メルカリで液晶テレビを売買する時のトラブル事例まとめ

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更新日:2021/02/16
公開日:2019/01/11
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必要のなくなったものをただ捨てるのではなく、なるべく高く売ってお小遣いや生活の足しにしたいと考えている方も多いだろう。不用品を売るには、リサイクルショップなどで査定・鑑定を受けて業者に買い取ってもらう方法と、オークションやフリマ等に出品して個人売買する方法がある。

なかでもスマホで手軽に取引を行えるフリマアプリ市場は幅広い年齢層に人気のある個人売買の方法である。特に多くの利用者に出品と購入の場を提供しているフリマアプリのメルカリは、多様な商品が見つかるなどのメリットもあるが、利用者が多いが故のトラブルも絶えないのが現状である。

メルカリで購入する際のトラブル

メルカリはフリマアプリ市場最大手であり、利用者数・出品数が多いので、買いたい商品を検索すれば大抵は見つかるだろう。だが利用者が多いということはそれだけトラブルも多いということになる。液晶テレビは大型の精密機器であるために、トラブル事項も多岐にわたる。

届いた商品が説明文と異なる

個人売買では出品される商品の確認を専門の業者ではなく一般の人が行っているため、説明文に記される内容にばらつきがでる。液晶テレビの確認事項としては、本体の傷の程度や画面の焼き付き、液晶の色ムラ、スピーカーのノイズ、各端子の接触不良、リモコンのきき具合、などひとによって需要の程度に幅がある要素が多くある。

例えば、何年も使用している中古品なのに「傷一つない美品」として出品されている場合などは、説明文の詳しい記入を怠っているか、細かいことが気にならない出品者なので、本当に美品を手に入れたいなら取引しない方がよい。

付属品がない

リモコン、電源ケーブル、アンテナケーブル、B-CASカードなど、購入後にすぐテレビを使用する際に必要なものは、テレビと同梱されるかどうかを明記してある商品ページから購入するべきである。

付属品の欠品は、出品者の入れ忘れなのか、もともと無いものを「ある」と虚偽の記載をしていたのか、判別することができない。

商品ページに記載していないのだからなくても文句をいうな、と言われてしまえば泣き寝入りをするしかない。そのため、同梱される付属品をすべて説明文または画像に掲載している出品者を選択したほうが比較的安心である。

B-CASカードに関しては、テレビとセットで出品されている場合がほとんどであるが、実際にはB-CAS社からの貸与品という扱いになっていて、本来は譲渡・売買の際に使用者変更の手続きが必要である。

B-CASカードはテレビとセットでの出品の場合は、現状メルカリ側も黙認している状態となっている。もし、カードがついていないテレビを購入する場合は、B-CAS社からカードの発行(2,050円税込・送料込)を行ってもらう必要がある。

商品が破損・故障している

メルカリで家電などを購入する際に大切なのは、商品の動作確認をしてから受取評価することである。受取評価をした後に商品の動作不良・破損が分かっても、返品・返金には応じてもらえない。まず商品を受け取ったら、説明文に記載されていた付属品がすべて揃っているかを確認し、実際に電源を入れて使用してみる必要がある。

液晶テレビの場合は、画面が割れていないか、黒い縦線が入っていないか、液晶の4隅に色のくすみがないか、一定時間正常に動作するか、などを確認しておいた方がいいだろう。

購入トラブルを避けるには

業者を介さずに行う個人売買ならではのトラブルが起こるメルカリでの商品購入では、様々な自己防衛を行う必要がある。

商品ページをよく読む

欲しい商品が手頃な価格で見つかるとつい即決で購入したくなるものだが、目を引く値段を付けている商品ほど要注意である。人気商品があまりにも安く出品されている場合には、実際には商品が無く購入しても届かない、実は盗品である等の事件に巻き込まれるリスクがある。

また「ジャンク品」「傷・動作不良あり」と明記されたものでないかどうかは最低限確認した方がよい。よく読まずに購入した場合は自己都合での返品という扱いになるので、出品者から悪い評価を付けられてしまい、以後のメルカリを利用する際に「悪い評価のある人の購入はお断り」と取引を断られてしまう可能性がある。

