呉昌碩(ゴショウセキ)は、篆刻家、書家、画家、詩人として活躍した中国の芸術家である。
1900年前後、中国の清朝の後期から近代にかけての時代に活動し、詩・書・画・篆刻に長けており、「清代最後の文人」「四絶」ともよばれる才能あふれる芸術家であった。
清 呉昌碩(ごしょうせき) 尺牘(せきとく) / 悠遊山城.樹玫瑰.庭園美食.
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呉昌碩の書風・画風
幼い頃から父親に篆刻を習っていた呉昌碩は、10代の頃から塾に通い、篆刻を本格的に学び、特に、浙派、皖派の作風を熱心に研究した。書では楊見山の影響を特に大きく受け、それをベースに独自の書風、刻風を生み出した。
そして、作った篆刻印や書を売って生計を立てながら、六書(りくしょ)や石鼓文(せっこぶん)の研究を行い、石鼓文をベースにした書の様式を確立。高古疏落の新様式として広まった。
画の分野でも、呉昌碩の名はかなり若いころから知られていた。任伯年、徐渭、八大山人、揚州八怪など、文人として、また一流画家として知られていた芸術家たちに師事し、墨の濃淡で繊細な花などを描き、西洋紅を中国画にとりいれるなど、新しい画法を次々に編み出した。
日本とのかかわり
呉昌碩は、日本の有名な書家である日下部鳴鶴(くさかべ めいかく)、篆刻家の河井荃廬(かわい せんろ)、画家や篆刻家として知られた長尾雨山(ながお うざん)や富岡鉄斎(とみおか てっさい)などと親交があり、呉昌碩から刻印が贈ったこともあった。日本の芸術にも影響を与えた人物である。
なかでも日本の西洋画分野で有名な児島虎次郎(こじまとらじろう)は、西洋画家であったが中国をたびたび訪れ、呉昌碩の画風を研究。自身の西洋画にも取り入れている。年齢のかなり離れた呉昌碩と親しくしていたようだ。
代表作品と買取価格相場
力強い筆使いと鮮やかで美しい色合いで描かれた梅、藤、菊、牡丹などの花卉、実や鳥の絵など、有名な絵画を多く残した呉昌碩。「天竹花卉」「霜天翠袖」「杏花图」「菊石図」「花卉十二屏风」などの作品が知られている。
その作品は中国国内のオークションにたびたび登場し、美しい花を描いた「富贵神仙」が945万円で落札されるなど高値がついている。「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)では、2012年にビワが書かれた掛け軸が300万円の評価額がついたことがある。日本で売買された価格などはほとんど明らかになっていないが、日本でも高額で買い取ってもらえるだろう。
査定ポイント
買取業者はどのような点を特にチェックしているのか、見てみよう。
本物かどうかの鑑定
美術品の買取でまず一番重視されるのは、その作品が本物かどうかという点である。特に中国の美術品には模倣作や贋作などがとても多く出回っているため、注意が必要だ。
中国美術の贋作には特徴もある。少し見ただけでは本物と区別がつかないほど成功に作られた贋作も非常に多いが、贋作家の特徴を残すためわざと1箇所だけ変えているような作品もある。
美術品の売買は、正しく鑑定のできるスキルを持った買取業者で相談することをおすすめする。
箱や鑑定書
絵にもしも付属品があれば、その分買取価格に上乗せしてもらえることが多い。信頼できる業者が発行した鑑定書や、専用の箱があればそれをつけておくと、あらためて鑑定したり箱を用意したりする必要がないため、そのぶん買取価格にプラスされたり、「作品のそのものの状態に限りなく近い」として評価がプラスされたりするのである。
他にも、何か付属していたものや関連する書類などがあれば、査定のときには全て持って行こう。
LINE査定に対応している業者
古美術永澤
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ポリシー
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対策
古美術永澤は呉昌碩の作品の買取を強化中のようだ。東京都新宿区に本社を置く古美術永澤は創業25年を超え、毎年50万点以上の美術品を買取っている。
LINE@を利用したLINEによる無料査定を行っており、整理などで大量の美術品がある場合は、箱などに仕舞った状態や、飾ったままの状態でも査定が可能なようだ。
アート買取協会
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ウイルス
対策
買取実績例として、呉昌碩の「呉缶翁竹石」という水墨画を掲載しているアート買取協会は、電話、メール、LINEで査定をおこなっている。
「呉昌碩の作品を無料査定し、少しでも高く、お客様の満足する価格で買取いたします」と記載されているが、交渉の余地があるのだろうか。
出張買取に対応している業者
店頭や宅配で対応が難しいほど、買取をお願いしたい作品の数が多いこともあるだろう。美術品の場合に、高額買取が見込まれ、運送の途中で傷ついてしまうことを警戒してしまうこともしくなくない。そんなときにオススメなのが出張買取だ。お願いしたい業者の対応エリアはよく確認しよう。
おいだ美術
買取価格
