インターネットが普及した今の時代は、型番・品番を使ってARROWS(スマホ)の情報収集や比較検討を行いやすい実態がある。また近頃では、当サイト・ヒカカク!のように簡単に一括査定のできるWEBサービスも増えているため、型番・品番を把握するメリットも豊富な世の中になりつつあると捉えて良いだろう。
今回は、国産ブランドの中でも非常に人気の高いARROWS(スマホ)の特徴や命名規則、型番・品番の調べ方を読者の皆さんに解説していきたい。
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ARROWS(スマホ)とは?
ARROWSとは、富士通グループの会社で作られたスマートフォン・タブレットのブランド名だ。このブランドのスマホは、下記の4社によって製造開発されてきた歴史がある。
- ・富士通
- ・富士通コネクテッドテクノロジーズ
- ・富士通モバイルコミュニケーションズ
- ・富士通東芝
キャリアによって製造会社が異なるARROWS
ARROWSでは、ドコモ、ソフトバンク、auといったキャリアごとに異なる会社がスマートフォン端末の製造開発を行っている。例えば、2014年頃までの古いドコモ製ARROWSスマホは、富士通本体が作る端末だった。これに対して製造部門の移管のあった2016年以降は、NTTドコモのarrows端末の全てを富士通コネクテッドテクノロジーズという会社が作る形になったようだ。
こうした形でキャリア毎に異なる会社が携わるARROWSシリーズの場合、今話題のSIMフリー端末についても富士通本体と富士通コネクテッドの2社が製造開発に関わっている。
ARROWSブランド開始は2011年9月
2011年9月8日発売のARROWS Tab LTE F-01Dが、arrowsブランド最初のタブレット端末だったと言われている。これ以降に発売された富士通製スマホとタブレットには、その全てにarrowsブランドが付与される形となった。ドコモのスマートフォンへの参入は第二期からとなったARROWSだが、国産ブランドならではの人気が認められた現在では、Galaxyなどと並ぶドコモのフラッグシップモデルへと成長を遂げている。
多彩なブランドがARROWSシリーズへ
高齢者層をターゲットにしたらくらくホンも、2001年から長きに渡って富士通から発売されるブランドとなっている。また若い女性に人気のディズニー・モバイル・オン・ドコモについても、2013年の春夏・秋冬モデルに関しては、ARROWSブランドからの発売だったようだ。こうした形でドコモの人気機種の多くに携わる富士通の技術力は、スタンダードなスマホ以外の市場でも高く評価されていると捉えて良いだろう。
イメージキャラクター
スピード感や先進性といったキーワードを使おうと考えたARROWSブランドでは、知名度・人気ともに高いEXILEをイメージキャラクターに起用している。CMソングの楽曲提供だけでなくテレビコマーシャルにも器用されたEXILEは、東日本大震災への復興支援に向けた取り組みを行うグループとしても、社会的な知名度が非常に高かった。
また富士通では、au向けARROWSに三浦春馬、ドコモ向けに高良健吾といった形で、商品キャラクターの並行起用も行なっていたようだ。
ブランドロゴの刷新
2015年冬モデル以降、ARROWSブランドのロゴが大文字から小文字へ変更となった。これに対して法人向けのARROWSは、2017年10月現在まで未だに大文字表記が使われている。こうした形で時代と販売ターゲットによってロゴデザインの異なるARROWSスマホは、型番・品番を調べる際にもチェックポイントが非常に多いブランドとなりそうだ。
ARROWS(スマホ)の型番・品番の調べ方
AndroidをOSとするARROWSスマホは、下記の3つのポイントから型番・品番の調査を進めていくのが一般的となっている。
設定
完動品のARROWSスマホは、設定メニューより品番・型番に繋がる情報にたどり着ける。この機能を使う際には、設定→端末情報→端末の状態という流れで画面をタップしていく。ここで見つけた型名は、当サイト・ヒカカク!の一括査定や、ヤフオク・メルカリの商品検索時にも活用することができる。同画面からは、シリアル番号の確認も可能だ。
本体裏側
ARROWS本体の裏側を見てみると、大半のモデルに型番もしくはシリーズ名のどちらかが書かれていることに気付かされる。
例えば、かつて高い人気のあったARROWS NXの本体裏には、シリーズ名だけでなくF-04Gという型番の記載もあるようだ。また画像検索結果によると、ソフトバンクのARROWS A101Fなどにも型番が書かれているため、それなりにコンディションの良い端末を購入すれば中古品やジャンク品であっても、本体から製品名や品番の確認は可能と捉えて良いだろう。
本体内側
電池パックを外した面にも、シリアル番号や品名、型名の書かれたラベルが貼り付けられている。国産メーカーの富士通では、これらの番号の前に見出しをわかりやすく記載している。またこのシールにはmicroSDカードの挿入方向なども書かれているため、将来的に中古市場で売却を考えているなら絶対に剥がさずにスマホ端末を取扱うようにして欲しい。
保証書・付属品
ARROWSの保証書にも、わかりやすいところに型名と品名が書かれている。また、かんたん操作ガイドと呼ばれる取扱説明書にも、タイトルの上にF-02GやM02といった記載があるようだ。こうした形で型番・品番を含めたさまざまな調査に使える取扱説明書などの付属品は、買取査定額にも影響をもたらす存在だ。
