自動のロボット掃除機「ルンバ(Roomba)」は、掃除機の新たなスタンダードとして、世界的にヒットしている商品である。仕事であまり家にいない人や、家事に追われている主婦にとってはとても助かる存在だろう。
しかし、ルンバと一言で言っても、そこには多数の種類がある。ここでは、ルンバの型番・モデル名の調べ方を詳しく紹介していくので参考にしてみてほしい。
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ルンバの歴史
現在は日本でもメジャーな存在になってきたルンバだが、これまでどのような進化を遂げてきたのだろうか。まずは、ルンバの歴史から追ってみよう。
登場は2002年
意外にも、ルンバが誕生したのは21世紀初頭の2002年。発売元のiRobot社(アイロボット)は1997年とかなり早い段階からロボット掃除機の研究開発を行っていて、市場をリードしていったようだ。
2002年の第一世代以降、毎年のように改良とアップデートが行われ、新しいモデルが発売されている。日本での販売台数は、世界からみても多い方で全体の1/4を占めていることもあったそうである。
ハッキングやプログラムによるアップデート
ルンバは、初期の頃からユーザーが自身で機能を拡大する「ハッキング」「プログラミング」が盛んに行われている。ハッカーたちの関心がルンバのプログラミングに向いたため、アイロボット社は「iRobot Create」という趣味用のロボットも発売し、技術向上を促した。
現在販売されているルンバについて
現在公式オンラインストアで販売されている「ルンバ」にはどのような種類があるのだろうか。まずはそこから見ていこう。
Roomba 900 Series
現在販売中のルンバの最高峰シリーズとして君臨する、「Roomba 900 Series」。
これは、iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーションという画像認識技術を導入していて、自身の位置やぶつかりそうな障害物などを自動的に計測しながら掃除をしていき、ゴミのない部分はあまり動かさないようにするこすることができる技術である。そうすることで、清掃面積と効率を両方共アップさせたモデルに仕上がっている。
また、フローリング、畳、カーペットと床を選ばずしっかりと掃除してくれる最高モデルということで、企業のオフィスや旅館などの導入実績もたくさんあるようだ。
- 発売中のRoomba 800 Series 製品一覧
- ・ルンバ980
- ・ルンバ960
Roomba 800 Series
AeroForceクリーニングシステムと呼ばれる独自のシステムによって、飛躍的に吸引力が向上した「Roomba 800 Series」。
強力なモーターが生み出す気流により、ルンバの内部に真空状態を作ることで吸引力を上げているそうだ。ペットの毛でさえも確実に吸い取ってくれるパワフルなモデルでもあり、900シリーズが販売されるまでは最もハイエンドなモデルだった。
また、家庭で使うには十分な性能を持ち合わせているため、現在でも人気の高いモデルとなっている。
- 発売中のRoomba 800 Series 製品一覧
- ・ルンバ890
- ・ルンバ885
- ・ルンバ880
- ・ルンバ876
- ・ルンバ875
- ・ルンバ871
- ・ルンバ870
Roomba 600 Series
現在販売中のルンバの中で、手に取りやすい値段設定になっている「Roomba 600 Series」がある。このモデルはエントリーモデルだからといって侮れない。このルンバでは3段階クリーニングシステムという3つの清掃作業を同時に行うシステムが導入されていて、人間には真似出来ない丁寧な掃除を実現させてくれる。
その他の性能も、他のモデルと遜色がなくプレゼントや贈り物として、人気を集めている商品である。
- 発売中のRoomba 600 Series 製品一覧
- ・ルンバ690
- ・ルンバ680
- ・ルンバ654
- ・ルンバ622
iRobot HOME アプリで外出時にもラクラクお掃除
また、特徴としてルンバは販売しているすべてのモデルが遠隔操作可能な「iRobot HOME アプリ」に対応している。Wi-Fiに繋いだルンバがあれば、専用アプリを使って遠隔操作ができるのだ。この機能があることで、自宅に人がいない時に自動で掃除をまかせることができるようになった。
急な来客が決まった際などには、この機能を使って自動で掃除をしてもらうといいだろう。
ルンバに割り振られている各種番号
では、本題であるルンバと型番やモデル名は一体どのようになっているのだろうか。まずは、ルンバに割り振られている各種番号にどのようなものがあるのかを紹介していこう。
型番(モデル名)
ルンバの種類は、番号を用いて管理されている。ルンバの個体それぞれに名前があるわけではなく、型番がそのままモデル名となっているのだ。大枠のシリーズがあり、シリーズ内でそれぞれの番号が振られている形になっている。
- 型番一例
- ・ルンバ600シリーズ 「ルンバ690」
- ・ルンバ600シリーズ 「ルンバ680」 など
シリアルナンバー
型番(モデル名)以外に、シリアルナンバーというメーカー側が管理している「個体識別番号」も用意されている。すべてのルンバに違う番号が割り振られていて、メーカー公式修理を依頼する時などに必要となってくる。
型番の検索方法
上記のように、2002年の販売開始からルンバは様々な型番の商品が生産されている。以下で、型番の調べ方を確認しておこう。
ルンバ裏面に記載あり
現在公式で販売しているルンバであれば、本体裏面に型番の記載があるはずである。「Model Number」「Model Inummer」「Modello」と書かれた部分に、白い文字で3桁の数字が書かれているはずだ。それが型番となる。他と間違えないように十分注意しよう。
