世界的なスポーツ用品メーカーとして知られるadidas。サッカー日本代表の公式ユニフォームを手がけていることもあり、日本とも関係の深いメーカーである。そんなadidasとカニエ・ウェストとのコラボで誕生したyeezy boost(イージーブースト)を知っているだろうか。発売以降、全てのモデルが完売となりプレミア化しているスニーカーである。
その希少価値ゆえに偽物が多く出回っているスニーカーとしても知られている。中でもその種類が豊富であるyeezy boost 350 v2について、その価値と、偽物と本物の見極め方について紹介していく。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
yeezy boostとはどんなスニーカーか?
現在発売されているyeezy boost(イージーブースト)シリーズには4パターンある。
- ・yeezy boost350:ローカットタイプ
- ・yeezy boost350 v2:上記のバージョン2
- ・yeezy boost750:ハイカットタイプ
- ・yeezy950:ブーツタイプ
正確に言えば、boostソールを採用していない「yeezy(イージー)950」は「yeezy boost(イージーブースト)」シリーズとは異なる。
yeezy boost(イージーブースト)シリーズとは
アメリカのラップ歌手であるカニエ・ウェストはNIKEとタッグを組み「NIKE AIR YEEZY(ナイキエアイージー)」を発売していた。当時爆発的な人気を誇り、オークションサイトではその値段が数百万円に及ぶほどの社会現象になる。
2013年にNIKEとの契約を破棄した後、adidas originals(アディダスオリジナルス)と新規契約を結び、現在に至っている。そうしてカニエ・ウェストとadidasとのコラボにより、yeezy boost(イージーブースト)シリーズは誕生した。
yeezy boost(イージーブースト)750
まず発売されたのがハイカットバージョンである、yeezy boost(イージーブースト)750。アメリカのニューヨークにて先行発売され、その後世界各地の店舗での販売となった。スウェード生地を採用したアッパーやNIKE AIR YEEZYから続くイージーの代名詞ともいえる、ダイナミックストラップを採用している。
yeezy boost(イージーブースト)350
ローカットバージョンであるyeezy boost(イージーブースト)350は、ハイカットバージョンから遅れること4か月ほどで発売された。
特徴
yeezy boost(イージーブースト)350はadidas独自の技術で作られたプライムニットをアッパーに採用しており、フィット感がある。また衝撃吸収性や反発性、耐久性に富んだBOOSTフォームを搭載しているため、履き心地も快適である。
カラー展開
初期モデルとして「タートルダブ」を発売して以降、「パイレートブラック」や「ムーンロック」、「オックスフォードタン」などのカラー展開をしている。ファミリーで履けるようにと、「タートルダブ」と「パイレートブラック」に限り、キッズラインの展開もおこなっていた。
yeezy boost(イージーブースト)350 v2
2016年9月からはyeezy boost(イージーブースト)350 シリーズはバージョンアップし、yeezy boost(イージーブースト)350 v2(バージョンツー)となった。
特徴
初代モデルとして発売された「yeezy boost(イージーブースト)350 v2ベールーガ」は、ヒールタブをなくし、以前のバージョンよりスタイリッシュなシルエットになっている。目を引くソーラーレッドのラインが入っており、「SPLY-350」の文字が施されている印象的なデザインだ。
カラー展開
初代モデル以降、ブラックベースのアッパーにそれぞれの色のラインを入れた、「レッド」「カッパー」「グリーン」「ホワイト」などを発売。ヒールタブを復活させ、赤いステッチを施した「ブラックレッド」、縞模様の「ゼブラモデル」に全面白の「オールホワイトモデル」などが発売されている。
その他「ダークグリーン」や「セサミフローズンイエロー」、「ベルーガ2」に「ブルーティント」などカラー展開が豊富である。 2018年には「バター」や「セサミ」などのニューカラーも発売されている。
yeezy boost350 v2のプレミア価値
yeezy boost(イージーブースト)350 v2に限らず、yeezy boost(イージーブースト)シリーズはその希少性から、偽物が多く出回っているようである。
yeezy boost(イージーブースト)350 v2の価値とは
yeezy boost(イージーブースト)350 v2を始めとするyeezy boost(イージーブースト)シリーズは、スニーカーとして優れた面も勿論ではあるが、そのマーケティング手法によって、希少価値が作られている面も否定できない。
市場に出回る量を調整している
yeezy boost(イージーブースト)は店舗や販売数が限定されていること。また、取り扱い店舗により販売カラーを変えるなど、市場に出回る量を調整している。
adidas公式サイト VIP会員のみ購入可能
yeezy boost(イージーブースト)は店舗での購入のほか、adidasの公式サイトからの購入が可能だ。しかし対象はVIP会員のみである上、VIP会員になる方法などは明らかにされていないようである。
事前抽選に当たらなければ購入できない
さらに、取り扱い店舗では、新作の販売のたびに、混乱を避けるため事前抽選をおこなってから交換券を配布するなどの購入方法をとっている。こうしたことから、市場が枯渇しプレミア価値が付加されているのである。
yeezy boost(イージーブースト)350 v2の偽物
yeezy boost(イージーブースト)350 v2の偽物は、偽物であることを隠し、不正に正規価格あるいはプレミア価格で売ろうとするものもある。一方で始めから偽物として売り出しているものもあるようだ。
yeezy boost350 v2の本物と偽物の判断
ではyeezy boost(イージーブースト)350 v2の本物と偽物を見分けるには、どんな方法があるのだろうか。
本物の特徴を知っておく必要がある
