照明器具の主力光源であるLED電球は、買取強化商品とするショップが非常に多く見受けられる人気品目だ。買取店各社が取り扱い商品を拡充する近頃では、LED電球やLEDを使った照明器具買取専用ページを設けるショップも急増している。またLED電球の前に使われていた白熱電球は、一部特殊用途を除き2012年で国内全てのメーカーが生産終了となったため、日本における主力光源としての役割は更に高まると考えて良いだろう。今回は、そんなLED電球の高額査定情報を皆さんと一緒に確認していきたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
LED電球を高く売るコツ
LED電球の売却に成功した人たちは、高価買取の鉄則とも言える下記5ポイントを心掛けて商品の保管や業者選定を行なっている。
大量購入しない
白熱電球の40倍、電球型蛍光ランプの6~7倍も長持ちするLED電球は、大量にストックする必要がない。白熱電球時代のようにたくさんの在庫を抱えてしまうと、交換のタイミングで数年前の旧モデルを装着せざるを得なくなる。また古いLED電球は新品未使用でも高価買取対象から外れてしまうため、照明器具の買い替えによって電球売却する可能性を考えると大量ストックのメリットは少ないと捉えた方が良いだろう。
リセールバリューの高いメーカー品を選ぶ
LED電球市場で高価買取対象となるのは、Panasonic、東芝、三菱電機といった国産メーカーと、通販サイト・Amazonなどで販売されているBonluxやShine Haiなどの人気メーカーだけである。ディスカウントストアなどで購入できる三流メーカーのLED電球は、「定格寿命の40,000時間と同じ品質かわからない」といった理由で買取を断れるケースが多いと言われている。また三流メーカーの中には白熱電球や蛍光灯ランプ以下と位置付けられる物もあるため、将来的に売却を考えているなら当ページで紹介するリセールバリューの高いメーカーにこだわるべきと言えるだろう。
段ボール箱などに入れて保管する
LED電球買取の失敗で多く見受けられるのは、「新品未使用品なのに外箱に経年劣化がある」といった非常に残念なケースだ。購入した電球を棚の上などに並べておくと、紫外線によって外箱にダメージが生じたり、大量のホコリが付着する。また保管場所が台所などの場合は、湿気や油分によって外箱がベタベタになるケースも多く見受けられるため、高価買取に繋がる商品のコンディションを保持するためにも段ボールなどに入れて保管することが必要だと言えるだろう。
LED照明器具や家電と一緒に売却する
1本900円~1,500円ほどにしかならないLED電球は、高く売れる人気家電と一緒に売却するのがおすすめとなる。特にそのLED電球を使用する照明器具なら、買取店側も再販売しやすくなるため、たった1本の電球を持ち込むよりも相互にメリットが生まれると考えて良いだろう。また家電買取専門店では多くのユーザが訪れる「ボーナス月前」に高価買取キャンペーンを行う傾向があるため、各ショップのサイトをじっくり見ながら売り時を把握することも賢い売却法だと言えるだろう。
買取価格を調べてみる
各ショップのサイトにある型番検索を使って買取相場を調べてみると、自分の所有しているLED電球に対して「早く手放した方が良いかもしれない」といった良い意味での焦りが生まれる。またヒカカク!ではLED電球における買取上限額の推移も公開しているため、売り時が全くわからない人こそぜひ当サイトで型番検索をしてみて欲しい。
高く売れるLED電球メーカー、型番、参考買取相場
日本国内の買取店で高く売れるLED電球は、下記6つの人気メーカーから発売されたものが中心となる。
Panasonic
2015年に蛍光灯器具の生産を終了したばかりのPanasonicは、LED電球や照明器具市場において大変勢いのあるメーカーだ。2017年度目標基準値を達成したLED電球プレミアLDA8LGZ60ESWは、7.8Wの電球色相当で1本600円前後の買取上限額となる。これに対してレフ電球タイプのLDR9LWは、1本1,200円~1,400円ほどで買い取られているため、電球のタイプによってもリセールバリューが大きく異なると考えて良いだろう。
東芝ライテック
価格.comのシェアランキングで1位に輝いた東芝でも、たくさんのLED電球を作っている。白熱電球で80Wに相当するLDA12L-Gは、人気の高い光が広がるタイプといった理由で900円~1,080円の買取額となる。そんな東芝では、同じく1,000円前後で買い取られる断熱材施工器具対応のLED電球も作っている。
Shine Hai
お徳用LED電球を多く作るShine Haiも、多くのショップで高く売れている。密閉形器具対応の3000Kは、6個セットで1,100円~1,350円の買取上限額となる。そんなShine HaiのLED電球は市場価格に幅がないことでも知られているため、商品数の多いPanasonicや東芝などと比べて参考買取相場の調査もしやすい存在と言えるだろう。
三菱電機
国内第6位の家電メーカー・三菱電機も、高価買取対象のLED電球をたくさん作っている。調光器対応の小型電球LDA5L-G-E17/40/D/Sは、40Wで800円~1,000円前後の査定となる。昼白色の一般電球も100Wで1,000円~1,100円ほどの買取相場となるため、他メーカーと同じように買取額に大きな差異の生まれにくいメーカーと位置付けて良いだろう。
アイリスオーヤマ
ジェネリック家電メーカー・アイリスオーヤマでは、人感センサー付きのエコハイルクスシリーズなどを作っている。昼白色で下方向タイプのLDA9NHS1は、1,100円~1,260円の買取上限額となる。また広配光タイプのLDA7N-G-6T22Pは2個セットで900円前後ので買い取られるため、一般家電メーカーと比べてジェネリック家電特有のリセールバリューの低さがあると考えた方が良いだろう。
Bonlux
海外製のBonluxは、2年保証により高いリセールバリューを実現した話題のLED電球メーカーだ。360度の発行角を実現したフィラメント クリア電球タイプは、5個入りで1,500円~1,800円の査定額となる。これに対して全光束のレフ電球の場合は、4個入りで1300円~1,450円ほどの買取上限額になるようだ。
まとめ
国産メーカー各社が白熱電球の生産を終了した近頃では、多くのショップがLED電球の買取に力を入れるようになった。そんなLED電球は前述のとおり寿命が大変長いことで知られているため、オフィスの倉庫を占領する大量のストックがある場合は、高価買取実績の多いこのタイミングで売却を検討することが良い意味での断捨離に繋がると言えるだろう。