近年スポーツブランドの人気の高まりから、中古市場にも品物が流通するようになってきた。特にスニーカーはファッションに取り入れられることも多く、スポーツブランドなかでも人気の高いアイテムだ。
しかし人気が出るとそれに比例して増えるのが偽物で、人気の高いものは新品では品薄になることが多く、それゆえ中古市場でも売買相場は新品同様かそれ以上となる。そのためオークションやフリマアプリなどで偽物が出品されると、一般消費者は本物と見分けられずに購入してしまうことが少なくない。
無駄なお金を使わないために、ここではセレクトショップでも取り扱いのあるニューバランスの偽物と本物の見分け方を紹介しよう。
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ニューバランスはどんなブランドか
ニューバランスとはアメリカのボストンに本社をおくスポーツシューズブランドである。ニューバランスの特徴と言えばスニーカーにあしらったNの文字で、特に1300は人気が高い。ラルフ・ローレンも「まるで雲の上を歩いているよう」と評している。
製造拠点
他のスポーツブランドが製造拠点を中国やベトナムなど比較的コストの安い地域に置いているのに対して、ニューバランスはアメリカやヨーロッパなどに多くの製造拠点を持っている。そのため他社製品と比べると高価な傾向になっている。ニューバランスは創業時にわとりの足からヒントを得たアーチサポートインソールの製造がメインであった。
サイズ
しばらくするとこれをもとにカスタムメイドのランニングシューズの製造へと移っていった。そこからウィズ、すなわち足囲でもサイズ選択可能なウィズサイジングを採用し、以降ニューバランスのサイズ選択の基本となっている。
設立
日本ではニューバランスジャパンとして1988年に設立した。東京に本社をおき、支店が大阪にある。
CMは少ない
日本でも人気ブランドだが有名選手を起用したCMは少なく、大々的な宣伝は行っていない。ファッション雑誌に掲載されたりモデルが愛用していることから徐々に人気になり、2006年には女性向けラインをスタートした。
スニーカーの人気モデルとは
スニーカーの定番モデルにはいくつかあり、価格帯の違いも大きい。アメリカやイギリス製のものは20,000円を超えるが、アジア製は6,000円~15,000円と安価である。生産できる数や行程の手作業の量にもよるためこのような違いがでてくる。高いから良い、というわけでもなく、現行モデルのなかではアジア製のMRL996の人気が高い。
安価な割に高級感があり、タウンファッションにも馴染むからである。特にこの990番台と500番台は比較されることが多い。ではニューバランスの定番モデルにはどのような特徴があるか、主なモデルを紹介しよう。数字の前のMはメンズのMだが、ユニセックスサイズなので男女ともに着用可能である。
M574、M576
数多く発売されているモデルのなかでも、500番台のスニーカーは安定した履き心地、太めのシルエットで舗装されていない道や山道、砂利道を想定して作られたスニーカーである。M555から始まり、特に人気の高いものが574と576である。555は現在廃盤だが、574はアジア製が多く比較的安価、手に入れやすいので初めてのニューバランスとして購入する人も多い。
日本でも多くの人が履いているのがこのモデルだろう。見た目の安定感からカジュアルファッションを好む層に人気が高い。576はイギリス製がメインで、定価は20,000円を超える。日本でも海外でも人気のモデルでニューバランスでは主力モデルだろう。
500番台に共通する太めのシルエット、爪先、安定した履き心地が特徴だが、574と比べるとややスタイリッシュである。日本ではほとんど販売されていないが、海外では他ブランドとのコラボモデルもあり、ドレスアップモデルとして知られている。
M990、M996
先の500番台と比べられるのがこちらの990番台である。特に996と576はよく比較される。990番台はロードランニングモデルとして底が平らになっているのが特徴だ。現在は誰でも履けるランニングシューズとして、スポーツ業界、ファッション業界から人気が高い。
以前のモデルは街歩きとランニングシューズの間くらいだったが、ここ最近では街歩きをメインとしたデザインになっている。990は生産数が少なく販売している店舗も少ないので、見かけることは少ないがレトロなデザインや996の元となる機能を備えており、ニューバランスの象徴と言っても良いだろう。
もちろん履き心地は良いが、どちらかというとファッション性が高いスニーカーである。996は日本で圧倒的人気を誇るニューバランスのモデルである。500番台が太めのシルエットだったのに対してこちらは細身、カジュアルだけでなく綺麗目な格好にも合わせやすいのが人気要因のひとつだろう。
アメリカやイギリス製造のM996は20,000円を軽く超えるが、アジア製のMRL996は同じ高級感のある見た目でも安価で、特に人気が高い。
M1300、M1400
1000番台はフラッグシップモデルとも言われ、発売時の最新の技術が搭載されたスニーカーである。1300から始まり、現在は2000番台に移っている。数字が大きくなるにつれ、価格も上がる傾向があるようで、現在では約40,000円の値段がついている。
1300は1000番台最初のモデルであり、ニューバランスのスニーカーのなかでも人気の高い一足である。人気の秘密はその履き心地で、発売当初からスニーカー界のロールスロイス、雲の上を歩いているようだ、などと評されている。とはいえ、1300は一番古株のモデルなので、履き心地を重視するなら以降のモデルの方が良いだろう。
1400は1000番台のなかでは圧倒的人気の品番である。シンプルなデザイン、安定した履き心地が人気の要因だろう。前述の500番台、990番台と並んで、ニューバランスでは主力モデルである。
