良い服が安く買える時代になり、わざわざ時間をかけて手作りの服や雑貨を作ったり、ほつれた洋服を直したりするよりも新しいものを買うという選択をする人が多い。
しかし近年3R(リデュース、リユース、リサイクル)が提唱されるようになり、ハンドメイドブームも相まって、ミシンがひそかなブームになっていることをご存知だろうか。特に、世界的にも有名な日本メーカーであるジャノメミシンは、ほとんどの買取業者が買取強化をしていて、50,000円以上の値がつく場合も少なくない。
今回はジャノメミシンの中古買取相場から査定の仕方まで解説し、あなたの持っているジャノメミシンが最も高く買い取れる秘訣を紹介する。「ミシンなんてもう需要がないのではないか」とか、「うちのミシンは古くて買い取りには出せない」と思っている方も、あきらめないで調整してほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ジャノメミシンの買取価格が高額なのはなぜか
ジャノメミシン(正式名称:蛇の目ミシン株式会社)とは、東京都八王子市に本社を構える老舗のミシンブランド。
国内初の「小型手廻し式ミシン」、や「家庭用標準型ミシン」、日本初の「コンピューターミシン」、そして最近では世界初の「スマホ連動ミシン」を開発するなど、昔から今に至るまで日本のみならず世界的にミシン製造業の最先端を走っている。それゆえに国内でも世界でも認知度が高く信頼が厚い。
JUKIやブラザー工業など、ジャノメミシンよりもシェア率の高い業者はあるが、ことに家庭内ミシンにおいてはジャノメミシンが最も有名で、世界一といっても過言ではない。
古くから続いてきた信頼
ジャノメミシンは、国内初のミシンとして1921年から100年近くの歴史があるミシンだ。その人気は日本国内のみならず、世界100か国以上に愛用者がいて、世界の売り上げも第4位にランクインしている。他の3社は工業用ミシンを中心に販売しているので、家庭用のミシンに限れば、恐らくジャノメミシンが世界一だろう。
ジャノメミシンは、歴史が長いだけでなく今でも最先端の技術を駆使して開発を続けている。2018年8月には、スマートフォンを操作端末にした世界初のミシンを販売したばかりだ。専用アプリから260種類の刺繍デザインを選ぶことができ、その後も随時デザインの追加をしていくという、最新のテクノロジーを駆使したシステムとなっている。
このように古くから操業している安定性と、最新の技術を駆使するという革新性がジャノメミシンの信頼を絶対的なものとしている。
丈夫でなかなか故障しない
ジャノメミシンの特徴は、とにかく丈夫であること。使えば使うほどその安定感がわかる。
この丈夫さは中古の商品を買う上で絶対的な信頼となる。中古のミシンを買うのはちょっと心配という人も、「ジャノメミシンなら壊れない」という信頼感がある。非常に細かい部分まで丈夫に作られているので、素人が発見し辛いような部分でさえ故障しにくく、いつまでも長く使うことができる。
幅広い層にファンがいる
ミシンはジャノメに始まってジャノメで終わるといわれているほど、ジャノメミシンは幅広い層に対応している。「針自動糸通し機能」「自動糸切り機能」「自動糸調子機能」といった便利な機能や「文字縫い機能」「自動ボタンホール機能」といったような機能的などがあるので、忙しい方や初心者でも簡単にミシンを縫うことができる。
このように機能的でありながら、ジャノメミシンは仕上がりの美しさを求める上級者も納得のいく仕上がりとなる。それで一度ジャノメミシンを離れて、他のメーカーのミシンを使い始めた人も、結局ジャノメミシンに戻ってきたということもよくある話だ。
ミシンの買取に出す前に知っておきたいこと
ミシンの買取に出す前に以下の3つの点を知っておく必要がある。
- ・アンティークミシンは高値で売れることがある
- ・ミシンは動かなくても買取してくれるところがある
- ・ジャノメミシンは買取強化しているところがある
これから詳しく解説するので、ミシンを手放してしまってから後悔することがないようにしておこう。
アンティークミシンは高値で売れることも
レトロな雰囲気が漂うアンティークミシンは、古いものでも人気が高まっている。ヨーロッパのミシンが人気の中心だが、ジャノメミシンの評価も決して低くない。この場合完全に壊れたミシンでも、骨とう品としての価値があるため高値で売れることがある。
アンティークのミシンを売る時は、買取業者を慎重に選ばなければならない。不幸にもアンティークの価値を知らない鑑定士にあたってしあった場合、ゴミくずのような値段しかつかないからだ。
足踏みミシン
アンティークの中でも、意外に値がつくのが足踏みミシンだ。今では電動式ミシンが主流で足踏みミシンは影を潜めているが、最近では一部の愛好家の中でひそかなブームとなっている。
