近頃古い洗濯機の調子が悪いので処分したいと思っている人はいるだろう。家電付きの住まいに引っ越しをすることになった、あるいは結婚をするので1台余計になった、様々な理由でまだ使える中古の洗濯機が不要になる場合もある。
今なお十分動くけれども、もっと性能の良い新しい機械に買い替えたいということもあるだろう。洗濯機の買い替えに役立つお得な情報をまとめてみた。また、もし下取りをしてくれる店があったら、是非利用したいと思うのではないだろうか。そんな人に、このコラムの一読をお勧めしたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
洗濯機の替え時
洗濯機の寿命は、毎日は使わない人の場合など使用頻度によって寿命が延びるケースもあるが、およそ8年前後と言われている。
家族が多く、日に何度も洗濯機を動かすという家庭の場合は、もっと使用可能期間が短くなる時もあるそうだ。また、ドラム式は通常の全自動洗濯機よりも使用期限が短い。一般に買い替えを考えるくらいの洗濯機のトラブルとはどんなものがあるだろうか。
排水ができない
排水出来ない場合は、排水溝や排水ホースの詰まりから起こることだ。ほとんどのケースで洗濯機のパネルに何らかの排水異常を示す表示が出ることが多い。差し当たって、ホースが曲がっていないか、どこかが詰まっていないか確認する必要がある。
子供が多い家庭では、排水溝に砂が詰まる場合があるそうだ。詰まっていれば、排水溝を掃除してみるといいだろう。パイプユニッシュなどを流してみるということも考えられるが、洗濯機内に残った洗剤と反応してしまう可能性もある。この場合は、洗濯機修理のプロに相談した方が良いだろう。
洗濯機が回らない
洗濯機が回らなくなってしまう場合は、洗濯物を詰め込み過ぎた際に発生することもある。とりあえず洗濯物の量を減らしてみることだ。
それでも洗濯機が動かない時は、モーターと洗濯槽を繋ぐベルトが緩んでしまった原因も考えられる。ホームセンターやネットショップで同じ型式のベルトを購入し、取り換えることが出来る。プロの修理が必要になるのは、モーターのトラブルが起こった時だ。モーターが全く動いていないようであれば、修理屋に見てもらうことをオススメする。
修理をする前に
修理には意外とお金がかかる。メーカーによって差があるが、普通の全自動洗濯機であれば、7,000円~30,000円の間の修理代である。乾燥機付きのものや、ドラム式などの場合は、修理費用がもっと高くなることが多い。しかも別途で出張費を請求されるケースもある。
物を大切に使いたいという人もあろうが、金銭面だけ考えるなら、新しい商品に買い替えたほうがいいかもしれない。ヤマダ電機でも新型の洗濯機が16,000円台からある。
その際、もしまだ使える状態の洗濯機であれば、ヤマダ電機なら下取り買取してもらえる。買い取った家電は自社工場で中古品として再商品化しているのだと言う。つまり普段大事に使って、使える間に下取りに出すのが賢いのかもしれない。
下取り買取は、メーカーや型番により差が出る。ドラム式洗濯機や、プラズマクラスターの洗濯機、洗浄時間の短い洗濯機などは人気があり、比較的高い値段で買い取ってもらえるそうだ。
下取り買取をする際には商品状態が重要である
洗濯機の下取りを有利にする商品状態がある。商品が綺麗であること、付属品が付いていることだ。洗濯機をベランダなどで使用していると、日焼けをしてしまうケースがある。いずれ買取を希望するのであれば、なるべく室内で使用するのが良いだろう。
また、洗濯機内にカビが付着している場合もある。2ヵ月に1度は、洗濯機用の洗浄剤を使うなど、普段からのお手入れも大切だ。
さらに、付属品が揃っていることも肝心だ。説明書やホース、洗剤ケース等々の内部付属品など、買った時に付いてきた備品は皆大事に取っておこう。
ちなみに、洗濯機の需要が高まるのは、汗をかきやすくなる夏だと言われている。つまり、買取に適した時期は春から初夏にかけてだ。この季節に売ると高値が付きやすくなるということらしい。引っ越しの時期にも引き取り手が増えるので、買取価格が高く設定される傾向があるそうだ。
家電リサイクル法と買取価格
引っ越しなどの理由で、古い洗濯機を処分したい時、リサイクル券を購入して家電販売店に回収を依頼する方法がある。または、自分自身で、郵便局でリサイクル券を買い、行政が指導するリサイクル品処分センターに持ち込み、処理を依頼することも出来る。洗濯機の処分には、どちらにせよリサイクル料金が必要になる。
家電リサイクル法
現在では、不用品となった洗濯機を一般の粗大ゴミに出すことは出来ない。なぜなら、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)があるからだ。
家電リサイクル法とは、家庭や事業所から捨てられるテレビ・冷蔵庫・洗濯機・クーラーなどから、まだ使用できる部品や材料を取得して、ゴミを減量化し、資源を有効利用しようという目的で運営される法律だ。リサイクル料金は、メーカーにより異なる。利用している洗濯機のメーカーを一度確認しておくと良いだろう。
リサイクル料金と買取価格
もし、家電量販店で新しい洗濯機を購入すれば、当然古い洗濯機も無料で引き取ってもらえると考えがちだが、現実にはそうではない。ヤマダ電機でも、リサイクル処分だけの依頼の場合、収集運搬料を含めてリサイクル料金が3,564円かかる。
しかし、新品の洗濯機を購入する時、古い洗濯機で値段を付けて下取りしてくれるのはヤマダ電機だけだ。2010年以降の製品に限るという条件はつくが、ヤマダ電機では、使用1年未満の全自動洗濯機で7,000円、ドラム式乾燥機では10,000円で下取りしてくれる。
しかし、表面上の値段だけ見ると、他中古買取業者やフリマアプリの方が高く売れそうな気がする。以下、中古買取業者での平均的な買取価格一覧である。
全自動洗濯機
- 5.5キログラム以下の容量の物で使用年数2年以内:5,000円
- 5.5キログラム以下の容量の物で使用年数5年以内:3,000円
- 5.5キログラム以下の容量の物で使用年数7年以内:0円
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数2年以内:7,000円
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数5年以内:4,000円
