天下のスポーツメーカーNIKE。これまでに「AIR MAX」や「AIR JORDAN」「DUNK」など大ヒット商品を数多く生み出してきた。また、近年ではローテクスニーカーブームもあり、「SB」や「CORTEZ」「INTERNATIONALIST」といった過去のアイテムの復刻も多いようだ。
今回は、そんなNIKEのスニーカーのモデル名や型番、カラーなど、知識なしには読み取れない詳細情報についてまとめてみた。NIKEスニーカーのコレクターを目指す方、売却したい方などは、ぜひ多方面で活かしていただきたい。
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NIKE(ナイキ)とはどんなブランドなのか
NIKE(ナイキ)は1964年に設立されたスポーツブランドだ。スタイリッシュなデザインはもちろんのこと、機能性も完備した高クオリティで世界から愛されている。あの有名なロゴ「SWOOSH(スウッシュ)」は1971年に商標登録されたものであるが、女子大学生がたったの35ドル(日本円で約3,500円)の報酬でデザインしたという話も有名だ。
NIKEが生み出すスニーカーは、何と言ってもソールが特徴だ。「ワッフルソール」や「AIR」といった優れたクッション性を備えたソールに定評がある。機能性を重視するバスケットシューズやランニングシューズからリアルクローズにも使えるスニーカーなど、豊富なバリエーションを展開。
有名スポーツ選手のスポンサーを手がけることも多く、スポーツブランドとしての売り上げは世界でも第1位だ。
中古買取を見越しているなら型番・品番を把握
そんなNIKEのスニーカーの売却を考えているのであれば、対象スニーカーの型番や品番、モデル名などを把握しておくといいだろう。
査定依頼時に店員と対面するか・しないか
中古買取には大きく分けて2つの買取方法があり、そのひとつが店頭買取や出張買取など、対面でやりとりする方法。そしてもうひとつがフォーム記入やメールを利用するオンライン査定、または会話で詳細を伝える電話査定といった非対面の方法だ。
後者の非対面の査定方法を利用する場合には、「買取対象品の詳細を把握しておく」ということが重要となる。査定をするにあたって、対象品の写真を載せるよりも型番等の詳細を伝える方がよっぽど効率的だからだ。まずは「どこのブランドの何を売りたいか」を明確に伝えられるようにしよう。
型番や品番、モデル名はどこを見ればいいのか
型番等の詳細を把握しろとはいえ、ではその詳細はどこに書いてあるのか。見るべきポイントは2つ。購入した際にスニーカーが入っていた靴箱、またはスニーカーの内側についているタグだ。タグはシュータンに縫い付けられている場合もあれば、履き口に付いていることもあるので、まずはスニーカーの内側を見てみよう。
年代別に振り返るNIKEの名作スニーカー
1968年の創業より、数多くの名作スニーカーを輩出してきたNIKE。全種類を紹介するとなるとかなり膨大になってしまうため、今回は年代別に人気を博したモデルを紹介していこう。
1970年代
- 1971…CORTEZ
- 1972…BRUIN
- 1973…BLAZER、MATCH CLASSIC
- 1974…WAFFLE TRAINER
- 1976…LD 1000
- 1977…NEW BOSTON
- 1978…AIR TAILWIND
- 1979…CHALLENGER
1980年代
- 1980…APPROACH、MARIAH
- 1981…INTERNATIONALIST
- 1982…LAVA DOME
- 1983…AIR FORCE 1
- 1984…VANDAL
- 1985…DUNK 、AIR JORDAN1、AIR EPIC
- 1986…AIR TRAINER
- 1987…AIR MAX 1
- 1988…AIR STAB、FLOW、AIR MAGMA
1990年代
- 1990…AIR MAX 90、AIR TECH CHALLENGE
- 1991…AIR HUARACHE、AIR MOWABB
- 1995…AIR MAX 95、AIR ZOOM FLIGHT 95
- 1996…AIR MORE UPTEMPO、AIR RIFT、AIR FOOTSCAPE、AIR WORM NDESTRUKT
- 1997…AIR MAX 97、AIR FOAMPOSITE ONE、AIR ZOOM SPIRIDON
2000年代
- 2000…INNEVA WOVEN 、KUKINI
- 2002…SB DUNK
- 2003…MAYFLY
- 2004…FREE
- 2006…AIR ZOOM MOIRE
- 2008…HYPER DUNK
- 2012…FLYKNIT LUNAR 1+
- 2016…HIPERREV
少々筆者の好みが反映されている気もするが、一般的に名作スニーカーというと、だいたいこれらがピックアップされるだろう。では、これらの膨大な種類のスニーカーには型番やモデル名において規則や共通点などはあるのだろうか。
NIKEのスニーカーの型番の読み方
それでは、さっそく型番の規則や共通点を説明していこう。
NIKEのスニーカーの型番は、6桁の数字と3桁の数字の組み合わせ(例:314996-700)で成り立っている。初めの6桁の数字がスタイルナンバー、後ろの3桁の数字がカラーを表す数字だ。
スタイルナンバーは、各モデルごとに共通の6桁を用いるが、同じモデルでもスタイルナンバーが異なる場合もある。実は一見同じものに見えても、復刻版だったり、若干のアップデートを加えたものは異なったナンバーがつけられているようだ。
また、発売年が異なっていても同じモデルであればスタイルナンバーは変わらない。あくまで内容に変化がある場合のみスタイルナンバーは変更となるようだ。
難解なNIKEのカラーナンバー
続いて、カラーナンバーについて解説していこう。カラーナンバーはスタイルナンバーの後ろに3桁の数字で表されている。
まず基本的な単色を表す数字は
