日本を代表するゲームであり、アニメにもなっているポケモン。今や日本だけでなく海外でも絶大な人気を誇っていて、ポケモンGOが海外のゲームであることを知っている人も多いだろう。そんなポケモンはカードゲームを販売している。
そしてそのカードゲーム(トレカ)も人気があり、バトルをする人からコレクターまでさまざまな人が楽しんでいる。実はポケモンカードだが、コレクターがいることから転売目的で売買している人もいるのだ。そして今回は、売買として一般的な拡張パックではなく、スタートパックに焦点をおいて紹介していく。
ポケモンカード(ポケカ)のスタートデッキは、どのくらいの金額で売買されているのかを中心に、オススメのサイトやもうけを出す方法も紹介していくので参考にしてほしい。
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ポケモンカードとは
ポケモンカード、通称ポケカとは人気ゲームのポケットモンスターのカードゲームバージョンだ。最初に発売されたのは1996年で、日本で初めての本格的なトレカとして登場した。実は遊戯王よりも早い段階でトレカの枠に参入している。
日本でトレカの人気を獲得したのは、ポケカが最初とも言われているほどだ。そのくらい影響力の強いトレカと言えるだろう。最初に発売されてからは、13シリーズが登場している。
ポケカは60枚1組のデッキを組み、1対1で対戦するスタイルになっている。今すぐに始めたくても始められない人のために、スタートデッキというものが発売された。
ポケモンカードのパック
ポケカを購入する方法は主に2つある。それがスタートデッキと拡張パックだ。この2つの販売されているカードをメインに購入し、自らのデッキを強化していくのが一般的な流れになる。
スタートデッキ
ポケカはトレカの中でも人気が高まっていると言う。それは、ポケカのスタートデッキにあるとも言われているのだ。スタートデッキとは、60枚のカードが封入されていて、買った瞬間からバトルができるというカードのセットだ。
このスタートデッキを購入すればバトルができる上、2019年に発売されたGXスタートデッキは60枚のカードが入っているのに関わらず、たった500円で購入ができる。赤字覚悟の金額だが、これによりポケカをプレイする人も増えたのではないだろうか。
そしてスタートデッキは1996年に最初のポケカが販売されてから、多くのシリーズでスタートデッキが登場している。もちろん古いものはもう購入できない。しかし購入ができないため、古いスタートデッキは販売価格よりも少し高く取引されている。
拡張パック
多くの人がトレカの購入でイメージするのは拡張パックだろう。スタートデッキを強化するという意味で、拡張パックという言葉が用いられている。よく1枚のカードに10,000円などの超高額な値段が付いて取引されることもあるが、基本的に拡張パックのレアリティが高いカードがこのようになる。
そのためトレカ転売で、少しでも稼ごうという人は、基本的に拡張パックを狙っている人が多いのが事実だ。拡張パックは5枚入り150円で購入でき、封入されているカードがランダムなためレアリティの高いカードはなかなか入っていない。その封入率の低さが高額取引につながるのだ。需要が高いカードが入っているのは拡張パックになる。
スタートデッキの売買相場
ポケカのスタートデッキの売買相場がどの程度のものなのか紹介していこう。ここではメルカリをはじめ、ヤフオクやマギなどとも比べていく。
メルカリ
メルカリは日本最大級のフリマアプリだ。利用者数も多いことからさまざまなものが取引されている。メルカリでもトレカの売買はよくおこなわれているが、ポケカのスタートデッキは取引されているのだろうか。調べてみた。
- ・GXスタートデッキ(ミュウツー):500円〜800円
- ・GXスタートデッキ(ブラッキー&ダークライ):1,500円〜2,000円
2019年6月26日の1箱あたりの相場を調べてみた。どちらもまだまだ新しいものだ。GXスタートデッキ(ミュウツー)の方は、他にもリザードンやライチュウなどの9種類のスタートデッキが販売されていて、メルカリでもミュウツーと同じ相場で取引がされていた。このスタートデッキは定価が500円と格安であり、メルカリでの取引も相場と同じくらいと言えるだろう。
