パソコンは、法律によって回収とリサイクルが義務付けられているため、一般的なごみとして捨てることはできない。そのため、処分するのが少々面倒だ。簡単にパソコンを処分できるサービスがあれば、利用したいと考える方も多いだろう。
そこで、今回はパソコン処分サービスを提供しているケーズデンキについて解説していく。回収箱やデータ削除についてもまとめていくので、ぜひ参考にしてほしい。なお、ここで紹介する情報は2022年4月20日時点での情報である。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
そもそもパソコンを処分する方法とは
パソコンは、燃えるごみや粗大ごみとして捨てることができない。決められた方法で処分する必要がある。まずは、パソコンの正しい処分方法について解説していこう。
メーカーに回収してもらう
「資源有効利用促進法」にもとづき、パソコンメーカーはパソコンを回収する義務がある。PCリサイクルマークがついているパソコンであれば、メーカーに無料で回収してもらえるのだ。
なお、PCリサイクルマークは2003年10月以降に製造されたパソコンについている。それ以前のパソコンは、回収する際に回収再資源化料金をとられるので注意しよう。
業者に回収してもらう
パソコン回収の専門業者に依頼するという方法もある。業者にもよるが、費用は無料のことが多い。データ消去までしてくれることもあるので、安心して処分できる。
注意したいのが、「一般廃棄物処理業の許可」を得ている業者を使用しなくてはいけないことだ。無許可の業者を利用すると、不利益を被る可能性がある。
業者を選ぶときには、ホームページなどをチェックして、許可を得ているかをきちんと確認しよう。町内を巡回している業者や、チラシを配布している業者などは要注意だ。
自治体に回収してもらう
自治体によっては、小型家電回収ボックスを設置しており、パソコンを無料で回収しているところがある。データ消去は自分でおこなう必要があるが、気軽に処分できるのが魅力だ。回収ボックスの設置場所は「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」で確認しよう。
また、リネットジャパンと提携して、宅配による無料回収サービスをおこなっている自治体もある。自治体でのパソコン回収は住んでいる地域によって異なるので、ホームページなどで確認してみよう。
フリマアプリで売る
メルカリやヤフオク!などの個人売買サービスを利用するのも方法のひとつ。場合によっては高値で売れることがあるので、ちょっとしたお小遣い稼ぎになるだろう。
ただし、購入する相手がどのような人物なのかはわからない。念入りにデータ消去をしておくことが必須である。
買取業者に依頼する
買取業者に売るのもおすすめだ。業者によってはデータ消去もきちんとおこなってくれるので、安心して売れる。
業者によって買取できるものが異なるので、業者をよく比較しよう。周辺機器も買取できる業者や、ジャンク品でも買取できる業者など、さまざまある。
ケーズデンキのパソコン回収サービス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
続いて、ケーズデンキのパソコン回収サービスについて解説していこう。回収の方法や注意点についてまとめていくので、参考にしてほしい。
回収してもらうには店頭に持ち込む必要がある
ケーズデンキでパソコンを回収してもらうには、店舗へパソコンを持ち込む必要がある。回収箱はインクカートリッジや電池の回収用なので、パソコンを処分したい場合はスタッフに相談しよう。
費用はかからず、故障したパソコンでも回収可能。ただし、無料なのはパソコン本体のみである。周辺機器やパソコンモニターの回収は有料なので注意しよう。
データの消去はしてもらえない
ケーズデンキではデータ消去をおこなっていないので、必ず事前にデータ消去をしておこう。なお、初期化だけでは完全にデータが消えないので、以下のいずれかの方法で完全にデータを消すことをおすすめする。
- ・データ消去ソフトを使う
- ・ハードディスクを取り出す
- ・物理破壊
- ・電磁消去
- ・業者に依頼する
特におすすめなのが、データ消去ソフトの使用だ。フリーのソフトもあるので、誰でも簡単にできる。おすすめのデータ消去ソフトや、壊れたパソコンのデータ消去ソフトについては、以下のコラムで解説している。


なお、同じく家電量販店として有名なヤマダ電機でもパソコン回収サービスをおこなっている。以下のコラムで解説しているので、あわせて参考にしてほしい。

パソコン処分には買取サービスも検討しよう
ここまでケーズデンキのパソコン回収サービスを紹介してきたが、パソコンを処分するなら買取サービスを利用するのが特におすすめ。取引が成立すれば、お金がもらえるからだ。
ここでは中古品の買取価格例をまとめているので、参考にしてほしい。
ブランド | モデル | 買取価格 |
---|---|---|
Microsoft | Surface Laptop Go THH-00020 | 4.5万円 |
Panasonic | let's note FV1 CF-FV1MFNCR SIMフリー | 12万円 |
富士通 | FMV LIFEBOOK AH50/F3 FMVA50F3W | 4.5万円 |
NEC | LAVIE N15 N1575/CAL PC-N1575CAL | 6万円 |
Lenovo | 300e Chromebook 2nd Gen 82CE0009JP | 1.2万円 |
dynabook | T7 P2T7RPBG | 4.7万円 |
Razer | Blade Stealth 13 RZ09-03272J82-R3J1 | 8万円 |

