Appleが販売するMacintosh(Mac)のデスクトップシリーズである「iMac」。最高レベルの処理速度、美しいグラフィックとそのスペックも然ることながら、そのスタイリシュで洗練されたデザインは、「デスクトップPCの最高峰」との呼び声も高い。
2017年冬には、iMacのハイスペックVer.である「iMac Pro」の発売も控えており、ますます注目が集まっている。新規購入、買い替えを検討している人のために、ここではiMacの型番・モデル名の調べ方について紹介していく。
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iMacについて
iMacとは、Appleが販売している一体型パソコンのシリーズ。2006年以降にはCPUにインテル製のInteru Core Duoを搭載したものが発売され、そこからCPUが変わっている。
ディスプレイとパソコンが一体型という点で、非常にコンパクトになっている。
ラインナップは21.5インチモデル、27インチモデルがある。2017年6月5日に最新モデルが発表されており、Rentinaディスプレイを搭載した美しいディスプレイが特徴となっている。また、Kaby Lakeマイクロアーキテクチャに刷新し、ThunderBolt3を搭載している。
また、従来よりも動きが速くなっており、ストレージも多くなっている。VRにも対応した新しいアプリケーションとの連立も図っている。
21.5インチモデルは120800円から、27インチモデルは1428000円から販売している。 オンラインで購入すると選んだモデルをカスタマイズすることもできる。
ノートPCの方も人気であるが、このデスクトップ型のiMacは根強い人気を誇り、現在も主力商品としてAppleで販売されている。
iMac(Macシリーズ)に関する様々な番号・名前
iMac(Macシリーズ)は、普通のパソコン以上に様々な番号が振られている。まずは、各種番号・名前にどのようなものがあるのか確認していこう。
モデル名
通常パソコンは、機種ごとに異なる「モデル名」が付いている。例えば、安値で人気のパソコン「lenovo」では、同じThinkPadシリーズの中でも「ThinkPad X1 Yoga」「ThinkPad X270」のように個別のモデル名がしっかりとついている。
しかし、Macシリーズに関してはそのブランド力が非常に強いため、基本的に同じモデル名をアップデートした形で販売しているのだ。(古いiMacも、今年発売されたものも呼び方としては同じ「iMac」で変わりはない)
そのため、Macシリーズは「発売年、大きさ、スペック」などを表記した特殊なモデル名が用いられているのだ。
- <例:2017年発売のiMacのモデル名>
- iMac (21.5-inch, 2017)
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)
このように、2017年販売のiMacの場合「画面の大きさ」「解像度」「発売年」によってモデル名が分かれている。(より詳細なモデル名として、「3.0GHz」のようなプロセッサの数字が入る)
機種ID
機種IDは、モデル番号よりも詳細なスペックを知ることができる番号だ。以下のような、数字で表示されるので覚えておこう。
- <例>
- iMac (21.5-inch, 2017)→iMac18,1
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)→iMac18,2
- iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)→iMac18,3
シリアル番号
シリアル番号は、Macにパソコンに限らず各社どのパソコンにも必ず割り振られている番号だ。(会社によって表記は異なる)すべてのパソコンに違う番号が割り振られているため、「個人情報」として扱うべき番号だろう。所有者も断定できてしまうので、むやみに番号を公表することは避けよう。
Appleの公式修理に依頼する際などは、シリアル番号の提示を求められる。
型番
数ある番号の中で、最も詳しいスペックを知ることができるのが「型番」と呼ばれる番号だ。番号としては「M○○○J/A」というような英数字になっている。型番は、パソコンのスペックだけではなく様々な情報を知ることができる。以下では、型番を構成する要素について例を上げて紹介する。
- <例:2017年発売 iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2017)の型番「MNDY2J/A」>
M
