Apple社が販売する人気スマートフォンシリーズ「iPhone」。2017年で発売10周年を迎えることもあり、特別なアニバーサリーモデルが発表されるのではないかと、世間の期待も高まっている。
ここ10年で実に様々なモデルが販売されてきたiPhoneだが、モデル名の他に「型番」や「製品番号」といった個体識別番号があることをご存知だろうか。ここでは、iPhoneの型番やモデル名の調べ方について紹介していく。
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iPhoneの「モデル名」とは
iPhoneの「モデル名」は、iPhoneの後につく数字とアルファベットのことを指す。iPhone6や7というようなもので、数字が大きいほうが最新モデルになる。また、数字の後にアルファベット(基本的にはS)がついた方が同じナンバリング端末の中でも最新モデルということになる。
つまり、iPhone6とiPhone6SであればiPhone6Sのほうが新しいモデルで性能も良くなるということだ。(iPhone5Cに関してはローコスト端末なので例外)
現在まで発売されたiPhoneのモデル名一覧
- ・ iPhone
- ・ iPhone3G
- ・ iPhone3GS
- ・ iPhone4
- ・ iPhone4S
- ・ iPhone5
- ・ iPhone5C
- ・ iPhone5S
- ・ iPhone6/6Plus
- ・ iPhone6S/6S Plus
- ・ iPhone SE
- ・ iPhone7/7Plus
iPhoneのモデル番号とは
iPhoneにはモデル名の他に「モデル番号」と呼ばれる番号も存在する。以下では、iPhoneの型番がどういったものなのかを詳しく解説していく。
5桁の英数字
iPhoneのモデル番号は、5桁の英数字で表される。例えば、現在の最新モデルiPhone7/7Plusであれば「A1660」「A1661」「A1778」「A1784」「A1779」「A1785」という6つのモデル番号が存在する。
アンドロイド端末であれば、1つのモデル名に対して1つの番号が振り分けられるのだが、iPhoneは日本以外にも全世界で販売されているスマートフォンなので、他の国の規格にも対応するモデルが多数存在する。そのため、実に6つものモデル番号が存在するというわけだ。
大まかなモデルを知ることができるが…
このモデル番号を調べることで、「そのiPhoneがどういったモデルなのか」を大まかに知ることができる。しかし、モデル番号では詳細を知ることができないのだ。例えば「A1779」と書かれている場合、その端末はiPhone7だということがわかる。しかしながら、そのiPhoneが「何色なのか」「容量がどれくらいなのか」はわからない。
つまり、iPhoneのモデル番号は「モデル名(販売された世代)を知るためだけ」に割り振られた番号だといえるのだ。
詳細を知ることができる「型番」の存在
実は、iPhoneには「モデル番号」の他に「型番」と呼ばれる英数字があり、モデル番号よりも詳しく端末情報を表しているのだ。
色や容量までまわるようになる
型番号はMから始まり、英数字の組み合わせで出来ている。モデル番号とは異なり、この英数字をみるだけで、色や容量まで知ることができるのだ。以下では、iPhone7の例を紹介する。
- 例
- MNCE2J/A→iPhone7(ブラック)の32GB
- MNCK2J/A→iPhone7(ブラック)の128GB
- MNCQ2J/A→Phone7(ブラック)の256GB
このように、型番ではモデル番号で知ることが出来なかった色・容量までを特定することが可能になる。
型番号の英数字が表す意味
型番号が表す英数字にはそれぞれ意味がある。この意味を理解していると、iPhoneの基本情報の他に販売されている地域やバージョンまでわかるのだ。
例えば、「MNCE2J/A」の場合。「M」「NCE2」「J」「A」の4つの部分に分けて考えられる。
M
この「M」は、全てのiPhoneに共通してついている英数字だ。(例外としてApple公式の「メッセージ刻印サービス」を使ったiPhoneは「P」、「整備済品」のiPhoneは「N」がそれぞれ頭文字としてつく)
NCE2
この4つの英数字は世界共通でつけられている番号。そのため、どの地域で「ブラックのiPhone7(32GB)」を買っても、「NCE2」という数字は変わらないのだ。
J
この英数字は、販売国を示している。国によってアルファベットが異なるのため、どの国で販売しているかが瞬時に判断できるようになるのだ。
各国のコード一例
J日本、CN中国、ZP香港、TA台湾、KH韓国、ZAシンガポール/マレーシア、LLアメリカ合衆国、Cカナダ、Eメキシコ、Bイギリス、FDスイス/オーストリア、POポルトガル、DNドイツ/オランダ、Yスペイン、Tイタリア etc…
A
この英数字はバージョンを示している。基本的にはAだが、改良版が販売されたりすると、この英数字が変化していくようだ。
iPhoneのシリアルナンバー、IMEI番号
このほか、iPhoneにはシリアルナンバーという数字も用意されている。全てのiPhoneは異なるシリアルナンバーが割り振られているので、型番・モデル番号よりも詳細な情報が詰まった数字だといえるだろう。
また、iPhoneに限らずスマートフォンには各端末に割り振られた国際的な認識番号「IMEI(International Mobile Equipment Identity)」というものもあるので覚えておこう。
各種番号の調べ方
以下では、型番・製品番号・シリアルナンバー・IMEI番号の検索方法を紹介していく。端末購入や、修理依頼する際に便利なので覚えておくといいだろう。
モデル番号
Appleマークがついている本体裏側に注目してみて欲しい。純正品であれば、「iPhone」と書かれている部分下に、小さい文字が記入されているはずだ。「Model」以下に書いてある英数字がiPhoneのモデル番号なので、確認してみよう。
モデル名
モデル名を調べるためには、この型番を検索する必要がある。インターネット上で、型番を入れれば自分の使っているiPhoneがどのモデルなのかがわかるはずだ。複数のホームページが表示されるが、Apple公式のホームページを参考にするといいだろう。
型番・シリアルナンバー・IMEI番号
型番・シリアルナンバー・IMEI番号の3つに関しては、設定アプリから検索をすることができる。設定アプリを開き、「一般」をタップして「情報」の画面に進んでみよう。当該iPhoneに関する様々な情報が表示される中の、「モデル」というのが型番、シリアル番号がシリアルナンバー、IMEIがIMEI番号を表している。
まとめ
以上のように、iPhoneにはモデル名の他に「型番」「モデル番号」「シリアルナンバー」「IMEI番号」といった番号が付与されている。それぞれの番号に特徴があり、必要とされる場面が異なる。
例えば、中古でiPhoneを購入しようとする場合「型番号」を調べることで、そのiPhoneの詳細を知ることができるので非常に便利だ。一方、iPhoneが故障した際に、Apple公式ストアに修理依頼する場合などは「シリアルナンバー」を要求されるだろう。
上記を参考に確認方法を理解しておき、各番号を求められた時にすぐ対応できるようにしておこう。