電動工具や手工具は近年高く買取されている商品だ。工事などで工具の需要が高まっているほか、日曜大工やDIYを趣味にする人が増えているのに伴い、中古で工具を購入する人も増えている。工具は新品で購入すればそこそこ高い価格となっているが、中古であれば高品質の工具を比較的安価で購入できる。そのため、買取業者も工具の買取を強化しているのだ。
当コラムでは、古い工具は売れるのか、買取不可の場合の処分費用、おすすめの工具買取業者などについてまとめていく。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
古い工具は売れるのか?
使い終わった古い工具はそのまま処分するしかないように思われるが、買取業者に出せば高く買取されることがある。もちろん、工具の状態によって買取が不可になるケースもあるが、よほど状態が劣化していたり、壊れていない限りは、適切な買取業者に出すことで買取されることのほうが多い。
古い工具にもさまざまな種類があり、工具の種類によって買取価格は大きく異なる。工具の中でも人気のメーカーや知名度が高いメーカーであれば、業者で強化買取されていることも珍しくはなく、予想以上の価格で買取されることも少なくはない。特に電動工具は手工具よりも比較的高く買取されている。
また、古い工具の中には有名な作家が作った工具もあり、そうした工具は1つ数万円~数十万円で買取されることもある。のこぎりやかんなには、有名な作家が作ったものが多く存在しているため、古い工具だからといって、売れないだろうとそのまま処分しないように気をつけよう。
古い工具の買取相場
工具にはさまざまな種類があり、種類によって買取価格も異なる。では一体、古い工具の買取相場はどのくらいなのだろうか。それぞれの工具の買取相場は以下のとおりだ。
- ・かんな 2,000円~4,000円前後
- ・のこぎり 1,000円~3,000円前後
- ・ツールセット 3,000円~6,000円前後
- ・ラチェット 1,000円~2,000円前後
- ・レンチ 1,000円~2,000円前後
上記の買取相場は2020年7月現在のものであり、今後は価格に変動があるかもしれない点については注意しておこう。また、古い工具ともなれば状態に大きく差があるため、自分が持っている工具が上述した相場価格で売れるとも限らない。
古い工具は、使わずにそのまま放置されていることが多く、どうしても状態は悪くなってしまう。上述した相場価格で売りたいのであれば、できるだけ早めに買取に出すことを意識しておこう。
買取不可だった場合の処分費用
古い工具は高く買取されることがあるが、一方、買取不可になることもある。たとえば、完全に壊れている工具や、さびや欠けが大きい工具、20年~30年以上前の工具や需要がない工具などは、業者でも買取不可となることが多い。
そうしたとき、使わなくなった工具は自治体に出して処分してもらう必要があるが、もちろん費用は無料ではない。工具の種類によって費用は異なるが、一般的には1,000円前後で処分できる自治体がほとんどだ。
大きい工具になればなるほど、費用もその分プラスされていくが、ドライバーやレンチ、ラチェットや電動工具などであれば、基本的には500円~2,000円以内の間で収まるだろう。自治体に出して処分するときは、自分が住んでいる地域の費用を確認してから出すようにしよう。
工具を売るのにおすすめの業者
工具を買取に出すときには、買取業者を利用するのが一般的だ。しかし、工具の買取をおこなっている業者は多く、どこの業者を利用すればいいのか迷ってしまうだろう。
そんな方のために、工具を売るのにおすすめの業者をいくつか紹介していく。おすすめの工具買取業者について知りたい人は、ぜひ参考にしていただきたい。
工具の買取屋さん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
工具の買取屋さんは、電動工具やエンジン工具などの買取専門業者だ無料出張査定や宅配買取を提供している。壊れている工具も買取対象となり、手数料は一切かからない。最短30分での出張対応が可能で、査定後すぐに現金化がスムーズに行える。国内外に販路を持ち、幅広い工具の買取に対応している。買取後の手続きも簡単で、迅速な対応が特徴だ
ツールオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ツールオフは工具を専門に買取している業者だ。電動工具の買取においては、国内最大規模を誇り、買取成約率は98.3%と買取満足度の高さがうかがえる。業界ナンバーワンの買取金額を提示できるよう力を入れており、買取した工具は自社でメンテナンスすることで高価買取を実現している。
また、国内だけでなく海外にも多くの販路を持っていることも、他社に負けない買取価格を提示できる理由の1つだ。買取価格だけでなく、接客サービスも一流なので、気持ち良く売却できるだろう。
買取方法は宅配・店頭・出張の3つで対応。宅配買取は送料・査定料無料でスピード対応。振り込みも即日対応なので、すぐに現金が欲しい人にもおすすめだ。出張買取も出張費・査定料はかからないが、対象地域は関東圏内となっている。店頭買取は東京・埼玉・神川・千葉などの店舗で可能だ。自分が利用しやすい店舗に持ち込んで、査定依頼してみよう。
工具男子
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
工具男子は電動工具の専門的に買取している業者として人気が高い。プロが選ぶ工具買取業者として、安心・信頼の査定をおこなっている。成約率が90%を超えていることからも、利用者が納得できる買取金額を提示していることが分かるだろう。
工具や建機、農機具と幅広い商品の買取にも対応。古い工具であっても1点1点丁寧に査定してくれるため、期待以上の価格で買取してもらえる。工具専門店として確かな専門性を持ち、業界トップクラスの高額買取は魅力的だ。
買取方法は宅配・店頭・出張の3つ。宅配買取は着払いで送るだけでOK。自分でダンボールを用意すれば、査定金額+500円のサービスもあるので、ぜひ活用していただきたい。また、出張買取も手数料無料で利用できる。対象エリアは関東6県と福岡県だ。店頭買取は埼玉の2店と福岡店で受け付けしており、査定料はかからないので、気軽に持ち込みしてみよう。
電動工具のリサマイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
電動工具のリサマイは、名前のとおり電動工具を専門的に買取している業者だ。累計利用者数100万人を突破しており、職人が真っ先に選ぶ電動工具買取店として人気が高い。他店のほうが1円でも高ければ、値段交渉することで高く買取してもらえるので、事前に複数の業者に見積もりを依頼しておこう。
マキタや日立、パナソニックといった人気メーカーの工具を特に強化買取している。店舗数は業界トップクラスを誇り、全店舗に電動工具査定のプロが在籍している。信頼性の高さと高価買取が大きな魅力の業者だ。
買取方法は宅配・店頭・出張の3つで対応。宅配買取には専用の宅配キットがあるため、工具の破損の心配せず査定に出せる。送料や査定料は無料なので、気軽に依頼できるはずだ。また、出張買取でも出張費・査定料は一切かからない。店頭買取は全国に店舗があるので、自分が利用しやすい店舗に持ち込んで査定依頼してみよう。
電動工具買取ネット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
電動工具買取ネットは、電動工具の買取をネットに特化した形でおこなっている業者だ。実店舗を持たないことでコストを削減し、他店に負けない高価買取を実現している。工具の取り扱いのプロが査定してくれるため、買取金額の信頼性も高い。人気の工具は特に強化買取しており、他店のほうが買取金額が高い場合は、業界最高額での買取を可能な限り実現してくれる。
買取方法は宅配・出張の2つで対応。宅配買取は日本全国どこからでも、送料無料で査定に出せる。商品到着後48時間以内に査定、金額に合意後3日以内に振り込みがおこなわれるスピードも魅力的だ。出張買取は大阪を中心に半径10km範囲が基本となっているが、出張エリア対象外でも条件次第では受け付けてくれることもあるので、気軽に相談してみよう。出張費や査定料などの手数料はかからない。
工具買取専門店インパクト
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
工具買取専門店インパクトは工具全般を専門に買取している業者だ。工具の品揃えナンバーワンを誇り、中古・新品問わず工具の買取を強化している。専門店だからこそ提示できる買取金額は業界でもトップクラスとなっており、買取実績数も多く安心だ。査定スタッフも工具の知識を豊富に持っているため、買取に出した人からの評価も高い。古い工具のまとめ売りもOKな利便性が高い業者だ。
