iPhoneをはじめとするスマホが広く普及した今、人と人とのやり取りには様々な手段を選ぶことができるようになった。しかし、ガラケー時代からケータイを使い続けてきた人であれば、特に「携帯メール」を今も現役でコミュニケーションツールの主役として使っていることもあるのではないだろうか。
LINEなどのチャットツールが当たり前となったスマホから入った世代からしてみれば、なんで「携帯メール」が未だにあるのか疑問に思うかもしれないが、ケータイでEメールができるというのは、その当時は実に画期的で便利なものであったのだ。そのためか、iPhoneになった今でも、携帯メールにこだわる人は少なくない。
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iPhoneとは
iPhoneはアップル社から発売されているスマートフォンの名称だ。世界中で利用されているスマートフォンで、多くの人が利用している。ブランドとしての地位を確立しており、スマートフォンといえばiPhoneといっても過言ではない。
現在多く使われているだろうモデルは、iPhone6以降のモデルであろう。現在はiPhone8、iPhoneⅩが発売され、今後更に幅が広がっていく様相が見られる。新生代が発売されるとともに着実に進化しているiPhoneには多くのファンが存在している。
iPhone6/6Plus
iPhone6は、iPhoneの第8世代のモデルで、ディスプレイは4.7インチと従来のiPhone5のサイズから大幅に大きなディスプレイとなった。その代わりに厚さは0.7mm薄くなっている。iPhone6はこれ以降のiPhone8までの基本となるデザインとなっており、人気の高いデザインであることが伺える。
バッテリーの持続時間も強化され、長時間の利用が可能となっている。
ラインナップに128GBが初めて登場したものの、32GBは廃止された。
カラーバリエーションはスペースグレイ、ゴールド、シルバーの3色展開となっている。
iPhone6s/6sPlus
iPhone6sはiPhoneの9代目のモデルで、新しく3Dtouchを搭載した。
見た目はiPhone6と同じだが、ケースにアルミニウム7000シリーズを起用し、強度は倍以上になっている。厚さは0.2mm、重量は20g増加した。
カラーバリエーションはシルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色の展開となっている。
iPhoneSE
iPhone6sのスペックとiPhone5sのサイズを持ち合わせたiPhoneSE。SEはSpecial Editionの省略となっている。
正確には3Dtouchは搭載されておらず、Touch IDセンサーは第一世代のものが搭載されている。そのため、スペックはiPhone5s、iPhone6、iPhone6sが混在したものとなっている。
iPhone6からの大型化で持ちづらいと感じている人は利用したい商品なのだ。
iPhone7/7Plus
iPhone7は第10世代目のiPhoneシリーズの商品となっている。iPhoneシリーズで初めての、耐水・防塵となっていて、IP67等級に適合している。
また、日本向けのモデルのみ日本国内でApple Payが利用できるようにFeliCaが有効になっている。なので、中古品を購入する際には、海外向けのものを購入するとApple Payが利用できないので注意しよう。このApple Payのような機能は、日本特有の機能のようだ。
形状は、ひとつ前のモデルであるiPhone 6sと似ている。だが、イヤホンジャックがなくなり、カメラが大きくなったのでケースの形状が変わっている。
カラーバリエーションは、ジェットブラック、ブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールドの5色となっている。
iPhone8/8Plus
iPhone8は第11世代目のiPhoneシリーズの商品となっている。
デザインは前機種であるiPhone 7/7 Plusを踏襲しているが、背面がガラス素材、側面がアルミ合金に変更され、前面・背面いずれもより強化されたカスタムガラスを採用している。
カラーバリエーションはゴールド、シルバー、スペースグレイの3色となっている。
iPhoneⅩ
iPhoneが登場して10年になったのを記念して発表した上位モデルで、最大の特徴としてデザインを一新し、ホームボタンを廃止、全画面ディスプレイになったことが挙げられる。これはかなりの話題となり、CMも大々的に放送された。
ディスプレイは5.8インチ、解像度2436×1125ピクセル、縦横比約19.5:9、ピクセル密度458ppiの有機ELディスプレイ「Super Ratina HDディスプレイ」を採用、コントラスト比が1,000,000:1となり、iPhone 8/8 Plus同様にTrue Toneに対応している。狭額縁スタイルでディスプレイ上部にはインカメラやセンサー、スピーカーなどが配置されている。前面と背面がガラス、側面が医療機器グレードのステンレススチールを使用している。
カラーバリエーションはスペースグレイとシルバーの2色。
iPhoneでは携帯メールが使えない?
