フリーマーケットでは思わぬ拾い物をすることもある。ブルーレイレコーダーのように、本来なら高値のつく家電も安価で買えるケースが少なくない。そして、フリマアプリ「メルカリ」の登場によって買い物はより楽になった。
しかし、メルカリではネットならではのトラブルも絶えない。利用する際には気をつけるべきポイントをしっかり調べておこう。この記事では、メルカリでブルーレイレコーダーを売買する際に起こりやすいトラブル事例をまとめていく。
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不良品を購入してしまうトラブル
メルカリでは不良品が売られていることがある。これは、自分で直して再販する人もいるからである。しかし、悪徳ユーザーもいるので注意が必要である。どのようなことに注意が必要なのか紹介していく。
メルカリで出品される不良品
フリマアプリでは、大前提として購入者が名乗りを挙げたくなるような商品を売らなくてはいけない。しかし、中には不良品を出品し、トラブルへと発展しているケースがある。以下、メルカリで出品されたブルーレイレコーダーでありがちな不良を紹介する。
ディスクの再生ができない・録画できない
そもそもブルーレイレコーダーとしての基本的な機能さえ故障しているケースだ。これでは、購入者がブルーレイレコーダーを修理に出さなければならず、余計な費用がかかってしまう。最初から新品で購入したほうが安上がりだった可能性すらある。
再生中にノイズが入る
なんとかディスクを再生できるものの、通常のレコーダーと比べて画質が劣ることもある。故障とはいかないまでも、機能が衰えているケースだ。
ディスクの開閉がぎこちない
いざディスクを見ようと思ってもなかなか開かなかったり、逆に閉じなかったりする。開閉のセンサーに異常が発生しているからだ。
不良品は買うほうが悪いのか
こうした不良品を購入した場合、出品者に抗議し、できれば取引を白紙に戻したいところだろう。しかし、出品者の多くが最初から不良があることを説明している。つまり、「不良があると伝えていたのだから、了解してもらっていたのだと思っていた。今さら返金はできない」と主張してくる出品者もいるのだ。
確かに、メルカリを見てみると「不良アリ」「故障アリ」などの記載がさりげなくなされている。こうしたブルーレイディスクを購入したなら、補償を求めるのは難しいだろう。出品者は説明の義務を果たしているからである。
購入者をだます出品者もいる
ただし、悪徳ユーザーと呼ばれる出品者もメルカリを利用している。彼らは最初から不良品であることを隠してブルーレイレコーダーを出品し、代金が支払われたら雲隠れしてしまうのだ。うその説明を掲載している以上、出品情報だけで悪徳ユーザーは判別できない。
しかし、よく文章を読めば違和感があるとわかる。誇張表現が多かったり、購入者にプレッシャーをかけるような強気の表現が含まれていたりするときは、購入を見送ろう。本当に良い商品なら誇張などなくても買い手がつくはずだ。大げさな文章に頼りたがるのは、「早く売ってしまいたい」とあせるほどの理由がある証拠なのだ。
付属品に関するトラブルは購入後に苦労する
付属品に関するトラブルは購入後に苦労することがある。そのため、どのような付属品が必要なのか紹介していこう。
ブルーレイレコーダーには付属品が多い
メルカリでは「付属品がそろっていない」というトラブルも続出している。ブルーレイレコーダーもまた例外ではない。むしろ、ブルーレイレコーダーは付属品がなくて困る家電の代表格ともいえる。以下、ブルーレイレコーダーの付属品である。
ケーブル
ブルーレイレコーダーをテレビにつなぐためにはケーブルが不可欠だ。もしもついてこなくても電気店に行けばそろえることはできる。しかし、種類を探すのは手間だし、余計な出費もストレスになる。
リモコン
ブルーレイレコーダーには専用のリモコンがあるはずだ。もしも一緒に送られてこなかったら、出品者が自力で用意しなければならない。ただ、古い型番のレコーダーだと、リモコンを用意してもらえない恐れが出てくる。在庫があったとしても、リモコンを取り寄せるまでに時間がかかるため、なかなかレコーダーを使い始められない。
箱
ブルーレイレコーダー専用の箱があったほうが、将来的に役立つ。人にあげたり、メルカリやヤフオクに出品したりするときに価値が上がるからだ。
保証書
ブルーレイレコーダーが保証期間なら、それを証明する保証書が必須である。保証書があれば故障が見つかっても無償で修理してもらえる。
説明書
新しいブルーレイレコーダーの操作を覚えるまでには時間がかかる。説明書があると、すぐにシステムを理解できるだろう。
そのほかノベルティ
ブルーレイレコーダーを使うにあたって特に影響はないものの、もしもノベルティ込みで購入したのであれば送られてこないのは問題だ。ノベルティの分だけ、購入者は高い値段を払わされたことになる。
付属品の欠品を防ぐには
出品者が丁寧で、付属品が欠けていることを事前に教えてくれているなら大きなトラブルにはなりにくい。しかし、購入者が注意するべきなのは「出品情報に問題がないからといって完全な商品であるとは限らない」という点だ。メルカリでは見ず知らずの人間から、現物を確認せずに購入するケースが多い。
