少し特殊な特徴を持つ小中高の教科書は、普通の書籍や専門性の高い大学や専門学校の教科書と比べると売却にいくつかのコツが必要になる。またこうしたコツやポイントを全く知らずに一般の買取業者に大量の教科書を送りつけてしまうと、査定がつかないことによって返送用の送料や処分料が請求されることもあるため、注意が必要だ。
今回は、買取業者を利用した現金化に少し注意点の多い高校教科書について、その理由とスムーズに売却するためのポイントなどを徹底解説していく。
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高校教科書が買取NGになることの多い理由とは?
高校教科書査定のできるショップが少ない背景には、このカテゴリならではとも言える下記の理由や特徴が大きく関係している。
流通量が多すぎる
高校生の全てが購入する高校教科書は、一般の書籍では考えられないレベルの流通量によって希少価値がほとんどないと考えられる。これがもし明治や大正時代に発行された教科書であれば、歴史的価値や文化的価値などによって古書店での買取が可能になるかもしれない。しかし平成の時代に発行された教科書については、今の子供達の勉強用としての用途しかないため、古書の査定アップに繋がるプレミア的な価値もほとんどないと言えるのだ。
中古の高校教科書を買う人がほとんどいない
多くのショップで高校教科書の査定を歓迎しない背景には、買取や引取をした教科書の古本を買うユーザがほとんどいない実情も関係している。高校入学や進級時の教科書は、学校指定の書店で購入するのが一般的だ。またオークションサイトやフリマアプリには、数千冊もの高校教科書が出品されているため、書店を通して教科書の古本を買うユーザがほとんどいない実情も買取可能業者の少なさに影響していると考えて良いだろう。
すぐに情報が古くなってしまう
文部科学省検定済みの教科書は、通常4年ごとに改訂が行われる。また学習指導要領などのシステムが変わると、これまで使っていた古い教科書では模擬テストや受験に対応できなくなるため、このカテゴリにフレッシュな情報が求められている時点で、買取業者で歓迎されにくい実情も納得できると言えるだろう。
コンディションが良いものが少ない
毎日の授業で使用される教科書は、バッグへの出し入れや持ち運びによって汚れや型崩れなどが起こりやすい傾向がある。また勉強熱心な学生ほど教科書の中に書き込みやアンダーラインを引くため、一般の書籍とは全く異なる使い方によって生じるコンディションも多くの買取店で歓迎されにくい理由のひとつと考えて良さそうだ。
高校教科書にはISBNコードが付いていない
小中高校の教科書が古本買取店での査定が難しい大きな理由は、世界共通の書籍に付けられるISBNコードがないことだ。このコードの付いていない高校教科書は、書籍として本屋さんでの流通をさせられない。また比較的新しい本ばかりを買い取る業者では、査定手続きや管理をスムーズに進めるためにISBNコード付きの書籍だけを受付対象としているため、小中高校の教科書は必然的に買取NGとなってしまうのだ。
小中高と専門学校・大学の教科書は全く価値が違う
高校教科書の売却先選びをする上で注意すべきなのは、「小中高校の教科書」と「大学の教科書」はその扱いが全く異なる実情だ。
大学の教科書は「専門書」
大学の授業で使われる教科書は、専門家によって著述された「専門書」である。大学教科書にはISBNコードも付いているため、ジュンク堂書店や紀伊國屋書店、Amazonなどのお店で「普通の本」として購入することができる。また近頃では専門学校用として使われていた教科書についても、専門書として買い取るショップが増えているため、「高校よりも上の学校で使われていたISBN付きの教科書」であれば、高額査定が付く可能性が高いと考えて良いだろう。
高校教科書を現金化に繋げるために
一般の書籍と比べて高価買取が難しい高校教科書は、これから紹介する6つのポイントを心掛けた扱いや売却に向けた行動を起こすべき存在だ。
絶対に書き込まない
コメントやアンダーラインがたくさん引かれた教科書は、リユースが難しい使用感がある時点で買取NGになってしまう可能性が高い。日々の使用によって減額査定の要因を増やさないようにするためには、100円ショップなどでも購入できる付箋紙などを使って高校教科書の中に書き込みを絶対にしない心掛けが必要だと言えるだろう。
ブックカバーを活用する
外側のコンディションを保つためには、ブックカバーを使う方法もおすすめだ。この手段は高校教科書に限らず、大学の専門書やマンガ本、単行本などにも応用できる。特に定期的にたくさんの本を買取業者に出す傾向がある人は、高価買取に繋げる準備を兼ねてブックカバーを常用すると良いだろう。
できるだけ早く売る
4年ごとの改訂の機会が設けられている高校教科書は、年度が終わったタイミングですぐに査定依頼にかけるのが最も理想的な売り時だと考えられる。「高校卒業のタイミングでまとめ売りをしよう!」といった形で教科書を溜め込んでいると、改訂によって1年生で使っていた本に査定が付かなくなることもあるため注意が必要だ。
教科書ガイドなどの参考書と一緒に売る
1年分10冊前後にしかならない高校教科書は、その内容をわかりやすく解説した教科書ガイドや参考書などを一緒に売却をすることがおすすめとなる。また中には3,000円以上を送料無料の条件としている業者も多く見受けられるため、年度が終わったタイミングで本棚の断捨離を兼ねて教科書の査定依頼をかけることもより良い方法だと言えるだろう。
