ブランドものの財布、ポーチ、あるいはキーケースといった製品を購入したり、買取に出す際、その製品の型番(品番とも呼ばれるが意味は同じ)を知っていると非常に便利であり、取り引きには不可欠な要素と言われる。
ここでは、プラダの姉妹ブランドとして知られるミュウミュウ(miu miu)の財布やポーチといった「アクセサリー」に分類される製品の型番の特徴やその調べ方、さらにはモデル名の特徴などについて解説していく。ただし、同じミュウミュウのバッグ製品の型番の特徴や調べ方に関しては、別の記事があるので、こちらをご参照いただきたい。
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ミュウミュウの財布製品のモデル名と型番について
まず最初に「型番」について確認しておきたい。型番とは、商品を管理するために、モデルごとにつけられた番号のことだ。公式サイトはもちろんのこと、中古品を扱うショッピングサイトやフリマサイトであっても、製品を特定するためのツールとして型番が記載されていることが多い。型番は素材やカラーも含めピンポイントで製品を特定できるため、商品を扱う立場になるととても便利なツールなのである。
ミュウミュウの財布製品の型番とモデル名を確認する
まず最初に、ミュウミュウの財布製品の型番がどんな構造となっているのか確認していきたい。なおミュウミュウの財布製品は、ミュウミュウの日本版公式サイトに記載の番号を参照した。
財布
- ・財布 「マテラッセ」 ナッパ(羊革)/高さ9.5×幅19.3㎝
- ブラック:5MH109_N88_F0002
- シルバー:5MH109_N88_F0135
- ピンク:5MH109_N88_F0615
- ・財布 「マテラッセ」ナッパ(羊革)/高さ9.0×幅14.0㎝
- ブラック:5ML225_N88_F0002
- ピンク:5ML225_N88_F0615
- ベージュピンク:5ML225_N88_F0770
- ・財布 ゴート(山羊革)/高さ9.5×幅11.2㎝
- ブラック:5MH016_N88_F0002
- シルバー:5MH016_N88_F0135
- ピンク:5MH016_N88_F0615
ポーチ
- ・ポーチ ゴート(山羊革)/高さ10.0×幅15.0㎝
- ブラック:5MF001_2BC3_F0002
- ・ポーチ ゴート(山羊革)/高さ10.0×幅15.0㎝
- レッド:5MF01F_2ETO_F0TQV
- ・ポーチ 「マテラッセ」/高さ9.5×幅17.5㎝
- ベージュピンク:5ZH011_N88_F0770
- ブラック:5ZH011_N88_F0002
キーホルダー/キーケース
- ・キーホルダー/キーケース ツートーン ソフトカーフ/高さ6.5×幅10.5㎝
- ピンク+レッド:5PG222_MI4_F0PDO
- ブラック+レッド:5PG222_MI4_F0D9A
- ・キーホルダー/キーケース 「マテラッセ」ナッパ(羊革)/高さ6.5×幅10.5㎝
- ブラック:5PG222_N88_F0002
- ピンク:5PG222_N88_F0615
やはりミュウミュウの財布製品のモデル名とその型番は、プラダの財布製品とその考え方と構成において、ほぼ同様と考えてよい。単なる一般名詞として「財布」、「ポーチ」と名付けられた製品は違う色、異なるデザインの製品が多数存在する。見た目以外に製品を区別するには、型番の存在が欠かせないと言えるだろう。
そしてプラダと同様、ミュウミュウの財布製品の型番はアンダーバーを含めてトータルで17ケタ、あるいは16ケタとなっており、全体がアンダーバーによって3つのユニットに分けられる。ファーストユニットは6ケタ、セカンドユニットが3ケタか4ケタ、サードユニットが5ケタという構成。ただし、ミュウミュウのバッグ製品の型番は「5B」で始まっていたが、財布製品は「5M」、あるいは「5Z」や「5P」で始まるという特徴が見られる。
ミュウミュウの財布製品の型番のユニットごとの特徴まとめ
ミュウミュウの財布製品の型番は、3つのユニットに分けられる。それぞれの特徴は以下のようにまとめられる。前述のように、ミュウミュウの財布製品の型番はプラダの財布製品の型番と同様のため、その繰り返しに近い説明となってしまうが、ミュウミュウの特質も踏まえたうえで、改めてここでまとめておく。
【ファーストユニット(6ケタ英数字)】
