今や誰もが知っているポケモン。800種類以上のポケモンが存在するといわれているが、中でもピカチュウはその愛らしい見た目で人気が高い。2016年には、映画「ポケモン・ザ・ムービーXY＆Zボルケニオンと機巧（からくり）のマギアナ」の公開を記念してポケモン総選挙720がおこなわれ、101位以下の人気のポケモンの順位が発表された。ちなみに1位はゲッコウガ、2位はアルセウス、3位がミュウ、そしてピカチュウは4位という結果になっている。
最近は、ポケモンGOやハリウッドでの映画化などの影響を受け、世界中にもポケモンのファンは多いことだろう。日本でも幼いころに、ポケモンカードで友達とバトルして遊んだという方は多いのではないだろうか。そんなポケモンカードが発売され始めたのは1996年の10月で、当時から今まで一定の人気を誇ってきたが今またポケモンカードブームが再熱しつつある。
昔遊んでいたポケモンカードを捨てずに持っているという人も多いことだろう。そこで今回は、人気フリマアプリのメルカリに焦点をあてて、メルカリでポケモンカードがどれくらいの値段で売買されているのかを紹介していく。手元に眠っているポケモンカードの処分に困っている方や、現在ポケモンカードにハマっている方はぜひ参考にしてみてほしい。
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そもそもポケモンカードって？
ポケモンカードとは、ゲーム版のポケモンバトルをカードで再現できる遊びとして流行したトレーディングカードゲームで、ポケカなどと呼ばれている。しかしゲーム版のポケモンを忠実に再現していないため、設定に多少の違いがあるのも特徴といえる。
日本では初めての本格的なトレーディングカードゲームとして子供だけでなく大人にも人気で、今や海外からも大変注目されている。ポケモンカードを使って戦う公式大会も今までに数多く開催されており、公式大会に出場することでもらえる限定カード（数量限定）などもあり、過去の大会に出場して得たカードなどは場合によっては高値が付くことがある。
ポケモンカードの遊び方
ポケモンカードで遊ぶには、まず対戦デッキという道具が必要だ。デッキには2つの種類があり、60枚のカードが必要なスタンダードデッキと30枚のカードが必要なハーフデッキがある。どちらが良いといったことはなく、自分の好きなデッキを選ぶのがいいだろう。
流れとしてはまず最初に対戦相手と挨拶をして、じゃんけんなどで先攻後攻を決める。次に自分と相手のデッキをしっかりと混ぜ、相手に見えないようにデッキから7枚ポケモンカードを引く。そうして引いて出たポケモンカードが自分の手札となり、そのポケモンカードで相手のポケモンカードと勝負をする。
7枚引いたうちの中にタネと書かれたカードがあればそれをバトル場という場所に置き、ほかにもタネと書かれたカードがある場合はベンチという場所に配置する。そして山札から6枚のポケモンカードを取り、サイドと呼ばれる場所に置く。
サイドに置いたポケモンカードは相手のポケモンを倒すたびに1枚ずつ自分の手札に加えることができる。そうして6枚の全部を取ることができれば自分の勝ちとなる。カードにはHPが設定されており、相手のポケモンのHPを0にできたらそのポケモンカードは自分の手札となるのだ。
ポケモンカードの魅力とは
ポケモンカードゲームは、対戦の中で自分のポケモンを強くしていくことができるのが一番の魅力といえるだろう。そしてルールがそこまで複雑ではなく、初心者でも気軽に始められるのがポケモンカードが再熱した理由といえる。
またプレイヤーの年齢層も幅広く、幼少期に遊んでいたという20～30代の方や10代の新規参入層、女性プレイヤーも多いので世代を越えて楽しくゲームで交流できるというのもポケモンカードが愛される理由の一つだろう。親子そろって大会に出場しているという方も多い。
ポケモンカードの人気
発売から20年以上が経過しているポケモンカードだが、現在でもその人気はとどまることを知らず、むしろ最近になってまたブームが来ていると言われている。一体なぜなのだろうか。
GXスタートデッキの発売
ポケモンカードブームが再熱した一番の理由として考えられるのは、2018年に発売されたGXスタートデッキだ。GXスタートデッキは、ラランテスGXデッキやリザードンGXデッキ、ミュウツーGXデッキといった全部で9種類ある構築済みのデッキが各500円でそろえられる。
