米農家であれば一家に1台は田植え機を所有しているのではないだろうか。田植え機は人間が手作業で田植えをするよりも効率が良く、体への負担を軽減できる。
価格こそ高いもので数百万円はするが、米農家にとっては欠かせない農機具だ。しかし、1度購入すればいつまでも使えるわけではなく、いつしか故障して使えなくなる日が来るだろう。
そうなる前に新しい機械へと買い替えるが、古くなった田植え機を処分するのには費用が発生する場合がある。そこで、田植え機をスクラップ・処分するのにかかる費用がいくらなのかを徹底調査していく。
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田植え機について
田植え機とは水田に苗を植えていく機械のことで、米農家にとっては不可欠な農機具だ。普段、多くの人が目にしている田植え機は人間が機械に乗っている乗用型と呼ばれるタイプで、広い田んぼに効率よく苗を植えられる。
田植え機にはもう1つタイプがあり、それが歩行型だ。歩行型は人間が機械を押して歩くことで苗を植えることができ、乗用型が入れない田んぼで活躍する。
さて、田植え機を処分するにあたって1つの目安となるのが耐用年数だろう。耐用年数とは減価償却資産の減価償却できる期間のことで、減価償却資産は定額法や定率法に基づき耐用年数にわたって減価償却していかなければならない。
田植え機の耐用年数は7年であるため、7年にわたって減価償却していくということだ。もちろん、7年たっても田植え機は現役で使用できるが、年数を重ねれば機械が故障するリスクも高まるので、あくあまでも処分をする1つの目安の時期として知っておいてもらいたい。
田植え機を処分する方法
田植え機を処分するにあたって真っ先に思い浮かぶのは粗大ごみとして捨てることだろう。しかし、大型機械である田植え機は車と同様、粗大ごみとして捨てられないものなのだ。ただ、処分できないからといって空き地や山林などに捨てれば、それは不法投棄になるだろう。
では、田植え機はどのように処分しなければならないのか。田植え機の処分には主に3つの方法があるので、それぞれ下記で説明していく。
下取りに出す
まず、田植え機を処分する方法には下取りに出す方法がある。下取りという言葉に聞き覚えがない方がいるかもしれないが、スマートフォンや車を新しく購入する際に経験がある方も多いだろう。
下取りは新しい田植え機を購入する際に所有していた田植え機を下取りに出すことで、下取り価格の分だけ販売価格から割り引くサービスだ。販売価格が割引される上に、古い田植え機の処分費用がかからないところは下取りの良さだろう。
しかし、下取りはどこのお店でもおこなっているサービスではなく、利用できるお店は限られている。また、下取りは新たに田植え機を購入する前提のサービスであるため、処分だけを考えている方にはそもそも適用外のサービスなのだ。つまり、下取りで田植え機を処分できるのは新しく買い替えをする方だけである。
業者に買取してもらう
次に、田植え機を処分する方法には業者に買取してもらう方法がある。田植え機の処分を検討している方の中には、「処分寸前の田植え機に値段がつくの?」と思う方もいるだろう。
もちろん、商品の状態やメーカー、年式などによっては値段がつかないケースもあるが、名のあるメーカーでメンテナンスが行き届いている田植え機であれば値段のつくケースもある。
そもそも、中古の田植え機は国内だけにとどまらず、海外でも需要のある農機具だ。そのため、国内での中古販売を目的に買取している業者もあれば、海外への輸出を目的としている業者もあるだろう。田植え機はどこにでもあるようなリサイクルショップでは基本的に取り扱っておらず、買取してくれるのは専門の業者だ。
買取の際にはわざわざお店に田植え機を運ぶ必要はなく、業者の方が現地に足を運んで査定する出張買取が多い。なお、田植え機の買取で処分費用が発生することは基本的にないが、業者によっては出張費用や引き取り手数料などがかる場合がある。
スクラップにする
最後に、田植え機を処分する方法にはスクラップにする方法がある。スクラップという言葉を初めて聞く方がいるかもしれないが、スクラップはいわゆる粉々になった状態や鉄くずなどのことだ。田植え機には鉄や金属といった資源が多く使われており、それらを再資源にすることでお金になる。
さて、スクラップにかかる費用だが、そもそも個人で田植え機をスクラップ業者に依頼するのは難しく、不用品回収業者や買取業者を通じておこなわれることが多い。そのため、スクラップ費用としてお金を支払うケースは少ないが、引き取り費用や処分費用という形で費用を支払うケースがある。
引き取りや処分にかかる費用は依頼する業者やモノによって異なり、無料の場合もあれば10,000円前後の費用がかかることもあるだろう。ちなみに、スクラップ業者の中にはスクラップを目的に農機具を買取している業者もあり、スクラップにする農機具の重さや資材の重さに応じて買取してくれることがある。
田植え機の処分には買取業者がおすすめ
上記で田植え機の処分方法を3つ紹介したが、その中でも業者に買取してもらう方法は他の方法よりもおすすめである。そこで、田植え機の処分で買取業者がおすすめである理由を下記で3つのポイントに分けて紹介していく。
処分費用が無料
おすすめポイントの1つ目は処分費用が無料であることだ。上記のスクラップにする方法のところで簡単に触れたが、田植え機のような大型機械を廃棄するのには費用を要する場合がある。ただ、できれば費用をかけずに田植え機の処分をしたい方が多いだろう。
そこで利用するのが買取業者だ。買取してもらう商品の状態やメーカー、年式などによっては値段がつかないケースもあるが、値段がつけば処分費用がかかるどころか、お金が手元に入ってくるだろう。
処分費用が無料という点では下取りも同じだが、新たに田植え機を購入する必要がない方にとっては、お金が手元に残った方が良いだろう。
値段がつかなくても引き取ってくれる
おすすめポイントの2つ目は値段がつかなくて引き取ってくれるからだ。田植え機の買取で値段がつけば良いが、中には値段がつかないケースもあるだろう。