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数7年以内:0円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数2年以内:12,000円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数5年以内:6,000円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数7年以内:1,000円
乾燥付きの全自動洗濯機
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数2年以内:9,000円
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数5年以内:5,000円
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数7年以内:0円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数2年以内:20,000円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数5年以内:10,000円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数7年以内:2,000円
ドラム式洗濯機
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数2年以内:33,000円
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数5年以内:18,000円
- 7キログラム以下の容量の物で使用年数7年以内:4,000円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数2年以内:50,000円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数5年以内:25,000円
- 10キログラム以下の容量の物で使用年数7年以内:6,000円
軽量、小型の最新式ドラム乾燥機などは、ここに記載した以上の価格になる場合もあるらしい。しかし、製造から10年以上経った物はほとんど値段がつかないとのことだ。さらに、リサイクルショップでは運送費もとられるので、売却分のお金がほとんど利益として残らないケースもある。
買取会社を選ぶ際に重要なこと
買取業者を選ぶ際には、古物商営業許可を取っている正規の業者を選ぶことが大事だ。電話での見積りと実際の買取の際の金額を、いきなり大幅に変えてくる業者もいるそうだ。
交渉が決裂した際には、見積り料金を払うよう迫る悪徳業者も存在する。また、運送費だけ払えば、処分すると言ってくる業者もいるが、注意が必要だ。古い洗濯機を不法投棄される場合があるからだ。
もう1つの売却手段として、フリマアプリで売るという方法がある。値段は自分の言い値である。安いものでは11,000円台から高いもので65,000円以上まで、メルカリなどに並んでいる商品を見ても良い市場であるかのように思ってしまう。
しかし、いつともわからない売れ時まで、ずっと不用品を家で保管しなければならない。売れたとしても、送料込みでの価格で出品している人も多いため、送料を持つとなると結構な金額を売り上げから差し引かれてしまう。費用や手間を考えると、思った以上に面倒であるようだ。
ヤマダ電機の洗濯機の下取り条件
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ヤマダ電機では、新しい洗濯機を買い上げの際、商品配送時に中古の洗濯機を買取してくれる。まだ使用できる洗濯機であることが条件だ。申し込みをすれば、購入した商品の配送設置と同時に、中古機種の買取査定をしてくれる。
対象商品
対象商品は、製造年式が2011年以降である製品だ。正常に作動しない製品、本体に破損・変色・色あせ・サビがある製品は買取対象外になる。また、電源コード及び製品ごとに指定された付属品がない製品は買取出来ない。
買取の際は、運転免許証・保険証・住民票・パスポート・顔写真入りの学生証・残留カードなどの身分証明書が必要である。マイナンバーカードやマイナンバー通知カードは、本人確認書類として使えないので、注意が必要だ。
おすすめ下取り・買取業者
こちらでは、ヤマダ電機の他に洗濯機を下取り・買取してくれる業者をご紹介していこう。もしヤマダ電機以外の選択肢がほしければ、以下の業者を参考にしてほしい。
ビックカメラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
2019年12月時点で、ビックカメラは「省エネ家電買い替えキャンペーン」を行っている。「エアコン」「冷蔵庫」「洗濯機」「4K対応テレビ」を対象としており、キャンペーン対象品を購入した際に、最大 30,000ポイントを受け取ることができるのだ。受け取ったポイントは、そのままビックカメラで使用できるため、実質的に下取りに出すことと同じである。
ケーズデンキ
ケーズデンキも2019年12月現在、「下取りキャンペーン」を実施中だ。洗濯機、クリーナー、レンジ、炊飯器など30種類を超える家電製品の下取りを行っており、お得に新しい家電製品に乗り換えることが可能である。ただし、下取りキャンペーンは実店舗のみでの開催のため注意して欲しい。
3Rcompany
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
3Rcompanyは神奈川県全域で出張買取をおこなう家電買取店。洗濯機の買取を積極的におこなっており、6年以内の製品は高価買取が可能。また、ドラム式洗濯機の買取には特に力を入れているので、自宅に不要なドラム式洗濯機がある場合は少しでも古くなる前に無料査定を依頼してみよう。また、古い洗濯機でも問題なく動くなら査定可能だ。
まとめ
ヤマダ電機の洗濯機下取り条件は製造年式が2011年以降である製品である。さらに、正常に作動しない製品、本体に破損や変色・色あせ・さびがある製品、付属品がない製品は対象外となっている。ヤマダ電機の下取りは、全体的に安心感を持って利用できるようだ。
ヤマダ電機だけではなく、ジャパネットたかたでは下取り・引き取りを、ビックカメラでは引き取りのサービスを行っている。他にも中古の買取業者やフリマアプリなどで売却することも可能だ。どの方法も特徴が異なるので、より高値で処分できる方法を探すことが重要である。