東日本大震災以降、日本でブームとなっている自転車。震災によって、災害時に交通機関やエネルギーの供給が止まってしまっても自力で身動きがとれる乗り物として認識された。節電(エコ)の流れも相まって、自転車通勤・通学をする際に自転車を使う人が非常に多くなった。
2017年は国土交通省によって自転車活用推進法も制定された。「自転車の活用を総合的・計画的に推進」することを基本理念とするこの法律。自転車人口がますます上昇することは想像に容易い。
自転車の車種はいくつかある。中でも近年では、「ロードバイク」「クロスバイク」といったスポーツタイプの自転車に人気が集中している。さらに、自転車を題材にしたアニメ・漫画なども注目を浴びている。
今回は、そんなスポーツバイクの中でも人気の高い「Cannondale(キャノンデール)」の自転車の型番・モデル名の調べ方について紹介していく。
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Cannondale(キャノンデール)について
Cannondale(キャノンデール)は、1971年アメリカで創業した自転車メーカー。クロモリ素材が主流だった時代、いち早くアルミのフレームに目をつけた。
アルミのフレームは剛性が高く、エネルギーロスを少なくしてくれる。また、フレームが軽く仕上がり値段も安い。そのため、エントリーレベルのロードバイクは今ではアルミフレームのものが多い。その先駆者となったキャノンデールは現在も質の高いアルミバイクを販売し続けている。
また、マウンテンバイクの分野でもキャノンデールは、歴史的に重要な働きを果たした。現在、当たり前のように搭載されているリアサスペンションをマウンテンバイクに搭載し、量産したのだ。
このように、創業当時から目の付け所が良く、各業界で新たな風を吹かせてきたのがキャノンデールなのだ。
アルミバイクの評判
主要シリーズのCAAD(Cannondale Advanced Aluminum Design)は、非常に高い人気を誇っている。最安モデルの「CAAD8」「CAAD OPTIMO」は、値段が安い割に性能がいいことから入門者におすすめの一台と言われているほどだ。
初心者が最初に乗るバイクは非常に重要だ。粗悪なバイクや通常のシティーバイク(ママチャリ)と性能に差異を感じないものを選んでしまったとする。すると自転車の世界に特別な興味を持てなくなってしまうだろう。
その点、自転車好きの間でも初心者オススメの一台と言われているということは、クオリティーが高く完成度の高い自転車だという証明でもあるのだ。
CAADシリーズは最大限の強さと軽さ、そして扱いやすさを兼ねそなえるように作られている。一般的にアルミ製のバイクは軽い分、短期間で壊れやすいとされている。これに反してCAADシリーズは長期間強さを保てるように熱加工されている。キャノンデールではフレームとフォークに生涯保障が付いてくるが、それは耐久性に優れているという自信の現れなのだ。
自らを「アルミニウムエキスパート」とするキャノンデールらしさも、ここに現れている。
人気漫画にも登場
ロードバイク(自転車)を題材とした人気アニメ「弱虫ペダル」にも、キャノンデールは登場する。主人公と同じ高校に所属する主要人物(手嶋純太)が乗っているロードバイクが、キャノンデールだ。このこともあり、ファンの間でキャノンデールの名前は知れ渡った。
なお、同漫画がアニメ化された際に、キャノンデールとコラボレーションを果たしている。描き下ろしビジュアルで手嶋純太が着こなすキャノンデールの黒と黄緑のウェアや、愛用モデルのCAAD OPTIMO 105などが実際に販売された。
参考:http://www.cannondale.com/ja-JP/Japan/News/News/yowamushi-pedal.aspx
キャノンデールオーナー専用のSNSがある
キャノンデールには、キャノンデールバイクのオーナー同士が交流できるSNSがある。その名もCannondale Owners’ Group(通称COG)。オーナーでなくては参加できないイベントやキャンペーンの情報が配信されることもあるようだ。2010年に開始されたこのサービスはバイク仲間を見つけるにも最適な道具となるかもしれない。
