携帯端末が一般に普及し始めると、主にビジネスで使用されてたために、それほどバリエーションがなかった携帯端末は、女性向け、若者向けなど様々なデザインやカラーバリエーションのものが登場するようになった。
それと共に、端末を提供するキャリアや開発するメーカーも、他のキャリアやメーカーと差別化を図るために、色々な携帯端末を世に送り出すようになった。
その中には、子供向けのキッズケータイやお年寄り向けのらくらくホンなど、対象となるユーザーを絞り込んだ携帯端末のシリーズも多く、中には、今なお広く使用されているものもある。
大手キャリアの1つであるauから発売された携帯端末シリーズ「URBANO」もキッズケータイやらくらくホンのように対象となるユーザーを絞り込んだもので、多くのシリーズ機が発売された。
今回は、URBANOシリーズの型番などについて記載する。
引用:http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/v03/
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
URBANOシリーズとは
URBANOシリーズは、大手キャリアのauが発売した携帯端末のシリーズの1つである。
これまでの携帯端末は、主に若年層が使用することが多い通常の携帯端末と、らくらくホンのようなお年寄り向け携帯端末、子供向けのキッズケータイなどがあった。
このURBANOシリーズは、これまでの携帯端末が対象としていなかった層である、エルダー層(40代〜50代)向けとして誕生した携帯端末シリーズである。
URBANOシリーズは、画面の見やすさ、話しやすさ、使いやすさ、といった、らくらくホンなどお年寄り向けの携帯端末で重視した機能を実装しつつ、若年層向けの通常の携帯端末の機能も盛り込むなど、仕事に趣味にと活動的なエルダー層が持つのに最適な携帯端末シリーズとなっている。
さらにデザインは、大人向きの落ち着いたものになっており、若年層が持つような携帯端末に抵抗があるようなエルダー層も所持しやすいものとなっている。
ちなみに、「URBANO」は、イタリア語で都会を意味する単語である。
URBANOシリーズの型番について
URBANOシリーズは全部で11機種あるが、発売時期が少しばらけていて、それぞれの時期の型番の命名規則が異なっているので、型番のほかペットネームも一緒に記載していく。
1台目
URBANOシリーズ初の端末は、「URBANO」W63SHである。型番の先頭の「W」は、CDMA 1X WINシリーズ機であることを現わす。
続く2桁の数列のうち上一桁は、発売年度を現わし、2003年を1として、1年毎に数字が1つ増える仕様となっている。下一桁は、その年度にメーカーが発売した順につけられる通し番号の意味合いがある。
最後のSHは、シャープが開発した携帯端末であることを示している。
2台目〜5台目/h4>
URBANOシリーズ2台目、「URBANO BARONE」SOY03、3台目「URBANO MOND」SOY04、4台目「URBANO AFFARE」SOY05、5台目「URBANO PROGRESSO」KYY04の型番は、同じ命名規則であるので、まとめて説明していく。
先頭のアルファベットの1文字目と2文字は、開発したメーカーを現わしており、SOはソニーモバイルコミュニケーションズ、KYは京セラを現わしている。
アルファベットの3文字目の「Y」は、コンセプトモデルであることを現わしており、URBANOシリーズは、auにおいて通常の携帯端末のシリーズとは異なる立ち位置にあるシリーズであることを現わしている。
最後の2桁の数字は、コンセプトシリーズとして発売された携帯端末の通し番号となっており、Y01、Y02、と増えていく仕様となっている。
上記から、例えば、「URBANO BARONE」SOY03は、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のコンセプトモデルシリーズとして3台目の携帯端末、「URBANO PROGRESSO」KYY04は、京セラ製のコンセプトモデルシリーズとして4台目の携帯端末を、それぞれ現わしていることがわかる。
なお、「URBANO AFFARE」SOY05まではフィーチャーフォン、「URBANO PROGRESSO」KYY04以降は、Android搭載スマートフォンとなる。
6台目〜11台目/h4>
URBANOシリーズ6台目「URBANO L01」KYY21、 7台目「URBANO L02」KYY22、8台目「URBANO L03」KYY23、9台目「URBANO V01」KYV31、10台目「URBANO V02」KYV34、11台目「URBANO V03」KYV38もの型番は、同じ命名規則であるので、まとめて説明していく。
最初のアルファベットの命名規則は、5台目までと同じとなる。なお、3文字目が「V」の端末があるが、auの高音質通話の規格VoLTEの名称であるau VoLTE対応モデルであることを現わしており、ペットネームのV01〜V03も同様の意味となる。
なお、ペットネームのL01〜L03は、auの高速通信規格であるau 4G LTEに対応していることを現わしている。
最後の2桁の数列のうち、上1桁が「2」のものは、au 4G LTEに対応していることを現わし、「3」は、au VoLTEに対応していることを現わしている。
下一桁は、上一桁で対応しているシリーズで発売された携帯端末の通し番号を現わしている。
まとめ
URBANOシリーズの型番を記載したが、URBANOシリーズの場合は、型番よりもペットネームにその携帯端末のコンセプトや仕様が現れているので、ペットネームに注目したほうがいいかもしれない。
例えば、「URBANO MOND」SOY04の「MOND」はイタリア語で世界を意味する単語で、auで使用されている電波の規格であるCDMAだけでなく、世界で広く使用されている電波の規格であるGSMにも対応した「グローバルパスポート」を搭載し、世界のより多くの地域で使用が可能となったことを現わしている。
また、6台目以降の京セラ製スマートフォンのURBANOシリーズは、URBANOに続く文字列で、au 4G LTE対応か、au VoLTE対応かが、わかるようになっている。
【2021年最新】URBANO いくらで売れる?買取価格表・比較