トレーディングカードゲームは数あれど、これ程まで世界的にヒットし、長い歴史を持つものは他に類をみない。MTGアリーナなどデジタルカードゲームが盛んになる中で、いまだに晴れる屋、カードショップセラ、BIG MAGICなどを筆頭にMTGカードショップは人気の一途をたどっている。今回はそんな「マジックザギャザリング(MTG)」の買取に関する情報について話していく。
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マジックザギャザリングは高く売れる
マジックザギャザリングは、コアなファンが多いことで有名だ。カードによっては信じられないくらいの高値で取引されており、以前には海外オークションにて一枚のカードが277万円というありえない価格で落札された例もある程だ。
トレカに特化したフリマアプリ「magi(マギ)」でも、専用のコーナーが設けられているほど人気があり、継続的に高い需要を誇っている。
激レアカードは高価買取
そんな激レアカードはただ珍しいだけでなく、実際にデッキに入れることでゲームバランスを大きく崩すとも言われている。要は、コレクターからの珍しい物という価値だけでなく、プレイヤーが自分のデッキを強くするために高い金を払ってでも手に入れたいと思うものに、高い買取価格がつきやすいという状態なのだ。
カード間で買取相場の変動に影響も
新しいカードが目まぐるしく出てくる中で、より強力なカードが出てきたり、新しい戦術が流行ったりすることで今までのカードの価値が上がったり下がったり大きく変動してくる。「昨日まで高値で売買されていたカードが急に大した価値もなくなってしまった」、なんてことだって十分にあり得る市場なのだ。
MTGから卒業した人や、自分のデッキ構成に必要のないカードでレアカードを持て余しているようなことがあるなら、早々に買取に出してしまうことをおすすめする。それでは以下、査定基準やポイント、買取店選びのコツを説明していこう。
カードの買取に出す前にするべき準備
先述の通り、MTGはヤフオクなどのネットオークションにおいて高値で取り引きされることが多い。そのため、買取査定に出す前に、手元のカードがオークションに出されていないか、出されていた場合どれくらいの落札価格になるのか事前にリサーチしておこう。そうすることで、実際にプレイヤーからの需要が高いカードが把握できる上、査定に出した際に買取に出した方が得なカード、オークションに出した方が得なカードの選別ができる。
ただ、オークションは手間もかかる上、希望通りの金額で落札されるとは限らないため、当コラムでは買取の場合について賢く売買する流れを引き続きクローズアップする。
買取時の査定基準について
トレーディングカードゲーム(TCG)は、基本的にそれぞれのカードのレア度や需要に応じてあらかじめ金額が決まっている。そのため、査定に出す前にそういった事情を把握しておいたほうが良いだろう。開封初期についてしまうような傷程度の物であれば減額対象にならないが、以下の状態だと減額の対象になってしまうので、保存状態には気をつけたいところだ。
査定時の減額ポイント
- 傷
- へこみ
- 汚れ
- 折れ
- 歪み
- 日焼け
- サイン(ペンなどで印、書き込み)
その他にも天野リリアナやパワー9、デュアルランドなどレアカードに重点を置き、特定のカードに高値をつける買取店もあれば、コモンやアンコモンなどの通常カードをまとめて買取に出すことでセット料金にしてくれるところもある。自分の手持ちのカードの内容を把握した上で、買取店を選ぼう。
買取店選びのポイント
トレーディングカードは買取店によってさまざまな対応をしており、店により特色が異なってくる。売りに出す時というのは、ほとんどの場合一度に大量に出すことがほとんどだと思うので、以下の条件を満たす買取店での取引が手間も少なくスムーズだ。
カードの仕分け(コモン、アンコモン、レアなど)を必要としない所
カードの量が多い場合、すべてのカードの価値を把握するのも億劫だ。手持ちのカードをまとめて売りに出してしまえば、店側でカードの種類やレア度別に分けてくれるという店なら、こちらの手間が省ける。
コモン、アンコモンカードでも買取してくれるお店
実は、レアカードよりも高く売れるアンコモンカードは存在する。例えば、「不毛の大地」というカードは一枚当たり8,000円程度でヤフオクにて落札履歴があるカードだ。レガシーというルールでプレイする場合には利用できるカードであり、絶版の今では中古として非常に価値がある。
中にはレアカードしか買取してくれなかったり、ブックオフなど何でも買取する代わりに一枚一枚の価値をきちんと見ないショップもあるので売却の際は注意してほしい。トレーディングカードの専門ショップであれば大抵の場合、コモン、アンコモンカードでも高価買取してもらえる可能性がある。
専門のカード査定師のいるお店
遊戯王やデュエルマスターズといった他のトレーディングカードゲームには詳しいが、マジックザギャザリングには詳しくない査定人が対応する可能性もある。価値のあるカードを正しく評価してもらえないかもしれないので、マジックザギャザリングを専門に取り扱っているお店に行くのが無難だろう。アルバイトなどが対応している店舗なども売却の際は要注意だ。
郵送買取なら送料や手数料が無料
優良店のほとんどが郵送での買取、査定に関する手数料を無料としているところが多い。些細なことだと感じるかもしれないが、余計なコストをかけずに済むので見落とせない。
カードスリーブに入れたまま査定に出せる店
TCGというのは、カードのコンディションに対して神経質だ。少しの傷もカードにあたえてはいけないという認識がスタンダードになっており、それは買取時にも大きく査定に影響する。
