特に動きに強い。
耳かけ型
クリップを外耳に引っ掛ける。コードがしまえて、スタイリッシュなものが多い。
パーツ単位で交換を施し、新品同様として売る裏技
AKG Q701 / onigiri-kun
これだけの種類があるイヤフォン・ヘッドフォンであるが、どれも人体に直接触れて使うものなので中古品となると、その買取相場は下がってしまうのが当たり前である。しかし、耳に触れる部分のイヤーピースやイヤーパッドはパーツ単位で購入ができるため、交換をすることで新品同様の良い状態に持っていくことができる。
また、上位機種の中古品を購入して、下位機種のケーブルを流用することで音質アップを図る「リケーブル」といった方法を用いる方もいるので上位機種であれば高い査定が期待できる。ノイズキャンセリングイヤフォン・ヘッドフォンが今流行しているようで、高い査定が期待できる。
壊れていても売れるので、査定基準を知っておこう
headphone is connected to the trash / tnarik
往年の名機や新品未開封品が査定としてはやはり最高の額が付く。正常動作しているもの、外観の綺麗なものは買取が可能で、場合によっては外観に極度の汚れがあったり、ジャンク品であったとしても買取が可能である。耳当ての部分やケーブルなどの手入れが行き届いていたり、メンテナンスがしっかりされているものは高い査定が期待できる。
改造品や極度に汚れている者は買取不可
逆に買取が不可能なものは、通常使用に耐えない改造が施されたものや、外観に極度の汚れや破損があるもの、本来の用途以外の目的で使用されたものといったものが挙げられる。
査定評価の細かな項目
あとは、品名、購入年、新品、中古品などの状態、付属品が揃っているかどうかで評価されている。特に付属品がきちんと残っていて、より新品に近い状態であることが望ましいだろう。
買取形式は3種類ある
査定方法としては専門の業者に依頼をすることをお勧めする。専門の業者は宅配買取の依頼や、店頭買取に加え、出張買取を行ってくれている業者も存在する。まずはオンライン査定ができる業者のサイトから見積もりを出すことで、ある程度の査定基準を知っておくことが必要だろう。
人気モデル
ここで、特に人気のイヤホン、ヘッドホンモデルを紹介する。これらのモデルはかなりの高額買取金額が期待できる。
AKG
オーストラリアウィーン設立のメーカー。1975年以来、レコーディング、映画、放送など各分野で使用されてきた。スタジオ用(スタジオシリーズ)だけでなくホームリスニング用(Kシリーズ)のモデルも発売していて評判が高い。
スタジオシリーズ
K240 Studio(セミオープン型)
買取金額:約2,000円
K271 Studio(密閉型)
買取金額:約3,000円
Kシリーズ
K501(Kシリーズの中級機種、オープンエアー型)
買取金額 約3,500円
K601(Kシリーズの上級機種、オープンエアー型)
買取金額 約6,000円
K701(Kシリーズ現最上位機種、今までのAKGにない特徴を持つ。オープンエアー型。現在生産終了している。)
買取金額 約9,000円
K702(K701のマイナーチェンジモデル、カラーリングがネイビーになりケーブルも着脱可能になった。オープンエアー型)
買取金額 約11,000円
BOSE
アメリカ合衆国、マサチューセッツ工科大学の研究所設立のメーカ。製品価格帯は比較的高額なものが多いが市場では高い評価を得ている。
一般家庭向けヘッドホン
Quiet Comfortシリーズ
(ノイズキャンセリング搭載。音楽鑑賞以外にも効果を発揮、周りの音をキャンセルすることでストレス緩和、集中力アップに繋がる。)
Quiet Comfort 15
買取金額 約5,500円
Quiet Comfort 20
(これまでのQuiet Comfortシリーズと違って、カナル型のイヤホン)
買取金額 約6,000円
Quiet Comfort 25
買取金額 約13,000円
Quiet Comfort 35
(Bluetooth対応無線タイプ)
買取金額 約21,000円
AE2
買取金額 約4,200円
beats by Dr. Dre
カリフォルニア州サンタモニカ設立のメーカ。設立者はラッパ・ヒップホッププロデューサーのドクタードレー。低音を強調している。
STUDIO V2
(アイコン的ヘッドホン、ノイズキャンセリング搭載)
買取金額 約6,800円
PRO
