「Y」のヘリンボーン柄(杉綾模様)が特徴的な、セレブリティ御用達の高級バッグブランドとして知られるゴヤール(GOYARD)。製品の販売は世界中で20数店ほどの直営ブティックや高級セレクトショップでしか行われておらず、知る人ぞ知るブランドでもある。こうしたブランドもののバッグ製品を購入したり買取に出す際に、その製品の型番(品番とも呼ばれる)を知っているとなにかと便利だ。特に買取サービスの利用時やフリマで売りに出すときなどには、型番は不可欠な要素でもある。ここでは、そのゴヤールのバッグ製品の型番の特徴やその調べ方、さらにはモデル名の特徴などについて解説していく。
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ゴヤールの代表的なモデル
まず最初に、ゴヤールのバッグ製品の主なラインナップを確認しておきたい。ただ前述のように、ゴヤールの製品はショップ以外で購入することができず、公式サイトはあるものの詳しい商品構成などは掲載されていない。ここでは断片的な情報しか掲載できないことをご了承願いたい。
・サンルイ GM / SAINT LOUIS GM
ゴヤールと聞いてまず思い浮かべるのが、この「サンルイ」と名付けられたトートバッグではないだろうか。ブランドのシグネチャーでもあるY字の杉彩模様が施されたキャンバス地、「ゴヤールディン」に覆われたそれなりに大きなバッグだ。 サイズはヨコ55×タテ32×マチ幅19cm(数値はおおよその値)。表面のキャンバス地はアラビアゴムによってコーティングされており、汚れに強く長く使用できる(内側はコットン)。19.5×10.5cmのポーチも付属する。11色のカラーバリエーションモデルがあるが、基本は「ブラック」と「ブラック ブラウン」の「Classic Colors」と呼ばれる2色で、他の色は「Special Colors」ということで、価格も高くなる。
・サンルイ PM / SAINT LOUIS PM
GMよりもひと回り小さいサイズのトートバッグ。サイズはヨコ47×タテ28×マチ幅14cm(数値はおおよその値)。デザインや模様はGMと同様で、やはりGMと同サイズのポーチが付属する。日本だけでなく世界的にも多くのセレブリティが使用しているのを目撃されており、大変人気が高い。
・マルキーズ / Marquise
サイズがヨコ39×タテ30×マチ幅14.5cmのトートバッグ。こちらは中敷きや底に鋲うちもしてあるなど、しっかりした構造のフォルムが特徴だ。
その他の製品
上記のほか、日本版公式サイトを見る限り、バックパックの「アルパン リュック」、MMサイズとPMサイズがある、やはりしっかりめのトートバッグ「アルトワ」、エレガントなハンドバッグ「サイゴン」などが挙げられる。ただしもっとも人気なのはサンルイで、中古ショップでもサンルイ以外のバッグはなかなか見当たらないのが実情だ。
ゴヤールのバッグ製品の型番について
型番とは、商品を管理するためにモデルごとにつけられた番号のこと。一般的なブランドであれば、公式サイトはもちろんのこと、正規販売店や中古品を扱うショッピングサイト、フリマサイトであっても、製品を特定するためのツールとして型番が使用されていることが多い。英数字の組み合わせによってピンポイントで製品を特定できる型番は、商品を扱う人にとってはとても便利なツールなのである。
しかしながら、直営ショップや一部のショップでしか購入することができないゴヤールの製品は、現物がない限り型番を調べることは非常に困難だ。とはいえ、中古ショップで販売されているゴヤールの製品を見る限り、製品の型番は次のように表記されている。
- <ゴヤールの型番の例>
- サンルイ GM:AMALOUISGM
- サンルイ PM:AMALOUISPM
- アンバサード MM:AMAAMBASSMM
- グランブルー GM:ABAGRANDBLEUGM
ゴヤールの型番の構造
ゴヤールの型番は、上記のようにモデル名称の一部が型番として使用されるタイプのようだ。例が少ないが、サンルイ(SAINT LOUIS)のケースでは、「LOUIS」が使用されて冒頭に「AMA」が付けられた。そして「GM」や「PM」などのサイズを示す英字がくる。代表的なサンルイ以外では、「ABA」が冒頭につけられる型番も見られた。
カラーを示す数字が末尾にくる
ゴヤールの型番は商品タグ(ブランドタグ)に記載されているが、型番の末尾に「AMA LOUISGM03」のように、2ケタの数字が記載されている場合がある。この最後の数字は、おそらく製品のカラーを示す数字ではないかと思われる。どの数字がどの色を指すのかまでは不明だが、買取業者に買取を相談した際、製品の型番を聞かれた際には、最後の数字まで答えるようにしよう。商品タグの写真などを見せることができると、さらによいと思われる。
ゴヤールのバッグ製品の型番の調べ方
前述のとおり、ゴヤールの型番は製品に添付されているであろう商品タグ(ブランドタグ)に記載されている。型番を調べるには、こうした正式な書類を参照するのが手っ取り早い。商品タグは、直営ショップで購入した際には必ず添付されているはずなので、紛失しないよう大切に保存しておこう。
シリアルナンバーと混同しないように注意
ちなみに、ゴヤールの製品のアフターサービスは個人登録と製品のシリアルナンバーによって行われる。つまりゴヤールの各製品には必ずシリアルナンバーが記載されているので、型番と混同しないよう気を付けていただきたい。ゴヤールのシリアルナンバーは、型番の際にも冒頭につけられた「AMA」等のアルファベット3文字に続いて、6ケタの数字で構成される。製品を購入した際には、そちらも確認しておくといいだろう。記載場所は、ショップで問い合わせればすぐに教えてくれるはずだ。
購入時に渡されるものはしっかり保存
ゴヤールの新品製品はショップで購入する以外ありえない。商品タグも含め、購入時に渡される保存袋、外箱類は、買取に出す際に必要になってくるので、しっかり保存しておくことをおすすめする。逆にこうした正規購入品であることを証明するものがないと、偽物を疑われても仕方ない。その場合、買取そのものを実施してもらえない可能性がある。それだけ偽物も多く流通しているということだが、後になって損をしないようにするためにも、そして少しでも高く買取してもらうためにも、商品のケアと付属品の管理はしっかりやっておくにこしたことはないだろう。
まとめ
ここまで、ゴヤールのバッグ製品のモデル名と型番の特徴、その調べ方について説明してきた。何度も述べているように、ゴヤールの製品は直営ショップか一部の高級セレクトショップ(バーニーズ ニューヨーク等)でしか購入することができない、現代においては稀有な方針を貫いているブランドだ。それだけに情報は少なく、購入しない限り型番も調べようがない。だからこそ、バッグ製品の人気も非常に高く、買取に出せば高額査定が大いに期待できるブランドだ。そして、買取査定の際に必要になってくるのが型番である。型番は購入時に添付されている商品タグ(ブランドタグ)に記載されているので、付属品も含めて失くさないようしっかり保存しておいてほしい。
さて、ゴヤールのバッグ製品を買取に出す際には、以下の関連記事に高く売るためのコツや、査定に出す前に注意すべきポイントが詳しく書かれている。ぜひご一読のうえ、買取に出す際に役立てていただきたい。