素人判断でカードスリーブから取り出して扱うことでカードに傷をつけてしまったりと、減額の原因になってしまってはもったいないので、カードスリーブごと査定に出せる店を選んだ方がいいだろう。
バインダーに入れたまま買取してもらえる店
これは、カードスリーブに入れたまま売る時よりもハードルが上がる。なぜなら、純粋に査定人の手間が増えるためだ。買取業者のウェブサイトにはバインダー入りで対応できるかどうか銘記されているので、事前に確認しよう。
日本語版以外も売れるような、買取ルールに寛容なカードショップ
買取店によって、独自の買取ルールが存在する。例えば、日本語版でないと買取に応じることができない店、日本語版と英語版ならOKの店、ヨーロッパやアジア圏の言語でも問題ないとする店などさまざまだ。
マジックザギャザリングに関しては、国内にもかなりの数の海外版が流通しているため、日本語版しか買取ができない店となると不自由だろう。もちろん、言語によって買取相場が異なるケースはある。再販のしやすさ、希少性が異なってくるためだ。基本的に日本語版であればどこも買取してくれると考えてよい。
古いカードも買取ができる店
何せ20年もの歴史があるTCGだ。子供の頃にハマッていたが今は押入れの中、という人もいるだろう。そんなカードにも値打ちがあるのだ。というのも、マジックザギャザリングにはルールがいくつか存在する。発売されてから2年間以内のカードしか使えない「スタンダード」以外にも、発売から直近4年以内のカードで構成されるエクステンデッド、2003年以降に発売されたカード郡のモダン、禁止カード以外のすべてが使えるレガシー、禁止カード一切無しのヴィンテージと、すべてのエディションに対して需要がある。
よって、古い企画でも充分な高値が付くカードが存在するのだ。例えば、レガシー企画に当たる緑クリーチャーの「タルモゴイフ」は美品であれば、どこで売却しても一万円は下らないだろう。ただ、スタンダードの企画のものしか買取ができないとする店も少なくないため、事前に確認しよう。
汚れたカード、折れたカードも買取できる店
実際に使っていたカードであれば熱戦の末に多少擦り切れてしまったり、折れてしまったりということはつきものだ。特に昔発売され、人気を博したトレカであるだけに、そういったケースは多いだろう。コンディションの悪いカードでも買取してもらえるか事前の問い合わせをしよう。
また、ヤフオクなどオークションで販売してしまう方法もある。落札者には事前に細かく査定されないためだ。もちろん、発送後のクレームについては自己責任で対応してほしい。普通のゲームショップやおもちゃ屋では、査定時に大きくマイナスポイントにされてしまう可能性が高いので注意。
おすすめの買取業者は?
買取店選びのポイントを解説してきたところで、ぜひ利用していただきたいおすすめの買取業者を紹介しよう。
買取コレクター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
MTGをはじめとしたトレカ全般の買取が得意な買取コレクター。宅配買取は着払いでOKで、梱包キットも無料で配布してくれる。もちろん鑑定料などの手数料も0円だ。無料の出張買取では成約後その場で現金で支払いをしてくれる。さまざまなメディアでも紹介されている、高価買取を期待できる買取店だ。
トレトク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
海外版MTGカードも売れるうえ、ファイルやバインダー、スリーブに入ったままでもOKなトレトク。どんなカードも必ず査定を行ってくれる上に、送料無料で宅配買取の依頼ができる。そのうえ、カードだけでなくMTGの関連商品まで買い取ってくれるので、売れるかどうか迷っているものがあれば、とりあえず査定を依頼してみよう。
アメニティードリーム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アメニティードリームは、ファイアーエムブレム0やバトルスピリッツ、カードファイト!!ヴァンガード、ヴァイス・シュヴァルツ、バディファイト、Lycee Overture、ポケモンカードゲーム、デジモンカードゲームなど、多種多様なカードゲームを専門に買取をおこなっている業者だ。中野や吉祥寺などアクセスの良い実店舗での買取件数は年間70,000件以上で、常に最新の買取相場に合わせた高価買取を実現している。経験豊富なスタッフが1枚1枚丁寧に査定してくれるので、複数種類のトレカ売却を検討している方は、一度アメニティードリームに相談してみてはいかがだろうか。
売り時はスタン落ち前!再販・再録されても相場は下がる
マジックザギャザリングのカードだが、長年寝かせておくことが高値に繋がるとは一概には言えない。何故かというと上にも書いたが発売直近2年以内のカードしか使えない「スタンダード」というルールがもっともポピュラーだからだ。発売2年を経過したカードは「スタン落ち」といって価値が下がってしまう。
他にも、古いカードで値打ちがあったが再販してしまったせいで流通量が増え、結果価値が下がってしまったカードもある。先程話したクリーチャーカード「タルモゴイフ」も例外ではなく、再販前は買取価格が軒並み20,000円を越えていた代物なのだ。
まとめ
当コラムではまずは一度買取店を選りすぐり、査定に出してみて現在の自分が所持しているカードの買取金額を確かめることをおすすめする。自分の中で金額に折り合いが付けば、まさにその時が売り時だ。買取店選びのコツを掴んで、満足のいく売却を目指してほしい。
- 参考:【2021年版】MTG(マジックザギャザリング)の買取価格が1番高い業者はどこ?
- 参考:【2024年最新】MTG高額カードランキングTOP20と最新相場まとめ
- 参考:MTGの買取価格はカードラッシュと晴れる屋のどちらが高い?