通信通話の使い放題ではないプランで携帯電話やスマートフォンの契約をしている場合、想像を遥かに超える請求を防ぐ上でも、今月の携帯料金はいくらか調べる方法を把握しておく心掛けは非常に重要であると考えられる。こうした方法を使って定期的なチェックをおこなっていると、単純に携帯電話の使いすぎを防ぐだけでなく、現状のプランが自分に適しているかどうかの判断もしやすくなる。
そこで今回は、多くの日本人によって使われている携帯電話の大手キャリア3社と人気の格安SIMを提供するMVNOにおける今月の携帯料金はいくらか調べる方法の有無と、その手順を読者の皆さんに徹底解説していきたい。
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NTT docomo(ドコモ)
大手キャリア会社を代表するドコモでは、当月ならびに過去4ヶ月間における契約回線のご利用状況をスマートフォンとパソコンから申込み不要で確認できるようにしている。今月の携帯料金の確認を含め、インターネット上でドコモのさまざまな情報チェックや手続きをする際には、必ずMy docomoで使用するdアカウントを発行しておく必要がある。
端末から今月の携帯料金を確認する手順
スマホからご利用状況を確認する際には、下記の流れで画面操作をおこなう形となる。
- 1.ブラウザでドコモのホームページを開く
- 2.My docomoロゴを押す
- 3.料金タブを押す
- 4.ログインして表示を押す
- 5.(Wi-Fi接続をしている場合)ID入力後、次へを押す
- 6.パスワード入力後、ログインを押す
- 7.(ドコモ回線で接続の場合)ネットワーク暗証番号入力後、暗証番号確認を押す
- 8.ページが表示されたら画面を下方にスクロールし、ご利用料金確認を押す
- 9.ご利用料金確認サイトが開く
- 10.確認したい当月を選択する
- 11.利用内訳内で、すべての項目を開くを押す
- 12.内訳画面が表示される
ちなみにドコモでは、パソコンとスマートフォンを使った携帯料金確認の流れを動画で公開している。したがって、初めてこうした作業に挑戦する方々でも、動画を通して一連の作業がわかれば容易に料金チェックを習慣化させられることだろう。
利用サービスで異なる携帯料金の確認項目
ちなみにドコモでは、下記のように確認方法次第で案内可能な情報が異なる形となっている。したがって、今月の携帯料金を含めてさまざまな状況確認をしたいときには、自分に合った手段を選択が必要となると捉えてほしい。
- ・My docomo(パソコン)とiモード → 当月分と前月以前分の利用状況、利用推移グラフ
- ・spモードと自動音声ガイダンス → 利用額、過去の利用額
- ・iアプリ → パケット通信料、通話料、無料通話・通信料
SoftBank(ソフトバンク)
このキャリア会社においても、My SoftBankより下記の流れで今月の携帯料金を確認可能としている。
- 1.My SoftBankにログインする
- 2.料金・支払い管理のタブを選択する
- 3.モバイル内のもっと詳しく見るを選ぶ
- 4.請求明細(モバイル)内にある、通話料の項目を使って必要な情報を確認する
たったの4ステップで料金確認のできるMy SoftBankは、初心者でも使い勝手の良いツールとなりそうだ。しかしながらこのキャリアで表示できるのは、昨日までの通話料金となっている。また午前中は前日のデータが未反映となるため、昨日今日の情報確認を希望する人は注意をしてほしい。
多彩なデバイスで確認できるソフトバンク
ちなみにこの会社では、前述の流れで操作をおこなうパソコンの他に、下記のデバイスでも昨日までの携帯料金のチェック可能としている。
- ・iPhone
- ・スマートフォン
- ・AQUOSケータイ
- ・4Gケータイ
- ・iPad
- ・3Gケータイ
My SoftBankで確認するときの注意点
My SoftBankの画面内で表示される情報には、下記内容が含まれていない。
- ・基本料金、各種割引サービスの定額料金、オプションサービスなどの月額利用料
- ・消費税、各種手数料
こうした金額の入っていないMy SoftBankのデータは、実際の請求内容と比べて若干安い可能性が高いと捉えた方が良いかもしれない。したがってMy SoftBankより情報確認するときには、前日までにどのぐらい通話をおこなったかなどの視点からデータを見ていくのが理想となるだろう。