確かに電動ミシンは足踏みミシンに比べて便利ではあるが、低速でパワーがないため厚物縫いには向いていない。最初は良くても使っているうちにプラスチックの部分がずれたりひびが入ってしまったりする。
一方足踏みミシンはプラスチック部分がなくパワーがあるので、分厚い生地でも堅い皮でもガンガン縫うことができる。
このように人気が高まっている足踏みミシンだが、やはり価値を知らない業者によっては買取価格を下げてくることがあるので、ちゃんとした鑑定士がいるところで査定をお願いしておきたい。
動かないミシンでも買取してもらえることがある
動かないミシンは買取してくれない業者が多い中、ジャノメミシンは買い取ってもらえるところがある。特にミシン専門の買取業者やミシン修理業者は、動かなかったとしても使用できる部品を他のミシンに用いることができるため、中古市場に多く流れてくるジャノメミシンは故障していても積極的に買い取ってくれるのだ。
また大手業者の中には海外にも販売ルートを持っているため、安心の日本ブランドであるジャノメミシンは、日本で売れないとしても修理して海外に持っていけばいくらでも売れるので買い取ってくれる。
しかし業者の中には買取無料とうたっておきながら、時間をかけて見積もりした後「これはもう値がつかない。無料で引き取ってあげる」と恩着せがましく言ってくることがある。こちら側としては見積もりに時間はかかっているので、「たいして値のつかなさそうならミシンを他の業者に持っていくのは面倒くさい」という心理を狙っている。
動かなくなったとしてもジャノメミシンは値がつく可能性があることを念頭に入れて、業者選びは慎重にしておきたい。
ジャノメミシンを買取強化しているか
ほとんどの買取業者は、ジャノメミシンを買取強化している。言い換えるとジャノメミシンは買取強化されているのが当たり前なので、そうでない業者は選択肢に入れない方が良いだろう。
ジャノメミシンの中でも、特定の機種に限定してさらに買取強化しているところもあるので、あなたの持っているジャノメミシンが人気機種であったり最新モデルだったりするなら、それらを買取強化してくれるところを探そう。
買取価格をさらにアップさせる方法
買取に出かける前のちょっとしたことを行うだけで、ジャノメミシンの価格をあげることができる。買取価格がアップする方法は次の4つだ。
- ・買取りに出す前にミシンをきれいにする
- ・動作をチェックして修理する
- ・できるだけ早く売る
- ・複数の業者に見積もりに出す
せっかく大切に使ってきたミシンなので、出来るだけ高値で売ってあげるようにしたい。
買取りに出す前にミシンをきれいにする
買取に出す前にミシンをきれいにしておけば、買取価格はアップする。まず単純に買取業者がメンテナンスをする手間が省かれる分、買取価格をあげてくれる。さらにほこりや傷が目立っているミシンは、査定する人に「ミシンを大事に使っていない」という印象を与えてしまい、心理的に査定価格を下げてしまう要因につながる。
ちょっとしたひと吹きだけでも汚れはだいぶ落ちるものだが、可能ならミシン内部や細かい隙間に入り込んだほこりもきれいに取り除いておこう。
付属品を揃える
ジャノメミシンを売る前に、できるだけ付属品を揃えておこう。買った時の状態そのままにしておくのがポイントだ。付属品が足りなければその分買い取り価格が下がってしまうどころか、買取不可になってしまうこともあるので注意が必要だ。
カバーやコード類、箱や説明書類はもちろんだが、ボビンや専用のドライバー、買った時の袋など「これはいらないかな」と思うものでも揃えておけば、予想以上に値段がつくことがある。買取に出す前に改めて買った時の状態がどういうものだったかを思い出してみよう。
動作をチェックし修理する
買取に出す前に、ミシンのすべての操作を行い動作がちゃんと行われているかをチェックしておこう。可能なら自分でできる範囲で修理しておきたいところだが、それが無理なら不具合をきちんと報告しておく必要がある。
査定する人に「特に問題はない」と報告しておいて、実際故障が見られたなら、本来よりさらに安価になってしまったり、最悪の場合買取を拒否されたりしてしまうこともある。
できるだけ早く売る
古くてもなかなか壊れないジャノメミシンだが、やはり製造年が古くなればなるほど買い取り価格は下がってしまう。特にジャノメミシンは常に新しいモデルを発表し続けている。新しいモデルが発表されるたびに、あなたの持っているミシンは古くなってしまい価格が大幅に下がってしまう。
