今や世界中で愛されているトレーディングカードゲーム、その魅力にとりつかれる人は多い。トレカはただプレイするだけのカードではなく、中には稀少性が高く高値で買い取られているレアカードも存在する。そのため熱心なコレクター数多く存在しており、トレカ市場では10,000円以上の値段で取引されるカードもある。
今回は日本で人気な遊戯王OCG デュエルモンスターズ(以下遊戯王)、ポケモンカードゲーム(以下ポケカ)はメルカリで売るべきかどうかをまとめていく。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
遊戯王とは
遊戯王カードゲームの始まりは1998年に週刊少年ジャンプで連載を開始した「遊☆戯☆王」である。全343話で単行本は全38巻発売され、アニメ化もされている。派生漫画作品として、遊☆戯☆王R、遊☆戯☆王GX、遊☆戯☆王ZEALなどがある。
遊☆戯☆王の連載が開始したのは20年以上前だが今でもかなりの人気がある。カードゲームとして発売されたのは、1998年にバンダイより遊☆戯☆王カードダス。1998年にはコナミより遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズとして二回商品化されている。
ポケカとは
ポケカは1996年に商品の発売が開始された。日本から発売されたTCGとしては初めてである。日本だけでなく海外からの人気も高く、2017年3月時点では世界74ヵ国で販売されており、累計236億枚以上が出荷されている。
ポケカは老若男女問わず世界中で愛されているカードである。最近はYoutubeなどのメディア媒体でも宣伝されている。はじめしゃちょーやFisher`sといった人気動画投稿者がポケカの動画を投稿したことにより爆発的な人気が出た。そのため、ポケカの在庫が品薄になり、新品を入手するのがかなり困難になるときもあった。
メルカリで転売する方法
今回はメルカリで転売するまでの大まかな流れ、出品する際のポイントや、より高く売るためのコツを紹介していく。メルカリを利用したトレカの転売を考えている方はぜひ参考にしてほしい。
転売の大まかな流れ
まず始めに転売までの大まかな流れを説明していく。まずはカードを仕入れる所から始めよう。安値で売られている転売価値のあるレアカードやこれから人気が出そうなカードを仕入れておこう。
商品であるカードが準備できたら、次はメルカリのアカウントを作ろう。アカウントの作成後、出品したい商品の写真を撮り出品したら、後は売れるのを待つだけだ。出品した商品が売れたら、カードを丁寧に梱包して発送しよう。
あとは商品が購入者の元に届くのを待つだけだ。非常に簡単な流れになっている。
高く売るためのコツ
まず始めに知っておいてほしいコツは売ろうとしているトレカの相場を知ることだ。相場を理解していなければ、本来高く売れるカードを安く売ってしまい損をしてしまう場合がある。その逆もあり、相場よりも高い値段で出品していては、いつまでも売れずにサイト上に残り続けてしまう。
こうしたことを防ぐために正しい値段で出品することがとても大切である。正しい値段で出品するためには、まず、メルカリで自分が売ろうとしているカードを検索してみよう。調べてみると現在過去問わず、出品された商品がたくさん出てくるだろう。
そこで売れている商品はどれくらいの値段で、売れていない商品はどれくらいの値段なのか、ある程度の目星をつけておくと転売に役立てることができる。
出品する際のポイント
カードをメルカリに出品する時は一枚ずつではなく、複数枚をセットにして出品すると良いだろう。フリマサイトでモノを売った時にはどうしても配送料がかかってしまうからだ。遊戯王やポケカなどのカード類は服や本などの商品に比べて軽い上小さいため、比較的に配送料はかからない。
しかし売り上げから数百円ほど値段が引かれるのは間違いないだろう。1枚ずつの単品で売るよりも複数枚を同時に売った方が配送料はかからないためおすすめだ。また、カードを1枚ずつで出品するということはそれだけ多くの出品を抱えることになる。
