ハイレゾという言葉をCMやメディアでよく見かけるようになったが、どんなものなのか、実際に聞いたことはないという方は多いのではないだろうか。
臨場感溢れるハイレゾ音源を気軽に聞くことができるハイレゾ対応イヤホンの特徴や価格帯、お得な購入方法などをまとめたのでチェックしてみよう。
X3T TWSイヤホン レビュー (10) / GEEK KAZU
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ハイレゾとは?
ハイレゾはハイレゾリューションの略称で、高解像度という意味がある。ハイレゾ音源はCDに収録されたものよりも高音質で、情報量が多い。その場で演奏を聞いているような迫力を楽しめるのが特徴だ。
CDよりも音の奥行きや繊細な表現などの微細な情報をキャッチすることができる。楽器の音の移り変わり、ボーカルの息遣いなどをすぐそばで聞いているような感覚を味わうことができるだろう。
そんなハイレゾ音源は、インターネットでダウンロードするのが一般的だ。音楽配信サイト、オーディーメーカーなどから入手することができる。そのジャンルは幅広く、J-POPから洋楽、クラシック、ジャズに至るまで、様々なハイレゾ音源を楽しめるようになっている。
しかしハイレゾ音源を購入するだけではハイレゾの音質を十分に楽しむことはできない。ハイレゾ音源の良さを引き出すにはハイレゾ対応イヤホンが必要だ。幅広い音域の再生能力を持つハイレゾ対応イヤホンで聞くことが可能になる。
40kHz以上のもの、またハイレゾマークがつけられたイヤホンがハイレゾ対応イヤホンとなっているので、イヤホンを選ぶ際はよく音域まで確認するようにしよう。
ハイレゾ対応イヤホンの選び方
ハイレゾ対応イヤホンには様々なタイプがある。自分が何を目的としてハイレゾ対応イヤホンを選びたいのかをよく考えてから店頭やネットで商品をチェックするようにしよう。それでは、ハイレゾ対応イヤホンの特徴、選び方についてご紹介する。
機能
ハイレゾ対応イヤホンには音を聞くだけではなく様々な機能がついているものもある。例えばノイズキャンセリング機能。この機能を搭載しているハイレゾ対応イヤホンは、周囲の雑音を消してより音に集中できるようになっている。地下鉄や街中でも高音質の音楽を楽しみたいという方におすすめだ。
また、専用のアプリと連動して音をチューニングできるハイレゾ対応イヤホンもある。自分の好みに合わせて音を変えることができるので、楽器の練習をしたい方、より一つの音を楽しみたい方、またライブハウスにいるような臨場感を楽しみたい方などにおすすめだ。自分の使用用途に合わせて、このような機能面にも注目してみよう。
価格
ハイレゾ対応イヤホンは一般的なイヤホンよりも高価格だが、中には低価格のものもある。しかし低価格なものはその分音が悪かったり、故障しやすかったり、Bluetooth対応のものは充電器がついていない場合などがあるので注意しよう。
高価格のものになればなるほど音の広がりも増え、また使い勝手もよくなっていく。ただ、それほどまでにして音の違いを楽しめるかどうかという問題もある。普通に音楽を楽しみたいだけ、ハイレゾ音源はどんなものなのかを試してみたいだけという方は、あまりにも高すぎるハイレゾ対応イヤホンを購入する必要はないだろう。
価格の高いものはプロが使用するようなものもあり、本格的に音楽を勉強している、音楽を仕事にしているという方でなければ持て余してしまう代物になってしまうかもしれない。
形状
ハイレゾ対応イヤホンには、普通のイヤホンと同じように有線タイプとワイヤレスタイプがある。有線タイプはコードがもつれたり、いちいち充電をする必要がないというメリットがある。一方でワイヤレスタイプはより快適に、コードを気にすることなく音楽をどこでも楽しむことが可能だ。
操作パネルがついているようなものを選べば、スマホやオーディオで操作する必要もなく、より手軽に音楽を聞くことができる。しかし充電の手間や、価格が高くなってしまう、起動するまでに時間がかかるなどのデメリットがある。
さらに一般的なイヤホンと比べてハイレゾ対応イヤホンのワイヤレスタイプはまだ種類が少なく、好きなメーカーから購入できない可能性もある。ワイヤレスにこだわらず、様々な種類のハイレゾ対応イヤホンをチェックしてみることがおすすめだ。
ハイレゾ対応イヤホンの価格は?
