トレカ市場において人気があり、まず一番に名前が挙がるのは、遊戯王、ポケモンカードゲーム(ポケカ)、デュエルマスターズ、マジック・ザ・ギャザリングあたりだろうか。トレカ市場は年々成長を続けており、その勢いは止まらない。
日本玩具協会は2019年6月11日に「2018年度に最も大きく伸びたのは、「遊戯王OCG」や「ポケモンカードゲーム」が好調だったカードゲーム・トレーディングカードの分野で前年度比123.9%、金額にして1,086億円」と発表。トレカ市場の規模の大きさ、急成長を示した。
引用:2018年度国内玩具市場規模調査結果データ(主要10品目)
中でもポケカは年代を問わず根強い人気があり、多くの人に長く愛されているトレカの1つだ。ポケモン自体が安定した人気で、アニメ、ゲーム機で遊べるソフト、スマホゲーム、トレカなど世界中の人が利用できるコンテンツを多く生み出している。
しかし夢中で遊んでいたトレカも飽きて引退を考える人、カードを増やしすぎて管理しきれない人もいるだろう。ポケカは子供にも人気があるので、子供が遊んでいて飽きてしまった、という人もいるかもしれない。そうなると、大量のトレカ、デッキ、コインの処分に困ることもあるだろう。
今回は、ポケカのコインをメルカリで売買したらいくらになるのか価格調査をおこなった。コインやトレカなどを売る場合のおすすめアプリも紹介するので、ぜひチェックして参考にしてほしい。
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ポケモンカードゲームとは
ポケモンカードゲームは1996年に発売されて以来、国内外で高い人気を誇っている。子供から大人まで楽しむことができ、親子でプレイすることも可能なため、長く楽しめるという特徴がある。国産トレカとしては遊戯王と並び日本のトレカ市場を大きく支える存在となっている。
遊び方は、デッキと言われる60枚のカードを使ってゲーム版のようなバトルをする。構築済みのスタートデッキ(スターターセット)が売られており、慣れたら拡張パックでデッキを強化していく。拡張パックは構築済みのデッキと違いランダムにカードが入っており、運が良いと強いポケモンやレアカードを引き当てることも可能だ。
公式大会も数多く開かれ、世界大会も開催されている。ポケカは全国各地でポケモンカードジム(販売店が自主開催する公認の大会)など1年を通して多数のイベントが開催されている。身近なところでバトルできる機会が多いことも、人気の理由の1つだろう。
ポケカ コインとは
プレイ中に自分のポケモンが対戦相手のワザで「ねむり」という状態になるとこがある。この状態になると、自分のポケモンはワザを使えなくなり、かつ相手のワザからも逃げられなくなる。「ねむり」という状態になったら、カードを横にしておくのが目印となる。
この時、眠ってしまったポケモンを回復させるために使うのがコイン。コイントスで表が出たら回復できる。コインの表裏の見方は光っている方が表となる。
コインの投げ方は、不正をして表を出やすくできないよう、空中で3回転以上回転させるような強さで投げなければならない。少しコツがいるので、このコイントスは苦労する人も多いようだ。コインはさまざまな種類があり、限定発売やイベントなどで配られる非売品のレアなコイン、海外限定のコインなどは、他のコインと比べると高値がつきやすい傾向にある。
メルカリでのポケカ コイン相場はどのくらい?