そうすると、値下げ交渉などのコメントに対する返信や、商品の梱包、商品の配送などの手間が増えてしまう。出来るだけ複数枚をセットで出品する方が効率がよいと言えるだろう。ただし、希少価値の高いレアカードや古いカード、人気のあるカードなどの高い値段で売れるカードは単品で出品した方が良い場合もあるので注意しよう。
配送する際のポイント
出品した商品が売れたら、いよいよ次は配送だ。この時に注意すべきなのは、安さだけを意識して配送しないことだ。できるだけ利益を多くしようとして、安い発送方法を選びがちになってしまうのだが、それだけでなく、配送のしやすさ、追跡番号や保証が付いているかを考慮すべきだ。
カードサイズの大きさのものであれば、ミニレターや定形外郵便などを選ぶことができるが、これらは追跡や保証がついていなく、オプションでつけると配送料金が高くなってしまう。カードを配送する際に選ぶべきはこれらではなく、メルカリならばらくらくメルカリ便のネコポスを利用してほしい。これは追跡、保証がついており、配送料金が全国一律で195円、なによりコンビニから簡単に出すことができる。
配送のスピードもネコポスの方が早い場合が多い。これらのことを考え、配送方法はらくらくメルカリ便のネコポスを選ぶべきだろう。
メルカリでの買取相場
メルカリでの買取相場を遊戯王、ポケカのそれぞれみていこう。
遊戯王の場合
遊戯王の買取価格の相場としては目安であるが、ノーマルカードは高くて10枚で1円、安い場合だと100枚で1円前後となっている。レアカードの場合、最低1枚1円以上の買取相場である。ただこれは一般的なカードの場合の買取相場だ。
需要が高いカードや人気があるカードの場合、ノーマルカードでも100円~1,000円で買取されることもある。希少価値の高い高額なカードなら、1枚30〜300円で売れる場合もある。スーパーレア以上は1枚10円以上で売れるが、モノによっては10,000円を超えるほどの高額で取引できることもある。
初期カードの場合希少性が高いため、レアリティが低くても高い値で売れることが多くある。その他にも、ウルトラジャンプやVジャンプを購入した時に特典(おまけ)としてついてくるカードは人気がある。ウルトラジャンプやVジャンプなどの特典カードは、雑誌の値段よりも高い値段でカードが売れることがあるのでこちらも頭に入れておく必要があるだろう。
なによりもそのときの環境を知ることが大事であろう。環境トップとされるデッキに必要なカードは高く売れるし、発売当初は強くても、環境が変わって注目されることがなくなれば高くは売れないだろう。このように遊戯王は時期によってカードの値段が大きく変動する。
最近の例では遊戯王20th拡張パックの価格変動はすさまじかった。遊戯王は1枚1,000円で取引されていたカードがしばらくしたら1枚10,000円を超える価格で取引されるようになったりもするので、カードの相場を先読みする勘と知識も転売には必要なのだ。そして、もう一つ注意すべきなのはレギュレーションだろう。
レギュレーションとは、ルールのことであり、遊戯王の市場はレギュレーションによって大きく左右される。ついこの間まで最強とされ、市場価格が高かったカードもレギュレーションが変わり公式の大会で使えなくなってしまっては、もう高くは売れないだろう。下手をすれば単品での出品はできなくなってしまう場合もあるだろう。
遊戯王の買取価格例
2019年5月に値段が高騰したカードを買い取り価格の例としてあげていく。
- ・E-HERO ヘル・ブラッド:800円
- ・刻印の調停者:300円前後
- ・プリミティブ・バタフライ:2,000円
E-heroのようなカードは拡張パックでHEROが追加されると価格が上がる傾向がある。ヘル・ブラッドも新しく「E-HERO」モンスターが登場したため価格が上がったのだ。刻印の調停者は抹殺の指名者が登場したことにより価格が高騰したカードだ。