(サウンドエンジニアとともに開発しプロフェッショナル向けのヘッドホン、多くのDJが愛用)
買取金額 約6,800円
MIXR(
DJ/プロデューサーのデヴィッド・ゲッタとのパートナーシップにより開発、軽量化を実現しコンパクトな造りになっている)
買取金額 約7,100円
EKOCYCLE STUDIO
(環境に優しいリサイクル原料で造られたモデル、全体の31%がペットボトル3本分を再利用)
買取金額 約7,700円
EXECUTIVE STUDIO
(ノイズキャンセリング搭載)
買取金額 約8,300円
STUDIO WIRELESS(Bluetooth対応のワイヤレス、ノイズキャンセリング搭載)
買取金額 約10,000円
Sennheiser
ドイツ設立のメーカー。
HD25-13II
(密閉型の代表モデル、プロフェッショナル向け)
買取金額 約8,000円
HD580 Jubilee
(低域と高域のバランスが良く、クセのないニュートラルモデル)
買取金額 約12,000円
HD598
(定番のホームリスニングに最適なモデル、ケーブルの着脱可能)
買取金額 約12,000円
RS220
(ワイヤレスタイプ)
買取金額 約19,000円
IE800
(カナル型イヤホン、音質調整機能を搭載している)
買取金額 約30,000円
HD800
(センハイザーヘッドホンの最高峰)
買取金額 約72,000円
イヤフォン、ヘッドフォンの掃除の仕方
イヤフォンやヘッドフォンは耳に直接つけるため、汚れやすいアイテムである。ここではイヤフォンとヘッドフォンのお手入れの仕方を紹介するので参考にしてほしい。
イヤフォンの掃除方法
イヤフォンで汚れるポイントは3つである。
まず1つ目はイヤピースだ。イヤピースは一番汚れが溜まりやすい。まず、エアダスターでイヤピースの汚れを勢いよく飛ばす。ここで気を付けてほしいのが、エアダスターがないからといって息を吹きかけないということだ。
唾などが入ってしまい衛生的に問題が発生する場合がある。そういう場合はウェットペーパーで拭き取るようにしよう。イヤピースの裏側も忘れずに拭き取ってほしい。
2つ目はケーブルである。アルコール成分が入ったウェットティッシュで油汚れを拭き取ろう。アルコール成分が入ってないものでも汚れは落ちるが、ここで注意してほしいのが、匂いが強くついてるからと言って消臭剤などを使うのはやめよう。逆に匂いがきつくなってしまう。
3つ目はプラグ部分である。プラグ部分に関しては結構汚れが溜まり、汚れてくると接点が悪くなり音が鳴らなくなったり、ノイズが入ったりしてしまう。なので、ティッシュなどで軽く拭き取ろう。
ヘッドフォンの掃除方法
ヘッドフォンで汚れるのはイヤパッドとヘッドバンド部分である。イヤパッドやヘッドバンドはウェットティッシュで軽く拭き取ろう。頑固な汚れならアルコール配分されたウェットティッシュでもいいが、注意するべき点はレザーのイヤパッドの場合はアルコール配合されたウェットティッシュを使うとレザーを傷める場合もあるのでアルコール配合されたウェットティッシュはたまに行うのがいいだろう。ケールやプラグはイヤフォンと同様である。
買い替えした時が売り時なので眠らせない
Erin / Radarsmum67
新しいイヤフォン・ヘッドフォンを購入すれば、それまで使用していたものはほとんど使わなくなるものだ。眠らせておいてもケーブルの劣化を招くため、早めに売却をしてしまったほうが良い。
しかし、人気モデルのもので生産終了したものはプレミア化する場合もある。この辺は自分の売却予定のモデルが人気モデルかどうかを調べておく必要がある。人気モデルであれば、しばらく置いておくことも有りといえる。
イヤホン・ヘッドホンを高く買取してもらうためには
ひと口にイヤフォン・ヘッドフォンといってもその種類は様々である。それだけ多種多様なものがあるイヤフォン・ヘッドフォンを高く売るには、耳が当たる部分の日頃からのケアが大切であるといえる。イヤフォン・ヘッドフォンを売る際には、往年の名機であるかどうか、新品であるか、あるいは新品に近い状態のものであるかが重要である。売却をする際には状態が良いほうが高い査定が望める。イヤフォン・ヘッドフォンの売り時は、プレミア化するものであれば多少寝かせておくことも必要であり、そうでない場合には早めに売却をするといった判断が必要である。また、最後にアドバイスをするならば、売る時は買取業者、買取価格を比較しよう。お店によって査定額は異なる。イヤホン・ヘッドホンの買取業者一覧を確認しておくべきだ。