メルカリでポケカ コインの2019年6月12日現在の価格相場を調査した。初期の頃のコイン、海外限定、その他に分けて紹介する。カードとセットの出品、複数まとめての出品で、どのコインが入っているかわかりにくいものもあったが、以下コイン単独での出品価格を一部紹介する。
ポケカ初期のコイン
- ・ポケモンカード 初期 ラッキーコインと毒コインセット:600円
- ・ポケモンカード 初期 ラッキーコインのみ:500円
- ・ポケモンカード コイン ウィンディ:800円
- ・1997年製 ポケモン バトルコイン 6枚(ラプラス、ゲンガー、カイリキー、カブトプス、ライチュウ、サンダー)セット:1,000円
- ・ポケモンジム第3弾 グレンタウンジム カツラ ウィンディ レッドホログラム:530円
- ・チャンピオンロード非売品ホウオウコイン:1,666円
海外限定ポケカ コイン
- ・名探偵ピカチュウ 海外限定:777円
- ・ピカチュウ振り向き(ゴールド):500円
- ・カイオーガ・グラードン 海外コイン2種:600円
- ・ピカチュウ金属製コイン:1,870円
- ・メガクチート:1,500円
- ・フェローチェ:650円
- ・リザードン(キラ加工ver):1,050円
- ・メガルカリオ(青):1,400円
- ・ブラッキー オーロラ 海外 北米版 国内未発売:1,222円
- ・海外版ポケモンカード コインセット(7枚、種類は写真で確認):3,850円
その他のポケカ コイン
- ・ポケモンセンター限定発売「スペシャルBOXミミッキュだよ」ミミキッシュコイン:1,555円
- ・エーフィ&デオキシスGX スターターセット コイン3枚:300円
- ・2016年スタートダッシュキャンペーン品(ピカチュウ マナフィ シェイミ 3枚セット):999円
- ・ポケモン コイン42枚セット:4,500円
- ・ポケモンカード金・銀のコイン(写真より金10枚、銀4枚のセットと確認):10,000円
- ・イーブイ コイン 赤 1枚 黄 1枚:333円
- ・イーブイコイン エーフィー&デオキシス:300円
- ・ゼクロム・ピカチュウ 各1枚:444円
コインを売るならmagi(マギ)がおすすめ!
2019年4月に登場したトレカ専用のカードフリマアプリmagi(マギ)がある。トレカに特化したフリマアプリで非常に使いやすいので、メルカリでカードとコインなど付属品も一緒に売ろうと思っている人にも非常におすすめだ。詳しく紹介しよう。
カテゴライズされた見やすさが魅力
まずアプリを開くとトレカのカードごとにカテゴライズされている。メルカリでトレカやコインを探そうとしても、それぞれの種類にカテゴライズされてはいないので、その都度ワード検索する必要があり使いづらい。その点magiは最初からカテゴライズされており、自分が探したいトレカの種類をすぐに探すことができる。
人気の高いトレカはほぼ分類されていて、「属性」「種族」のタグも設定できるため、買う側は簡単に探すことができ、売る側も自分がいくらで出品ししようか価格を参考にする場合もすぐに見ることができる。買う側にも売る側にも優しい設計となってる。
簡単な操作で出品完了
出品したい場合は、「出品」と書かれたボタンを押すだけで商品出品ページに飛ぶ。商品の写真を撮り、フォームに従って必要事項を入力すればすぐに出品できる。フリーで文章を入力するのは、商品名、商品説明、商品価格、タグだけ。あとは選択するだけとなっているので感覚的な操作で簡単に出品できるようになっている。
価格は最低金額100円から出品でき、最大300,000円までの価格設定が可能。商品の状態も、美品、微キズ、プレイ用、ジャンクと、トレカのプレイヤーにわかりやすいわけ方になっている。
カードだけではなく、関連グッズも売買可能
magiでは、カードだけではなくてプレイマットやスリーブなどのグッズも出品できる。現在こうしたグッズは多数出品されている。コイン単独の出品は2019年6月12日現在ではまだないが、カードとセットでの出品はある。複数まとめての出品は高値がつきやすいため、どの組み合わせで出品するか工夫すると良いだろう。
コインのカテゴリーは、サプライの中にコイン・ダメカンというジャンルがあるため、コインを出品する場合はそれを選べば良い。ちなみに、サプライは他にプレイマット、スリーブ・シールド(スモールサイズ)、デッキケース、スリーブ・シールド(スタンダードサイズ)とジャンル分けされているのでカードだけじゃなく関連グッズもわかりやすく出品、購入できるようになっている。
