ワインやブレンデーとは異なり、ジンについての高額商品の話はあまり聞いたことがないかもしれない。しかし、中には1本数万円もするような高級なジンが世の中には存在しており、オークションサイトなどで取引がおこなわれている。
このコラムでは、2020年12月時点でのジンの世界高額ランキングTOP10を発表していく。プレミアムボトルなどの希少性の高いジンであれば、高額での売却も期待できるだろう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ジンの世界高額ランキングTOP10
2020年12月時点でのジンの世界高額ランキングTOP10を発表していく。販売店やフリマアプリ、オークションサイトで販売されている高級ジンを把握して、需要の高い銘柄を明らかにする。
もし、こちらのランキングで紹介した銘柄を所有している場合には、高価買取のチャンスといえるだろう。1本数万円単位で取引される銘柄も少なくないので、お酒好きな方はチェックしてほしい。
第10位:monkey47 ディスティラーズ・カット2019
ドイツの自然豊かなブラックフォレスト蒸留所で作られているmonkey47のディスティラーズ・カット2019には、38,000円のプレミア価格が付いている。毎年、数量限定発売されるシリーズで、こちらは2019年版の銘柄だ。
こちらにはメースと呼ばれるナツメグの外皮部分が、スペシャルボタニカルとして使用されているのが特徴。完成度の高さに加えて、希少性の高い限定品のため、オークションサイトなどで高値での取引がおこなわれている。
第9位:ビーフィータ・クラウンジュエル
ジンの定番ブランドとしてもお馴染みのビーフィータの中でも、39,800円の高値がついているのがビーフィータ・クラウンジュエルだ。こちらは2009年に製造が終了した銘柄で、2016年に復活し800本の限定販売をおこなった銘柄。
復刻版かつ、限定800本という希少性があるため、オークションサイトでは高値で取引がおこなわれている。1820年の創業から変わらぬレシピを守り続けた老舗メーカーの品で、国内では手に入れる機会がほとんどない希少品だ。
第8位:monkey47 ディスティラーズ・カット2020
ドイツのブラックフォレスト蒸留所で作られているmonkey47ブランドは、洗練されたレシピによってまろやかな味わいを作り出す銘柄だ。monkey47では、毎年限定品のディスティラーズ・カットをリリースしている。
こちらの銘柄は2020年に作られた限定品で希少性が高く、オークションで50,000円の値が付いている。毎年、抽選によって購入権を得なければ手に入らないため、プレミア価値の高い銘柄だ。
第7位:BOOTH'S オールド トム ジン
BOOTH'S オールド トム ジンは、雑種時代のビンテージボトルがオークションで出回っている銘柄だ。古いボトルで希少性の高い銘柄でもあるため、60,000円という高値が付いており、マニアの間でやり取りがなされている。
18世紀のイングランドで人気の高かったオールド・トムは現代では廃れており、希少性が高いためプレミア価格が付きやすい。古い時代のビンテージボトルであれば、高値での売却がおこなえるはずだ。
第6位:季の珠・京都ジンシリーズ1 玉露
季の珠・玉露は、京都蒸留所が数量限定で作っているプレミアムシリーズの銘柄である。こちらは第1弾のフラッグシップ商品として作られた品で、ボタニカルの1つでもある玉露を栽培している堀井七茗園とのコラボ商品だ。
108本という数量限定で発売されており、現在ではオークションサイトで70,000円のプレミア価格が付いている。お酒としての高級感だけではなく、数量限定といった希少性が高値をつけている大きな要因だろう。
第5位:デカイパー ジン10年 プレミアムボトル
オランダのリキュールメーカーでもあるデ・カイパー社が創業300年を記念して発売したプレミアムボトルが85,000円で売り出されている。1995年に全世界で限定5,000本発売されており、1本1本にシリアルナンバーが入っている希少品だ。
現在、100カ国以上に年間5,000万本も輸出する大企業で、創業300年目にはオランダのベアクリクス女王からロイヤル・ディスティラーの称号を授与されている。そんな老舗メーカーの限定品でもあるため、プレミア価格が付いているのは当然だ。
第4位:ボンベイ サファイア 250周年記念ボトル
