数年前から急激にシェアを伸ばしているMVNOは、格安な契約数こそ大手キャリアには及ばないものの、現状の勢いは大手キャリアを上回っている。そのため、今では大手キャリアも無視できないほどの存在感を持つ存在となった。
MVNOのシェアが伸びている理由は、なんといっても格安な利用料金である。プランによっては、月1,000円以内の料金設定も可能である。特に、LINEやtwitter、InstagramといったSNSを中心にスマートフォンを利用しているライトユーザーなどに支持されている存在となっている。
ただ、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのMVNOであるが、時間帯によっては極端に通信速度が落ちることもある。さらに、MVNO特有ではあるが、MVNOはキャリアメールを持たないなどといったシステムなっている。そのため、それに不満を持つ利用者も増えている側面もあるようだ。
このように、契約しているMVNOに不満があるのであれば、解約やMNP転出などを考えることとなると思われる。しかし、MVNOにより、解約、MNP予約番号などの申請方法、違約金の金額、最低利用期間などは異なる。そのため、事前に解約方法などを確認したほうが良いと言えるだろう。特に、違約金は高額となる場合もあり、できるなら違約金を支払う必要がない時期に解約したいところである。
そこで、今回は、MVNOの1つであるFREETEL(フリーテル)の解約方法やMNP予約番号の取得方法、違約金などについて説明していこうと思う。
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FREETELとは
FREETELとは、プラスワン・マーケティングが運営するMVNOのブランドである。FREETELは、NTTドコモの回線を利用しているため、日本のほぼ全域で高速かつ高品質な通信回線を提供している。また、利用したデータ通信量で料金が決まる「使った分だけ安心プラン」や、LINEやポケモンGO!などの人気アプリのデータ通信が無料なサービスなど、ユニークなサービスで人気のMVNOである。
FREETELの解約方法について
FREETELの解約は、FREETELのサイトにあるマイページ上から行うことができる。FREETELのサイトのよくある質問には、電話による解約は案内されていない。そのため、web経由での解約しかできないようだ。
具体的な解約方法
マイページで解約を行うのだが、まずマイページに入るには、あらかじめ登録したメールアドレスとパスワードが必要となる。事前に入ることが出来るかまず確認したほうがいいだろう。
次に、マイページの契約状況で現在契約しているサービスが表示できる。そこのページ上部に回線番号が載っているので、まずはその回線番号を確認しよう。おそらくその回線番号は音声通話SIMであれば電話番号だと思われるが、念のため確認をしておこう。その後、自分が契約しているサービス、「FREETEL」または、「フリモバ」を選択。選択した後は解約ボタンを押すことで解約のページに進むことができる。
解約のページが表示されたら、次は電話番号欄に先ほどの回線番号を入力。お問い合わせ内容欄には、解約したい旨簡単に記入するようにしよう。
簡単な作業ではあるが、これで解約の手続きは完了となる。
SIMの返却は不要
また、他社では解約して不必要になったSIMカードを返却しなければならない場合もあるが、FREETELは返却不要となっている。解約後もそのまま持っていても問題はないようである。しかし、もちろんこのSIMカードは契約終了となっているため、スマートフォンに入れても使用することはできない。
解約の締め日
また、解約手続きは、毎月25日までに申し込んだ場合に当月での解約となる。26日以降に解約を申し込んだ場合は、翌月解約扱いとなる。そのため、26日以降に解約してしまうと月額利用料を翌月分も支払う必要が出てしまうため、解約をしたい場合は25日までに申し込んだ方がいいだろう。また、ギリギリまで使えば損なく使うことができたとも考えられるだろう。
FREETELのMNP予約番号の取得方法
FREETELのMNP予約番号の取得は、解約と同じくFREETELのサイトにあるマイページ上から行うこととなる。マイページに入ったら、MNP予約番号の発行メニューを選択し、MNP転出したい電話番号を入力。その後「送信」ボダンを押すことで、手続きが完了となる。
その後、申請から4日前後でMNP予約番号が発行される。発行が完了したらその番号を転出先の通信会社に連絡しよう。その後、転出先の通信会社のMNP転入の手続きが完了すると、FREETELは解約となる。
解約手続き後は、登録してあるメールアドレスにFREETELから解約通知のメールが来るため、メールが確認できたら手続きが全て完了したことになる。
注意点
しかし、ここで注意が必要となってくるのがMNP予約番号の有効期限は、発行日を含め15日間となっていることである。その間にMNP転出手続きが終了しない場合、MNP予約番号の発行からやり直す必要が出てきてしまう。さらに、時間が経過し、翌月になると、翌月分の月額利用料も支払う必要が出てきてしまい、余計な費用がかかってしまうことになる。MNP転出手続きは、できるだけ早く実施したほうがいいだろう。
解約時の違約金
解約やMNP転出の時におそらく皆さんが最も気になるのが、解約時の違約金、解約時の月額利用料金であるだろう。特に、違約金は、MVNOによっては10,000円を超えるなど、高額となる場合もある。そうなってしますとあまりにももったいないお金となってしまうので、できるだけ支払う必要がない状況で解約したいところである。
FREETELは違約金なし
しかし、FREETELの場合、FREETELの契約では最低利用期間はない。つまり、幸いなことにいつ解約しても違約金は発生しないのである。
データ通信プランの解約の場合、多くのMVNOが、最低利用期間を設定せず違約金が発生しないシステムとなっているが、音声通話プランも最低利用期間も解約時の違約金もないシステムは、MVNOの中でも少なく、FREETELは珍しいシステムとなっている。