偽物と判別する場合には、当然かもしれないが、まず本物の特徴を把握しておく必要がある。yeezy boost(イージーブースト)350 v2のレプリカモデルは、見た目で明らかに偽物と分かるような作りのものは少なく、ほとんどが精巧な作りをしているようだ。しかし本物と比べてみるといくつかの異なる点が見つかる。
ヒール部分の違い
yeezy boost(イージーブースト)350 v2の本物と偽物を判断する検討材料としてまずあげられるのが、ヒール部分の違いだ。偽物の方がヒールが高く、ヒール部分の幅が広い。また本物はヒール部の反りかえりが強く、横から見た場合にミッドソールからバックステーまでが深くくびれてみえる。
yeezy boost(イージーブースト)350 v2の初代モデルであるベルーガの場合には、赤のラインがヒール部分まで濃く伸びているものが偽物。グラデーションになり徐々に薄くなっているものが本物だと言われている。
爪先部分の違い
ベルーガモデルの場合、本物は赤いラインがセンターまでしっかりと伸びている。一方で偽物はラインがグラデーションになっているのだ。またラインの角度や位置が微妙に違っていたり、爪先部分のゴムが歪んでいるなど、偽物は細部に粗雑さが見受けられる。
シュータン部分の違い
シュータン部分にあるタグの文字にも違いがあるようだ。本物は文字の線が均等である。一方で偽物の場合は文字の太さにムラがあり、文字が重なっている部分があるなど。少々粗雑な面が見受けられる。
ソール部分の違い
ソール部分のadidasの刻印が本物の方がフラットであるのに対し、偽物は凹凸が目立つ。
インソールの違い
本物はインソールが薄く作られているため、取り出して持ってみると、しなりが強いようだ。偽物は厚く作られているため、しなりが弱い。
靴全体の違い
yeezy boost(イージーブースト)350 v2全体を通して、偽物の場合にはニットの編み目が雑な傾向にある。またベルーガの場合は、本物と偽物では赤い糸の入れ方に違いがあるため、ニットのグラデーションの印象が異なる。偽物は総じて赤みが強い。 その他、本物と偽物とを比較すると、靴のサイドに施されている「SPLY-350」の文字の位置や大きさに違いがある。
ゼブラモデルを例にとってみた場合、偽物は文字の大きさが不均等であったり、文字の配置が歪んでいる傾向にあるようだ。あるいは文字の位置がかかとから大きく離れているものもある。
箱で判別
箱に貼られているシールのフォントに違いがあるとの指摘もある。またシールに印刷された人型のシルエットの形にも違いがある。本物は人型の肩が角ばっており、一方で偽物は肩に丸みがあるなど、微妙に違いが見受けられるのだ。しかし箱は替えが効くため、信頼性に関しては疑問の声があがっている判断方法だ。
総じて偽物の判断は難しい
本物と違い、偽物はさまざまなところで作られている。そのため明確な特徴を見つけ出すことは困難である。作られる場所によって個体差があり、特徴が異なる可能性があるためだ。
またレプリカは日々改良されているため、素人が判断するのは難しいだろう。本物の特徴がはっきりとしていない新作に関してはなおさら、判断しがたい。正確な判定を求めるのであれば、正規の直営店などに問い合わせてみた方が良いだろう。
yeezy boost350 v2の売買の注意点
yeezy boost(イージーブースト)350 v2はこのように本物か偽物か判定が困難なことから、売買の際にも注意が必要である。
yeezy boost(イージーブースト)350 v2を買うときには
yeezy boost(イージーブースト)350 v2を購入するにあたっては、信用できる店で購入することが大切である。
楽天市場で購入する
「楽天市場」などに出品している商品は、比較的信頼できるようだ。ただし価格はかなり高騰している。
ヤフオクやフリマアプリで購入する
その他ヤフオクやメルカリで購入することも可能である。その際にはしっかりと市場価格をつかんでおこう。yeezy boost(イージーブースト)350 v2は人気の高いスニーカーのため、市場価格から大きく値下げられることは少ない。
定価から本物か偽物か考える
yeezy boost(イージーブースト)350 v2の定価は28,000円(税抜き)である。そのため定価からあまりにも値下げして売られている場合には、状態に難があるか、あるいは偽物であると考えた方が良いかもしれない。 いずれの場合にしても、信用できる情報を提示してくれる相手から購入するようにしよう。
yeezy boost(イージーブースト)350 v2が売れる場所とは
買取業者リアルクローズはyeezy boost(イージーブースト)の買取に力を入れているようだ。出張、宅配、店頭での買取をおこなっているようだが、電話一本で全国どこへでも出張買取が可能とのこと。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
また、総合リサイクルショップワンダーレックスもyeezy boost(イージーブースト)350 v2の買取をしてくれるようである。こちらも出張、宅配、店舗での買取の3本柱で買い取りを行っている。ただし出張買取に関しては、スニーカーは対象外のようである。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
その他、ヤフオクやメルカリでも売ることができるだろう。人気の高い商品であるため、買い手がつく可能性は高いといえる。
まとめ
yeezy boost(イージーブースト)350 v2を売るときには、正規品であるかどうか、未使用品であるか、が高く売るポイントとなる。納品書が残っているようであれば、買取の際には提示しよう。
ネットオークションなどで買取相場を把握してから、買取業者に買い取ってもらう方法も有効である。相場感覚をつかんでいれば、安く買い叩かれてしまう心配も少ない。価格交渉も場合によっては可能だろう。
いくつか買取業者の候補がある場合には、可能であれば、まずいくつかの業者で無料見積もりをしてもらおう。いくつかの業者を検討することで、より良い価格で買い取ってもらうことができる。
また、売ることが念頭にあるのであれば、日頃の手入れも丁寧にしておこう。保管状態も良い方が高値で売ることができる。購入当時の箱がある場合には、残しておきたいところだ。