au
auでも、パソコン、auケータイ(EZweb)、スマートフォン、アプリといったさまざまなところから、今月の携帯料金を含めたお客様の利用状況を確認できるようにしている。
auのパソコン画面で当月の携帯料金をチェックする方法
パソコンを使って利用状況の確認をするときには、下記の流れで画面操作を進めていく。
- 1.auお客様サポートにログインする
- 2.料金・ポイントのタブを選択すると、昨日までのご利用料金が確認できる
- 3.また通話料の右に表示されている、詳しく確認するをクリックした上で、照会やお手続きをするサービスの隣にある選択ボタンを押すと今月のパケット通信料や通話料といったより詳しい情報の確認が可能となる
最もおすすめ度の高いスマホアプリを使った確認方法
auではスマートフォンやiPhoneを使用中のお客様向けに、アプリを使った今月の携帯料金の確認方法をすすめている。この手段を使うときには、App Storeやau Market内でauお客様サポートと検索をおこない、専用アプリをダウンロードする必要がある。この方法を使うときにはアプリを立ち上げて、今月の概算通話料・通信料のボタンをタップする流れとなる。
そうすると、前日までの通話料やパケット割引定額料、パケット通信料、パケット数といった情報が表示される形となる。また「無料通話が、あと◯◯円残っています」といったメッセージもでてくるため、月々における携帯電話の使いすぎを予防したいと考える方々にもこのアプリをダウンロードするメリットは非常に高いと捉えて良いだろう。
楽天モバイル
このMVNOでは携帯料金を含めた各種利用状況の確認手段として、メンバーズステーションと楽天モバイルSIMアプリという2つのサービスを提供している。
メンバーズステーションから確認する方法
メンバーズステーションを使うときには、下記の流れで画面操作をおこなっていく。
- 1.SIM電話番号もしくは楽天ID、メールアカウントのいずれかでメンバーズステーションにログインする
- 2.利用明細を押す
- 3.個別明細(通話/SMS)を選ぶ
- 4.表示された料金明細一覧から、気になる月を選択する
- 5.内訳を確認するを選択すると、通話開始時刻や通話先、通話時間、通話料(税別)、通話先区分といった多彩な情報も確認できる
楽天モバイルSIMアプリから確認する方法
また主にスマホから月々の利用状況を確認する方々には、iOSとAndroidの両方で使える楽天モバイルSIMアプリの利用もおすすめとなる。こちらのツールを使うと、携帯料金だけでなく今月のデータ量や月初めの保有量なども容易に確認できる形となる。
また高速データ通信のオンオフも簡単に切り替えられるこのアプリは、携帯電話による通話よりデータ通信の部分で節約やチェックをしたい方々にとって特におすすめ度の高いツールとなるだろう。ちなみに楽天モバイルSIMアプリでは、高速データ通信容量のチャージもできる仕組みとなっている。
BIGLOBE
このMVNO会社でも、マイページもしくはBIGLOBEでんわアプリ(Android版)のいずれかにログインすることで当月分の通話料金や通話時間の確認ができるようにしている。Android端末のアプリの場合、今月と先月における通話時間の概算が表示される。そのため、当月分の情報チェックをしたいときには、アプリを開き、今月の発信の項目内を見る流れとなる。
このアプリでは、BIGLOBEでんわと通常発信の2つに分けて通話時間を表示する仕様となっている。ちなみに通常発信の項目には、下記のような特番通話の総通話時間の概算が反映されている。
- ・緊急通報(118番/119番/110番)
- ・フリーダイヤル
- ・ナビダイヤル(0570番/0120番)
この画面よりさらに詳しい通話明細の確認をしたいときには、BIGLOBEユーザのIDとパスワードの入力が必要となる。
UQ mobile
このMVNOでは2018年8月29日より、おしゃべり/ぴったりプランで契約されたお客様に対して会員サポートページのmy UQ mobileを使い当月分の通話料を確認できるサービスを提供している。この手段で今月分の携帯料金をチェックするときには、下記の流れで画面操作を進めていく。
- 1. my UQ mobile IDとパスワードを使い、会員サポートページにログインする