magiでかかる手数料は
メルカリの売上金換金時の振込手数料が2019年4月23日から改定になり、今まで1万円以上の換金であれば手数料がかからなかったが、現在では金額に関わらず200円の手数料がかかるようになった。では、magiではどうか。
magiでは、2019年6月12日現在売上金の振込手数料は168円だ。メルカリよりも安い。また、出品手数料が現在は無料となっている。これは、アプリがリリースされた4月24日に出品時の手数料を数ヶ月は無料のままと言われていたが、いつまで無料なのかはわからない。
出品手数料が無料の今がチャンスなので、アプリを使い倒して今のうちに使わないトレカやグッズを現金化しておこう。また、取引額の1%がmagi内で使えるポイントとしてもらえるため、売っても買っても得になる。これを利用しない手はない。
ポケカ コインを出品する際のポイント
コインを出品する際にどんな点に気をつけたら良いかまとめた。少しの手間でも工夫して出品すると満足のいく価格で売却できるのではないだろうか。
コインの説明は詳しく
どのキャラクターのコインか、いつ頃発売になったものか、どのセットに入っていたコインか、できる限り情報を載せよう。複数枚まとめて出品する際は、面倒でもセットになっているキャラクターは全て記載した方が良い。写真だけで確認するのではなくて、文章で記載されていると検索で引っかかる確率が上がる。
海外限定コインを狙って買う人もいるので、海外限定のコインは必ず「海外、海外限定」と記載すること。また、タグを有効活用して、検索に引っかかりやすくすると良い。他に、傷やスレなどがある場合は、必ずそれも記載する。あとでクレームやトラブルになりかねないので、中古品の場合は特にコインの状態は必ず詳しく載せよう。
写真の撮り方を工夫する
メルカリにしろ、magiにしろ、出品する際は必ず写真を撮る。この時にコインに光が反射して何のキャラクターか見にくくならないよう、写真の撮り方は工夫してほしい。
できるだけコインがきれいに見えた方が見る側からは魅力的に映るが、加工アプリを使って実物とかけ離れた写真にしてはいけない。一般的にネットで出品する際の写真は、午前中の自然光がたくさん入る場所で撮影すると良いと言われているので、ぜひ試してもらいたい。
コイン1枚で出品する際は、コインの表裏両方を撮影して載せよう。複数のコインをまとめての出品はできるだけ全てのコインを写真で確認できるようにした方が良い。
カードや他のグッズと一緒に出品する
コイン単独より、カードやグッズと組み合わせて出品した方がより高額が狙える。この時、カード情報ばかりに目がいってコインの情報を載せ忘れたということのないようにしてほしい。出品時には、どのカードやグッズがセットになっているかを可能な限り詳しく載せてほしい。
配送中コインに傷がつかないよう梱包に配慮を
コインを買い求める人は、プレイ用に買う人とコレクション用に買う人がいる。プレイ用に買う人は多少傷がついていても使用できれば良いので、コンディションをあまり気にしないという人もいるだろう。
しかしコレクション用に買う人は、コインの状態を気にするという人が多いと予想される。メルカリでも、水ぬれ対策をして送ってくれる人、傷がつかないようダンボールなどの緩衝材で挟んで送ってくれる人など、配送時に配慮している出品者は多かった。
自分のコインが落札されたら配送時は傷がつかないよう配慮して送ってあげよう。出品時の説明文にも配送時に注意をして送る旨の一文があると信頼されるのではないだろうか。
まとめ
使わなくなったポケカやコインなど、トレカ関連商品を売るための選択肢として、ネットオークションやネットフリマ、買取業者があげられる。ヤフオクなどのネットオークションやメルカリなどでも盛んにトレカが出品されてはいるが、目当ての商品を探す際の検索に時間がかかることがある。
その点、magiはトレカとトレカ関連商品専用のアプリなので、自分の欲しい商品を探すことが楽にできるようになっている。ストレスなく、トレカの世界に浸ることができるのだ。たくさん並ぶカードの中からどれを買おうか探すのも、楽しみの1つになるだろう。
メルカリは利用者数も多く、フリマアプリでいらない商品を出品すると言えばメルカリと思っている人も多いと思う。しかし、トレカに関してはmagiという新しい選択肢も増え、今後はフリマアプリも新しい時代を迎えるのかもしれない。今回の記事を参考にして、ポケカやコインの満足いく売買につなげてほしい。