先頭についている「M」は、基本的にすべてのアップル製品についている共通の物となっている。例外として、iPadやiPod touchなどで「刻印サービス」を利用した場合は「P」がつく。また、Apple公式オンラインで不定期に販売している「整備済品」に関しては「N」が頭文字につく。
NDY2
M以下の4つの数字は、この商品の世界共通「製品番号」となっている。そのため、世界中どこで「iMac(Retina 4K, 21.5インチ, 2017)」を購入しても“NDY2”の部分は変わらないのだ。
J
NDY2などの製品番号以下にあるアルファベットは、「販売している国」を表している。この商品の「J」は、日本で販売しているということを表しているのだ。各国にはコードがあり、この部分をみるだけで「どこで販売されたのか」を瞬時に見分けることができる。
- コード例
- J日本、CN中国、ZP香港、TA台湾、KH韓国、ZAシンガポール/マレーシア、LLアメリカ合衆国、Cカナダ、Eメキシコ、Bイギリス、FDスイス/オーストリア、POポルトガル、DNドイツ/オランダ、Yスペイン、Tイタリア etc…
日本(J)のように1文字の国もあれば、アメリカ(LL)のように2文字の国もある。以上が様々な番号の見分け方だが、はっきり言って覚える必要はない。この分類に関する情報を保存しておき、必要な時に見るだけで十分だろう。
モデル名の調べ方
それでは、各種番号・名前の調べ方を紹介していこう。まずはモデル名の調べ方から見ていく。
Macについてから検索
モデル名の検索は、画面左上にあるアップルメニューの中から簡単に調べることができる。アップルメニューをクリックしたら出てくる「このMacについて」を選択すると、小さなウィンドウが開く。いくつかの情報が出てくるが、OSバージョンの下にモデル名が出てくるはずなので確認しよう。(OSのバージョンによっては、「このMacについて」の後に「詳しい情報」を押す必要がある。)
パソコンの操作以外でも確認可能
パソコンの操作以外に、端末が入っていた箱や付属品の説明書や保証書で確認することができる。電源が切れているなど、何かしらのトラブルでパソコンが使えない場合は購入時の箱や説明書を探してみるといいだろう。
説明書や保証書は、型番・モデル名を調べる以外でも重要になってくることがある。説明書や保証書をまとめて保管しておく場所を作っておくと便利だ。ファイリングしている人もいるだろう。非常にわかりやすいまとめ方なので、保証書や説明書を適当にしまっているひとは、ひとまとめにする習慣をつけよう。
シリアル番号の調べ方
パソコンの「名前(個人情報)」にあたるシリアル番号も、「モデル名」検索と同じ要領で検索することができる。「このMacについて」のウィンドウの中に「シリアル番号」が書いてあるので、確認しておこう。
保証書などでも確認できるものの、捨ててしまった場合はパソコンの操作でしか確認できない。シリアル番号がないと修理に出すことが困難になるので、正常に稼働している間に確認しておいて、何処かにメモしておくといいかもしれない。
機種IDの調べ方
機種IDに関しても、アップルメニューから調べることができる。アップルメニューをクリックして、「このMacについて」を選択。その後、新しく出てきたウィンドウに表示される「システムレポート」をクリックしよう。
様々なハードウェア情報が出てくる中に「機種ID」の欄があるので確認してみて欲しい。
型番の調べ方
型番は、パソコン操作によって検索することができない。そのため、少し工夫する必要があるのだ。
保証書から調べる
正規ルートで購入したiMacの保証書には、型番が確実に記載されているはずだ。保証書を保管しているのであれば、最も手っ取り早い方法なのでコチラをおすすめする。
シリアル番号から検索
実は、自身のシリアル番号から型番を検索することができるのだ。Appleのサポートページにある、検索画面に自身のシリアル番号を入力することで型番を知ることができるのだ。先に紹介した「シリアル番号の調べ方」で出てきた番号をコピー・アンド・ペーストして、以下のサイトに打ち込んでみて欲しい。iMac以外のアップル製品でも、このサイトで調べることができるのでブックマークしておいても良いかもしれない。
- Apple公式サポートページ
- https://support.apple.com/ja_JP/specs/
型番・モデル名を把握しておくことによるメリット
ここまで型番・モデル名などの調べ方を説明してきた。様々な把握の仕方があることをわかってもらえたと思う。これだけ把握方法があるということは、型番・モデル名を把握しておくことに重要性があるということだ。
今回、型番・モデル名を把握したくてこのページを開いた人も多いだろう。多くの人が修理や出品のために必要になったのではないだろうか?