そのため、多少問題があってもあえて出品情報に載せていない出品者がいる。購入者は出品者に連絡を取り、掲載されていない部分の確認を取っておこう。ちなみに、「付属品はすべてそろっていますか」と聞くよりも「保証書・説明書・ケーブルはありますか」と具体的に質問するのが得策だ。
出品情報と違う商品
メルカリではほしかったものとは違う商品が届いてしまうことがある。どのような解決策があるのか紹介していこう。
ほしかったものとは違う品
メルカリなどで多いのが、出品情報とまったく違う品物が届くトラブルである。以下、事例を並べていく。
型番が古い
出品情報では新しい型番が書かれていたのに、実際に届いたのは型番が古いブルーレイレコーダーだった。
写真と違う
出品情報を見る限り、きれいで長く使えそうなブルーレイレコーダーだった。しかし、実際に届いたのは汚れや傷のある品物だ。出品者に問い合わせてみても「写真の出来の問題であって、品物は同じ」と言われてしまう。
求めていた機能がついていない
録画予約など、ブルーレイレコーダーは種類によってさまざまな機能がついている。出品情報ではあたかも機能が充実しているようにうたっておいて、届いた商品にはまったく求めていた機能がついていなかった。
出品者の言葉は鵜呑みにしない
もしも買いたかった商品と違うブルーレイレコーダーは届いたとしても、メルカリは仲裁に入ってくれない。基本的にメルカリでは当事者間でトラブルを解決しなくてはいけないからだ。警察に届け出るなどの手段もあるが、手間を思えば「泣き寝入り」してしまう購入者も少なくない。
メルカリで購入者が損をしないためには、出品情報を信頼しすぎないことが肝心である。出品者がうそをついているわけではなくても、間違いを犯している可能性はおおいにある。メルカリでほしい商品を見つけたら、出品情報だけではなくて自分でもスペックを調べよう。品名や型番をもとにして、商品のホームページを閲覧するのが確実な方法だ。
出品者とコミュニケーションをとろう
メルカリでトラブルを招く理由のひとつが「ユーザー間のコミュニケーション不足」である。一言質問しただけで防げたトラブルも少なくない。購入者は気になる商品について、出品者にどんどん質問をぶつけよう。
出品者も取引成立後のトラブルは避けたいので、質問には丁寧に答えてくれるはずだ。中には質問を続けるうち、苛立ちを見せてくる出品者もいる。
ただし、そんなときは「質問されて困ることがある」か「出品者の人間性が購入者と合わない」のいずれかだ。取引をするべき相手とは言えなかったのである。出品者に不愉快な対応をされたら、すぐに取引を中止しよう。目の前の出品者だけにこだわらなくても、メルカリには山ほどチャンスが転がっているのだ。
出品者側になったときのトラブルとは
購入者の中にも厄介な人はいる
メルカリでは取引が成立すると、先に購入者が代金を支払う。そして、入金を確認してから出品者が商品を発送する。つまり、「代金を払ったのに品物が届かない」というトラブルはあっても、その逆は成立しない仕組みだ。取引が成立した時点で出品者は安心して支払いを待つことになる。
ところが、いつまで経っても代金が支払われず、取引がキャンセルになるケースも少なくない。出品者からすればまったく無意味に思える「支払いキャンセル」は、収入の予定を大幅に狂わせてしまう。出品者は購入者の中にも厄介な人はいると自覚したうえで、相手を選んで取引をしよう。
支払いキャンセルになる理由
以下、購入者が支払いをキャンセルする理由である。
いたずら
ブルーレイレコーダーのように、高額商品が出品されているときに起こりやすい理由だ。買い手がついて喜んでいる出品者を、購入者が楽しんでいるのである。そして、実際に支払いの段階になればキャンセルしてしまう。
購入者にネガティブな履歴は残るものの、最初からいたずら目的でアカウントを取得しているため、特に痛手はない。出品者が一方的に振り回されて終わる。
不信感
取引を進めていくうえで、購入者から出品者への不信感がつのった際にも支払いキャンセルは起こる。ただ、マナーとしては購入者から中止にする旨を伝えるべきであって、迷惑には変わりない。
操作ミス
ネットでの買い物に慣れていない購入者は支払い方法がわからず、意図せずにキャンセルとなる場合もある。
他に良い商品を見つけた
より良い商品を発見した際も、一方的にキャンセルしてくる購入者がいる。
購入者の人間性に目を光らせる
上記で紹介したものはあくまで例にすぎず、予想もつかない事情でキャンセルされることも少なくない。出品者が安全に取引を終えるためには、購入者の人間性を見抜かなければいけない。
まず、レスポンスの遅い購入者に対しては真剣さを疑うべきだ。出品者から積極的に連絡を取ってみると相手の本気度が見えてくるだろう。家が近所なら、実物を確認してほしいと提案するのもひとつの方法である。
丁寧に告げれば、出品者が断る理由はほとんどない。それでも確認にやってこないならキャンセルを頭の隅に置いている可能性がある。慎重に交渉を進めていき、必要なら途中で取引を止めよう。
まとめ
メルカリでブルーレイレコーダーを売買する場合のトラブル事例をまとめた。ブルーレイレコーダーのような高額商品ほど、悪質な取引相手に引っかかりトラブルに巻き込まれるケースが多い。出品者の立場でも購入者の立場でも、積極的なやり取りで取引相手の人間性を探り、少しでも怪しいと思ったら取引を中止してほしい。
今日ご紹介した注意点をよく確認し、気持ちのいい取引をしよう。