ジンの銘柄としてお馴染みのボンベイ サファイアが、250周年を記念してされたプレミアムボトルに250,000円の価格がついている。世界限定500本で発売された限定品でもあり、1716年から続く歴史を表現した希少価値の高い1本だ。
世界中から厳選された10種類のボタニカルを使用し、蒸留したスピリッツを通すことで独自の味わいと香りを出しているのが魅力だ。国内では50本しか輸入されていないため、入手するのが困難な銘柄ということで高値がついている。
第3位:ケンブリッジ蒸留所 ワテンシ(和天使)
高品質なジンを生み出して、国際的な賞を多数受賞しているケンブリッジ蒸留所のワテンシは、約279,424円で販売されている。スピリッツファンの中では最高峰のジンとしても有名で、これまでのジンとは別格視されていた。
ワテンシは蒸留ごとに15mlしか採取できないため、一連の工程の中で発売される本数は6本と希少性が非常に高い。柑橘類とスパイスに加えて、苦いジュニパーベリーが複雑に絡んだ風味が特徴になっている。このような希少性と複雑な味わいが高値の理由といえるだろう。
第2位:MORUS LXIV ジン
モーラス LXIV ジンは「最も高額なジンボトル」としてギネス記録をもっている。その価格は700ml 3,800ポンドで、日本円にして約530,000円だ。700ml+ 30mlのセット品に関しては、約560,000円で販売している。
古い桑の葉を原料にして、2年以上かけて製造する非常に手間のかかったジンなのだ。ウッディでスモーキーな風味に加えて、柑橘類の皮やスパイスがほのかに香るバランスの整った味わいと表される。今回は価格のみを基準としたので、2位となったが容量を考えると間違いなく最高額のジンといって良いだろう。
第1位:サイレントプール ジン
サイレントプールはロンドンの南西、サリー州アルバリーエステートにある蒸留所だ。英国で最も美しい田園地帯として知られるこの土地で作られるジンは、24種類のボタニカルを使用し、青く澄んだ湧き水を使用した香り高さが特徴。
そのサイレントプールで作られたスペシャルボトルは、9Lという大型の瓶を使用したもので、約730,000円(7,000ドル)の値がついている。スペシャルボトルは最も高額のジンを謳って2018年に販売されたが、現在は販売をおこなっていないようだ。
ジンの買取におすすめの業者を紹介
ここまでジンの世界高額ランキングを紹介してきたが、中にはランクインした銘柄を所有している人もいるだろう。そこで、ジンの買取におすすめの業者を紹介していく。
ジンの高価買取に強く、納得のいく査定をおこなってもらうためにも、確かな目利きができる買取業者を選んでほしい。
お酒買取専門店リカスタ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取専門店リカスタは、ワインやウイスキー、蒸留酒、日本酒といった幅広いお酒の買取を請け負っている専門業者だ。お酒のエキスパートが在籍しており、確かな目利きによって高価買取を実現している。
自宅に眠っているお酒1本から大量買取まで、幅広いニーズに応えられる柔軟性も魅力だ。買い取ったお酒を飲食店やコレクターなどへの直接販売や、海外ルートやオークションを経由することで中間マージンを省略している。
買取方法には、店頭買取・宅配買取・出張買取の3つが利用可能だ。どの買取方法を選んでも手数料などはすべて無料となっているため、気軽に査定依頼ができる。
お酒買取 リカージョイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取 リカージョイは、業界一レベルの買取価格に強みを持っているお酒の買取専門業者である。査定してもらうだけでなく、値段交渉にも対応してくれるため、納得のいく価格で売却できるはずだ。
迅速丁寧な対応やスピード感も魅力で、査定依頼前に見積もり金額を提示してくれるため、買取価格の予想も付きやすい。押し入れに眠っているお酒やコレクション品など、幅広い銘柄に対応してくれる。
買取方法には、店頭買取・宅配買取・出張買取の3つに対応している。全国どこからでも査定の依頼ができ、手数料なども無料となっているため、気軽に申し込みができるのも魅力だ。
お酒買取コンシェルジュ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取コンシェルジュは、年間13,000本もの買取実績のあるお酒の買取専門業者だ。お酒のプロフェッショナルやソムリエが在籍しているため、正確な査定による安心の取引がおこなえるだろう。