買取方法は、京都市にある店舗での店頭買取のみ。その場で現金を受け取ることができるため、工具をすぐに現金化したい人に向いている。予約の必要もなく、査定料もかからないため、気軽に持ち込んで買取に出してみよう。
古い工具を高く売るコツ
おすすめの工具買取業者を紹介してきたが、工具を売るときは業者だけを知っていればいいわけではない。工具を高く売る方法についても、きちんと理解しておく必要がある。
そこで、古い工具を高く売るコツについてまとめていく。できるだけ高い価格で売りたい人は、要チェックだ。
状態を綺麗にする
古い工具は状態が悪くなっているものが多い。使用している年数が多ければ多いほど、工具は劣化し、状態も悪くなっていく。そうした工具が高く売れないのは、言うまでもない。古い工具は高く売れることがあっても、状態が悪い工具が高く売れることはまずないといっていいだろう。
そのため、古い工具を買取に出すときは、できる限り状態を綺麗にしておくのがおすすめだ。工具によってはオイルなどでメンテナンスをおこなうことで、劣化を防げるものもある。もちろん、汚れなどの外観を綺麗にしておくことも忘れてはならない。古いものを売るときは、まずは状態に何よりも気を使っておこう。
付属品をそろえる
付属品をそろえて買取に出すことは、古い工具だけに限らず、高く売りたいと思っているのであれば基本だ。多くの人は付属品の価値を過小評価しているが、査定においては付属品があるかないかだけで買取価格が大きく変わる。高級ブランドアイテムなどでも、付属品の欠品で数万円~数十万円の減額となるケースも珍しくはないのだ。
工具においても、箱や説明書、保証書などの付属品があるだけで、無駄な減額を避けることができる。それらの付属品がなければ、数千円前後の減額を受ける可能性が高い。また、付属品としてアタッチメントなどがついてきた場合は、査定の際に一緒に出すことでより一層高価買取が期待できるだろう。
まとめ売りをする
買取業者には多くの買取サービスが存在する。中でもほとんどの業者で実施されているサービスが「まとめ売り」である。まとめ売りサービスでは、1点の買取ではなく複数点まとめて買取に出すことで、査定額が10%~20%前後アップすることも。これは少しでも高い価格で売却したい人にとっては、魅力的なサービスだろう。
ほかにも、業者によっては独自の買取サービスを実施していることもあり、そうしたサービスやキャンペーンを利用することで、期待以上の金額で買取してもらえる。古い工具を売るのであれば、一緒のタイミングで使っていない工具をまとめて査定に出すのがおすすめだ。
工具買取専門店に出す
古い工具の買取では、できる限り工具専門店に出すのがベストだ。というのも、古い工具は場合によっては買取されないこともあるからだ。買取が可能かどうかは、業者の査定基準に決まる。そのため、買取の許容範囲でいえば、リサイクルショップよりも工具専門店のほうが、古い工具であっても買取してもらえる可能性が高いといえるのだ。
さらに、工具専門店であれば、古い工具であっても1点1点丁寧に査定してもらえるため、工具の価値を見極めた査定額を提示してくれる。もちろん、リサイクルショップがダメというわけではないが、古い工具を買取に出すのであれば、少しでも有利になるように、工具専門店に出すことを意識しておこう。
工具買取業者を選ぶ際のチェックポイント
最後に、工具買取業者のチェックポイントについていくつか述べておく。工具買取業者を選ぶときは、対応している買取方法をチェックしておこう。たとえば、忙しくて時間がない人は宅配買取に対応している業者、古い工具をまとめて買取に出したい場合は出張買取をしている業者、すぐに現金化したい人は店頭買取している業者を選ぶのがいい。
また、その際には手数料がかかるかどうかもチェックしておき、さらには査定スタッフの信頼性や業者の買取実績といった点についても確認しておこう。業者を選ぶときは、自分が気持ちよく売却できる業者を選ぶように心がけよう。
まとめ
当コラムでは、古い工具の買取、処分費用、おすすめの工具買取業者まで詳しくまとめてきた。工具は古くなれば新しいものに買い替えるのが一般的だが、使わなくなった工具をそのままにしておく人は多い。しかし、古い工具でも意外と価値が付く可能性があるので、眠らせたままにしておくのはもったいない。
自己判断で処分せず、まずは専門知識豊富な買取業者に相談しよう。その際には、事前にしっかりと業者比較をしておくことが大切。後悔せず気持ちよく工具を売却できるよう、今回紹介したポイントを参考にしていただきたい。