箱や保証書などの付属品に記載
また、製品購入時についてくる外箱や保証書・説明書などの付属品にも型番(モデル名)の記載があるはずである。正規の販売ルートで買ったのであれば、必ず保証書がついてくるはずなので、本体から型番を探すのが面倒だという人は保証書などの付属品を確認してみてほしい。
シリアルナンバー(製造番号)の確認方法
また、個体識別番号であるシリアルナンバー(製造番号)の調べ方も紹介するので是非参考までに読んでいただきたい。修理依頼や、お客様登録(会員登録・製品登録)をする際に必要となってくるので確認しておくようにしよう。
ダスト容器の下に貼ってあるシールに記載
シリアルナンバー(製造番号)は、ルンバが吸い取ったゴミを貯めるダスト容器を外したところに貼ってある番号である。普段は意識してみることのない部分ではあるが、ゴミを捨てる際などは必ず目にする部分なので是非確認して見て欲しい。
しかし、ここで注意が必要なのが、過去に販売されていたルンバ500シリーズなど、本体の右側面部分にシリアルナンバーの記載があるモデルもある。ダスト容器下にシールが貼ってない場合は本体の別の部分を探してみてほしい。
参考:http://store.irobot-jp.com/member_product_no_check.html
保証書にも記載
また、型番同様保証書にも必ずシリアルナンバーの記載があるはずである。何かと捨ててしまいがちな各種付属品ではあるが、中古で売却する際に揃っているかどうかで買取価格が大幅に変わってくる。(数万円の差が出ることもある)特に、保証書は「正規ルートで購入したかどうか」を証明する大切な証拠となるため、大切に保管しておくべきだろう。
並行輸入品の型番
では、最後に並行輸入品について、また並行輸入品のルンバの型番について紹介したいと思う。
並行輸入品とは
知っている人もいるかもしれないが、ルンバの型番は日本の製品と並行輸入品の製品と異なる。日本の製品は日本用に作られたものであるため、日本独自の型番を持っている。
また、並行輸入品は何かわからないという人もいるかもしれないが、並行輸入品とは海外の製品である。日本では正規品として取り扱われていないが、海外の正規品ということである。
さらに、並行輸入品は日本で販売されているものとは機能や形など若干違うことが多い。そこを配慮した上で購入するようにしよう。
注意事項
ここでiRobotホームページにも掲載されているが、並行輸入品を購入するにあたって重要な注意事項がある。並行輸入品は日本仕様に作られていないため、安全に使用できるか保証ができない。そのため、安全に使用するためにはいくつかのチェックポイントがある。
まず、ACアダプターなどにPSEマークがついているかどうかを確認して欲しい。PSEマークがついていない製品を日本で使用することは不可のためついてない製品であった場合購入しないようにしよう。
また、電波法という法律をクリアした製品かどうかのチェックが必要になる。そのチェックは電波法の技適マークがついているかを確認することでできる。もし技適マークがついていない場合で、使用した場合、使用者本人が電波法違反に問われることがあるので絶対に使用しないようにしよう。
並行輸入品の型番
ここで一部の並行輸入品の型番を紹介しよう。まず、日本の機種とほぼ同じであるものを紹介する。
並行輸入品の560は日本の577にあたる。また、530が日本の577にあたる。このように、日本とほぼ同じ機能であっても型番は異なるので比較して見つけていく必要がある。
また、販売店によってフィルターの形状が異なったり、フィルターが選べないことがある。型番も様々なため、正直並行輸入品を購入する場合はその機能、安全性ともに十分に調べ上げておくことが重要になってくる。購入した後使えないといった事にならないよう十分注意して欲しい。
ルンバの型番を把握しておくと何が良いのか
ではここで最後に、ルンバの型番を把握しておくことのメリットについて少し紹介したいと思う。これは、ルンバに限らず他の電化製品などについても言えることなので、是非参考までに頭に入れておいてほしい。
フリマアプリやネットオークションで安全に買い取ることができる
完全に安全であるとは言えないが、型番を把握していないのに比べ、型番を把握していれば比較的安全にネットオークションやフリマアプリなど、個人での売買を行うことができる。型番が少しでも違うと、違う商品になり、その価値も違ってくる。特に、ルンバは並行輸入品もあるため、型番が違うと大きな問題を招く可能性もある。
買う側であれば、最低限型番を確認した上で購入しよう。売る側であれば、型番を把握しておき、買う側に必ず提供するようにしよう。
また、型番だけでなく、商品知識はこういった場合必ず必要となってくる。なるべく商品について詳しくなっておき、個人間の売買をスムーズに行えるようにしておこう。
ネットでの検索が楽になる
また、次に言えることが、型番を把握していれば自分の商品の欲しい情報が検索しやすいという点である。「ルンバ」のみであれば色々なルンバが出てきてしまう。ここで型番を入力すれば、自分のほしい情報の商品を特定できるので簡単に欲しい情報を得ることができるだろう。
まとめ
以上のように、ルンバの型番(モデル名)は本体裏側に記載されている。「Model Number」「Model Inummer」「Modello」と書かれた部分の数字を探し出してみるといいだろう。
また、シリアルナンバー(製造番号)も本体内部にシールとして貼ってある。普段は見えない場所に貼ってあるので、一度確認してメモをとっておくとカスタマー登録や、修理依頼時にスムーズな手続きができるだろう。
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