iPhoneを使ってみると、ふと気づくことがあると思う。アプリとして「メッセージ」があったり、「メール」があったりしてわかりづらく、これをさらに開いてみるとSMSにMMS、iMessage、Eメールと何だか違いがわかりづらい類似機能が満載なのだ。これに加えて、LINEやらMessengerやらもインストールすれば、もうわけがわからない・・となっても不思議ではない。はっきり言うと、どんなユーザーにも対応できるようになっている分、機能が重複しているため、個別のユーザーからしてみれば複雑怪奇なのだ。
そこにきて、「携帯メールを使いたい」と思っている人は、まずどれが携帯メールなのか把握することすらできず、しかも基本的に初期設定の段階では使えるようになっていないため、「iPhoneでは携帯メールが使えない」と誤解してしまう人もいるのだ。
しかし、安心してほしい。iPhoneになっても、docomoやau、SoftBankの大手キャリアと契約していれば、携帯メールのアドレス(各キャリアのメールアドレス)は使うことができ、従来通り携帯メールを使ってやり取りすることができるのだ。
ここで気を付けてほしいのは、格安スマホでは利用できない可能性が高いということだ。キャリアメールのある会社なら利用できるかもしれないが、やはり信頼性が高いのは大手キャリアだろう。
携帯メールを使うアプリは「メッセージ」と「メール」
さて、いろいろと複雑なiPhoneメール事情ではあるが、中でも混乱しやすいのがSMSとMMSだ。
SMSとは、Short Message Serviceの頭文字を取ったもので、電話番号宛に受発信できるメールサービスだ。ショートメール、あるいはCメールと言えばピンとくる人も少なくないだろう。通常備わっているメールサービスであり、携帯電話(ガラケー)黎明期には実に重宝したものだ。
しかし、SMSはいわゆる「携帯メール」や「キャリアメール」といったものとして用いるものではない。わかりづらいことに、iPhoneでは携帯メールを使用するアプリが「メッセージ」と「メール」の2つに分かれ、「メッセージ」アプリではSMSとMMSをまとめて使えるような仕様になっているため、どちらが携帯メールなのかわかりづらくなっているのだ。
いうなれば、iPhoneの携帯メールは、「メッセージアプリでMMSとして使う」あるいは「メールアプリで電子メールとして使う」ことになり、docomoなのかauなのか、はたまたSoftBankなのかで変わってくる、大変に紛らわしい曲者なのだ。
以下では、それぞれキャリアごとの携帯メールをiPhoneに登録する公式手順を紹介しよう。
docomoの場合
まずは、docomoのiPhoneで携帯メール(xxxx@docomo.ne.jp)を使えるようにする手順を紹介しよう。docomoの場合、携帯メールは「メール」アプリで使用することになる。
- (1)iPhoneのWi-Fi接続をオフにする。
- (2)「Safari」(ブラウザー)を立ち上げ、ブックマークから「My docomo(お客様サポート)」をタップする。
- (3)「プロファイル設定」→「iPhone初期設定」とタップする。
- (4)dアカウントのIDとパスワードを入力し、「次へ進む」をタップする。
- (5)「メッセージS利用許諾内容に同意する」にチェックを入れ、「次へ」をタップする。
- (6)「設定する」にチェックを入れ、「次へ」をタップする。
- (7)「このWebサイトは設定を開いて構成プロファイルを表示しようとしています」と出るので、「許可」をタップする。
- (8)「インストール」をタップし、必要に応じてパスコードを入力し、改めて「インストール」する。
- (9)「フルネームの入力」画面には、差出人として受信者側に表示される名前を入力し、「次へ」をタップする。
- (10)「完了」をタップして、「iPhone初期設定が完了しました」のページになれば、完了。
auの場合
