日本は長い歴史の中で、農業を中心に営んできた農業大国である。戦後から現代にかけてこそ工業・商業の比重が高まったものの、都市部以外の地域では未だに農業従事者が多く、農業が国を支えてきた、あるいは支えていると言っても過言ではない。そんな農業環境は近年、大きく変化してきている。
まず、これから迎えるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の時代だ。今までは国内の農業は関税により他国の農作物よりも優遇されてきたと言っていい。しかし、TPPにより、この関税が撤廃されてしまう、あるいは緩和されてしまう場合、国内の農業は打撃を受ける可能性がきわめて高い。今すぐに影響が出る訳ではないだろうが、作っている作物等によってはかなりのダメージを被ることが予想される。
また、近年の少子高齢化の問題もある。かなり昔から日本において問題となっていたが、農村部では一番の影響があると言っていい。若者は都市部へ足を向けてしまい、後継ぎがいなくなってしまったのだ。ひょっとしたら、日本の農業にとっては、これが一番深刻な問題かもしれないが、マイナスな話ばかりというわけではない。
話を少し戻そう。TPPは、負の影響こそあれど、逆に言えば海外へ攻勢に出るチャンスでもあるのだ。これに政府も目を付け、農業の規制改革に乗り出している。日本の作る農作物のレベルは非常に高い。この農作物をブランド化して海外と立ち向かう企業も次第に増えつつある。これをチャンスと考え、都会の若者からも少しずつではあるが農業をやろうという人が出てきており、従来よりもビジネスマインドを持って挑む人も少なくない。
今は日本中、どこからでもモノを手に入れることができ、インターネットにより情報を瞬時に掴むことができる世の中である。都会にいるメリットも段々薄れてきており、また、農村部の豊かな自然に触れて暮らしたいという家族も増えてきている。農業をやる人たちの世代交代が今後進み、事業の主体も変化していくと考えられるのだ。
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中古のトラクターに需要があるのか?
こうした中で、農業機械(農機)の流通も増えると予想され、中古業界も活況になると考えるのが自然だろう。もし、読者の中に農業をやめるために農機を処分したい、もしくは古くなった農機が眠っているようなことがあったら、是非買取りに出すことを勧めたい。特に、農機の主役的な存在である「トラクター」なら尚更だ。
トラクターは、農作業において主に土を掘り起こすために利用される。他にも作業用農機などを引っ張って移動する際にも使用したりする。トラクターは、さまざまな場面で人的労力を使うことなく簡単に田畑を耕すことができるため、ある程度大掛かりに農業をやる場合は必需品だ。トラクターは購入後、長年使い続ける方が多いため、中古市場でも在庫が少なく、未だに高く取引されるという。そのため、トラクターを処分するには、買取専門業者に依頼した方が良いだろう。
壊れたトラクターの売却は可能なのか?
専門業者への売却
では、壊れてしまったトラクターの処分として、買取りに出すのは可能なのだろうか。現在農業に従事されている方で、壊れたトラクターを倉庫等に眠らせている方は、意外といるのではないだろうか。壊れてしまっていては誰かに譲ることもできないし、また、廃棄処分するのにもお金が掛かる。都会と違って、広大な農地には収納するスペースはあるため、壊れたトラクターをそのままにしてしまっているケースが多いのだ。このような古く、壊れてしまったようなトラクターでも、専門業者であれば買い取ってもらえる可能性は高いと思われる。
20年落ちのトラクターでも売れる
確かに、壊れたり、動かなくなったりしたトラクターは、国内での需要は低いだろうし、中古業者としては扱いづらいところだ。しかし、日本の農機は、トラクターを中心として、海外で高い人気があるのをご存知だろうか。特に、日本と環境が比較的似ている東南アジアでは日本の農機ブランドは大人気で、20年落ちのトラクターでもすぐに売れるという。中古のトラクターなどは、こうした国々へ専門業者を介して輸出されている。
部品単位での有効活用
こうした国々の農業従事者には、新品で何百万円、何千万円とするトラクター等を購入する経済力は中々ない。そのため、多少の故障であれば、直したりして使い続けていくのだ。また、修理が旺盛なこのような国々では、部品なども必要なので、壊れてしまったトラクターであっても、分解されて部品として輸出されている。このため、かなり古いトラクターや、故障してしまっているトラクターでも買い取ってくれる専門業者が存在しているのだ。

買取業者を見つけるには?