MNP転出手数料
ただし、ここで喜んでばかりではいられない。実はFREETELの場合、違約金はないが、契約してから1年以内のMNP転出の手数料は高額となっている。
例えば、契約月にMNP転出をする場合、手数料として15,000円(税別)が必要となる。他のMVNOのMNP転出手数料は、3,000円(税別)であることが多くので、この15,000円がいかに高いかよくわかるだろう。
そして、FREETEL のMNPの手数料は、契約から一月経過する毎に、1,000円ずつ下がり、12か月目には4,000円(税別)、13か月以降は2,000円(税別)となるようになっている。
FREETELは、最低利用期間も、解約する際の違約金もないが、MNP転出の場合に限り、実質、最低利用期間や違約金が設定されている。しかし、実際解約する人の多くはMNP転出をする可能性が考えられるため、一見お得に見えて実はそうではない、企業の戦略という風に捉えることも正直できるだろう。
乗り換え先への契約の手数料
さらに、ここで忘れてはならないのが、乗り換え先への手数料である。乗り換え先でも始めに契約する手数料や事務手数料を払うことが必要となってくることがほとんどである。そのため、解約時に合計でいくらかかるのか計算したい場合は必ずここも踏まえて計算した方が良いだろう。
ほとんどの企業は平均して契約手数料が3,000円前後にである。また、この手数料は、元のMVNOを解約、新しいMVNOを契約して利用開始する最初の月にその月の月額使用料と一緒に支払うこととなるのがほとんどである。そのため、解約時の料金が高ければ、解約時と同時に契約時に出費がかなりかさむこととなる。
スマートコミコミ+の場合
その他に、FREETELには、スマートフォン本体とデータ通信、かけ放題をコミコミとしたスマートコミコミ+があるが、スマートコミコミ+(36か月)を契約して途中で解約する場合は、スマートフォンの代金のうち、未払い分を全額支払う必要がある。
ただし、スマートコミコミ+解約の際に、スマートフォンを返却すれば、未払い分の半分の金額が戻ってくるようである。
スマートコミコミ+の注意点
ここで少し余談ではあるが、FREETELのスマートコミコミ+の注意点を少し述べたいと思う。FREETELのスマートコミコミ+は必要なものが全て揃っている。さらに人気のSNSの使用ではデータが消費されず、非常に便利なサービスとなっているので特に若者にとってお得と考えやすいサービスだろう。
しかし、ここで一つ落とし穴がある。それは、分割して支払う端末代が、合計するとかなり高額な金額な点である。端末の通常の2倍以上してしまうのだ。それに気がつかず契約してしまうと、人によってはかなり勿体無いことをしていることになるだろう。元々SNSのデータ使用量がかなり膨大で、FREETELの契約を長く継続、そのためこの端末代の差額に勝るという人であれば損はないとも言えるかもしれない。
合計で実際いくらくらい解約にお金がかかるのか
今まで解約方法、MNP番号取得方法など見てきたが、では実際にいくらくらいかかるのか、シミュレーションをしてみよう。今まで違約金がかからないなど述べてきたが、シミュレーションをしてみるとわかりやすくなると思われる。
契約1ヶ月、MNP転出しない場合
この場合、皆さんもわかるだろうが、お金は一切かからない。ただ解約するだけとなる。上記でも述べたが、FREETELの場合違約金は発生しないのでこの場合はお金がかからない。
契約3ヶ月、MNP転出するスマートコミコミ+で端末を返却しない場合
この場合、まずMNP転出の料金がかかってくる。3ヶ月目のためその金額は13,000(税別)円と、かなり高額だ。そして、転出先への手数料として約3000円と仮定する。さらに、今回スマートコミコミ+のため、端末代もかかってくる。端末代を約6万円と仮定とすると、合計で解約時にかかるお金が7万6,000円ほどとなる。
FREETELは、即解約は可能か
次に、FREETELは、即解約は可能かどうかについてだが、即解約は可能である。データ通信プランだけでなく音声通話プランも解約時の違約金はない。そのため、即解約しても費用はかなり安く上がる。
タイミング次第でお得に乗り換え可能
MNP転出に関しては前述のように、契約してから12か月以内に実施する場合の手数料が高く設定されている。特に、契約月にMNP転出する場合の手数料は、15,000円(税別)とMNP手数料としてはかなり高めで、すぐに解約してMNP転出する事を防ぐための実質的な違約金と考えられなくもない。
MNPによる転出を検討している場合は、契約後すぐに実施するのではなく、12か月経過して、MNP手数料が安くなるまで待った方がいいかもしれない。
解約のハードルは低い
FREETELの解約方法やMNP予約番号の取得方法、違約金などを記載したが、解約やMNP予約番号の手続きは、簡単で手間はあまりかからないといっていいだろう。また、解約の際の違約金も必要ないことから、解約のハードルについては、他のMVNOより低いかもしれない。
ただし、MNP転出は高額の手数料が必要な期間があり、36か月の契約期間があるスマートコミコミ+のようなプランなど、手続きの際には色々注意しなければならないものもある。解約やMNP転出をする際は、費用や時間、手間などがどれくらいかかるか検討して、一番有利な時期に実施するようにしたほうがいいだろう。
乗り換え時にスマホを買い替えるなら
FREETELを解約して乗り換えと同時にスマホを買い替えようと思っているなら、スマホのマーケットを参考にしてみてはいかがだろうか。
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もちろん中古スマホだけでなく新品・未使用のSIMフリースマホも数多く販売されているのでこの機会にぜひ参考にしてみてほしい。詳しくは画像をタップ。
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