こちらにはキャノンデールバイクのオーナーであれば誰でも登録できる。バイクを購入したら登録しておきたいものだ。
Cannondale(キャノンデール)のモデル名(型番)とは
自転車(ロードバイク)のモデル名(型番)というのは、少々わかりにくい成り立ちになっている。調べ方を理解する前に、その成り立ちを確認しておこう。
基本的にはフレームの名前がモデル名となっている
ロードバイクは、フレームが値段の大部分を占めている。使われている素材や重量によって値段が大きく変化するのだ。基本的には軽いものほど値段が高くなる傾向にあるようだ。
値段でも、機能でも、ルックスでも、ロードバイクの中心核とも言えるフレーム。そのため、自転車のモデル名は「フレーム」に対して使われることが圧倒的に多い。
例えば、入門モデルとして人気の「CAAD OPTIMO」というモデルがある。これはタイヤなどがついていないフレーム単品で売られていたとしても「CAAD OPTIMO」なのだ。
つまりモデル名だけではフレームのみでの販売なのか、バイクになった形なのかわからないこともありうるということだ。販売サイトなどから購入する場合はどこまで揃った商品なのか、確認するべきだろう。
同じフレームでも異なるパーツ構成で販売されている
自転車販売店では、同じフレームであっても値段が異なるモデルが売られていることがある。これは、完成車に使われている「パーツ」が異なるからなのだ。例えば、人気モデル「CAAD 12」は以下のモデルが存在する。
- ・CAAD12 TIAGRA
- ・CAAD12 105
- ・CAAD12 105 DISC
- ・CAAD12 ULTEGRA
「CAAD 12」以降に書いてある文字は、全てパーツや部品の名前となっている。
コンポーネントと呼ばれるこのパーツ・部品。この呼称にはクランク、チェーン、ブレーキ、レバースプロケット、そしてディレイラー(変速機)などが含まれる。
自転車は組み立てられたパーツ全てが一つのメーカーで制作されているわけではない。上記のCAAD 12に使用されているコンポーネントはどれもコンポーネントメーカーのシマノの製品だ。
なお105と105DISCの違いだが、DISCはディスクブレーキという、ブレーキの方式が異なるもの。その他の部分は同じパーツが使われているが、少々値段が高くなっている。
コンポーネントによる違いが現れやすいのはクランク部分だと言われている。性能はTIAGRA<105<ULTEGRAと向上しており、それに従って値段も高くなっている。
基本的にはフレームの名前がモデル名となっていて、その後にパーツ名がつけられている。念のため、正規店(自転車販売店)で購入するのであればパーツ名も含めたモデル名を確認して購入を検討するべきだろう。その際、各パーツがどれくらいのスペックなのかを理解しておくことは非常に大切だ。
発売年によって大きく性能が変わってくるロードバイク
自転車の世界では、人気モデルが毎年同じ名前で発売される。現にキャノンデールでも、CAADシリーズはずっと同じ名前で販売され続けてきた。2017年モデルからCAAD8がCAAD OPTIMOに変わったが、それまでは長い間同じラインナップで販売が行われていた。
しかし、同じ名前であっても性能はその年度によって大きく異なるのだ。(もちろん、変わらないこともあるし、マイナーアップデートである可能性もある)そのため、ロードバイクの購入を検討する際は「販売年」もモデル名と同じくらい注意深く確認する必要があるのだ。
Cannondale(キャノンデール)のモデル名記載場所
以下では、キャノンデールの自転車(ロードバイク)のモデル名がどこに書かれているのを確認していこう。モデル名に加えて、自転車の大切な識別番号である「車体ナンバー(シリアルナンバー)」の場所に関しても、言及していく。
フレームに記載されていることが多い
キャノンデールのダウンチューブ部には、ブランド名の「Cannondale」が大きく記載されている。ハンドルの下あたりからペダルの方へ斜めになっているパイプの部分である。