- 0:BLACK・GRAY
- 1:WHITE
- 2:YELLOW・BROWN
- 3:GREEN
- 4:BLUE
- 5:BLUE・PURPLE
- 6:RED
- 7:YELLOW
- 8:ORANGE
- 9:MULTI・METALLIC
と、このように当てはめられているようだ。カラーが重複しているところがあるが、これは微妙な混色の際にこのどちらかの色で表現しているようである。
カラーナンバーの組み合わせ
では、この単色の数字を3桁のカラーナンバーでどのように表しているのだろうか。1色の場合も3桁なのか、3色以上用いる色味の場合はどうなるのか…。
この3桁の組み合わせは、
- 1桁目:全体の大まかなカラー
- 2桁目:組み合わせとなるカラー
- 3桁目:3色目または発表された順番
となっているようだ。
3桁目の数字の読み方
ここで悩むのが3桁目の "発表された順番" の数字だが、1桁目と2桁目が同じカラーの組み合わせだった場合、「同モデル内にて何番目に発表されたモデルなのか」ということを表す数字、という意味だ。
例えば「CLASSIC CORTEZ」のLOYAL BLUEとBRIGHT MANDARINの色の組み合わせは「483」で表される。2桁目までは単色の数字が当てはめられるが、3桁目は「3」。本来「3 」はGREENとなるものの、このスニーカーにGREENは用いられてない。したがってこの「3」は "発表された順番" を表す数字だということがわかる。
また、スニーカー全体で1色の場合は1桁目と2桁目は同じ数字が、3桁目は場合によって最適な数字が当てはめられる。3色以上用いる際は、色味の割合の優先順位で数字が振られるか、「9」のMULTIが用いられるようだ。
読み取り困難なカラーナンバー
ここまで説明しても、やはり読み取りが難しいのがカラーナンバー。そもそもNIKEのスニーカーのカラーはユニークなタイトルがつけられているものが多く、対象スニーカーを見ずに数字だけを見てもわからないものがある。
例えば、
- ・LIGHT MIDNIGHT/BRIGHT CITRON=400
- ・HYPER PINK/DUSTY CACTUS-MEDIUM ASH=600
- ・FLAX/FLAX-BAROQUE BROWN=200
などといったカラータイトルだ。
単色であってもカラーの組み合わせは無限だが、ここまで微妙なニュアンスのカラーがあっては数字だけで色を判断するのは到底難しいだろう。
NIKEスニーカーのモデル名の読み方
スタイルナンバーとカラーナンバーがわかれば、大まかなスニーカーの特定はできることがわかった。そこで、型番を確定させる根拠として必要なのがモデル名だ。
知らないと読めない?NIKEのモデル名
型番よりもわかりやすいし、何を今さらといった感じかもしれないが、実は前知識がないと読めないのがNIKEのモデル名。大ヒットモデルAIR MAXも、正式名は「AIR MAX 95 OG QS」や「WMNS AIR MAX 90」だったりする。
では、このAIR MAX以外の単語の意味はなんなのだろうか。
覚えておきたい モデル名に含まれる単語の意味
この本体モデル以外の単語にも、スニーカーの詳細についての説明が含まれている。この単語もかなりのバリエーションがあるのだが、今回はその中でも登場頻度の高いものをいくつか紹介していこう。
- OG:初登場オリジナルモデル、またはオリジナルカラー
- QS:Quick Strike(数量限定)
- SE:Special Edition(スペシャルエディション)の略
- GS:Grade School(小学校)の略。キッズサイズ
- NRG:ENERGY(エナジー)の略
- WMNS:WOMENSの略
- PREMIUM:既存モデルをアップデートしたもの
- PRM:PREMIUMの略
- XX:Anniversaryモデル
など、よく使われている単語はこのあたりだろう。
この意味がわかれば、
- AIR MAX 95 OG QS=AIR MAX / 1995年発売モデル / オリジナルカラー / 数量限定
- WMNS AIR MAX 90=WOMENS / AIR MAX / 1990年発売モデル
といった具合に読み取れるようになるのだ。
NIKEのスニーカーを高価買取中のショップ
カラーや型番を含めるとかなり多くのモデル数が存在するNIKE。買取を依頼するのであれば、NIKEのスニーカーにも詳しい買取店を選ぶのがおすすめだ。以下では、NIKEのスニーカーの買取に力を入れているところをご紹介する。
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銀座・渋谷・名古屋・大阪に買取店があるリアルクローズは、NIKEのスニーカーを高価買取中。中古品や、付属品がないものでも買取可能だ。買取方法は出張・宅配・店頭でおこなっており、特に人気のある「出張買取」は、あらゆる場所へ出向くフットワークの軽さが特徴だ。日本国内であればどんな場所でも無料で出張し、スニーカーの知識豊富なスタッフが査定してくれる。査定後はその場で現金買取の流れとなる。
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アルファストリートは、メンズアメカジブランドを取り扱う老舗買取専門店だ。NIKEをはじめとしたスニーカーの買取も積極的におこなっている。中古品や多少のダメージがあるアイテムでも買取可能としているため、不要になったスニーカーがあればまずは無料査定を利用してみてほしい。
まとめ
今回はNIKE(ナイキ)のスニーカーのモデル名・型番・カラーについて解説した。冒頭でナイキのスニーカーを売却をするなら詳細を把握しておくべきと説明したが、コレクターを目指す方でも活かせる内容だったのではないだろうか。
今回はざっくりとNIKEのスニーカー全体の共通点について解説したが、モデルごととなるとさらに細かい内容になる。その際は当コラムの内容を思い出し、解読に活かしていただきたい。





