ミニ・小型耕運機は通常の耕運機よりもサイズが小さく、趣味で家庭菜園をやる方に人気である。そのため、農業をおこなっていない方が所有していても珍しいことではない。ただ、使わなくなったり買い替えたりする場合、不要になったミニ・小型耕運機はどうしているだろうか。
買取に出したいけれど、売れるか不安という方も多いだろう。そこで、ミニ・小型耕運機の買取相場を徹底調査していくので、売却を検討している方は参考にしてみると良いだろう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ミニ・小型耕運機とは
耕運機は土を耕すために使用する農機具で、ミニ・小型耕運機は通常よりも小さいサイズだ。小型ということで通常のサイズよりもパワーが落ちると思われがちだが、ミニ・小型耕運機の中には通常の耕運機に匹敵するようなパワーをもつ機種もある。
通常サイズの耕運機は農業を本格的にやっている農家の方が多く所有しているが、ミニ・小型耕運機は家庭菜園を趣味とする方々に人気だ。では、ミニ・小型耕運機にはどのような動力が使われており、人気の機種は何かを順に紹介していく。
動力の種類
耕運機を動かすための動力は製品によって異なり、大きく3種類に分かれる。まず1つ目がガソリン式だ。ガソリンを使用した耕運機は4サイクルのエンジンであり、パワーに優れている。中には、混合ガソリンを用いた2サイクルの耕運機もあるが、数は少ない。
2つ目はガス式だ。ガス式はコストこそかかるが、騒音が小さく小型やミニサイズにも使われているので、家庭菜園で使用するのにはピッタリなタイプだろう。
3つ目は電動(バッテリー)式だ。電動式は排気ガスが発生しないので環境にやさしく、騒音が小さい。パワーこそ物足りない部分はあるが、家庭菜園で使用するのには十分なタイプである。
人気のある機種
ミニ・小型耕運機には数多くの種類があり、機種によって人気は異なる。そこで、特に人気があるミニ・小型耕運機の機種をここでは2つ紹介していく。
ホンダ ピアンタ FV200
ホンダのピアンタ FV200は動力がガスタイプのミニ・小型耕運機だ。コンパクトの割にはパワーがあり、燃料がガスなので騒音が小さく環境にもやさしい。初めて家庭菜園を始める方には人気の機械である。
リョービ 電気カルチベータ ACV-1500
リョービの電気カルチベータ ACV-1500は電気タイプのミニ・小型耕運機だ。電気なので排気ガスが発生することがなく、環境にやさしい。また、騒音はガソリンと比べれば小さいので、家庭菜園で使っても気になるような騒音にはならないだろう。
ミニ・小型耕運機の買取相場
ミニ・小型耕運機の買取相場はメーカーや機種、商品の状態などによって変動するが、動作に問題がなく使用感のある場合は20,000円~30,000円前後になることが多い。
あくまでも元の販売価格が100,000円前後で比較的新しい商品を想定したものであるため、条件次第では差が出ることもあるだろう。下記では実際にミニ・小型耕運機が買取された例を8つ紹介しているので、参考にしてみてほしい。
ホンダ:3,000円
ホンダの型番が不明なミニ・小型耕運機が3,000円という金額で買取された例がある。商品はエンジンがかからない訳あり品で全体的に汚れているため、業者によっては値段がつかなくても不思議ではない。ただ、この商品を買取した業者では3,000円の値段がついているため、利用者にとってはポジティブにとらえられるだろう。
ヤンマー:20,000円
ヤンマーのミニ・小型耕運機MRT6DXが20,000円という金額で買取された例がある。商品は未使用品ということもあって状態が良く、当然ながら動作には問題がない。
状態だけをみれば20,000円より高値がついても良さそうに思えるだろう。しかし、機種で最も新しい年式が2002年であるため、査定の日から15年以上も前である機械ということを考えれば、20,000円という値段がつくだけ良い方だ。
ホンダ:48,000円
ホンダのミニ・小型耕運機こまめ F220が48,000円という金額で買取された例がある。商品は全体的にキレイで動作には問題がない。このミニ・小型耕運機は人気の機種ということもあって、未使用品であればさらに高値がつくだろう。
クボタ:65,000円
