トレカをヤフオクで販売する際、出品者は発送方法を考えなければいけない。よく利用されているのは普通郵便であるが、料金はどの程度掛かるのか、あまり利用経験がない人は事前に詳細をチェックしておくと安心だろう。あわせて、普通郵便を利用するにあたって知っておくべき注意点についても確認をしていくと共に、トレカの売買に役立つ情報やサービスも紹介する。
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トレカが大ブーム
トレーディングカードゲーム(TCG)は、通称トレカと呼ばれているが、2011年ごろに一度ピークを迎えたと言われている。ところが、再びトレカブームに火が付き、子供から大人までハマるゲームとして注目されている。
メインの楽しみ方は対戦にあり、複数枚のカードで構成するデッキをもとに勝敗を競っていく。カードの組み方や切り方などに戦略を練り、単なる運否天賦ではないプレイヤーの能力が試される高いゲーム性が特徴だ。トレカショップやおもちゃ屋などの一角に、専用の対戦テーブルが設けられることもあり、そこでプレイヤー同士が遊べるほか、大会が開かれ腕を競い合うといった盛り上がりも見せている。
一方では、コレクターとしての楽しみ方もある。トレカはデザインにも特徴があり、見た目に楽しめる凝ったつくりになっている物が多い。なかには、レアカードなる物も存在し、射幸心を煽られカードのパックを買い漁るケースも少なくないのだ。
余剰になってしまったカードはコレクター同士で売買がされたり、レアカードが高値で売買されていたりすることもある。ネットオークションやフリマアプリで、トレカが売買される光景がよく見られることからも、プレイ人口の多さを窺い知ることができる。
ヤフオクでの売買
個人間取引も活発なトレカだが、売買の場としてよく利用されているのがヤフオクだ。国内ネットオークションの最大手であり、利用者数の多さゆえ、売ったり買ったりを容易におこなえる。トレカ関連のアイテムが100万件近くも出品されることもあるほど盛況で、取引には欠かせないツールとなっている。フリマアプリも人気が高いが、ヤフオクはオークション形式で売れるのが強みだろう。
価値ある物は注目度が高く値段も競り上がっていくため、いくらくらいで売りに出せば良いのか分からないトレカでも、自然と相場並で売れる可能性が高いはずだ。買い手からしても、ヤフオクは出品数が豊富であるゆえに、お目あてのカードも見付けやすいはずだ。引退するプレイヤーのデッキのセットが売りに出されることもあり、これからトレカを始める初心者も、最初から強いデッキで楽しむといったこともできるのではないだろうか。
ヤフオク出品者がよく利用する発送方法
ヤフオクへの出品をおこない落札された後は、出品者は発送作業をしなければいけないが、その際によく利用されているのが普通郵便だ。郵便局窓口で所定の料金を支払って発送するほか、重量やサイズに応じた切手を貼り付け、それをポストに投函することで発送できる。
どの程度の送料になるのかは梱包状態によって異なり、あまりよく分からないという人は、料金の決まり方をあらかじめ把握しておくと安心だろう。なお、普通郵便と呼ばれる発送方法は複数あるが、なかでもよく利用される種類に限定して紹介をしよう。
定形郵便物
普通郵便の種類のひとつが定形郵便物であるが、サイズや料金は次の通りだ。
- ・最大サイズ:長辺23.5cm以内×短辺12cm以内×厚さ1cm以内
- ・最小サイズ:長辺14cm以上×短辺9cm以上
- ・25g以内:82円
- ・50g以内:92円
1cmの厚み制限があるうえ、縦横のサイズも大きくないため、あまりかさばる物を送ることはできない。重量が50gまでとなっている点にも注意が必要で、何枚もトレカを送りたい場合だと、規定の重さを超えてしまうかもしれない。
定形外郵便物・規格内
定形外郵便物は、定形郵便物と比べると比較的梱包に余裕を持ちやすい制限が与えられている。規格内と規格外で条件が異なるが、まずは規格内の場合を紹介する。
- ・最大サイズ:長辺34cm以内×短辺25cm以内×厚さ3cm以内、重量は1kg以内
- ・最小サイズ:長辺14cm以上×短辺9cm以上(円筒形あるいは似たものは14cm以上×3cm以上)
- ・50g以内:120円
- ・100g以内:140円
- ・150g以内:205円
- ・250g以内:250円
- ・500g以内:380円
- ・1kg以内:570円
サイズにも重量にもゆとりがあり、定形郵便物よりも利用しやすいことが分かるだろう。トレカの枚数が多くても、例えば平たく並べて包装をすれば相当数を発送することが可能だ。料金もおさえめで、送料を支払う側の負担も少なく済むのではないだろうか。
定形外郵便物・規格外
規格外は規格内に収まらないサイズ・重量の物に適用され、普通郵便の中でも特に規定に柔軟性のある存在と言える。
- ・最大サイズ:長辺+短辺+厚さ=90cm以内、長辺は60cm以内重量は4kg以内
- ・最小サイズ:長辺14cm以上×短辺9cm以上(円筒形あるいは似たものは14cm以上×3cm以上)
- ・50g以内:200円
- ・100g以内:220円
- ・150g以内:290円
- ・250g以内:340円
- ・500g以内:500円
- ・1kg以内:700円
- ・2kg以内:1,020円
- ・4kg以内:1,330円