本来であれば、自分でさまざまなカードを組み合わせて強いデッキを作っていかなければならないが、そうすると時間がかかりなにより金額も高くなる。また、前からプレイしている相手と対戦する場合は、相手とのカード状況（資産）が違いすぎて全然勝負にならないということも起こりうる。
しかしGXスタートデッキをそろえれば、必ずポケモンGXという強いカードが入っているので、プレイ歴が長い相手との対戦も可能で金銭的にも500円と安いため、参入ハードルの低さからポケモンカードがまた人気になったと考えられるだろう。
有名人からも注目されている
GXスタートデッキの発売以降、その話題性の高さからか人気ユーチューバーたちがこぞってポケモンカードを取り上げた動画をアップした。また、人気女優の広瀬すずがCMをしたことなども人気再熱の理由として考えられる。
各界の有名人たちがこぞってポケモンカードを取り上げることで、これまでポケモンカードに興味がなかった人にも情報が届くようになり、これらの条件が重なったことで、現在ポケモンカードが品薄状態になるなど大変人気となっている。ポケモンカードを売ろうと考えている場合は、今この機会に売ることで相場よりも高値が付くことが予想される。
メルカリでの売買相場は？
そんな人気の高いポケモンカードは、メルカリではどれほどの値段で売買されているのだろうか。過去にメルカリで売れたポケモンカードの種類とその落札価格を詳しく紹介していく。（2019年6月23日調べ）
親子ガルーラ
ガルーラは1998年におこなわれたガルーラ親子大会で上位に入った者がもらえたポケモンカードで、34枚しか存在しておらずその希少性から600,000円という値段で落札されている。1998年に配られた古いカードなので、状態がよければもっと高額で落札されることも考えられる。
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初代・勝利のリング＆勝利のオーブ2枚組
勝利のリングと勝利のオーブとは、それぞれ公式大会の入賞者だけが使用することができるトレーナーカードでもともと希少性が高いうえに、初代（2003年）のカードということもあって、500,000円で落札されていた。
トロピカルウインド（旧裏面）
トロピカルウインドとは、トロピカルメガバトルの参加記念カードしとして配布されたカードで、現在は生産されていないためこちらも高額で落札されている。落札価格は300,000円であった。
旧裏面とはマニアの間では「旧裏」とも呼ばれており、1996年～2001年の間に販売されていたポケモンカードで、それ以降はカードの裏面のデザインが変更となった。旧裏だからといってすべての旧裏のポケモンカードが高額で売れるわけではないが、内容によってはトロピカルウインドのように数万円で売買されているようだ。
上記のほかにもさまざまな種類のポケモンカードが売買されている。内容にもよるが発行枚数が少ないポケモンカードにはプレミアがついており、高いものでは300,000円以上と高額で売買されるカードも多い。
また、まとめ売りという形で販売しているポケモンカードもあり、内容によって価格はまちまちだが比較的レアカードばかりを集めたまとめ売りの場合は200,000円以上で売買されている。反対に、発売年数の若いノーマルカードの場合は300円～と安い値段で売買されているようだ。
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そのほかの商品の相場情報
- ポケカを引退する時にメルカリでまとめて売るといくら？
ブログカードがロードできませんでした。
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高値が付くポケモンカードの種類
ポケモンカードには数々のシリーズが存在し、旧裏面カードも合わせればその枚数は計り知れず、2万枚以上のカードが存在するともいわれている。その中でも高値が付くポケモンカードをご紹介する。（2019年6月23日調べ）
絶版パック
今はもう販売していない、絶版となったパックはメルカリでは高値で売買されている。2009年に発売された「アルセウス 超克の時空へ 映画公開記念ランダムパック2009」は88,900円で売買されていた。