クボタのTR9000が65,000円で買取された例がある。商品状態や動作状態がよく、なにより人気のTR9000だったことが高額買取の決め手になった。商品状態や動作状態も重要だが、買取価格は中古として需要がある製品が高くなる傾向にある。
クボタ:44,000円
クボタのTMS30が44,000円で買取された例がある。こちらは査定前にクリーニングをおこない、新品に近い状態だったことから高額の買取価格となった。
マメトラ:12,000円
マメトラのMRV3が12,000円で買取された例がある。小型耕運機は状態が良ければ、比較的高額買取になる傾向が多い。こちらは状態が良く、メンテナンスや点検を定期的に実施していたので高価買取となった。
ヤンマー:31,000円
ヤンマーのPSC40が31,000円で買取された例がある。使用された回数が多いほど部品などが劣化するため、買取価格が低くなることが多い。こちらは、実質2シーズンしか使用されておらず、使用回数が少なかったことから高額買取となった。
イセキ:60,000円
イセキのKG70-HXが60,000円で買取された例がある。使用感はあったが商品状態と動作状態がよく、またイセキ製ということで高額買取となった。
ミニ・小型耕運機を取り扱う買取業者
現在、家庭菜園がプチブームになっているということもあって、中古のミニ・小型耕運機には需要がある。そこで、耕運機やミニ・小型耕運機を過去に買取したことがある業者を9つ紹介するので、売却する際の参考にしてみると良いだろう。
成田の寄楽屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
寄楽屋は千葉県内で5店舗のお店を営業しており、工具や農機の買取をおこなっているリサイクルショップだ。取扱商品は電動工具や農機具だけでなく、フォークリフトや重機の取り扱いもある。
寄楽屋は昭和23年創業の業者ということもあって、これまでに数多くのミニ・小型耕運機を買取した実績があるので、農機具の専門店でなくても頼れる業者だろう。
商品は店頭・宅配・出張の3種類で買取しており、出張エリアは基本的に東京23区や千葉県内、茨城県南部や埼玉県東部が対象。そのほかの地域については商品の量や中身に応じて可能な場合もある。なお、査定や出張、宅配などにかかる費用は基本的に無料だ。
寄楽屋では実店舗のほかにオンラインショップを設けており、あらゆるジャンルの商品を一括で買取できるからこそ高価買取が可能だ。
埼玉の工具男子
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
工具男子は電動工具の買取をおこなっており、埼玉県や福岡県で3店舗のお店を営業している業者だ。取扱商品は工具や建設機、農機具が中心で、ほかにも自動車用のパーツやカー用品なども取り扱っている。工具男子は工具や農機具のような機械に詳しいお店であるため、ミニ・小型耕運機の買取で頼れるお店だろう。
商品は店頭・出張・宅配の3種類で買取しており、出張エリアは基本的に関東や一部の県を除いた九州が対象。対象から外れた九州の一部の県や山口県は相談次第で出張してもらえる場合がある。なお、査定や出張、宅配にかかる費用はすべて無料だ。
工具男子では工具や農機具に詳しいスタッフが査定をおこなっており、故障した商品を自社で修理できるからこそ高価買取が可能だ。
市原の買取ステーションズ
買取価格
スピード
手数料
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ポリシー
ウイルス
対策
買取ステーションズは千葉県で2店舗のリサイクルショップを営業している業者だ。リサイクルショップなだけあって、取扱商品はあらゆるジャンルの商品があり、農機具やブランド品、貴金属などを取り扱っている。買取ステーションズでは過去に耕運機を買取した実績があるので、農機具の専門店でなくても力になってくれるだろう。
商品は店頭・宅配・出張の3種類で買取しており、出張エリアは基本的に千葉県内が中心。そのほかのエリアについては要相談だ。なお、見積もりや出張費用は無料だが、宅配にかかる送料については確認が必要である。
買取ステーションズでは人件費やテナント料などの経費を抑え、独自の販売ルートをもっているからこそ農機具の高価買取が可能だ。
出張買取のマゴシン福永商店
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