新規拡張パックに収録されているカードが昔のカードとシナジー・相性が良いと価格が高騰するのだ。プリミティブ・バタフライはVジャンプの定期購読特典として収録されたカードだ。先ほども説明したように雑誌特典の遊戯王カードは値段が上がる傾向にあるので覚えておこう。
ポケカの場合
ポケカも遊戯王と似たようなものでレア度の低いカードはあまり良い値段で売れないが、希少価値が高いカードや人気のあるカードは高く売れる。簡単に言えばピンキリと言える。ポケカは海外での人気も非常に高く、ポケカをebayなどで高値で購入する海外の富豪なども存在するほどだ。
それほどポケカは知名度や人気が高いのだ。ポケカは20年以上の歴史があり、カードの種類、拡張パックによってカードの価格が大きく変わってくる。そのためポケカを売る時はカードの相場を理解してから売るようにしよう。
実際に例をあげるならひかるシリーズは取引価格が高いことでも有名だ。ひかるシリーズは2001年に発売されたポケモンカードneoという拡張パックに収録されているカードだ。光るシリーズはポケモンカードneoの中でも封入率が非常に低く、数箱に1枚ほどの封入率だった。
しかも古いカードは市場流通量が少ないため、カードの希少価値はすさまじいものになっているのだ。ポケカを売る時に気をつけなければいけないのは、旧裏面カードの存在である。ポケカには旧裏面カードと新裏面カードと呼ばれるものがあり、その違いはカードの裏面のデザインの違いである。
旧裏面カードとは、1996年から2001年の間に販売されていたカードのことを指す。新裏面カードはそれ以降に発売されたカードのことである。値段にも差があり、カードの状態にもよるが旧裏面のカードはかなり高額で買取されることがある。
ポケカの買取価格例
ここではポケカの買い取り価格の一例として、2019年5月31日に発売された「ミラクルツイン」のカードの買取価格例を見ていく。
- ・ブルーの探索:3,800円
- ・溶接工:1,600円
- ・リーリエ:25,000円
- ・シロナ:5,500円
ポケカ含むトレーディングカードゲームは毎月新しい拡張パックが発売されている。そのため、転売する際には毎月出る拡張パックを常にチェックしておいてほしい。市場の価値が定まっていない拡張パックが出てすぐの頃は、強いカード・レアカードが高く買い取られる傾向にある。
そのため新弾の拡張パックは箱買いしておくことが望ましい。
メルカリでトレカを売るメリット
カードを売ろうとする時に、何を思い浮かべるだろうか、リサイクルショップや専門のカードショップ、メルカリなどのフリマサイトやフリマアプリなどがあるだろう。この中でもメルカリなどのフリマアプリで売るメリットを上げていく。
利益を多くもらえる
リサイクルショップは仲介マージンが存在するため、カードを売ってもメルカリより安く買い取られることが多い。お店側も利益を上げなければいけないし、人件費を払わないといけないのだ。そのため、お客に渡るお金がかなり少額になってしまう。
例えば中古市場価格が1,000円のカードをリサイクルショップで売った場合、買取価格が300円であった、などといった感じだ。しかし、フリマサイトで売った場合、市場価格が1,000円のカードを900円で出品したとする。そうするとユーザーに900円の売上金が発生する。
ここから送料やサイト側に使用料としてお金を取られたとしても、手元に少なくとも600円以上は残るだろう。購入者もお店で買うより安く買うことができ、出品者もお店で売るより多くの利益を得ることができるのである。
自分自身で値段を決めることができる。
当たり前のことを言っているようだがこれがかなりのメリットなのである。転売を本業としている人がほとんどではないと思うので、仕事や学校で忙しい人が多いと思う。そのため、安くてもいいので早く売ってしまいたいと考える人も少なくはないだろう。
その逆もあり、売るタイミングはいつでもいいから、高く売りたいと思う人もいる。色々な人がいる中で自分が売る価格を決められるというのはかなりのメリットであるだろう。しかし、ここで気をつけるべきなのは、自分で価格を決められることがデメリットにもなり得ることである。
