アクションカメラの中でも低価格でクオリティの高さが魅力的なSJCAMシリーズ。その中でも日本国内のカメラマニアの中でかなりヒットしたのがsj4000だ。
ただ、sj4000シリーズはヒット商品であるうえに種類も多く、出回っているものの中には偽物も多く存在する。そこでこの記事では、sj4000シリーズの偽物と本物を見分けるにはどんな点に気を付けるべきかや、sj4000シリーズを高く売るコツを解説する。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
sj4000とは?
2015年頃にTwitterやInstagramが流行したことから、アクションカメラが若者の間でブームとなった。中でも高い支持を得ていたのがGoProだ。しかし、GoProは定価が40,000~70,000円程度で高価であることから、手が届かない人も多く、そのような人から注目を浴びたのがSJCAMである。
SJCAMは中国のメーカーLinkcrownから2015年頃に発売され、定価が10,000円以内ながらGoProに引けを取らない性能で一部のファンから現在まで高い支持を得ている。SJCAMの中でも最も人気が高い製品がsj4000シリーズだ。
sj4000シリーズには、通常のsj4000モデルに加え、2016年にsj4000の改良版として発売されたsj4000(2016NewVer.)、最初から防水ケースが付属したsj4000Airやインターネット接続が可能なsj4000WiFiなどが存在する。また、現在ではsj4000の後継機にあたるsj5000シリーズが存在しており、これが最新機種にあたる。
スペック
sj4000のスペックに関しては、広角170度での撮影が可能であり、同じく広角170度での撮影が可能なGoProと比べると少し視野が狭いが、10,000円以内でこの性能なら満足と言えるだろう。しかもカメラにはモニターが付いているため、撮影もしやすい。操作性も良く、あまりカメラに詳しくない人でも操作しやすいモデルと言えるだろう。
動画に関しては1080p(フルHD)での撮影が可能で、しかも高感度CMOSセンサーが搭載されているため、夜間でもきれいに撮影をすることができる。また、後継機にあたるsj5000シリーズにおいてはさらに画質が向上し、4K画質での撮影が可能となっている。防水ケースが最初から付属しているモデルも多く、これを使うことで最深30mでの撮影も可能であることから、ダイビングなどのマリンスポーツが趣味である人からも高い支持を得ている。
オプションアイテム
それに加え、sj4000はオプションアイテムも豊富である。バイク撮影用のケースなど、純正のオプションが充実していることから、さまざまな場面での撮影が可能である点もsj4000の魅力と言えるだろう。
WiFi対応モデルの場合、スマートフォンに動画を送ることもできる。近頃ではパソコンではなくスマートフォンのアプリを使って動画を編集する人も多いだろう。そのため、WiFiを使ってスマートフォンに動画を送信できる点はとても便利だ。
SDカード
ただ、sj4000は使用するうえで注意をしなければいけない点もある。
まず1つ目の注意点は使用するSDカードだ。sj4000はSDカードに撮影した動画を保存することができるが、SDカードのスピードクラスによっては処理が追い付かず、撮影した動画が保存されないことがある。基本的にクラス10以上のSDカードを使用していれば問題なく動画が保存されるが、それ以下のスピードクラスのSDカードを使用する場合、高確率で動画が保存されないため、注意が必要だ。
説明書
2つ目の注意点は、sj4000をはじめとするSJCAMシリーズは中国製品であるため、日本語の説明書が存在しない。説明書がすべて英語であるため、英文を翻訳しながら説明書を読み解いていく必要がある。
そして最後の注意点は、撮影した動画がどうしても青みがかった映像になってしまうという点だ。これに関してはsj4000が10,000円以内の商品であるという点から諦めている人も多いだろうが、動画編集ソフトを使えば修正をすることができるため、それほど気にする必要はないだろう。
sj4000の偽物と本物の見分け方は?