マゴシン福永商店は滋賀県で中古農機具の買取をおこなっている業者だ。取扱商品はトラクターを中心に、コンバインや耕運機、田植え機を取り扱っている。マゴシン福永商店は農機具の専門店で耕運機を買取したこともあるので、ミニ・小型耕運機の買取では力になってくれるだろう。
商品は出張買取だけで買い取っており、出張エリアは基本的に滋賀県が中心。それでも、全国に対応しているので、他県でも相談次第で対応してくれることがあるだろう。なお、見積もりや出張などにかかる費用は基本的に無料だが、費用が発生する場合は前もって教えてくれる。
マゴシン福永商店では整備環境が整っているので、故障した商品でも修理して再販できるからこそ農機具の高価買取が可能だ。
出張買取のカトウAM
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対策
カトウAMは新潟県で農業機械のレンタルや買取をおこなっている業者だ。取扱商品は農機具が中心で、故障していても修理できる程度であれば問題ない。カトウAMは農業機械を専門にしている業者なだけあって、農機具の買取実績は豊富なので、ミニ・小型耕運機の買取では頼りなる業者だろう。
商品は出張買取だけで買い取っており、出張エリアは新潟県を中心に山形県や福島県、群馬県といった近県が対象。査定料は無料だが、そのほかの費用については確認してみると良いだろう。
カトウAMには故障した農機具を修理できる環境が整っており、ITを活用してコストを削減しているからこそ農機具の高価買取が可能だ。
滋賀の農機具王
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対策
農機具王は農業機械を専門に買取している業者で、全国に21店舗展開している。農業機械の全メーカー、全機種が買取対象となっており、故障車や不動車でも買取可能だ。買取累計件数が50,000人と買取実績も多く、安心して買取を依頼できるだろう。
店頭買取と出張買取に対応しており、出張買取は東北から九州までが利用可能範囲だ。全国に店舗を展開していることから、最短即日の対応も可能。買取にかかる査定料、出張料や引取料は基本無料で、費用がかかる場合も査定時に必ず伝えてくれる。
農機具王は農業関係者の気持ちを大切にする愛のある査定をおこなうことで、お客様満足度99.7%という高い支持を得ている買取業者だ。
茨城の農機具でっく 茨城店
買取価格
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手数料
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ポリシー
ウイルス
対策
農機具でっくは農業機械の買取や販売をおこなっている農業機械専門の業者だ。1点からの買取はもちろんのこと、農業関連器具の一括買取にも対応している。大量に農業関連機械などがある場合は、相談してみるのもいいだろう。
各店舗での店頭買取のほか、出張買取にも対応している。北海道、沖縄、離島を除く、日本全国が出張買取範囲だ。査定料、出張料、引取料など買取にかかる費用は無料。解体や処分が必要な場合は別途費用が必要なこともあるが、査定時にその旨を連絡してくれる。
農機具でっくは農業機械を自社で清掃、メンテナンスを徹底的に実施し、中古機械として販売できることから高額買取の実現が可能な業者だ。
出張買取の農機具買取本舗
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
農機具買取本舗は、農業機械全般の買取をおこなう業者だ。長野で50年以上も歴史がある企業が運営しているので、安心して買取を依頼できる。また、農機具における市場環境の構築を目指して設立された「JUDA(日本中古農機具流通協会)」の正会員で、公正な取引を実現している。
対応している買取方式は出張買取のみ。出張買取範囲は青森から鹿児島まで対応している。買取にかかる費用については、基本的に無料で出張料や査定料などの追加料金もない。
農機具買取本舗は経験豊富なプロの査定員が現地に行って査定をおこなうことで、問題のない確かな査定金額の提示が可能で、状態によっては高額買取となる場合もある。
京都の中古農機具買取専門店ネクスト
買取価格