なぜならば、時間の経過や新商品の発売などによって適正価格が常に変動するからである。特にTGCは環境の変化やルールの変更によって商品の値段が大きく変わる。よく市場価格をチェックしてから出品するべきだろう。
出品した後も、自分の商品が売るべき値段であるかどうかチェックし続ける必要がある。
トレカ専門フリマアプリ「magi」
トレカの市場規模は2011年時点で1,000,000,000円を超えており日本から誕生した人気タイトルが非常に多い(遊戯王やポケカなど)。一つのタイトルが長期間にわたって愛されるだけでなく現在でも多くの人気タイトルが誕生しており、これから先も愛され続けるコンテンツであると言えるだろう。magiでは、遊戯王やポケカなどの人気カードからややニッチなカードまで幅広く取り扱っており、通常のフリマアプリではできなかったトレカ専門フリマアプリだからこそできる機能が多く存在している。
各商品ごとにわかりやすいよう分かれている
通常のフリマアプリなら、服、コスメ、ホビーなどと分かりやすくジャンル分けされている。magiはトレカ専門のフリマアプリなので遊戯王、ポケカ、デュエルマスターズ、バトルスピリッツなど、商品ごとにカテゴリー分けされている。ここまで細かくトレカのジャンル分けがされていないゲームはなかなかない。
デュエマ、デュエマクラシックなどと新旧で分けられているので、コアなカードゲームファンにも嬉しい要素だ。
細かくタグが設定されている。
例えば遊戯王であればモンスターカードや魔法カード、罠カードなどとカードの種類別にタグをつけることができる。そのほかにも、ドラゴンなどのモンスターのタイプ(種族)ごとに検索をすることが可能なのだ。デッキを構築する際などにかなり便利な機能なのでぜひとも利用してほしい。
カードの状態を細かく分けることができる
通常のフリマアプリでは傷があるかどうかや未使用かどうかでしか状態を判別できなかったが、magiでは傷があるかどうかだけではない。カードについている傷は細かい傷なのか、かなり傷ついているのかなどと細かく分けることができる。それだけでなくプレイ用か観賞用なのかも分けることができる。
これはトレカ専門フリマアプリならではであり、出品者側としても購入者側としてもかなり嬉しいサービスだろう。トレカの取引に特化したアプリといえるだろう。
カードだけでなく、関連商品も見つけやすい。
magiで取り扱っているのはTCGのカードだけでなく、TCG関連の商品も多く取り扱っている。例えば、プレイマットやスリーブデッキケースなどTCGを楽しむ上で欠かせない商品も多く出品されている。プレイマットなどのアイテムは新品で買うとそこそこの値段がするので、自分が狙っていたカードを購入するついでにこのようなアイテムを購入してみてはいかがだろうか。
ポイント還元がある
自分が売った場合でも、買った場合でも取引金額の1%がポイントとしてついてくる。このポイントで新たにmagiで出品している商品を購入することができる。メルカリ、ラクマなど他フリマアプリにはないポイント制度は非常に便利だ。
トレカを頻繁に購入したり売ったりする方にはかなりお得なシステムとなっている。
まとめ
トレカを売るときにより高く売りたいと思うのが本音だろう。一昔前までは、何を売るにしてもリサイクルショップに持っていくのが当たり前だった。インターネットの普及により個人間で物の取引ができるようになった。
そして、スマホの普及によりメルカリなどのフリマアプリが流行した。商品の出品や発送など手間はかかるかも知れないが、仲介マージンが少なく、カードを高く売ることができるため使わない手はないだろう。さらに最近では、「magi」のようなジャンル別に専門のフリマサイトまで出始めている。
より高く、効率的に売りたいならば一度magiを利用してみても良いだろう。
遊戯王カード専用フリマアプリmagi
https://magi.camp/