絶版となったパックは未開封のものの方が高額で売買されているが、パックに入っていた1枚だけを販売しているケースも多く、その場合はカード内容にもよるが数千円程度の値で売買されている。昔に買ってそのまま保管しているパックがある場合は、これを機に売りに出すことで思わぬ高値がつくかもしれない。
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旧裏面カード
初期のポケモンカードとして知られる旧裏面カードは現在の公式戦で使用することはできないが、コレクターなどのマニアからコレクション用として人気が高い。旧裏面カードの中でも希少性の高いトロピカルウインドやコイキング、イーブイはメルカリでも100,000円以上と高額で売買されており、リザードンは状態にもよるが20,000円～40,000円でメルカリで売買されている。
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プロモーションカード
プロモーションカードとは大会に出場し上位に入賞した者にそれぞれ配られるカードである。その中でも初期時代の大会で配られたプロモーションカードにはメルカリで高値がつけられている。
プロモーションカードの中には実際のゲームで使用することができないカードもあるが、希少性が高いことからファンの間では人気が高い。そのためメルカリでも高値で売買されていることが多い。
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エラーカード
エラーカードとは、印刷の場所が少しずれていたり記載に間違いがあるカードのことだが、枚数が少なく希少性があることからマニアの間での人気が高まり、メルカリでも意外な高値で売買されている。過去には初期の誤表記リザードンが22,900円、印刷ミスで左寄りになったニンフィアが12,222円で売買されている。
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メルカリでポケモンカードを高く売るコツ
上記のように、メルカリでは過去にさまざまな種類のポケモンカードが売買されていた。中には500,000円以上で売買されているケースも多く人気は確固たるものである。
現在ポケモンカードは再びブームが来ていることや昔からの根強いファンやコレクターからの需要もあり、今後もポケモンカードの需要は高まっていくことが考えられる。ここでは、そんなポケモンカードをメルカリで売るときに少しでも高く売るコツを紹介していく。
綺麗な状態を保っていること
メルカリでカードを購入するときに見るポイントとして、カードの状態があげられる。同じカードでも未開封のカードと使用済みの破れや曲がりなどがあるカードでは値段に大きな差がつくことが多い。
今後ポケモンカードを売る予定がある場合は、日ごろから保管状態に気を使った方がいいだろう。しかし、絶版カードや超希少なレアカードなどは状態が多少悪くても数万～数十万円で売買されているケースも少なくない。
売る時期を見極める
ポケモンカードは新シリーズの発売などによって相場が変動する。そのため、新シリーズが発売された後に今までのシリーズで今はもう手に入らないカードを売るなどして、売る時期を見極めることにより相場よりも高い価格で売ることができる。
相場のチェック方法としては、ポケモンカードを専門に取り扱う買取業者のホームページで確認するという方法もある。また、メルカリのポケモンカードの出品を常に確認し、売りたいと思っているカードの相場が高くなってきたところで売るのもいいだろう。
まとめ
ハリウッドでは「名探偵ピカチュウ」として映画化されるなどして日本だけでなく世界中で人気のポケモン。ポケモン自体の知名度がさらに上がったことで、ポケモンカードの知名度も今まで以上に上がり新規参入者が増えている。
子供のころからポケモンカードをプレイしているコア層とその子供が一緒に公式大会に参加するなど、子供から大人まで一緒になって楽しく遊べるのもポケモンカードが人気の理由である。また、人気ユーチューバーたちがこぞってポケモンカードを題材とした動画を上げていることから、今後もどんどんポケモンカードの人気が広まっていくことは想像に難しくない。
人気が高まっている今こそ、ポケモンカードの売りどきといえるだろう。メルカリでポケモンカードを売ろうと考えている場合は、本コラムを参考に、納得のいく価格を目指してほしい。