ハイレゾ対応イヤホンの価格は一般的なイヤホンよりも高価になることが多い。ハイレゾに対応するためには高度な技術が必要であり、
まだまだハイレゾ対応の需要も少ないため、どうしても価格は高くなってしまうのだ。中には2000円程度で購入できるハイレゾ対応イヤホンもあるが、海外製のものなどは音が悪かったり故障しても保証を受けられない可能性が高いので注意しよう。
高価なものになると50万円近くなるものもあるが、普通に音楽を楽しみたいだけなら現実的な価格ではないと言えるだろう。どんなものか試してみたいという方は5000円から1万円程度のハイレゾ対応イヤホンを、よりしっかりハイレゾ音源を楽しみたいという方なら3万円から10万円程度のものがおすすめだ。
店頭で一度音源を確認し、どのような違いがあるのか、自分にはその違いがわかるのかをよく確認してから購入するようにしよう。メーカーや機能、有線かワイヤレスかによっても大きく価格が変動する。自分が便利だと思うタイプ、機能についても考えてみよう。
ハイレゾ対応イヤホン人気メーカー
国内外から様々なハイレゾ対応イヤホンが登場しているが、どこのメーカーのものがいいのだろうか。人気メーカーのハイレゾ対応イヤホンの特徴などをご紹介しよう。
ソニー
世界的に人気のオーディオオメーカーであるソニー。ハイレゾ対応イヤホンについてもいち早く対応を開始している。その分ラインナップも豊富になっており、機能性も高いものが多い。
ワイヤレスタイプのもの、ノイズキャンセリング機能を搭載しているものなど、気に入る機能を持つハイレゾ対応イヤホンを見つけることができるだろう。
ドライバーユニット型のハイレゾ対応イヤホンも人気だ。このタイプは構造が複雑になりどうしても大型になったり、ヘッドフォンのようなタイプになってしまいがちだが、ソニーの独自の技術によって超小型化に成功している。
一般的なイヤホンのサイズ感で、本格的な音源を楽しむことができるのだ。ラインナップが豊富な分価格帯も広い。しかし手頃な価格のものでも1万円を超えるものがほとんどなので、安く購入したいという方には不向きと言える。
ゼンハイザー
ゼンハイザーはドイツのオーディオメーカーである。日本ではあまり知られていないが、オーディオ、ヘッドフォンなどに詳しい方なら必ず聞いたことがあるメーカーだろう。
ヘッドフォンが人気だが、イヤホンも手軽に本格的な音楽を楽しめるツールとして人気を集めている。ダイナミック型のドライバーユニットのみを採用しているというこだわりがある。これによって迫力や臨場感のある音を楽しむことができるのだ。
独自に開発したドライバーを改良したものを搭載しているモデルが人気で、対応アンプの数も豊富。スマホやポータブルプレイヤーだけでなく、楽器のアンプなどに接続して利用することも可能だ。
価格は10万円を超えるものが多く、よほど音楽好きな方、オーディオマニアの方でなければ購入するのは難しいかもしれない。
エレコム
これまでにも数々のイヤホンを発売してきたエレコム。音楽周辺のアイテムというよりはパソコン、スマートフォンの周辺機器を得意としており、イヤホンも音楽を楽しむためのものというよりパソコン周辺機器として利用する目的のものが多かった。
しかしハイレゾ対応イヤホンにおいては非常に優秀であると言える。真鍮製のハウジングが余計な音をシャットアウトし、耳の中で音をしっかり響かせてくれる。
リモコンやマイクがついているものもあり、従来のイヤホンのようにスマホでのフリーハンズ通話も可能。パソコン、スマホの周辺機器を多く取り扱ってきたエレコムならではの機能と言えるだろう。
さらにエレコムのハイレゾ対応イヤホンは低価格というのもその特徴の一つ。1万円台でハイレゾ音源を楽しみたいならエレコムがおすすめだ。
ハイレゾ対応イヤホンを安く購入する方法
ハイレゾ対応イヤホンの人気メーカーをご紹介したが、これらはいずれも価格が高く、1万円から10万円が相場となっている。
