アルカリ、リチウム、ニカドといったたくさんの種類が存在する乾電池は、その処分時に非常に多くの方法がユーザの頭を悩ませる商品だ。しかし現金化に繋がる「買取」を軸に処分を考えていけば、お金や手間をかけずに乾電池の処分が可能になる。今回は、専門の買取業者の存在しない乾電池について、高価買取対象となる種類やメーカーなどの情報を皆さんと共有していきたい。

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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
どんなコンディションの乾電池が高価買取されている?
確実に買値のつく乾電池は、「新品未使用のものだけ」である。一度でも使用した乾電池は、どんなショップでも査定を付けることはない。またマンガン、アルカリ、リチウムといった一次電池については、基本的にリサイクルという考え方は存在しないため、業者側で正しい方法で処分をする面倒さを考えると、一般商材のように引取りが行われることも難しいと捉えた方が良いだろう。
新品未使用の乾電池を効率よく売却する方法とは?
新しい乾電池を効率よく現金化に繋げている人たちは、これから紹介する4つの方法を心掛けている。
早く査定に出す
長きに渡って自宅保管されている乾電池は、液漏れによって使い物にならなくなるケースも多く見受けられる。また液漏れによって本体や箱が汚れると、その時点で売り物としての価値がなくなるため、あまりにも大量の乾電池を自宅やオフィスにストックすることはなるべく避けるべきだと言えるだろう。
乾電池の使用推奨期限は製品によって大きく異なる
人気メーカーPanasonicでは、アルカリ電池のエボルタで10年、1.5Vリチウム乾電池で15年の推奨使用期限としている。しかしベーシックな性能で知られるマンガン乾電池やカラーアルカリ乾電池の場合は、1.5年~5年という大変短い使用推奨期限となるため、「Panasonicだから大丈夫」といったメーカー名による過信で大量ストックをしない方が良いと言えるだろう。もし今現在で数百本の乾電池を所有している場合は、その大半を早く売却して定期購入するサイクルに変更することをおすすめする。
乾電池は買取相場の調査が難しい
コンパクトな家電を動かす消耗品という位置付けの乾電池は、一般の商品と比べて買取相場の調査が大変難しい存在である。また買取実績を調べてみても、多くのショップが「家電のおまけ」として査定を行なっているため、「単体でいくらの値がついたのか?」といった情報を集めにくいのもこの商品の大きな特徴と言えるのだ。
乾電池の価格調査にはヒカカク!の活用がおすすめ
多くのショップで買取額を公開していない乾電池は、ヒカカク!を使った情報収集が大変おすすめだ。当サイトの入力フォームに乾電池のメーカーや型番、製品名を入れると、最新の買取上限額や価格変動の情報を確認できる。また高く買い取ってくれる業者がランキング形式になっているため、電話やメールを使って問い合わせを行うことが面倒と感じている人でも、簡単に業者とつながれるシステムになることだろう。
他製品とのセット売りがおすすめ
10本以下の乾電池処分に悩んでいる時には、自宅に眠っている不要な家電やパソコン周辺機器などと一緒に売却する方法が大変おすすめだ。特に単3乾電池を使うデジタルカメラなどと同時に査定依頼を行うと、ショップ側に「乾電池とカメラを一緒に再販売できる」といったメリットが生まれる。またデジタルカメラ本体にもプラス査定がつくため、「小さな物ほど高く売れる製品と一緒に手放すこと」を徹底してみて欲しい。
宅配買取や出張買取を活用する
5,000円を超える高価買取に繋がりにくい乾電池は、宅配買取や出張買取といった「ユーザの負担にならない方法」を使って売却するのが最もおすすめだ。当サイト・ヒカカク!の買取業者ランキングには、宅配、店頭、出張という買取形式もきちんと表示されている。また特記事項には宅配キットのサイズや入金スピードなども詳しく書かれているため、それぞれのサイトを開いて比較検討をしなくて済む点でも、利用のメリットは大きいと言えるだろう。
高く売れる乾電池のメーカーと参考買取相場 まとめ
国内大手家電メーカーから発売されている新品の乾電池なら、基本的に高額査定対象になると考えて良い。
Panasonic
白物家電で人気の高いPanasonicには、多くの乾電池買取実績が存在する。100本入りの単3オフィス電池LR6XJN/100Sについては、新品未使用で2,600円~2,800円の買取上限額となる。この他にPanasonicでは大変容量の大きい充電池も発売しているため、人気シリーズEVOLTAの充電器とセットであれば単3充電池4本に1,000円~1,200円の付加価値を付けることも可能と考えて良いだろう。
富士通
安定性で定評のある富士通の乾電池も、多くのショップが高額査定対象としている。オフィスでまとめ買いをしていたアルカリ乾電池の単1の中には、100本近いまとめ売りによって2,500円もの高価買取に繋がった事例も存在するようだ。単1電池は、単3や単4と比べて少し需要が低い傾向があるため、富士通などの人気メーカーを選ぶことも高価買取に欠かせない良策だと言えそうだ。
Amazonベーシック
ショッピングサイトAmazonで開発されている「Amazonベーシック」の高容量充電式ニッケル水素電池は、単4型の8個パックで7,000円~8,000円の超高額査定が期待できる。またAmazonベーシック製品は事務用品ブランドとしても多くの人に支持されているため、多品目と一緒にセット売りをすることで不要な乾電池に付加価値を付けられることだろう。
この他に、SONY、日立マクセル、東芝などの乾電池も、新品未使用であれば確実に高く売れる。また新品価格が高いとは言えない乾電池は、どんなにリセールバリューの高い製品であっても1本あたりの買取額がかなり低くなることも頭に入れておくべきだと言えるだろう。
売れない乾電池の処分に悩んだ時には?
最後に、使用済みも含めて「どうしても乾電池の買取をしてもらえない」といった場合に、どういった方法で処分をするべきかを確認しておこう。
使いきり乾電池
リチウム電池、マンガン電池、アルカリ電池といったリサイクルのできない一次電池は、各自治体で行なっている不燃ごみに出すしかない。ゴミの出し方については、各市町村のホームページで詳しく解説されている。また人気乾電池メーカー日立マクセルでは、「電池の捨て方(あなたの街の乾電池の処分法を検索!)」という大変便利なWEBサービスを公開しているため、買い手の付かない乾電池の扱いに悩んだ時にはチェックをしてみても良いだろう。
充電式乾電池
リサイクルマークの付いた充電式の二次電池(蓄電池)は、家電量販店、時計店、カメラ販売店、スーパーマーケットなどに設置されている「充電式電池リサイクルボックス」で無料回収が行われている。このサービスを利用すれば、現金化はできない。しかし不要な乾電池を社会の役に立てられると考えれば、社会貢献といった間接的なメリットが得られることだろう。
まとめ
単体での売却が滅多に生じない乾電池は、ヒカカク!を使って買取に積極的な業者を見つけることが最もおすすめとなる。また当サイトの情報にはショップの評価や口コミも掲載されているため、良心的な対応を求める人でも自分に合う業者選定ができると考えて良いだろう。そんな乾電池の買取額は使用推奨期限によって左右されることも非常に多いため、この注意点をクリアするためにも、自宅やオフィスにストックした乾電池のターンオーバーを早くする必要があると言えそうだ。