出品者のプロフのチェック

商品ページだけでなく出品者のプロフも目を通しておいた方がよい。メルカリの規定では禁止されているマイルールを数多く記載している、購入者からの評価が著しく悪いなどの要素があれば、どれだけお得に見えても購入は避けた方がよい。返品不可やキャンセルお断り、などの記載もメルカリの規定では禁止されている。

メルカリでは顔の見えない見知らぬ相手と取引をすることになるので、プロフの文体内容から直感的に感じる印象も判断材料のひとつになる。またいくらプロフや商品ページの印象が良くても、取引の件数が1、2件では出品者の良し悪しの判断材料が少なすぎるため、液晶テレビのような高額商品の購入は控えた方が無難である。

外箱の確認

届いた商品の破損・動作チェックはもちろんだが、配送受取直後にも外箱の破損や痛みをよく確認しておいた方がよい。液晶テレビのような大型商品は配送途中の破損が生じやすい製品である。

受取の印鑑を押したら、その場で配送員の人と一緒に外箱のへこみや破れ・目立つこすれがないか見ておき、気になる箇所があれば、配送時の傷の可能性があることを伝えて撮影しておく。

こうしておくと開梱時に破損や動作不良が見つかった場合に、配送時の破損として補償してもらえる可能性が高くなる。出品者がらくらくメルカリ便を利用している場合は、メルカリ側が商品代金を補償してくれる。

らくらくメルカリ便の利用

個人間の取引で宅配便を利用すると、お互いの住所を知ってしまう又は知られてしまうリスクがある。このプライバシーの問題を回避するためには、らくらくメルカリ便を選択している出品者と取引をするとよい。宅配業者であるクロネコヤマトが介入することで、購入者と出品者はお互いの住所を明かすことなく取引することができる。

メルカリに出品する際のトラブル

フリマアプリ・メルカリで使わなくなった液晶テレビを売りたい場合には、どんな問題が起こる可能性があるだろうか。

返品トラブル

メルカリを利用する上では避けて通れないのが返品要求である。出品者自身の梱包忘れ、商品ページの記載内容ミスによる返品も、多数の取引をこなしていれば何度かは起こるものである。

だが商品ページをよく読んでいない利用者というのも少なからず存在していて、記載通りの商品を発送しても「思っていたものと違う」「傷があるなんてきいていない」という理由で返品を要求されることがある。

たとえ出品者に手落ちがなくても返品・返金には応じるべき、というメルカリ側の規定があるため、余程悪質なケースでなければ拒否することができない。

また液晶テレビのような精密機器では、画像・音声・動作状況など評価に個人差の生じやすい要素が多いので、どれだけ自分の目線で詳しく商品紹介をしても、購入者との感じ方の違いを無くすことが難しい。どれだけ注意して商品ページを作成しても、結局は購入者が受取後に気に入らなければ返品を要求されてしまうということだ。

メルカリに出品する上でこのストレスはある程度覚悟する必要がある。購入希望者の評価などをチェックして、事前に取引を断るなどの対策をとることもできる。

受取評価をしてもらえない

メルカリでは購入者が商品を受け取って内容を確認した後に受取評価を行うことで、運営側から出品者に売上金が支払われる仕組みになっている。そのため商品を発送したからといって必ず売り上げが得られるとは限らない。購入者が商品を受け取っても気に入らずに返品希望を出されると、売り上げは立たない。

また受け取った箱に商品が入っていなかった言い張って受取評価をしないなど、マナーの悪い利用者と取引してしまうと、取引メッセージでのやり取りやメルカリ運営側への連絡など、時間と労力をとられた挙句に売り上げはなかった…という被害にあう可能性もある。個人間の信用で成り立っている取引の場である、ということを忘れてはいけない。

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トラブルを回避のためには

個人間の取引の場であるメルカリに商品を出品する上で、ある程度のトラブルは避けられないものである。それでも、なるべく問題なく取引を終えるために出来る努力はないだろうか。