1400は基本的にアジア製はなく、アメリカ製の高品質なもののみとなり、そのため価格も高額となっているのが特徴だ。とはいえ1400は幅広の日本人の足に合うサイズ感なので、高額であっても日本での人気は高い。
こうしてみると、ニューバランスには安いモデルと高いモデルがあることが分かる。次に紹介する偽物と本物の見分け方のポイントにもなってくるので重要だろう。
偽物と本物の見分け方
それではニューバランスの偽物と本物の見分け方だが、ポイントがいくつかある。ここでは人気モデルの574や996、1400を中心に紹介する。
型番
簡単な見分け方が型番を検索してみることだ。購入しようと思っているスニーカーの品番をネットで調べてみて出てこなければ偽物ということになる。また、品番があっても半額やそれ以下など、正規の価格よりもかなり低価格で販売されている場合も偽物と思って良いだろう。
偽物を販売している業者は多くの在庫を持っていることがほとんどなので、1足あたりはかなり安い金額で売っている。販売元の他の商品を見ることができるならば見てみると良いだろう。おそらく同じ型番やサイズ、カラーなど何十足も販売していることが分かる。購入する際は信用できる販売店かどうかも確認する方が良い。
タグ
ニューバランスのスニーカーについているタグは特徴的なので、偽物か本物か判断する際には重要になる。日本で売られているものはタグはスニーカーの紐穴についており、赤ベースにwww.newbalance.co.jpと印字がある。アメリカ製の正規品はグレーベースに星条旗がかかれているのが特徴である。
タグのほかに箱やラベルで見分ける方法もありそうだが、原産国や製造時期によって箱やラベルは多少変わってくるのでなんとも言えないのが現状である。タグに関しては上記の特徴があるため、見分けるポイントととしては有効だろう。
生産国や製造年
ニューバランスの製造元としてあるのはアメリカ、イギリス、アジア特に中国、ベトナムである。中にはアメリカのみで製造されているシリーズもある。おそらく箱やスニーカー本体にもmade in~といった表示があるだろうから、ここから見極めることもできる。
また、製造年についても同じで正規ではすでに生産されていない型番が最近作られていたり、シリーズが発表される前に作られているなど矛盾がある場合は偽物である。どの型番がいつから製造されているのか、現在も製造しているのかなどは購入前に確認すると良いだろう。
574、576の見分け方
574、576は爪先に丸みがあり、シルエットは太め、どっしりとした安定感のある形をしているのが特徴的だ。500番台ではこの二つが人気だが、他の品番も同様の特徴を持っている。二つの違う点は価格で、574が10,000円前後で購入できるのに対して576は20,000円前後となっている。
もしこれらの金額よりもかなり安い金額で販売されていたとしたら、偽物の可能性が高い。ニューバランスは中古市場でも人気が高いため、中古品でも定価の7~9割の売買されることも少なくない。正規販売店以外で定価の半額、もしくはそれ以下の値段がついていたら気を付けた方が良いだろう。
996の見分け方
996もニューバランスでは人気の高いモデルである。形は全体的に細身で爪先も三角形に近い。薄く平らな形なところも特徴的である。また、996は定価20,000円前後となっているため、新品で10,000円前後の販売価格では偽物と思って良いだろう。中古市場でも人気が高く、よほど難がない限り低価格で購入できることは少ない。
オークションやフリマアプリで出品されていることも多いが、定価から考えると10,000円以下で販売されることはあまりない。特に人気色や定番色は値崩れしないため、安すぎる販売価格には注意すべきだろう。
見分け方のポイントについて紹介したが、やはり一番分かりやすいのは販売価格である。前述したように、ニューバランスのスニーカーには安いモデルと高いモデルがある。安いモデルはほとんどが中国やベトナムで作られており、高いものはアメリカ、もしくはイギリスが主な製造国である。
新品はもちろんだが、中古であってもニューバランスは他のスポーツブランドよりも売買相場は高い傾向にある。そのモデルの定価よりも明らかに安い金額、もしくはアジア製のモデルなのにアメリカ製のような高い金額の場合は偽物を疑った方が良い。
買取業者で見極めてもらおう
ここまで、ニューバランスの偽物と本物の見分け方について解説してきた。これから購入するのであれば、ぜひ紹介したポイントを参考にしてほしい。
その一方で、手元に偽物か本物か分からないというスニーカーがある場合には、目利きのプロである買取業者に査定を依頼してみるのもおすすめだ。素人の目で判断するよりも確実に分かるうえ、思っていた以上の金額になればそのまま売却してしまうと良いだろう。
そこで、査定に自信のあるおすすめの買取業者を紹介するので、ぜひチェックしていただきたい。
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ニューバランスは買取強化ブランドになっているので高額買取も期待できる。また、査定金額によってボーナスがつくキャンペーンもあるので見逃さずに利用してほしい。
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まとめ
ニューバランスの偽物と本物の見分け方をご紹介した。オークションやフリマアプリなどで偽物が出品されると、一般消費者は本物と見分けられないため注意が必要だ。
ご紹介したように型番やタグなどで見分けるポイントはいくつかあるので、無駄なお金を使わないためにも入念にチェックをして損をしない買い物をしたいものだ。