しかしここにはそのブランド名しか見当たらない。モデル名の記載は一見ないかのようにみえるが、他の部分に小さく書かれていることが多いのだ。
OPTIMOの場合、チェーンステー部分に「OPTIMO」の記載があることが確認できた。チェーンステーとは、ペダルが付くあたりと後輪を結ぶパイプ部分のことだ。上から見るのが一番わかりやすいだろう。
モデルコードや車体ナンバーもボトムブラケット部分に記載あり
自転車の個体番号でもある「車体ナンバー(シリアルナンバー)」は、各フレームに必ず記載があるはずだ。場所は、ペダルが回転する場所(ボトムブラケット)の下の部分。バーコードと共に小さく英数字が刻まれているラベルが貼られているはずだ。ぜひ確認してみてほしい。
車体ナンバーは各車両に割り振られている番号で、これを確認しておくのはバイクのオーナーにとって重要なこととなる。故障など、製品に何か問題があった際の保証を受ける場合や盗難被害にあった際にあると便利なのだ。
モデル名が同じフレームのバイクに共通するのに対して、車体ナンバーはバイク一台一台に与えられている。車体ナンバーによってロードバイクが識別できるようになっているのだ。
Cannondale Owners’ Group(COG)に登録する際にも、車体ナンバーが必要となる。キャノンデールのオーナーであるということが、バイク固有の番号によって示されるからだ。
また、型番にあたる「モデルコード」もボトムブラケット裏側に記載がある。同じラベルにある長めの英数字のコードになっているので確認してみてほしい。フレームサイズの記載も同じ所にある。
保証書には全ての情報が記載
自転車(ロードバイク)を購入した際についてくる「保証書」には、必要な情報が全て載っているはずだ。車体ナンバー(シリアルナンバー)、モデル名はもちろんのこと、購入日や店舗まで詳細に記載がある。
自分のロードバイクの何処にモデル名が書いてあるか見つけられない場合や、死角になっていて見辛いと感じることもあるかもしれない。そのような場合は保証書を確認するのが最も簡単で手っ取り早い方法となるだろう。
おすすめの買取業者
キャノンデールについて詳しく紹介してきたが、最後におすすめの買取業者を紹介しよう。人気メーカーの自転車は適切な価値をつけてもらうためにも、専門知識の豊富な業者を選ぶことが大切だ。ぜひ参考にして、満足できる取引を目指してほしい。
Valley Works
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
兵庫県神戸市にあるValley Worksでは、ロードバイクやスポーツ自転車を専門に買い取っている。キャノンデールも積極的に取り扱っており、「CAAD12 105」「SUPERSIX EVO ULTEGRA」「supersix EVO 105」などのモデルをはじめ、豊富な買取実績を誇っている。キズや汚れがあっても減額されにくく、壊れていても価値をつけてもらいやすいので、まずは気軽に査定を依頼してみよう。
買取を申し込む際には、店頭・宅配・出張買取の3種類の方法から選ぶことができる。出張の対応範囲は大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山の近畿圏一帯だが、宅配を利用すれば、遠方からでも申し込めるのでぜひ活用してほしい。
まとめ
Cannondale(キャノンデール)の型番・モデル名の調べ方について、紹介してきた。必要な情報は、基本的に保証書に全て記載があるということを覚えておくと、いざという時に役に立つだろう。
今回紹介した、各種番号はキャノンデールの「お客様登録(ユーザー登録)」を行う際に必ず必要となってくるので覚えておこう。
さらに保証書は、中古で販売する際に“正規店で購入した証”として大切だ。また、正規店で修理を依頼する際にも、保証書が必要となる。あらゆる場面で必要となる可能性が非常に高いので、とりわけ大切に保管しておくことをオススメする。
キャノンデールは、初心者から上級者まで幅広い層が使い易いロードバイク。ロードバイク購入を検討されている方は、候補に挙げてみてはいかがだろうか。