大型商品である液晶テレビの梱包

個人売買の場合は、出品者が自分で商品の梱包を行う必要がある。この梱包を適当に行うと、液晶テレビのような大型商品は集荷してもらえないことがある。

純正の箱まで残しておく必要はないが、自分のところに送られてきた商品だとしても心配ではない、と言える程度に頑丈に梱包しておくようにした方がよい。らくらくメルカリ便を使用すれば、商品配送中の破損は補償されるし、相手に住所が知られるリスクも無くなるので、出品者・購入者双方にメリットがあるといえる。

B-CASカードの扱い

無ければ購入後にすぐテレビを使用できないので、本来は合法とは言えないテレビとB-CASカードのセット販売だが、現状メルカリの運営側は黙認状態である。出品の際にはカードの有無を明記したほうがよい。B-CASカードの中には個人情報などは特に入っていないので、個人情報としてのセキュリティ上はあまり問題ない。

だが、有料視聴契約をしている出品者は要注意である。有料視聴契約はB-CAS番号に基づいて管理されている。そのため視聴契約を結んでいる会社に、契約しているB-CAS番号を変更することを伝えなければならない。

メルカリへの出品を考えている古いテレビの番号から、新しく使うテレビのカード番号に変更するのである。もしどうしても個人情報が心配な人はB-CAS社に返送するか、じぶんで破棄すればよい。

液晶テレビの処分方法

テレビを処分する際は、リサイクル料が約2,700円程度かかる。これを避けたくてメルカリの利用を選んでいる人もいるのではないか。

テレビの処分方法

テレビを買い替えた場合は、新しいテレビを購入した店舗でリサイクル料と回収代金を支払って古いテレビの処分を依頼することができる。回収代金は販売店によって異なる。新しいテレビの設置と同時に古いものを引き取ってもらえるので、費用はかかるが一番時間はかからない方法である。

買い替えは行わずに不用なテレビの処分をしたい場合は、購入店に連絡して回収してもらうことができる。この場合でも、各メーカーの定めたリサイクル料と販売店ごとの回収代金がかかる。

購入店が分からない・忘れてしまった場合は、不用品回収業者に回収してもらうことになり、リサイクル料に加えて各業者ごとの処分費を請求されることになる。業者によってかなり価格がことなるので、必ず複数業者に事前見積もりをとる必要がある。

買取査定をしてもらう

個人売買、リサイクル料を支払っての回収・処分の他に、リサイクル業者に査定を依頼して買い取りしてもらうという方法がある。処分ではなくリサイクル・買取であれば家電リサイクル法の対象にならないので、リサイクル料は発生しない。

液晶テレビの買取を依頼する時には、長年使っていた汚れを落として綺麗にして、リモコンや保証書、説明書など付属品を可能な限り揃えておくと、査定額が下がることを防げる。

メルカリに出品して購入者とやり取りをしたり、頑丈な梱包を行う手間に比べれば手軽に行えるのではないか。また買取査定の依頼はなるべく多くのリサイクル業者でとって、最も条件にあったところに買い取ってもらうとよい。

まとめ

メルカリで液晶テレビを購入する際のトラブルとして付属品がない、商品が説明文と異なるなどがある。購入トラブルを回避するためには、商品の説明文をよく読む、出品者のプロフィールのチェックや外箱の確認などをするとよい。

メルカリに出品する際のトラブルとして返品や受取評価をしてもらえないなどがある。出品する際のトラブルを回避するためにはテレビの梱包やB-CASカードの扱いに十分注意する必要がある。

メルカリ以外の液晶テレビの処分方法として、買い替えの際は新しいテレビを購入した店舗で古いテレビの処分を依頼するか、リサイクル業者に買取をしてもらうなどがあるのでトラブルを避けたい場合はおすすめである。

フリマアプリやオークションなど、個人取引の新しい形は様々な可能性を秘めたものであると同時に、大きなリスクも孕んでいる。利用の際にはトラブルを避けるための自衛策を忘れてはならない。

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