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手数料
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ポリシー
ウイルス
対策
中古農機具買取専門店ネクストは京都に本店を構え、茨城、宮城、福岡に店舗を展開する買取業者だ。農業機械全般の買取に対応しているほか、ユンボや重機、各種パーツ類の買取も実施している。また、古い農業機械や壊れた農業機械でも買取可能な場合があるので相談してみよう。
買取方式は店頭買取と出張買取の2つに対応している。出張買取範囲は京都、茨城、宮城、福岡を中心に北海道、沖縄を除く日本全国だ。出張料や査定料、引き上げ時の手数料などは無料対応。査定時に伝えた以外の費用の請求はないと謳っている。
中古農機具買取専門店ネクストは独自のネットワークを構築することで、高額買取を実現している業者だ。
買取業者を選ぶ際のポイント
ミニ・小型耕運機を取り扱っている業者は上記で紹介した5社だけではない。そのほかにも数多くの業者が取り扱っており、それぞれ強みとなる部分は異なる。
買取業者の数が多いと、どこの業者を利用したら良いのか悩む利用者もいるだろう。そこで、買取業者を選ぶ際の基本的なポイントを3つに分けて紹介していくので、参考にしてみてほしい。
同ジャンルの買取実績が豊富
買取業者を選ぶ際の1つ目のポイントは、同ジャンルの買取実績が豊富であることだ。買取実績は業者が過去にどのような商品を買取したのかを知れる情報であり、業者のホームページに記載されていることが多い。
業者にとって買取実績はアピールポイントの1つであり、初めて買取を利用する方にとっては業者を選ぶための貴重な情報である。たとえば、農機具を買取している業者の中には、これまでにミニ・小型耕運機を買取したことがない業者もあるだろう。
農機具の査定では商品に関する知識が必要であり、メーカーや型番などは値付けするための重要な情報だ。ただ、農機具の査定ではそれ以上に経験がものをいう。買取実績が豊富な業者はそれだけ利用されており、利用者にとっては安心して依頼できる。
利用者に合った買取方法が選べる
買取業者を選ぶ際の2つ目のポイントは利用者に合った買取方法が選べることだ。買取方法は大きく分けると店頭・宅配・出張の3つに分けられる。各買取方法は業者ごとに対応している場合とそうでない場合があるため、買取方法によっては利用するのが難しいお店も出てくるだろう。
たとえば、ミニ・小型耕運機を売却する場合はどの買取方法でも利用できそうだが、トラクターを売却する場合は物理的に宅配買取で売却するのは不可能だ。また、北海道に住んでいる方が沖縄県にあるお店の店頭買取を利用するのは不可能ではないが、現実的ではない。
したがって、売却する商品や環境に合った買取方法が選べないのであれば、その買取業者の利用は避けるべきだろう。
手数料がかからない
買取業者を選ぶ際の3つ目のポイントは手数料がかからないことだ。宅配買取や出張買取の利用には送料や出張料、振込手数料といった手数料が発生するが、これらの手数料は業者か利用者のどちらかが負担しなければならない。
その対応は業者によって異なるため、手数料の一部を負担する場合もあれば、すべて無料という場合もある。たとえば、買取金額が1,000円で手数料が合計で1,500円かかったとしよう。手数料というものは基本的に買取金額から差し引かれるため、前述のようなケースではマイナスなる。
したがって、買取で手数料が発生するのは致し方ないことだが、できるだけ無料の業者を選ぶと良いだろう。ただし、買取業者の中には手数料を無料にする代わりに、極端に安く買い取ろうとする業者が少なからずあるので注意が必要だ。
まとめ
ミニ・小型耕運機の買取相場はメーカーや機種、商品の状態などにもよるが、20,000円~30,000円前後で買取されるケースが多い。現在は家庭菜園が人気ということもあって、中古のミニ・小型耕運機は需要がある。
そのため、高価買取している業者もあるので、使わない方は需要があるうちに売っておくと良い。初めて買取を利用する方の中には業者選びに不安を抱える方もいるが、その際は上記で挙げた3つのポイントを参考に自分に合った業者を選んでもらいたい。
以下のコラムでは農業機械の買取相場などを紹介しているので、こちらも参考にしてほしい。
参考サイト