GXスタートデッキ(ブラッキー&ダークライ)のスタートデッキもまだ新しいもので、エーフィ&デオキシスのバージョンも一緒に発売されたものだ。こちらは定価が1,556円で発売されたものだったので、メルカリでも同じくらいの金額だ。
メルカリではポケカのスタートデッキに関して、定価とさほど変わらないという結果になった。何よりスタートデッキ単体で出品している人がさほど多くなく、スタートデッキを複数個出品していたり、拡張パックとセットにしていたりして出品されていた。スタートデッキで高額取引を狙うのは難しいことだが、メルカリでは難度がかなり高いと言える。
ヤフオク
日本最大級のネットオークションサイトであるヤフオクだが、ここではスタートデッキがいくらで取引されているのだろうか。
- ・GXスタートデッキ(ミュウツー):500円〜800円
- ・GXスタートデッキ(サンダース):1,500円〜2,000円
GXスタートデッキ(ミュウツー)はヤフオクでもメルカリでも、そんなに変わらないという結果だった。GXスタートデッキ(サンダース)は、ブラッキー&ダークライよりも以前に発売されたもので、定価は1,556円だ。こちらも金額としてはほとんど定価での取引となっているようだ。
またヤフオクもスタートデッキと何かをセットにして出品されているものが多く、取引が完了しやすいのもセットで出品されているものが多かった。
マギ
マギはトレカが好きな人なら知っているサイトかもしれない。マギはトレカ専用のフリマアプリだ。つまりトレカに興味がある人やトレカに詳しい人が利用するフリマアプリになっている。
そのため出品されている数が少ないのが現状だ。そしてスタートデッキは取引されていなかった。しかし面白いのがトレカに精通した人が組んだデッキが売られているところだ。
マギではマニアな人が多く利用していることから、トレカの価値に合う金額で取引がされている。トレカに対する目が厳しいものはあるが、厳しいからこそ良いカードには良い金額がつけられているとも言えるだろう。気になる方はぜひ見てみてほしい。
magi(マギ) https://magi.camp/
トレカの売買ならマギ
スタートデッキを調べてみて思ったことは、トレカを取引するならマギを使うのがオススメだ。まだ取引数は少ないということもあるが、トレカマニアが集まっているので、それなりの金額で売買が可能となっている。安く仕入れたものをマギで売ってみるというのも良い方法と言えるだろう。
またマギの大きなメリットは、組んだデッキで取引ができるということだ。メルカリなどでもたまにいるが、マギではオリジナルデッキをそれなりの金額で販売されている。スタートデッキを購入するよりも、トレカマニアが組んだデッキの方が強い可能性が高いので、スタートデッキを買う感覚で販売してみると付加価値がついて高く売れる可能性もある。まだまだ新しいサイトのようなので、伸び代を感じるサイトだと言えそうだ。
ポケモンカード転売でもうけを出すには
ここからはポケカの転売でもうけを出すための方法やポイントを紹介していこう。ポケカ自体が高額取引されているものが多いので、コツをつかめばトレカの転売でもうけを出すことも可能だ。
拡張パックに入っているカード
最初にスタートデッキと拡張パックの話をしたが、もうけを出したいならスタートデッキは無視して良い。スタートデッキに入っているカードは決まったカードなので、レアリティが基本的に高くない。また販売が終了してしまったものでも、価値はほとんど上がらないと言えるだろう。まずもうけという部分にフォーカスした場合は、拡張パックをメインに考えていく。
仕入れを安くする
トレカ転売のポイントは、安く仕入れて高く売ることだ。そのためになるべく安く仕入れる必要がある。仕入れる方法は実店舗かネットの2つにわかれるだろう。もちろん拡張パックを購入し、良いカードを当てるという方法もあるが、運任せになってしまうのでオススメはできない。
安く仕入れる方法は、カードショップやリサイクルショップなどの実店舗で、大量のカードがセットになっているものを購入しよう。またネットでも同じように大量購入がもっともオススメだ。安く仕入れる方法については後述する。
買取業者には売らない
スタートデッキをメインに見てきたが、スタートデッキでもその他のカードでも買取業者に販売するのはオススメできない。買取業者は業者という仲介役がいて、そこに多くの金額が持っていかれる。安く買い高く売るをして稼いでいるのが、買取業者なので、同じ手段で売買しようとしているなら避けるべきだ。