提携飲食店など独自の販売網を強固に形成しているため、高価買取にも自信を持っている。さらに、ウェブ販売や無店舗営業による経費削減をおこなうことで買取価格に反映させているのも強みだ。
買取方法は、店頭買取・宅配買取・出張買取の3つから選べる。全国からの依頼にも対応しており、15時までに取引が完了すれば、当日の振込が可能なスピード感や24時間対応などの利用しやすさも魅力だ。
ジンを高く売る方法を解説
家に眠っているお酒やコレクションしている銘柄を、売却したいと考えている方も多いはずだ。ここでは、ジンを高くための方法について解説していく。
希少性が高く、価値のあるジンを少しでも高く売るためのポイントや価値を落とさないための注意点について、参考にしてほしい。
開封しない
開封したお酒よりも未開封のお酒のほうが、価値が高いのは当然の話だ。お酒の場合は開封によって劣化が生じてしまう。光があたりすぎて色が薄くなったりお酒が蒸発したりして、価値を大きく損なう可能性もある。
そのため、自身で楽しむ用ではなく、コレクションアイテムとしてジンを集めている場合は、できるだけ開封しないようにしてほしい。未開封の状態で査定に出せば、銘柄本来の価値を適切に評価してもらえるはずだ。
保管状況を整える
ジンの高価買取を狙うのであれば、保管状況に気を遣うのは必須だ。お酒自体は原則的に賞味期限が設定されていないものの、保管状況によっては中身の劣化は避けられない。
希少価値の高いお酒を保存するときは、直射日光を避け、温度変化の少ない冷暗所で保管するのが一番だ。日光のあたり過ぎによる品質の変化や温度の上昇による蒸発を生じると、価値が大幅に下がってしまうので注意してほしい。
また、いくら保管状況が良くても長年所有を続ける上で、劣化を避けることは難しいだろう。コレクションアイテムとして所有し続けるのも良いが、売却を検討しているのであれば、できるだけ早く売るのも重要だ。
ボトルを簡単に掃除する
お酒の買取では銘柄やラベル、中身といった部分だけでなく、外見のコンディションも査定ポイントとなる。そのため、外見がきれいなお酒ほど高価買取が期待できるはずだ。
特に、長年保管されたお酒の場合、ホコリをかぶっていたり汚れが付いていたりすることもある。査定に出す前に取れる汚れを取っておけば、査定額のアップにつながるだろう。
ただし、掃除のしすぎでラベルなどを傷めないようにすることにも注意してほしい。取れない汚れを無理して落とそうとするのは避け、簡単な掃除で取れる汚れだけに留めておくのが重要だ。
外箱などの付属品をそろえる
高級かつ、プレミア価値のあるジンほど、ボトルだけではなく化粧箱や外箱、ギャランティカードといった付属品と一緒に査定に出すことで高価買取が狙える。コレクションアイテムとしては、本体のみよりも新品時に付属していた物がそろっている方が、需要は高まるのだ。
品物によっては、付属品の有無で査定額が倍近く変わるような事例も存在する。限定商品のジンを購入した際は、買ったときに付属していた物をもれなく保管しておいてほしい。
まとめ
2020年12月時点でのジンの高額ランキングTOP10を紹介してきた。2020年12月時点でヒカカク!が調査したランキングでもあるため、ほかに高額な銘柄があるかもしれないが了承願いたい。
もし、今回のランキングで紹介した銘柄を所有しているのであれば、高価買取のチャンスだろう。おすすめの買取業者やジンを高く売るためのポイントを参考に査定を依頼してみてほしい。
【参考サイト】- ・ヤフオク!:monkey47 ディスティラーズ・カット2019
- ・ヤフオク!:ビーフィータ・クラウンジュエル
- ・ヤフオク!:monkey47 ディスティラーズ・カット2020
- ・ヤフオク!:BOOTH'S オールド トム ジン
- ・ヤフオク!:季の珠・京都ジンシリーズ1 玉露
- ・メルカリ:デカイパー ジン10年 プレミアムボトル
- ・サッポロビール公式サイト:ボンベイ サファイア 250周年記念ボトル
- ・ケンブリッジ蒸留所:ワテンシ(和天使)
- ・ギネス記録公式サイト:MORUS LXIV ジン
- ・MORUS LXIV公式サイト:MORUS LXIV ジン
- ・silent pool Instagram:サイレントプール ジン スペシャルボトル
- ・日刊SPA:サイレントプール ジン スペシャルボトル