あなたの持っているミシンがいつ値段が下がってしまうのかは、予想するのが難しいのでできるだけ早く売っておこう。今あなたが持っているミシンのそのときの値が最も高い値なのである。「時間がある時に買取に出そう」と思っていると、あなたのミシンの値はどんどん値段が下がってしまうのだ。
複数の業者に見積もりを出す
ジャノメミシンは業者によって買取価格が違うので、複数の業者に見積もり出しておけば、あなたのミシンの相場がわかる。しかしミシンを買い取ってくれる業者が近くにたくさんあるとも限らないので、大きなミシンを持って複数の買取業者に行くのは時間がかかるし面倒くさい。
そんな時におすすめしたいのがインターネットによる一括見積だ。例えば「ヒカカク」では、最大20社が一括で見積できるので、あなたのミシンの相場がすぐにわかる。相場がわかれば、業者に安値で売ってしまう危険性を避けることができる。またネットオークションやフリマアプリを使う時も相場がわかっていれば値段がつけやすい。
ジャノメ ミシンの中古買取相場
ジャノメミシンの買取価格相場は、およそ6,000~60,000円だ。参考までに実際に買取に出してついた値段を紹介する。
機種 | 状態 | 買取価格 |
---|---|---|
セシオ9700 | A美品 | 87000円 |
Craft6000 | B問題なし | 1500円 |
Type550 685型 | A美品 | 500円 |
S7800 844型 | A美品 | 8000円 |
M-105 | Cジャンク | 2000円 |
メモリアMODEL5002 | A美品 | 3600円 |
水平釜 コンピューターミシン | A美品 | 4000円 |

このように機種や状態によって値段の差異はだいぶあるが、87,000円もの値がついているものもあれば、ジャンク品でも2,000円で買い取られている実績がある。
あなたのミシンを高く買い取ってくれるおすすめの買取業者
ジャノメミシンはミシン買取専門店だけでなく、質屋やリサイクルショップなど色々な場所で買い取ってくれる。その中でも特におすすめしたい、あなたのミシンを高値で買い取ってくれる可能性が高い業者やサイトを紹介する。
どの方法でも、店に直接行くことなく買い取ってくれるので、一部の離島を除いてあなたがどこに住んでいても買取に出すことができる。
晴れ屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
晴れ屋は、ミシンの買取実績ナンバーワンを誇る買取業者だ。独自の販売ルートを持ち、厳しい試験を通過した目利きの審査員が在籍していて、良く買取UPキャンペーンを実施しているので、他の買取業者よりもミシンを高く買い取ってくれる。
仮に古い商品やジャンク品であったとしても、海外に買取ルートがあるためほとんどの場合買い取ってくれる。仮に値がつかなかった場合でも処分料は取られることがないので安心して買取に出すことができる。
ヤフオクやメルカリを通して個人売買する
忘れてはならないのが、ヤフオクやメルカリなどのフリマアプリやオークションサイトを活用することだ。
これら個人売買は仲介業者が存在しないため、実際の買取業者より高値で買い取ってもらえることが少なくない。
ただし必ず売れるという保証がないので、値段設定を間違えて高くし過ぎるといつまでも売れ残ってしまったり、通常よりかなり安値で売ってしまったりするという危険性がある。
買取に出す前に、お手持ちのジャノメミシンの相場を調べたり、買取に伴う作業をしたりするなど手間がかかるが、もしこのような作業が面倒に感じないのであれば、ぜひ一度利用してみることをおススメしておきたい。
ジャノメミシンを売るならヒカカク!で賢く一括査定申込み
オークションサイトやフリマアプリなどを使うのは面倒、取引の際のトラブルも不安。「ヒカカク!」は楽に高く売りたい時、様々な買取業者の買取価格を比較できる相場情報サイトだ。
査定する業者によって査定基準が異なることから、高額査定のために複数の業者を吟味することもある。その際に何度も査定に出していれば、膨大な手間とコストがかかってしまう。
ヒカカク!の一括査定ならそんな問題も解決できる。こちらから無料で査定依頼が可能だ。複数業者の買取価格も手軽に比較できるので、ぜひ活用しよう。
まとめ
今回はジャノメミシンの中古買取相場やさて情報について紹介した。ジャノメミシンはものによっては10万円近い値段で買い取ってくれるし、壊れていたとしても買い取ってもらえる。
「しばらく押し入れに眠ったまま使っていない」「古いものを売って新しいものを買いたい」理由はいろいろあると思うが、処分してしまうのはもったいないことは確かだ。あなたが買取に出したミシンを誰かが大事に使ってくれるかもしれない。もしジャノメミシンを持っているなら、迷わず買取に出してみることを心からオススメしたい。