また付属品のないスマホの場合は、最低保証額での買取になるケースも珍しくないため、高価買取を狙うなら外箱を含めた細々とした付属品を大事に保管しておくべきだと言えるだろう。
ARROWS(スマホ)の型番・品番の命名規則
ARROWSシリーズの命名規則は、富士通というメーカーではなく各キャリア会社に依存する実態がある。
ドコモ
比較的新しいNTTドコモ製のARROWSは、「メーカー名のF+2桁の数字+アルファベット1文字」のルールで型番が作られている。Fの後に続く2桁の数字は、毎年冬モデルの登場と同時に01にリセットされる仕組みだ。型番最後のアルファベットは、A、B、C・・・という形で毎年ひとつずつカウントする形となっている。しかし2016年から2017年にかけては、Hの次にあるIが飛ばされ、Jが型番に付けられたようだ。
ドコモはタブレット端末も同じ命名規則
ちなみにドコモから発売されているarrowsのタブレットも、上記の命名ルールで型番が決められている。例えば、2016年の7月に登場したarrowsスマホとタブレットは、下記のとおり中央部の数字が連番となっている。
- ・arrows SV F-03H (2016年7月26日発売、5.0インチディスプレイ搭載スマホ)
- ・arrows Tab F-04H (2016年7月29日発売、有機EL10 .5インチWQXGA搭載スマホ)
SIMフリー端末
キャリア会社の縛りのないSIMフリースマホの場合は、M01、M02、M03、M04・・・といった形で誰が見てもわかりやすいルールで型番が付けられている。arrows M02と同時期に発売されたRM02は、楽天モバイル仕様のスマートフォンとなっていた。こうした形で命名ルールがシンプルなSIMフリー機なら、初めてスマホ端末を買う皆さんでも自分の欲しい端末の情報を頭に入れておきやすいことだろう。
ARROWS(スマホ)人気モデルの特徴1 arrows SV F-03H
2016年7月に登場したF-03Hは、中古市場でも高価買取の期待できる大人気モデルだ。arrows Fit F-01Hのマイナーチェンジモデルとなるこのスマホには、ワンセグチューナーの追加や、有機ELからIPS液晶へといった形で仕様変更が加えられている。発売から1年以上経っても需要が衰えないF-03Hの場合、5,000円以上の最低買取保証金額を付ける業者もあるようだ。
ARROWS(スマホ)人気モデルの特徴2 arrows NX F-01J
15,000円以上の最低落札価格を付ける業者の多いNX F-01Jも、おすすめ度の高いarrowsスマホだ。全く使用していない新品未使用のNX F-01Jについては、40,000円〜50,000円もの高額査定が付くこともある。ドコモスマホの中で最も厳しい基準をクリアしたこのモデルに、落下による画面割れに強い商品という紹介文が記載されている。
ARROWS(スマホ)人気モデルの特徴3 arrows Be F-05J
2017年10月時点で最も新しいarrows Be F-05Jは、NTTドコモの新サービス「docomo with」の対象機種となっている。特定の機種を利用することで毎月1500円の割引となるこのサービスは、安くお得にスマホを使いたいと考えるユーザの間で話題性の高い位置づけとなっている。また米国軍用規格MIL-STD-810Gの14項目に準拠するこのスマホは、高温・低温・低圧といった過酷な環境でも使えるモデルとして、多くのメディアで紹介される実態があるようだ。
ARROWS(スマホ)人気モデルの特徴4 arrows M03
2016年7月発売のarrows M03は、MVNO利用もできるSIMフリースマホだ。国産メーカー富士通の作ったこのモデルには、海外ブランドのSIMフリー機にはない、ワンセグやおサイフケータイといった充実機能が搭載されている。またこだわりの日本仕様とも言えるヒューマンセントリックエンジンは、各種センサーにより使い手のスマホライフを快適なものにするサポート機能として高く注目されているようだ。
ARROWS(スマホ)人気モデルの特徴5 arrows M04
最後にご紹介するarrows M04は、SIMフリースマホの最新モデルだ。ハンドソープで洗うこともできるこの機種は、料理やアウトドアなどをする機会の多いユーザでも安心して使える仕様となっている。また初心者や高齢者でも便利に使える「かんたんセット」というインターフェイスも搭載しているため、スマホへの苦手意識を克服する上でもおすすめ度の高いモデルになると言えそうだ。発売から3ヶ月ほどしか経っていないarrows M04は、中古市場で30,000円もの高額査定がつくこともある。
まとめ
発売から2017年までの間に、ドコモ、ソフトバンク、auといった多彩なキャリアで取り扱われてきたarrowsの場合、モデル名についてもかなり多くの命名規則が存在している。しかしこれらの情報をきちんと把握すれば、インターネットを使って愛用スマホを高価買取に繋げやすくなる。
また近頃では、当サイト・ヒカカク!のように簡単に一括査定のできるWEBサービスも増えているため、少しでも高くスピーディーに売却したいと考えている場合は、型番や品番、モデル名を調べることから行動を起こすのがおすすめだと言えるだろう。
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