中古のホームシアターを探している人は、フリマアプリの「メルカリ」を利用してみるといいだろう。メルカリを利用すると、欲しい商品を安値で購入できたり、思わぬ掘り出し物が見つかる可能性がある。
ただし、購入する際はいくつか注意点もあるので、安易な判断は避けたほうがいい。
ここでは、メルカリで中古ホームシアターを購入する際にチェックすべきポイントや注意点を解説していく。事前に注意点を把握しておけば、安心して買い物を楽しめるだろう。

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ホームシアターに欠かせないアイテム
ホームシアターを楽しむには、いくつかアイテムを揃える必要がある。アイテムがどれか一つでも欠けてしまうと、せっかくの醍醐味が台無しになってしまうため注意しなければならない。
プロジェクター・スクリーン
ホームシアターのプロジェクターは、スクリーンの画面サイズに合わせて最適なものを選ぶ必要がある。
大画面のスクリーンに映像を映す場合、性能のいいプロジェクターを使わないと、映像の粗さが目立ってしまうので要注意だ。スクリーンを大きくすればするほど、プロジェクターも性能の良いものを選ぶ必要があるので、価格も高くなってしまう。
新品のフルHD対応のプロジェクターを買おうとすると10万円以上かかってしまうため、購入すべきか悩む人もいるだろう。中古でも数万円はかかるため、予算内におさめるのが難しい場合がある。
低予算でホームシアターを楽しみたいなら、ハイビジョン対応薄型テレビを利用するのも一つの方法だ。ホームシアターというと、大きなサイズのスクリーンに映像を映して楽しむイメージがあるが、実は手持ちのテレビをスクリーン代わりにすることもできる。
ホームシアターを存分に楽しみたいなら、高性能なプロジェクターと大画面のスクリーンを設置するのがベストだが、予算を安くおさえたいのであれば、手持ちのテレビを利用してみるのもいいだろう。
自宅に無地の壁がある場合は、そこにプロジェクターで映像を映して楽しむこともできるので、気軽にホームシアターを楽しみたい人に最適だ。ある程度お金が貯まったら、あらためてスクリーンを購入してみるといいだろう。
サウンドシステム
ホームシアターというと大画面の映像をイメージする人が多いが、実は音響も重要な役割を果たしている。高性能なサウンドシステムを完備すれば、場面ごとに臨場感のある音を楽しめるため、リアル感がさらに増して楽しみも倍増する。
ホームシアターの醍醐味は音にあるといっても過言ではないので、サウンドシステムは慎重に選ぼう。
映画館さながらのサラウンド効果を楽しみたいのであれば、前方と中央、後方にそれぞれスピーカーを設置する必要がある。
合計で5台のスピーカーを設置しなければならないが、最近は前方のスピーカーだけで高い音響効果が得られるものも登場しているため、狭い部屋でホームシアター を楽しみたい人に最適だ。
ただスピーカーの数が増えれば、それだけサウンド効果が増すことに違いはないため、本格的なホームシアターを目指すのであれば、スピーカーの数を増やしたほうがいい。
遮光カーテン
ホームシアターを楽しむ上で注意しなければならないのは、外からの光だ。せっかく性能のいいホームシアターを買っても、外の光が室内に漏れてしまうと、雰囲気が台無しになってしまう。
昼間にホームシアターを楽しむことが多い人は、遮光カーテンも忘れずに購入すべきだ。
中古ホームシアターを買うときの注意点
本格的なホームシアターを揃えようとすると、どうしても費用が高くなる。ホームシアターは部屋の大きさに合わせて選ぶことも大事なので、最初は失敗することも多い。
予算が限られている人や、ホームシアター初心者であれば、まずは中古のホームシアターを購入してみるといいだろう。中古なら安く購入できるので、失敗しても簡単に買い替えることができる。
中古品でも性能が良いものも多いので、比較的高い満足度を得ることができるだろう。ただし、選び方を間違えると大きく損をすることもあるので注意が必要だ。
安すぎる製品に要注意
メルカリには中古価格相場よりかなり安い価格でホームシアターが販売されている場合がある。この場合、画質が粗悪だったり、不具合がある場合があるので要注意だ。
中古のホームシアターを買うときは、価格だけでなく、性能もしっかりチェックしてから選ぼう。
古すぎる製品に注意
古い製品は安く購入しやすいメリットがある一方で、故障しやすいデメリットがある。買った時点で特に問題点はなくても、使い始めてすぐに故障する可能性もあるので、かなりリスクが大きい。
古い製品は修理に対応してもらえない可能性が高いため、故障したら買い替えるしか方法がなくなる。結局コストがかかるだけなので、最初から新しい製品を購入したほうがいい。
メルカリには比較的新しいホームシアターもたくさん販売されているので、その中から自分の希望に合う製品を選ぶといいだろう。
スピーカー搭載のプロジェクターに注意
プロジェクターの中にはあらかじめスピーカーが搭載されているものがあるが、音質は劣る。そのため、購入すべきかどうか慎重に判断したほうがいい。
サウンドシステムにこだわりたい人は、性能のいいスピーカーを購入したほうがいいだろう。
セット内容を確認する