仕入れはどこにするか
仕入れには実店舗とネットがあると記述した。実はどちらも同じように大量購入することがもうけを出すためのコツになってくる。
実店舗
カードショップで購入する場合は、ノーマルカードやレアリティの低いカードを大量にセットで売っているものを購入しよう。カードショップで仕入れるのは、この手の方法しかないと言って良い。実はほとんど価値のないカードでも、数百円くらいになるものが混じっていることがあるのだ。
そしてもっとも穴場なのがリサイクルショップだ。カードショップのようにトレカに関する知識がない人がカードを査定しているので、本当は価値のあるカードでも安く買い取っているパターンもある。リサイクルショップを見てみると、意外と安いカードが並んでいる可能性が高い。
そしてリサイクルショップでも大量カードがセットになっているものもあり、これは仕入れた方が良いだろう。トレカの知識がない人が、ゴミのように扱っているカードが意外と価値を持つことになるパターンもあるのだ。ただ実店舗でもうけを出したいという人は、トレカを普段から研究しているようなトレカ好きの人が良いと言えるかもしれない。
ネット
ネットで購入することが一般的になっている現代では、仕入れるのもネットの方が良いと言える。ただネットの場合は大量購入ではなく、1枚のカードがすでに数千円と価値を持っているものを狙っていこう。何よりネットで購入したカードを、再度ネットで販売するだけで、利益を得ることも可能だ。
またネットを見てみると引退品という文字が入ってくることがある。本気でトレカをしていた人がトレカをやめるときにまとめて売っているのだ。これは枚数も多い上、価値のあるカードが大量に入っている可能性が高い。まさにお宝の山と言えるだろう。
引退品以外にも大掃除や引っ越しのキーワードで検索をしてみると、お宝がヒットすることがあるので試してみてほしい。
トレカを高く売るために
トレカを少しでも高く売るための方法を紹介しよう。実はトレカはデリケートなもので、少しの傷があると買取業者では買い取ってくれないということもある。
保管が命
トレカを高く売るためには、保管に気を使うことが高く売れるコツの1つだ。トレカは傷1つあるだけで価値が落ちてしまい、よれや色あせがひどいと買い取ってくれない業者すらある。なるべく新品の状態で売りに出せるように保管に気をつける必要があるのだ。注意すべき点は主に以下の3つ。
- ・スリーブをつけて保管
- ・直射日光は避ける
- ・高温多湿は避ける
スリーブはカードに傷をつけないための専用カバーだ。価値の高いカードには確実につけるようにしよう。またスリーブは1枚だけでなく、複数枚に重ねることで強度を増すことができる。
また直射日光による紫外線は、カードの色合いを変えてしまうことがあるため、日光が当たるところに保管しておくのはNGだ。そしてカードは紙でできているため、高温や湿気も大敵になる。保管場所は暗所であり、高温多湿を避けられるところが理想だ。
出品時は購入者のことを考える
多くの人がネットでカードを取引するだろう。このときに重要なポイントが、購入者のことを考えて写真や文章を作成するということだ。傷があるなら必ず傷があるところを写真で撮り、文章に記すことが重要。
購入者が安心して購入できるようにすることで、あとあと面倒なトラブルに巻き込まれることもなくなるだろう。そして購入相手が見つかりやすくなる。
まとめ
ポケカをはじめやすくしているのは、スタートデッキが安価で販売されていることにあるだろう。また人気が高まっている理由の1つとも言える。しかしポケカのスタートデッキで高額な取引をすることはほぼ不可能だ。
メルカリで調べてみても、スタートデッキの定価程度の取引額となっている。送料などを考えると普通に購入するよりも赤字になってしまうこともあるだろう。もしポケカを売るなら、スタートデッキではなく拡張パックなどを攻めるのが良い方法だ。
またトレカの販売は個人でおこなうことが多いと思う。そのときにオススメしたいのがトレカのフリマアプリのマギだ。トレカ専門ということで、他にはないオリジナルデッキなどを組んで取引することも可能になっている。考え方やアイデアで高額な取引も難しくないと言えるだろう。