- 2.トップページの下部にある、当月の通話料照会というボタンをタップする
- 3.今月の通話料が表示される
ちなみにこのページの情報は、毎月2日〜末日まで表示される仕組みとなっている。そのため、毎月1日はどんなにたくさん通話をしても0円表示となる。また前日までの情報は毎日午前11時頃の更新となるため、早朝に情報確認する習慣のある人は注意をしてほしい。
Y!mobile
このMVNOでは、電話とMy Ymobileの2方法で請求確定前、今月分の携帯料金を確認できるサービスをおこなっている。
カスタマーセンターで当月利用料金を確認
まず電話を使った方法の場合、下記いずれかの番号をダイヤルする形となる。
- ・ワイモバイルの電話の場合 →116
- ・他社の固定電話もしくは携帯電話の場合 →0120-921-156
カスタマーセンターの自動音声応答は、年中無休で24時間の受付可能となっている。このサービス利用をするときには、お客様自身の契約電話番号と4桁の暗証番号を用意する必要がある。ちなみにこのダイヤルには、携帯料金の確認以外にも下記のように多彩なメニューが用意されている。
- ・請求、支払いに関する問い合わせ
- ・各種手続きに関する問い合わせ
- ・盗難、紛失による利用解除、利用停止
- ・テクニカルサポート
PCから利用料金(確定前料金)を確認
パソコンのブラウザから確定前料金を見るときには、下記の流れで画面操作を進めていく。
- 1. https://my.ymobile.jpにアクセスをしてログイン画面を表示させる
- 2.契約電話番号とお客様自身が設定したパスワードを入力した後、ログインを押す
- 3. 表示された利用規約に同意をすると、My Ymobileにログインできる
- 4.画面内のご請求予定額の確認もしくは、画面上部にある金額表記の左側で未確定と書かれた項目のところにある内訳を見るを押す
- 5.請求金額確定前の概算のチェックができる
- 6.日別内訳や内訳をクリックすると、より詳しい情報確認が可能となる
スマホから利用料金(確定前料金)を確認
Ymobileの当月分の携帯料金は、下記の操作でスマートフォンからも確認可能となっている。
- 1.スマホよりhttps://my.ymobile.jp にアクセスする
- 2.ログイン画面が表示されたら、Wi-Fi接続をオフにした状態でかんたんログインをタップする
- 3. My Y!mobile利用規約を読み、その内容に同意できたらログインが可能となる
- 4.画面上部にある料金案内をタップする
- 5.請求書表記の下にある未確定分をタップする
- 6.基本料、オプションサービス料、ユニバーサルサービス料、手数料といった請求金額が確定する前、概算額の照会が可能となる
今月の携帯料金を確認するときの注意点
今使っているY!mobileの契約変更をした場合、変更前の請求情報の照会はおこなえない。そのため例えば、PHS・Dual端末からスマホに契約変更したときには、契約を変える前に使っていたMy Y!mobileのパスワードで別な画面からログイン、照会が必要となる。
また4G-Sプランやスマホプランのタイプ1からタイプ2、タイプ2からタイプ1といった契約変更をしたときには、ワイモバイルの総合窓口であるカスタマーセンターに電話で問い合わせをおこない、オペレーターから今月の携帯料金を教えてもらう流れとなるようだ。
まとめ
こうしてさまざまな携帯電話会社のサービスを並べてみると、かけ放題や無料通話プランの充実したMVNOの場合、月途中では未確定分とも言える今月の携帯料金を表示、公開するブランドは少ない実態があるようだ。これに対してMVNOと比べて高い携帯代に悩まされるお客様の多い大手キャリアの場合、当月分の携帯料金を確認するツールやシステムを充実させる傾向がある。
お客様の使うデータ通信容量によって細かなプランを用意する格安SIMの場合、どちらかと言えば通話料を含めた携帯料金全体よりも、1日から現在までに使ったデータ通信量を見やすいアプリなどで確認できるようにしている。
したがって、無料通話分の充実している格安SIMのプランで契約をした場合、各社の用意するアプリやマイページなどのWEBサービスを使い自分がこれまでに使ったデータ通信量を把握、管理すれば、今月の携帯料金も自然と抑えられると言えるかもしれない。