中古のホームシアターセットを購入する場合、セット内容がすべて揃っているかどうか、しっかり確認しておく必要がある。
一つでも欠けているとホームシアターのクオリティーも下がってしまうので注意しなければならない。すべて揃っていたとしても、どれか一つが故障していれば、ホームシアターとして機能しなくなってしまうので要注意だ。
付属品がすべて揃っているか、故障がないかどうか事前に確認してから購入しよう。
接続方法を確認する
最近のホームシアターは様々な機器があり、接続端子も多種多様化しているため、選び方を間違えると機器同士をつなげられないトラブルが発生する可能性がある。
多数の機器を接続するつもりなら、各機器の接続方法をすべて把握しておくことが大事だ。手持ちのプロジェクターやスピーカーを利用する場合は、その機器の接続に合うものを購入する必要がある。
メルカリで中古ホームシアターを買うときは、商品説明をよく読んで、各機器の接続方法をしっかり確認しておこう。商品の説明が少ない場合は、出品者に直接問い合わせておいたほうがいい。
メルカリで買うときの注意点
メルカリは欲しい商品を安く買えるメリットがある一方で、いくつか注意すべき点がある。顔のわからない出品者と取引することになるため、安易な判断は禁物だ。
送料に注意
メルカリで安い商品を見つけても、送料が「着払い」に設定されている場合は要注意だ。
メルカリでは送料込みで出品されている商品が多いが、着払いの商品も少なからずあるので、購入前にきちんと確認しておく必要がある。商品価格と送料を足して、トータル価格の安い商品を探すことが大事だ。
ホームシアターのような大型の電化製品を買う場合、送料も高くなりやすいので注意しなければならない。予算オーバーにならないように、送料までしっかり確認しよう。
出品者の評価を確認する
メルカリでは、購入者が出品者の評価を行うシステムになっているため、取引相手の良し悪しを見極める際の参考になる。
出品者のプロフィールをチェックすると、過去の評価を見ることができるため、購入前に必ずチェックしておこう。評価の高い人なら安心だが、評価が低い出品者との取引は避けたほうがいい。
このような出品者は対応が悪かったり、商品に欠陥があったり何かとトラブルが発生しやすいため、いくら安い商品でも購入は控えたほうがいいだろう。
わからないことは遠慮せずに聞く
ホームシアターのような価格の高い商品を購入する場合、一つ一つの商品を慎重に見極める必要がある。商品説明文や商品写真を隅から隅まで見て、傷や故障がないか確認しておこう。もし不明な点があれば、購入前に出品者に直接聞いておくべきだ。
よく確かめもせずに「大丈夫だろう」と安易な判断をしてしまと、後悔する可能性が高いので注意しなければならない。メルカリは商品を簡単に購入しやすいだけに、慎重な判断が必要になる。気に入った商品を見つけてもすぐに購入せずに、自分が不安に思っていることを解消した上で判断することが大事だ。
賃貸マンションでホームシアターを楽しむときの注意点
一戸建てでホームシアターを楽しむ場合と違い、賃貸マンションでホームシアターを楽しむときは、いくつか注意すべき点がある。選び方を間違えると近隣トラブルに発展する可能性もあるので要注意だ。
スクリーン選びに注意
狭い部屋に大型のスクリーンを置いてしまうと、映像が視界に収まらない可能性もある。ホームシアターを買うときは、部屋のサイズに合ったものを選ぶことが大事だ。
音漏れに注意
マンションでホームシアターを利用するときは、騒音トラブルに気をつけなければならない。
防音性の高いマンションであれば安心だが、そうでないマンションだと音漏れして、近隣トラブルが発生する可能性もあるので要注意だ。特に重低音は響きやすいので、防音対策を心がけることが大事だ。
外に音を漏らさないためには、窓の防音対策が大事だ。窓を二重にしたり、遮音カーテンを利用することで、防音性を高めることができる。床の防音対策も大事だ。厚手のカーペットや絨毯を敷けば、ある程度の防音効果があるが、防音シートを敷くとさらに効果が高まる。
スピーカーの配置にも注意が必要だ。壁にピッタリくっつけてしまうと壁越しに音を伝えてしまうため、騒音トラブルの原因になる。スピーカーはなるべく壁から離れた場所に配置しよう。
防音対策が難しい場合は、ヘッドホンやイヤホンの利用を検討してみるといいだろう。機器の設定を調整するなどして、周辺住民に迷惑をかけないように心がけることが大事だ。
防音性能の高い物件を選ぶ
防音対策だけでは限界があるので、物件選びは慎重に行うべきだ。事前に防音性能の高い物件を選んでおけば、思い切りホームシアターを楽しむことができるだろう。
まとめ
ホームシアターと言っても、プロジェクター・スクリーン、サウンドシステム、遮光カーテンが必要になってくる。中古での購入を考えているときは、これらが揃っているか確認が必須だ。どれか一つ欠けてしまうとホームシアターのクオリティも下がってしまう。
また、本格的なホームシアターを揃えようとすると、どうしても費用が高くなる。だが、中古品なら安く購入することも可能だ。とはいえ、安すぎる製品、古すぎる製品には注意したい。
今回紹介した内容を参考にして、価値ある買い物をしていただければと思う。