しかし、農機を扱う数多くの専門業者の中で、壊れたトラクターであっても買い取ってくれる業者を探すのには、少し工夫がいるかもしれない。もし見当がつかないようであれば、インターネットを使って複数の業者に同時に簡易査定を依頼できるようなウェブサイトがあるので、活用してみてはどうだろう。このようなウェブサイトを利用することで、ある程度コンタクトすべき業者が絞れると思う。
また、業者を絞ったら、電話などで直接相談した方がよいだろう。査定項目などを事前に丁寧に説明する業者であれば、信頼できるかもしれないし、逆に査定項目についてあまり説明せず、とにかく「直接見させて欲しい」の一点張りの業者は少し気をつけた方がよい。
どのようなトラクターが人気なのか?
では、こうしたトラクターの買取りで人気があるものはどういったものなのだろうか。メーカーとしては、「クボタ」「イセキ」「ヤンマー」あたりが人気だ。
また、トラクターは一般的に馬力で価格が決まる。10馬力から、ハイパワーのものでは130馬力を超えるものまであり、農家の規模によって使用するトラクターも変わってくる。当然、トラクターの馬力によって価値も変わってくる。60馬力を超えるものでは、新車で800万円を超えてくるので、新車で購入できる農家も限られてくる。
そこで中古トラクターの出番である。高額なトラクターは中古品でも人気で、売却に際し高値で取引される。こうした馬力の高いトラクターの処分を考えている方は、高額で売却されることが期待できるので、できるだけ多くの買取業者に査定してもらうのがベターだ。
買取りの際に注意するポイント
トラクターをより高額で買い取ってもらうためには、いくつかポイントがある。
一つは、処分を決めたトラクターのエンジンを定期的に回しておくことだ。キャブ内に燃料が無い、水や水垢が溜まることなどでエンジンが回らなくなってしまうことが多々ある。これを防ぐためにも3ヶ月に1回くらいはエンジンを駆動させよう。また、エンジンの始動性が悪いとマイナス査定に繋がりやすいので注意したいところだ。
次に、保管場所である。燃料タンクに水分が入ってしまわないようにトラクターは屋外ではなく、倉庫等の屋内に保管することが望ましい。また、屋内に保管することで、風化の程度も抑えられる。また、当たり前ではあるが、査定する前に必ずキレイにしておこう。汚ければ安い、キレイであれば高い。これはあらゆることに共通することだ。
壊れたトラクターも買取対象になる:おすすめの買取業者
農機具買取プレジャー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おすすめしたい買取業者が滋賀を中心に農機具の買取をおこなっている農機具買取プレジャーだ。古くなった農機具や動かなくなった農機具も買取対象にしている農機具専門の買取業者で、他店よりも高く買い取るのをHP上で謳っている。
滋賀、岐阜、三重、愛知、京都、福井、兵庫の買取を積極的におこなっているが、中部地方から山口といった中国地方まで無料の出張査定をおこなっている。買取可能な車種も幅広く、買取までの流れもスムーズだ。
動かなくなったトラクターもゴミではないので、あきらめずに相談してほしいとHP上でも掲載されているので、自宅に眠っているトラクターの処分に困っているなら1度問い合わせてほしい。
三郷トレーディング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
宮崎県や鹿児島県でトラクターの買取をおこなっている三郷トレーディングも壊れて動かなくなったトラクターや20~30年前の型の古いトラクターも積極的に買取している。宮崎県内最高値の買取額に挑戦中の三郷トレーディングは査定額に納得できれば、その場で現金化してくれる。
トラクター以外の買取もおこなっているので、不要な農機具が倉庫に眠っている場合はまとめて査定に出すとさらにお得だ。宮崎県内であれば即日無料出張してくれるので、現金化を急いでいる方にはおすすめの業者と言えるだろう。
他店で断られたトラクターや安価な査定額を提示され売却を諦めたトラクターがあれば、ぜひ1度査定に出してみてほしい。
まとめ
長年連れ添ったトラクターを手放すのに抵抗がある人もいるかもしれない。しかし、これからは農業界の血が入れ替わるような時代になる。トラクターを売却することで次世代の若者や海外で農機を必要としている人たちの手に渡り、また新しいステージで活躍できるかもしれないのだ。少々手間かもしれないが、まずは買取査定をぜひ依頼してみてほしい。