規格内より自由度は高いものの、料金が高くなる点には注意が必要だろう。しかしながら、サイズに余裕を持ちやすく、ほかの普通郵便では送ることができない、例えば大きめのダンボールに入れて発送をするといったことも可能だ。ケースやホルダー、プレイマットなどを、一式で送りたいときにも重宝するのではないだろうか。
普通郵便を利用するときの注意点
出品者から好まれよく利用される普通郵便だが、利用に際して把握しておくべき注意点がある。また、発送方法として設定する場合に、気を付けたいことについてもあわせて見ていこう。
紛失補償がない
特に注意をしたいのが、普通郵便には紛失時の補償が用意されていないことだ。例えば、輸送をする途中で郵送事故が起こったとしても、売買における代金を補償してもらうことができない。落札者は品物を受け取ることができない被害を受け、出品者も代金を受け取れない可能性がある。どのような損失割合になるのかは、双方の相談によるところだが、こうしたリスクがあることを踏まえて利用しなければいけない。
特に高額のトレカを売買する場合、送料を節約するために迂闊に普通郵便を使ってしまうと、事故に見舞われたときに困ることになるため、なるべく補償が用意されている発送方法を選ぶのが無難と言えるだろう。ちなみに、郵送事故が疑われるときには郵便局側に調査依頼を出すこともできる。
配達記録が残らない
手渡しで配達をする発送方法の場合、届けたことが記録として残されるため、出品者も相手が受け取ったことを知ることができる。一方、普通郵便の場合は基本的にそうした記録が残らない。
例えば、落札者が本当は品物を受け取っているにも関わらず、まだ届いていないと言い張った場合、出品者は真実を知ることが難しい。記録が残らないことを逆手に取り、商品をだまし取ろうとする悪質なユーザーもいるため、不安がある場合は配達記録が残る送り方を選択することが大切だ。
出品時に送料を明らかにしておく
出品段階で送料を調べるのが煩わしいからか、送料の詳細を明らかにせず出品がされるケースもある。しかしこれは、トラブルの原因となりやすいため注意が必要だ。商品が落札をされ、いざ取引開始となったとき、落札者の予想よりも送料の請求費用が高いことでクレームが入ることもある。
したがって、トラブルを回避するためにも、出品時には送料を明確にしておくことが推奨される。あるいは、出品者が送料を負担する設定にしておけば、こうした揉めごとに発展する可能性は低いだろう。
手間なく売却をする方法と売り方のコツ
トレカは個人間取引で売るのもおすすめではあるものの、出品の手間が掛かるほか、個人同士ゆえのトラブルに発展する可能性もゼロではない。もっと手軽に売却をしたい人は、トレカの買取業者を利用するのが無難と言える。
そもそも個人間取引はいつ売れるのかが分からず、早めに現金化をしたいときにも不便がある。その間にも価値が下がり、益々売れにくくなることもあるだろう。
買取業者なら価値ある物ならその場で引き取ってくれ、売りどきを逃さずタイムリーに現金化することが可能だ。ところで、ヤフオクや買取業者に売る場合は、次のようなコツをおさえてお得に売れるチャンスを高めていこう。
相場をリサーチ
大切なのが、トレカの相場を自らでしっかりと把握しておくことだ。価値を知らないままに売りに出すと、適正価格よりも安価に手放す羽目になる可能性も否定できない。ネットオークションやフリマアプリでも相場を調べられるため、大体の売買価格をチェックしておこう。
査定価格を比較
買取業者を利用する場合は、よく価格の比較をしてから売るようにしよう。例えば、在庫を多く抱えるところだと買取を控えているため、価格も安くなってしまう。逆に仕入れを強化中の買取業者なら金額も上がりやすくなるはずだ。大切なのは色々なところに鑑定依頼を出すことであり、多少の手間を掛けるかどうかで売却結果も違ってくるだろう。
カードは大切に管理する
コレクターとしてトレカを楽しむ人からは、コンディションが重視されることも多い。特に希少なカードは状態が良ければ良いほど価値は上がりやすいため、日ごろから丁寧に管理をおこなうようにしよう。専用のケースやホルダーに入れておけば、汚れたり日焼けをしたりするリスクも低いはずだ。
ちなみに、ヤフオクに出品をして自分で発送をする際、梱包の仕方が悪いと折れ曲がるなどの可能性がある。専用ケースに入れて送るか、丈夫な厚紙などで挟んでから送ったほうが安心と言える。
magiは相場をチェックする際におすすめ
カードの相場をチェックする際には、トレカ専用のフリマアプリmagiが役立つだろう。例えば、トレカで大人気の遊戯王の出品一覧を見てみると、売買の参考にできるはずだ(https://magi.camp/categories/34/items)。
もちろんmagiを利用して売買をするのも良いだろう。トレカ専門なだけあって買い手希望者も集まりやすい。メルカリなどのフリマアプリでは最低出品価格が300円に設定されているが、magiなら100円から売りに出せるのも特徴だ。
まとめ
ブームが再燃しているトレカは売買が盛んで、ヤフオクへの出品を検討してみるのもおすすめだ。初心者は普通郵便の詳細をしっかりと把握のうえで落札者へと送り届けるようにしよう。
また、買取業者やフリマアプリといったサービスも、積極的に視野に入れてみる価値がある。ひとつの売り方に拘る必要はないため、都合の良い方法で手放してみてはいかがだろう。