次に、auのiPhoneで携帯メール(xxxx@ezweb.ne.jp)を使えるようにする手順を紹介しよう。auの場合、受信するアプリを「メッセージ」にするか「メール」にするか選ぶことができるので、それぞれ手順を紹介しよう。どちらが良いかは人それぞれなところもあるが、SMSとMMSを区分けしたいのなら「メール」に、すでに登録しているメールアドレスと区分けしたいのなら「メール」に登録してはいかがだろうか。
携帯メールをメッセージアプリ(MMS)で使用する場合
- (1)iPhoneのWi-Fi接続をオフにする。
- (2)「Eメール設定」ページ(https://set.mail.ezweb.ne.jp/md/signin)にアクセスする。
- (3)「メッセージアプリ(MMS)でEZwebメールを利用する」をタップする。
- (4)「メッセージアプリ(MMS)利用設定」をタップする。
- (5)SMSにメッセージが送信されるので、「メッセージ」アプリから開く。
- (6)メッセージに記載されたMMSメールアドレスをコピーする。
- (7)「設定」→「メッセージ」と進み、「MMSメッセージ」「件名欄を表示」「文字数」の項目を「オン」にする。
- (8)「MMSメールアドレス」欄にコピーしたMMSメールアドレスを貼り付けて、完了。
携帯メールをメールアプリで使用する場合
- (1)iPhoneのWi-Fi接続をオフにする。
- (2)「Eメール設定」ページ(https://set.mail.ezweb.ne.jp/md/signin)にアクセスする。
- (3)「メールアプリ(Eメール)でEZwebメールを利用する」をタップする。
- (4)「メールアプリ(Eメール)利用設定」をタップする。
- (5)SMSにメッセージが送信されるので、「メッセージ」アプリから開く。
- (6)メッセージに記載されたURLをタップする。
- (7)「このWebサイトは設定を開いて構成プロファイルを表示しようとしています」と出るので、「許可」をタップする。
- (8)「インストール」をタップし、必要に応じてパスコードを入力し、改めて「インストール」する。
- (9)「インストール完了」の画面になったら、右上「完了」をタップして完了。
SoftBankの場合
最後に、SoftBankのiPhoneで携帯メールを使えるようにする手順を紹介しよう。SoftBankの場合、またまたややっこしいことに、付与されるメールアドレスがxxxx@softbank.ne.jpとxxxx@i.softbank.jpの2種類ある。
xxxx@softbank.ne.jpは、「メッセージ」アプリからMMSとして使用するメールアドレスだ。一方、xxxx@i.softbank.jpは、「メール」アプリからそのままメールとして使用するメールアドレスになる。
メッセージアプリで使用するxxxx@softbank.ne.jpの場合
- (1)「設定」から「メッセージ」を開く。
- (2)「MMSメッセージ」をオンにし、「MMSメールアドレス」欄にメールアドレスを登録する。
メールアプリで使用するxxxx@i.softbank.jpの場合
- (1)「設定」から「メール」を開き、「アカウントを追加」をタップする。
- (2)どのタイプのアドレスかを選択する画面になるので、「その他」を選ぶ。
- (3)「メールアカウントを追加」をタップする。
- (4)名前、メールアドレス、パスワードを入力し、「次へ」をタップする。
- (5)IMAPの画面になったら「メール」をオンにし、「保存」をタップする。
まとめ
iPhoneであっても、各キャリアから付与される電子メールアドレスは使用することができる。ただ、iPhoneでこのメールアドレスを使用すると、表面上、メッセージアプリでMMSとして使用しているのか、メールアプリで電子メールとして使用しているのか、とてもわかりづらく、キャリアによっても異なってくることでやはり多くの人が迷ってしまっている印象を受ける。しかし、せっかく付与された非フリーアドレスなので、ぜひともiPhoneでも使えるように設定を見直してみてほしいと思う。
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