オークション出品より買取がおすすめ
常時数千冊もの教科書が出品されているオークションやフリマアプリは、売れる保証がないといった意味でもリスクの高い方法と考えられる。また長きに渡って出品し続けていると、その間にどんどん新しい教科書が登場してしまうため、需要のあるうちに売却するためにはオークションよりも買取業者の方が遥かに適していると言えそうだ。
高校教科書買取のできる店に査定依頼をする
高校教科書の売却をする際には、この品目を買取可能とするショップに問合せしなければならない。特に宅配買取の段ボールを使ってショップに教科書を送付する場合は、買取不可によって送料や査定料を請求されないためにも、「このショップは高校教科書を歓迎しているのか?」といったポイントを必ず確認するようにしてほしい。
高校の教科書を売るならヒカカク!で賢く一括査定申込み
オークションサイトやフリマアプリなどを使うのは面倒、取引の際のトラブルも不安。 「ヒカカク!」は楽に高く売りたい時、様々な買取業者の買取価格を比較できる相場情報サイトだ。
高校の教科書は近所の業者に持ち込んでも高く売れることは少ない。前述したように教科書はすぐに古くなってしまうし、欲しがっている人自体が少なからだ。しかし、適切な業者に売れば、それなりの価格で買取されることもある。
また、最近はメルカリなどのフリマアプリで教科書を売ろうとする人もいるが、フリマアプリで教科書を購入しようとする人は少ないため、やはり専門の業者に売るほうがお得だ。
「ヒカカク!」ならそんな問題も解決できる。こちらから無料で査定依頼が可能だ。高校の教科書の買取を考えている人はぜひ利用してみてほしい。
高校教科書の買取のできる専門業者まとめ
高校教科書の買取査定のできる専門店が見つからない時には、これから紹介する3つの業者に問合せをしてみてほしい。ランキング順におすすめである。
3位:日本オンラインブック
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日本オンラインブックでは、現在不要になった教科書買取の10%アップキャンペーンを行っている。この業者では中学・高校の教科書だけでなく、IT関連の資格書や会計士、弁護士、税理士などの教材やテキストも高価買取対象としている。また送料、手数料、梱包材、送料なども全て無料としているため、より高額で高校教科書を手放そうとする人にもおすすめ度の高い業者になると言えるだろう。
2位:BOOK RIVER
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
BOOK RIVERは、小学校から大学、専門学校まで幅広い教科書を買い取る話題の専門店だ。この業者の買取ジャンルの中には、過去問題集や勉強法、海外留学受験対策といった少し変わったカテゴリも見受けられる。またサイト内には、赤本や参考書が25点で6,200円、幼児教育の本が9点で3,800円といった買取実績も公開されているため、高価買取を狙う人にも安心できる情報の多い業者になりそうだ。
1位:学参プラザ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
学参プラザでは、筑波大付属駒場高校や灘高校、ラ・サール高校といった指定校の高校教科書のみを買取対象としている。この業者のサイトには100近い当社指定高校が掲載されているため、まずは「自分の学校が対象となっているか?」を確認してみてほしい。
また指定校の場合は高校教科書だけでなくプリントやノートも買取対象となるため、自分でとったノートを大事に扱うことで想定外の現金化に繋げられると言えるだろう。学参プラザでは受験生の友とも言える赤本・青本・緑本なども買取可能となっているため、受験勉強が終わったタイミングでぜひ問合せをしてみてほしい。
番外編:大学の教科書を買い取ってくれる業者は?
高校の教科書を扱っている買取業者は少ないが、大学の教科書であれば買い取れる業者は増える。そこで、番外編としておすすめの買取業者を紹介しよう。
専門書アカデミー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
専門書アカデミーでは、大学の教科書をはじめ、テキストや教材などの専門的な本を買い取っている。医学・薬学・物理学などの理系分野から、法律・経済・経営などの文系分野の教科書や、資格試験やTOEICの参考書など、幅広い分野に対応。専門知識が求められる本を扱っているだけあって、徹底教育されたスタッフが丁寧に査定してくれる。2000点以上の本が買取金額を保証されているので、安心して買取依頼できるだろう。
宅配買取に対応しており、10点以上で送料が無料になる。振込手数料や値がつかなかった場合の処分料なども、完全無料なのがうれしい。また、梱包用のダンボールは無料でもらえるが、自分で用意すれば買取金額が10%アップする。そのほかにも、選んだ査定方法やサービス、査定結果によって買取金額がアップするプログラムが用意されているので、ぜひ上手く活用して高額査定を狙ってもらいたい。
まとめ
大学や専門学校の教科書と比べて売却の難しいと考えられる高校教科書も、当ページで紹介したような業者に早めに持ち込むことで現金化は可能と捉えて良いだろう。また査定フォームからサービス比較や相見積もりをする際の参考にしてみてほしい。