値段がつかない田植え機は買い取ってもらえないが、買取業者によっては商品を引き取ってくれる場合がある。買取と処分を別々の業者に依頼するのは二度手間だが、両方をおこなっている買取業者に依頼すれば1度の依頼だけで済む。
したがって、査定に出して値段がつかない場合は引き取りの交渉をすることで、余計な手間を省くことができるだろう。ただし、業者によっては引き取りで費用が発生するケースがあるので、業者への確認は必要だ。
まとめて買取してもらえる
おすすめポイントの3つ目はまとめて買取してもらえることだ。田植え機だけをスクラップするなら依頼する業者は1カ所で済むだろう。しかし、他の農機具も一緒に処分するのであれば話は別だ。
農機具をまとめてスクラップ業者に依頼しても、中には一緒に処分できないものも含まれている場合があるため、農機具を1度にまとめて処分するのは難しい。
一方、農機具を取り扱っている買取業者なら田植え機だけでなく他の農機具も一緒に買取してもらえるので、処分が1度で済むことがある。したがって、何カ所も処分先を探すよりかは、まとめて買取してもらった方が労力をかけずに済むだろう。
田植え機を買取してくれる業者
上記で田植え機を処分するのに買取がおすすめであることを紹介したが、具体的にどのような業者が買取しているのか。ここでは、田植え機を買取してくれる5つの業者を紹介していくので、売却する際の参考にしていいただきたい。
良品企画
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
田植え機を買取してくれる業者の1社目はリサイクルショップの良品企画だ。取り扱っている商品のジャンルは幅広く、家電や楽器、ホビー用品などの他に田植え機のような農機具も買取している。
北海道・埼玉県・兵庫県・愛媛県で商品を店頭買取するだけでなく、宅配買取や出張買取でも対応しているので、田植え機のような持ち運びの難しい商品でも心配する必要はないだろう。買取にかかる出張費用や配送費用は無料だが、値段のつかない商品を引き取りする際には例外として費用がかかる場合がある。
良品企画の特徴としては買取にかかる手数料が無料である他、田植え機は最新のものから古いものまでメーカーやタイプを問わず買取対象だ。
農機買取のゲン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
田植え機を買取してくれる業者の2社目は農機具を取り扱っている農機買取のゲンだ。取り扱っている商品は田植え機やトラクターを含めた農機具全般であり、他にも建設機械や重機なども買取している。
農機買取のゲンでは福岡県にある拠点での持込買取の他、出張買取でも対応しているので、田植え機のような持ち運びが困難な商品でも心配する必要はないだろう。出張見積は無料であり、仮に買取交渉が決裂しても出張料や査定料はかからない。
特徴としては売却する商品のメーカーや型番を教えると大まかな見積もりを出してもらうことが可能。また、出張買取にかかる費用が無料であり、持込買取の場合は出張買取のコストがかからない分、査定額をアップしてくれる。
ユタカ農機
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
田植え機を買取してくれる業者の3社目は農機具の買取や修理、販売をおこなっているユタカ農機だ。取り扱っている商品はトラクターやコンバインなど農機具全般であり、古い農機や故障した農機もモノによっては買取している。
ユタカ農機では店頭買取や宅配買取はおこなっておらず、出張買取だけで商品を買取しているので、わざわざ持ち運びが困難な田植え機をお店に運送する必要はない。
特徴としては中間マージンが発生しないので高価買取を実現しており、出張料や査定料、運送費などの手数料が無料だ。また、査定時に商品のメーカーや使用時間などの詳細を業者側へ伝えておくと、通常よりも査定がスムーズに済むだろう。
SSJ農機買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
田植え機を買取してくれる業者の4社目は中古農機具の買取をしているSSJ農機買取センターだ。取り扱っている商品は田植え機やコンバインなどの農機具だけでなく、建設機械やトラックなども買取している。
SSJ農機買取センターでは店頭買取や宅配買取はおこなっておらず、出張買取だけで商品を買取しているので運送の心配をする必要はなく、全国どこでも利用できるだろう。
SSJ農機買取センターの特徴としては、これまでに100万台の買取実績があり、整備による再利用や海外への販売ルートがあるからこそ高価買取を実現している。また、1度に10台以上の買取も可能だ。
大阪からっぽ本舗
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
田植え機を買取してくれる業者の5社目は不用品や粗大ごみの回収をおこなっている大阪からっぽ本舗だ。取り扱っている商品は、田植え機やコンバインのような農機具だけでなく重機も対象で、他にも冷蔵庫やエアコンなどの家電も買取している。
大阪からっぽ本舗では店頭買取や宅配買取をおこなっておらず、出張買取だけで商品を買取しており、拠点のある大阪府を中心に和歌山県や京都府、兵庫県なども対応しているので、大阪府近辺であれば利用できるだろう。
大阪からっぽ本舗の特徴としては利用者の都合に合わせて土日や祝日、平日の夜でも対応してくれる。また、見積もりや出張料は無料だ。
まとめ
田植え機をスクラップ・処分するのにかかる費用がいくらなのかを徹底調査した。個人で田植え機をスクラップ業者に依頼するのは難しく、不用品回収業者や買取業者を挟むケースが多いため、田植え機のスクラップにかかる費用は未知数だ。
仮に先ほどのような業者に処分や引き取りを依頼する場合は、無料の業者もあれば10,000円前後の費用がかかる業者もある。
ただ、田植え機の処分に費用をかけるぐらいなら、ダメ元で買取に出してみると良いだろう。値段がつけば処分できるだけでなくお金にもなるので、田植え機の処分には買取を利用するべきである。