sj4000は中国製カメラであるため、国内で購入する場合輸入品を購入することとなる。しかも、sj4000シリーズは日本国内だけでなく世界でヒットした商品であるため、低価格アクションカメラでありながら流通しているものの中には偽物も多い。そこで、sj4000の偽物と本物の見分け方を解説する。
ロゴ
まず、最も簡単な見分け方が本体のレンズの下に「SJCAM」というロゴが入っているかどうかだ。偽物の場合このロゴが入っていないものが大半だ。しかし、モデルによっては最初からSJCAMというロゴが入っていない機種もあるためこのようなモデルは注意をする必要がある。
モデルの名前
次に注意すべきなのが、モデルの名前だ。SJCAMで発売されているシリーズ名は「sj4000」「sj5000」「sjdash」「sj6」「sj7」の5種類のみだ。市場に出回っているものの中には「sj7000」「sj9000」など、実際に存在しそうな名前の偽物も多く、購入する際には実際に存在するモデルかどうかをSJCAMの公式サイトなどで確認したうえで購入しよう。
シリアルナンバー
また、sj4000に限らず、SJCAMを購入した場合、箱にシリアルナンバーが記載されている。このシリアルナンバーをSJCAMの公式サイトに入力すれば本物かどうかを確認できるため、購入した場合は公式サイトを使って確認するのも良いだろう。ただ、中身をすり替えられていることもあり、シリアルナンバーが一致しているから本物であるとは限らないことを理解しておくことが必要だ。
画質
sj4000の偽物の場合、本物と比べて見た目だけでなく性能にも大きな差があることが多い。
まず、撮影できる動画の画質に関しては圧倒的に偽物の方が低く、本体の設定を1080pにしていてもかなり荒い画質で撮影されてしまう。あまりにもつくりがひどい製品の場合、防水ケースに本体がフィットせず、水が入ってしまって壊れてしまうこともある。
接続端子
本体に関しては、偽物の場合HDMIケーブルなどの接続端子の配置が本物と違うことが多い。本物と配置が同じでも少しずれていることが多く、本物の接続端子の配置を確認し手偽物かどうかを判断すると良いだろう。
バッテリー
バッテリーに関しても、本物と比べると偽物は質の悪いバッテリーを使っていることが多い。バッテリーに関してもSJCAMのロゴが入っているものが純正品であり、ロゴが入っていない場合偽物である。ただ、SJCAMのロゴが入っていても、バッテリーが熱を持ちやすかったり、膨らんでしまったりしていると偽物の可能性が高い。
それに、バッテリーの厚みに関しても本物と比べると偽物は厚めにできていることが多い。バッテリーのカバーに関しても、本物はカバーがかために作られており、しっかりとバッテリーがケースにフィットし、平になるように作られている。しかし、偽物の場合、熱を持って膨らんだバッテリーによってカバーも少し変形して膨らんでしまっていることが多い。
アプリ
また、WiFi対応モデルの場合、「SJCAM Zone」「SJCAM HD」というスマートフォンアプリでWiFi接続をしてカメラをコントロールできる。しかし、偽物の場合このアプリを使ってカメラをコントロールすることはできない。
公式サイト
確実にsj4000の本物を購入したい場合、SJCAMの公式サイトから購入するのが良いだろう。sj4000においてはかなりの量の偽造品が流通しており、中古はもちろん、場合によってはAmazonなどの有名インターネットショップで購入しても偽物である例が存在している。大手のインターネットショップの場合、偽物だった際に返品保証が付いているところが多いが、そうでないショップも存在するため、この場合はなるべく返品保証が付いているショップで購入しよう。
sj4000を高く売るコツは?
メルカリやヤフオクなどでのsj4000の相場は2,000~3,000円程度である。sj4000そのものの定価が安いため、この相場価格に関しては妥当と言えるだろう。しかし、中古とは言え、なるべく高く売りたいと考えている人は多い。そこで、sj4000を高く売るためのコツを解説する。
本物の証拠
まずsj4000は、偽物が多く流通しているため、本物であることがわかる証拠を提示するのが良いだろう。例としては、どこで購入したかがわかるレシートや、シリアルナンバーが入ったsj4000の箱が挙げられる。安価な商品とは言え、偽物を購入したくない人が大半であり、このように購入者に安心感を与えられるものが付属していれば、高値で売れる可能性が高い。
アクセサリー
次に良い方法がsj4000用のアクセサリーをセットにすることだ。sj4000は低価格アクションカメラであることから、ツーリングなどカメラが壊れる危険が伴う撮影に使われることが多い。そのため、バイクにカメラを固定するアクセサリーなどをセットにするなど、ターゲットを絞って売ると買い手が見つかりやすく、価値も上がりやすい。
カメラの買取専門店
しかしsj4000の場合、メルカリやヤフオクで購入するなら定価で購入するという考えの人も多く、買い手が見つかっていない商品も多い。この点に不安を感じているのであれば、カメラの買取専門店である「トリオカメラ」で売るのがおすすめだ。
トリオカメラでカメラを売る場合、査定の申し込みを行い、結果が出たら売りたいカメラを梱包して送るだけだ。売りたいカメラが店舗に到着してから1~2日でお金が振り込まれるというシステムも急いでお金が欲しい時に便利と言えるだろう。また、元箱がなくても査定に影響がないため、外箱など購入時の付属品が一部欠けている状態の場合ならトリオカメラで売る方が高く売れる可能性が高い。
まとめ
今回はアクションカメラ愛用者におすすめの、sj4000シリーズの偽物と本物を見分けるポイントや、sj4000シリーズを高く売るコツを紹介した。世界的ヒット商品で偽物も多いため、ロゴの有無、モデルの名前、シリアルナンバー、画質のよしあしなど、あらゆるポイントをチェックして本物と見分ける必要がある。
本物であることがわかる証拠を提示できないと高価格では査定もされない。カメラは年齢を重ねるほど長く楽しめる趣味なので、歴を重ねるごとに味わい深くなっていくもの。ぜひ買取をうまく利用しながら、カメラライフを楽しんでいただきたい。