古いパソコンやジャンク品の場合は1,000円をきることもある。なお、買取価格は業者やパソコンの状態などによって変わることを留意しておこう。
パソコン処分におすすめの買取業者
次に、おすすめの買取業者を紹介していこう。パソコンを処分する際はデータ消去が必要になるが、業者の中には、データ消去も同時におこなってくれるところもある。情報漏洩が不安な方は、買取価格だけでなくデータの取り扱いにも着目するとよいだろう。
宇都宮のパソコン工房
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パソコン工房はパソコン専門の販売・買取業者だ。全国サポート累計1,000,000件以上の実績を持つユニットコムグループが運営しており、安心して利用できる。専門スタッフがデータ消去をしてくれるのもうれしい。5が付く日と土日祝は査定額が10%アップするので、ぜひ狙っていきたいところ。
モデル名ではなく、スペックにより査定額を決めているのがポイント。買取方法は、宅配買取と店頭買取の2つから選択できる。宅配買取の場合は、1点あたり参考上限価格12,000円以上で送料が無料になる。
秋葉原のドスパラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ドスパラは1992年創業のパソコン専門店。年間買取件数50,000件と豊富な買取実績を持っている。パソコン本体だけでなく、パーツの買取もおこなっているのが特徴。専用データ消去ツールでデータ削除までしてくれるので、安心して売却できる業者だ。
店舗は全国にあるので、近くにあれば持ち込んでみてもよいだろう。宅配買取が送料無料で使えるので、こちらもおすすめだ。3が付く日は買取金額が5%アップするのもポイントである。
神奈川のヤマダ電機
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
家電量販店のヤマダ電機でも、パソコンを買取している。Windows8・10を搭載しているノートパソコンなら、壊れていても1,000円で買取できるのが特徴だ。データ消去もおこなってくれるが、売却する前に自分でデータ消去・初期化をしておく必要があるので注意しよう。
宅配買取と店頭買取に対応しているが、いずれの場合も、まずは査定をしておく必要がある。宅配買取の場合は、梱包材も用意してもらえるので、気軽に申し込めるだろう。
大阪のジャンクバイヤー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
壊れたパソコンを売るなら、ジャンク品買取専門のジャンクバイヤーがおすすめ。12年の買取実績があり、安心して利用できる。内部データを完全に消去してくれるのもポイントだ。電源が付かないもの、液晶が割れているものなど、どんな状態でも買取してもらえる。
梅田・三宮・京都・天王寺・江坂の5店舗で買取をしている。送料無料の宅配買取にも対応しているので、都合に合わせて買取方法を選択しよう。キャンセル料もかからないので、気軽に相談できる。
パソコンを高価買取してもらうコツ
最後に、パソコンを高値で売るコツを紹介していこう。ここで紹介するコツを知っておくことで、処分するはずだったパソコンが思っていた以上の金額で売れる可能性があるので、ぜひチェックしておいてほしい。
いらなくなったらすぐに売る
パソコンは、新しいほど高く売れやすい。そのため、不要になったらなるべく早く売ろう。発売から1~2年ほどであれば、高値買取される可能性が高い。
発売から5年を過ぎると、機種によっては買取してもらえないことがある。古いパソコンを売るときには、しっかりと業者比較をして買取できる業者を探そう。買取してもらえない場合は、ジャンク品として売ることも検討するとよいだろう。
付属品をそろえておく
付属品がそろっていると高値で買取されやすくなる。付属品は機種によって異なるが、以下のものが一般的だ。
- ・アダブター/バッテリー
- ・リカバリーディスク
- ・取扱説明書
- ・保証書
- ・外箱
特にアダプターやバッテリーは、必須の付属品だ。リカバリーディスクはついてこない場合もあるが、ついている機種の場合は必ず一緒に売ろう。アダプター・バッテリー・リカバリーディスクがない場合、買取してもらえないことがある。
動作確認・クリーニングをしてから売る
状態が悪いパソコンはジャンク品扱いになってしまうこともあるので、売却前に動作確認をしておこう。不具合が直せる場合は、直してから売ったほうがよい。
また、きれいなパソコンのほうが評価が高くなりやすい。そのため、できる範囲でクリーニングしておこう。徹底的にクリーニングするなら分解が必要になるが、不慣れな場合は壊してしまう恐れがあるので、無理に分解する必要はない。ブラシやクロスを使って、ほこりや汚れをおとしておこう。
複数の業者を比較してから売る
パソコンの買取価格は、状態はもちろん買取業者によっても異なる。そのため、高値で売りたい場合は、実際に査定をしてもらい、業者ごとの査定額を比較することが大切だ。その際、最低でも3社以上に査定を依頼すると、相場が見えてくる。
しかし、何度も査定を依頼するのは面倒に感じるだろう。そこで、ヒカカク!の一括査定サービスを使ってみてほしい。ヒカカク!を使えば、一度の申込みで最大20社にまとめて査定依頼を送れるのだ。
一度申込みをすれば、待っているだけで査定結果がどんどん届くので、簡単に査定額の比較ができる。無料で利用できるので、気軽に使ってみてほしい。
まとめ
ケーズデンキでは、店舗に持ち込めば無料でパソコンを回収してもらえる。状態にかかわらず回収してもらえるので、使わないパソコンがあれば持ち込んでみよう。ただし、データ消去は自分でする必要があるので、注意してほしい。
また、不要なパソコンは買取してもらうこともできる。壊れたパソコンでも値が付くこともあるので、まずは査定してもらってみてはいかがだろうか。ヒカカク!を使えば簡単に査定額の比較ができるので、使ってみてほしい。
参考サイト