「5M」、もしくは「5Z」や「5P」で始まるミュウミュウの型番の最初の6ケタの英数字=ファーストユニットは、各モデル(サイズや形状)を区別するモデルナンバーと見られる。この部分が同じなら同サイズ同形状のモデルとみてよい。リストを見ると、同じ「財布」であっても、そのサイズによって微妙にファーストユニットの型番が変化していることが見てとれる。
【セカンドユニット(3、4ケタ英数字)】
アンダーバーで隔てられた中央部分、型番のセカンドユニットは、製品の素材を表す型番が記載される。基本的には同じ素材が使われていれば同じナンバーとなる。上記リストでは、羊革や山羊革を使用する人気ライン「マテラッセ」は、だいたいこの部分に「N88」が入っていることがわかる。一部「マテラッセ」と入っていないモデルもあるが、デザイン的にはマテラッセの製品である。
【サードユニット(5ケタ英数字)】
この部分は製品のカラーを示している。たとえばどんな素材でもブラックならば、型番は「F0002」。これはプラダとミュウミュウのバッグ製品、財布製品共通のカラー型番である。こうしたカラーの型番を覚えておくだけでも、便利に利用できそうだ。
ミュウミュウの財布製品の型番の調べ方
ミュウミュウの財布製品の型番は、バッグ製品と同様、正規販売店で購入した製品であれば、購入時に渡されるギャランティーカードに記載されているはずだ。ミュウミュウのギャランティーカードは最初から型番やシリアルナンバーが印刷されたカードで、これがミュウミュウの製品であることのもっとも確実な証明となる。そして、製品の型番もこのカードを参照するのがもっとも手っ取り早い方法になる。
また、ミュウミュウの公式サイトにも型番が製品ごとに記載されている。現行の販売モデルであれば、こちらでも調べることは可能だ。そして実際の店頭では、商品タグ等にも型番が記載されているはず。少なくとも正規の販売店で購入した製品であれば、型番はどこかに記載されていると思われる。
買取査定の際にも必要なギャランティーカードは大切に保存を
「ギャランティカード」の存在は、特に買取査定に出す際には非常に重要だ。業者によっては、こうした証明書がない場合は買取を行わないケースもある。製品が本物であることを証明するこうしたカード類は、大切に保存しておかないと後で損をすることになる。
一方で、並行輸入製品を扱うショップ(ブランド製品を扱うディスカウントストアなど)で購入した場合は、「ギャランティカード」はつかないことがある。自分で所有している限り問題はないが、買取に出す際には不利な条件となってしまうケースもあることは、覚えておいたほうがいいだろう。
ギャランティカードもなくサイトでも調べられない場合
ギャランティカードもなく、サイトにも掲載がなかった場合、その製品の型番はどうやって調べたらよいのだろうか。1つの方策として、購入した店舗に問い合わせることによって判明する可能性がある。ただ購入時から時間が経過している場合には、この方法は使えない。
あるいは、買取査定に出してみてもいいかもしれない。買取業者はブランドバッグに関しては非常に豊富な知識を有しているので、商品名や型番まで判明する可能性がある。とはいえ、買取業者もギャランティーカードがない製品は査定を受け付けてくれない場合が多いので、この方法が通じるかどうかは業者次第ということになる。そしてこれらの方策も、本物の製品であることが前提。本物である限り、何らかのサポートを利用することで型番を調べることができる可能性がある。
まとめ
「財布」、「ポーチ」、「キーケース」といったように、ミュウミュウのアクセサリー類における皮革製品は、一般名詞がそのままモデル名称となっているので、「財布」だけでも多彩なモデルがラインナップされている。それだけに、型番による商品の特定が欠かせないということは、文中で説明してきたとおりだ。欲しい商品がある場合には、必ずモデル名とともに型番のチェックもしておくべきだ。
その際、当記事で説明した特徴を念頭に確認できると、なおわかりやすいと思われる。また、買取査定に出すときやフリマに出品するときにも、型番は大切な要素となる。型番が記載されたGカードは、紛失しないようしっかり保存しておきたい。
さて、ミュウミュウの財布製品を買取に出す際には、以下の関連記事に高く売るためのコツや、査定に出す前に注意すべきポイントが詳しく書かれている。こちらもぜひ参照いただきたい。