買い替えるとき
買い替えるときに、購入するものの型番・モデル名を把握しておくのはほとんどの人が行っているだろう。その際に自分の持っているiMacの型番・モデル名を把握しておくと、買い替えるものとどれだけの差がある商品なのかがわかる。
新しいものと今使っているものの差が分かったほうが、自分の求めるものが入っているかどうかなどもわかるので、必ず把握しておこう。
世代やいつのものなのかは新しいものと比べる時に重要となってくる。きちんと把握して新しいもののスペックをより高いものにしよう。
修理に出すとき
修理に出すときには、型番やモデル名を把握してから連絡するとスムーズになる。また、対応する業者側も、型番やモデル名がわかっていると何が起こっているのかを把握しやすい。
例えば2016年のモデルではここの故障が多いので、この製品もそうかもしれない、といった時に、型番やモデル名でそうと分かれば、ハードの問題なのか、ソフトの問題なのかもわかりやすく、対応もスピーディーになるだろう。業者側の動きが早くなることは双方にとってプラスとなる。
製品が壊れた時に電話で問い合わせる人も多いが、最近ではメールフォームなどで問い合わせることも増えている。その場合には型番・モデル名を記入する箇所がある場合もある。この場合、入力しないと修理可能かもわからないという事態が発生する。なぜなら、型番によって部品などに違いがあり、その在庫があるかどうかが修理には重要になってくるからだ。きちんと把握してから記入しておこう。
買取に出すとき
製品を買い替えるなどして古いものを買い取りに出すことがあるだろう。その時にも型番・モデル名が必要となってくる。
業者が買取を行う際にチェックしているのは、使用年数、状態、傷の有無、型番・モデル名だ。これらの要素が見られていると考えると、型番・モデル名のわからないことが不利に働くことがわかるだろう。
型番・モデル名のわからないものを買い取ってくれるところは非常にまれだ。なぜなら何かわからないものを買い取るというリスクの高いことを業者側がしたいと思わないからだ。これは逆の立場でもそうだろう。
買い取りに出す際はホームページなどで簡単に査定できる機能がある場合もある。そういったものを利用する場合にも型番やモデル名が必要となる場合がある。必要なかった場合でも、そのデータがあると見積もりがより詳しく正確になるので、この情報は外せないだろう。

フリマアプリで出品するとき
メルカリ、フリルに代表されるフリマアプリ。このフリマアプリは簡単に出品できることで人気となっている。iMacのような人気商品は出品するとすぐに売れてしまうようだ。
しかし、現在フリマアプリで問題となっているのが、取引の稚拙さと悪質な販売だ。
簡単に出品できるフリマアプリはその便利さから比較的年齢が低い世代が多く利用している。その影響か、取引においてきちんと礼儀が守られていないのではないかという指摘が多くある。取引の際のメッセージのやり取りがきちんと質問に答えていない、品物の説明が雑といったことで取引がスムーズにいかないということもあるようだ。
このような事態を避けるためにも、商品説明の欄にはきちんと詳しく商品について書き込む必要がある。
型番やモデル名が書かれていない商品を買おうと思うだろうか?自分が購入することを考えて商品説明欄は記入しよう。対個人の取引なので、自分がしてほしくない対応などをしなければ好意的に受け取ってもらえる可能性が高い。誠実な対応を心がけて、トラブルのない取引を行おう。
オークションで出品するとき
オークションでの商品説明欄は非常に重要な役割を担っている。家電用品の商品説明欄に型番・モデル名が書かれていない場合、入札されないと思っていいだろう。型番・モデル名といった基本情報すら認識できていないなら、商品状態もよくないと判断されてしまうからだ。
オークションはフリマアプリよりもメッセージや説明が重視される。そのような環境下で基礎情報を知らないのは非常に分が悪い。オークションに挑むなら、それだけ自分の出品したものに対して詳しくなっておかなければならない。
オークションでは適当な対応をした時点で売れなくなると考えていいので、誠実な対応を行うためにも、メッセージのやり取りや質問への返しも丁寧に行うことを心がけよう。フリマアプリ同様、対個人の取引ということを忘れることなく、トラブルが発生しないように努めるのが賢い方法だ。
iMacのおすすめ買取業者
最後にiMacの高価買取を得意としているヒカカク!おすすめの買取業者を紹介する。
Mac買取ネット
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
Mac買取ネットは、Macの買取専門店だ。Mac買取では業界トップクラスの高価買取を自負している。送料・査定料・手数料が無料で、梱包キットも無料で準備してくれるので便利だ。
PC買取では、重要視されやすい新しさに加えて需要があるかないかで判断しているため、古い型だから買取NGとはならないのもうれしいポイントだろう。独自の市場調査をおこなっており、査定でもその調査結果が反映される。故障していても買い取ってくれるため、処分に困ったMacも査定に出してみるのもおすすめだ。
i.Link(アイリンク)
買取価格
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ウイルス
対策
i.Link(アイリンク)はアップル製品に特化した買取店。兵庫県神戸市にある店頭と宅配買取に対応しているが、特に宅配買取が全国対応で、自宅から送付するだけで手軽に利用できるのでおすすめだ。実際に配送する前に、事前に無料査定をしてもらうことで、くわしい買取価格がわかり、減額される心配もないので安心して商品を送ることができる。
まとめ
どうだっただろうか?型番とモデル名の重要性がよくわかってもらえたと思う。
型番とモデル名を知っていることで、その製品がどのようなものであるかもわかるということから、自分が持っている製品の詳細を把握できるということだ。
Mac製品は、新規購入・中古購入・中古販売・修理依頼など様々なシーンで、各種番号が必要となってくる。特にiMacなどは、見た目だけで製品を判断するのが非常に難しい。上記を参考に、各種番号の調べ方を確認しておくといいだろう。
情報を共有する際に非常に重要となってくる、型番・モデル名であるが、保証書や説明書をなくさないことが一番簡単にわかる方法だ。保証書、説明書の徹底した管理が重要となり、iMacだけでなく、家電を取り扱う際の基本中の基本といえる。必ず管理、保管するようにしてほしい。
型番・モデル名が必要となる場合は往々にしてそのiMacの節目といえるときだろう。そのため、迅速な対応が求められる場合も多い。あらかじめ管理しておくことが、万が一の備えになるだろう。