もちろんもっといい音を楽しみたい場合はより高価になるが、どうせ同じものを購入するのなら少しでも安く購入したいと思うのが一般的だろう。どこを選べばより安く購入できるのか、その購入先をチェックしてみよう。
家電量販店で購入
家電量販店では、ハイレゾ対応イヤホンを安く購入することができる。もともと割引した価格で販売されており、さらに交渉によっては値引きも可能だ。
ただ、ハイレゾ対応イヤホンだけでの値引き交渉は少し難しいかもしれない。その他のオーディオ機器、パソコン、スマホなどを購入する機会に一緒に交渉に持ち込むようにしよう。
Amazon・楽天で購入
Amazonや楽天では様々な種類の中から自分にぴったりのハイレゾ対応イヤホンを選ぶことができる。日本国内では購入しにくい海外メーカーのものも数多く販売されているので、ぜひチェックしてみよう。
AmazonはAmazonプライムを利用することで早く届けてもらうことができる。楽天はポイントを貯めたり使ったりできるので、よくネットショッピングをするという方には非常におすすめだ。
すぐに連絡ができる、コミュニケーションが円滑にできる出品者を選べば、購入後のトラブルを避けることもできるだろう。
ヤフオク・メルカリで購入
ヤフオクやメルカリでもハイレゾ対応イヤホンは多数出品されている。アウトレットや家電量販店で販売されているより安く購入することが可能である。
新品未開封のものも多いので、衛生面が気になるという方はこのようなタイプに絞って検索をするのがおすすめだ。ヤフオクやメルカリは、ほとんどが個人の出品である。
その分やり取りや配送などでトラブルになる可能性も高いので、評価数の多い出品者、きちんと連絡を取ってくれる出品者を選ぶように注意しておこう。万が一故障した際も保証は受けられないことを覚悟しておいたほうがいいだろう。
公式アウトレットを活用しよう
オーディオメーカーの中には、公式オンラインストアの中にアウトレットページを設けているところも多い。このような公式のアウトレットから購入すれば、定価よりも安い価格で購入することが可能だ。
人気のもの、新作のものなどはあまり出品されないが、型落ちしたものや人気のないカラーなどは、半額近い価格で購入できることも。
アウトレットと言ってもこのように在庫処分の意味合いもあるので、故障しているものが届く心配はほとんどない。公式サイトから購入することで、新品と同じ保証を受けられるというのもメリットの一つだ。
より安く買いたいなら中古品
アウトレットは定価よりは安く購入することができるが、メーカーによってはそんなにお得感を感じられないものも多い。ハイレゾ対応イヤホンはもともとが高価格なので、少しの値下げでもありがたい。しかしより安く購入したいのなら、中古品をチェックしてみよう。
フリマアプリ、オークションサイト、さらにリサイクルショップなどには、ハイレゾ対応イヤホンが売り出されていることが多い。価格も、定価の10分の1程度で売られていることもあり、思わぬ掘り出し物と出会えるだろう。
中古品であっても状態がいいものは多く、新品と変わりなく高品質な音源を楽しむことができる。中古品はその場で音を聞いて確認したり、故障しているかなどの状態を把握するのは難しくなってしまうので注意しよう。
出品者に連絡をして、使用頻度、購入時期、故障している部分はあるか、保証期間内であるかなどを確認してから購入することをおすすめする。
まとめ
ハイレゾ対応イヤホンをより安く購入する方法について、理解していただけただろうか。家電量販店などで購入するよりやアウトレットの方がお得だが、より安く購入したいなら中古品が一番おすすめだ。
中古品は一度人が使ったもの場合が多いが、中には個人が新品未開封のまま出品しているようなケースもある。リサイクルショップやフリマアプリ、オークションサイトなどをチェックして、自分の理想のハイレゾ対応イヤホンが売り出されていないか確認してみよう!