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対策
おいだ美術は東京銀座で創業30年を超える美術商である。銀座に画廊を構えており、洋画、日本画から現代アートまで取り扱っている。東京23区や横浜、川崎などにも対応した、出張買取も展開している。
小川処堂
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ウイルス
対策
小川処堂は岐阜県に本店を置く買取業者で、「大切な呉昌碩の掛軸などを高価買取いたします」と掲げている。無料の出張買取を行っており、対応エリアは岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県などの名古屋周辺だ。
おすすめの買取業者
海外芸術・美術作品を買取できる業者はいくつかあるが、ここでいくつかのおすすめ業者を紹介していく。業者選びの参考にしてほしい。
アジアアートギャラリー
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対策
アジアアートギャラリーは中国美術・美術品・刀剣など幅広いアート作品を買取している業者だ。時店舗に専門の鑑定士がいるため、スピーディな査定と高値買取が期待できる。日本と中国を中心に幅広い販路を持っており、納得のいく価格を提示してくれるだろう。
買取方法は宅配買取・店頭買取・出張買取の3つ。相談は年中無休で受け付けているので、都合のよいときに連絡してみてはいかがだろうか。
総合美術買取センター
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対策
総合美術買取センターは中国美術から日本画、現代アートまで幅広く買取している業者だ。マーケットの動向を把握し、リアルタイムでの査定額を出してくれるため、高値買取が期待できるだろう。在籍している鑑定士は20年以上の経験を持つベテランだから、安心して任せられる。
買取方法は宅配買取・店頭買取・出張買取から選択可能。全国から依頼できるので、まずは相談からしてみてはいかがだろうか。
古道具 真
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対策
古道具 真は中国美術や象牙製品、古陶磁器などを取り扱っている買取業者。同業者主催のオークションを毎月開催しており、買取価格に納得いかない場合は、オークションへ代理出品もしてくれる。相続や税務関係の相談にものってくれるため、遺産の処分に困っている場合なども安心だ。
買取方法は店頭買取・出張買取の2つ。無料で査定してくれるため、気になった方は連絡してみよう。
美術品を売るなら『ヒカカク!』で賢く一括査定申込み
オークションサイトのヤフオクやフリマアプリなどを使うのは面倒、取引の際のトラブルも不安。 『ヒカカク!』は楽に高く売りたい時、様々な買取業者の買取価格を比較できる相場情報サイトだ。
美術品を高く売るには、実力ある査定士に鑑定してもらう必要がある。しかし、そのような査定士がいる業者を探すのは容易ではない。実際に査定してもらいながら、業者を選ぶ必要がある。
ヤフオクやメルカリを使ってみるのもよいが、まずは適正な買取価格を知っておいたほうがよいだろう。
そこで、『ヒカカク!』の活用をおすすめしたい。『ヒカカク!』が提供する一括査定サービスは、複数の業者にまとめて査定依頼を送れる。簡単に業者比較ができるため、業者選びが面倒な方にもぴったりだ。こちらから無料で査定依頼が可能。美術品の買取を考えている人はぜひ利用してみてほしい。
買取業者の選び方
中国絵画を売却する場合は、中国絵画を数多く売買している業者を選ぶのが最も良いと思われる。その画家について、またその作品に関する知識を持っていて、中国でのその絵画の価値などもわかれば、良い価格で買い取ってもらえる可能性が高いためだ。
中国絵画を扱ったことのない業者では、その価値がわからない可能性があるだけでなく、買い取った絵画を再販するルートを持っていない場合もある。そうなると買取価格がかなり下がってしまう可能性がある。
反面、その店の得意とする画家の作品であれば、買い取ったあとの再販も容易でスムーズに進むため、手間が少ない分査定額に反映される。中国画は、中国画の取り扱い実績の多い業者を選んで買い取りに出そう。
インターネットを活用しよう
さまざまな業者のWebサイトを見てみると、取り扱っている画家の名前やジャンルなどの情報が載っていることがある。呉昌碩の作品を取り扱っている店や、買取強化している店も出てくるだろう。
候補の店が見つかったら、まずは各店に連絡をして見積もりをもらおう。『ヒカカク!』からも査定相談ができるため、活用してみてほしい。
買取店が決まったら、すぐに買取に出してしまうと良いだろう。絵画は温度や湿度に弱く、良い状態を保つのは簡単ではない。状態が悪くなる前に、少しでも良い状態のうちに売却してしまうことを検討したい。
まとめ
呉昌碩の作品は価値が高く、売却すれば高値で売れる可能性が高い。しかし、そのためにはコンディションを整えた状態で査定に出す必要がある。普段の保管方法も重要になるため、注意しよう。
また、業者選びも高値買取のポイントだ。自分にあった業者を探してみてほしい。