メルカリでは遊戯王カードの売買が盛んにおこなわれており、レアカードから限定カードまで数多く出品されている。遊戯王カードは同じ絵柄でもレア度や製造された世代が異なるカードがあり、それによって売買相場も大きく変わるのが特徴だ。この記事では、メルカリに出品されているゲートガーディアンの売買相場について紹介する。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ゲートガーディアンとは?
ゲートガーディアンは、フィールド上の雷魔神-サンガ、風魔神-ヒューガ、水魔神-スーガの三魔神をリリースすることで特殊召喚できるモンスターだ。三魔神はどれも星7つある最上級モンスターとなっており、星7つモンスターの召喚には2体リリースする必要がある。
つまり、ゲートガーディアンの召喚には三魔神を含む計9体のモンスターをリリースしなければならず、数多くある遊戯王カードの中でも召喚難易度が高いモンスターの一つとして知られている。ゲートガーディアンにはいくつか種類があるが、基本的に希少価値が高いことで知られており、召喚難易度が高いにもかかわらずコレクターアイテムとして人気があるカードだ。
モンスターのデザインは、下から水魔神-スーガ、風魔神-ヒューガ、雷魔神-サンガの順に合体させただけである。原作とアニメでは決闘者の王国編の闇遊戯&城之内vs迷宮兄弟戦にて迷宮兄弟の切り札として初登場。物語の中では合体した水魔神-スーガ部分が聖なるバリア-ミラーフォース-を跳ね返したり合体後も三魔神が別々で攻撃できる描写があるが、実際のゲートガーディアンにそのような特殊能力はない。
他のモンスターと同じく1ターンに1度しか攻撃できず、リリース前の水魔神-スーガ自体にも聖なるバリア-ミラーフォース-を跳ね返す特殊能力はないので注意が必要だ。遊戯王カードの中で初めて星11を与えられたモンスターであり、当時は青眼の究極竜(星12)に次ぐ攻撃力を持ったモンスターでもあった。
ゲートガーディアンの登場以降、さまざまな召喚方法が確立され召喚難易度が若干下がったものの、三魔神をフィールド上に召喚させなければならないことには変わりない。そのため、ゲートガーディアン自体をデッキに入れるデュエリストは少ない。
バンダイ版ゲートガーディアン
幅広く流通されている遊戯王カードといえば、1999年に発表された裏面は茶色と黒が渦を巻いたようなデザイン遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)である。しかし、OCG以外にバンダイ版と呼ばれる遊戯王カードが存在し、1998年にテレビ朝日系列で放送された遊戯王が基準となっている。
バンダイ版ゲートガーディアンは7000枚しか存在せず、聖なるバリア-ミラーフォース-(1000枚)、光の護封剣(500枚)と共に、週刊少年ジャンプの懸賞品となっていた。バンダイ版は数種類あるOCG版ゲートガーディアンと比べて最も価値が高いとされており、ネットオークションやフリマアプリに出品されている遊戯王カードの中でも人気が高い。
メルカリに出品されているバンダイ版ゲートガーディアンは、美品であれば25,000円~40,000円の間が相場だ。過去メルカリに出品されたバンダイ版は10枚程度しかなく、傷や折れが目立つカードでも8,999円で取引されており、カードの状態関係なく出品されたらすぐに売れてしまうほどだ。
バンダイ版が原作やOCG版と大きく違うのは、三魔神と同時にフィールド上に出すことで、全てのモンスターの攻撃力を3ターンの間、0にできるという特殊能力を発動できる。ゲートガーディアンのカードには攻撃力と防御力が記載されていないが、三魔神のカードに「三大魔神をそろえて出すと、魔神ゲート・ガーディアン(攻撃力2800、守備力2800)となり、3ターン続けて戦闘できる。」との記載がある。
メルカリだけでなく他のサイトにも言えることだが、同じ美品でも数千円~1万円程度上下することがあり、あくまでその時の出品状況や出品者のさじ加減で価格を決めていることだ。希少価値が高いため、他にバンダイ版ゲートガーディアンを出品している方がいなければ、40,000円前後でも売れてしまうこともある。
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OCG版ゲートガーディアン(初期)
OCG版は原作を基本に作られた遊戯王カードだ。OCG版は登場して以降デザインが何度かマイナーチェンジされているが、ここでは初期バージョンのゲートガーディアンを紹介する。
遊戯王カードは中央に大きくモンスターなどが描かれており、その下に効果やモンスターの説明、攻撃力などが記載する欄がある。初期バージョンの最大の特徴は、効果/説明欄と攻撃力/防御力の欄が左右均等に分かれていることだ。
初期バージョンのゲートガーディアンは、バンダイ版と同じく枚数限定である。しかし、東京ドームでおこなわれたGBCソフト遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記の全国大会入場者全員に配布されているため、バンダイ版よりも流通枚数が多いことが特徴だ。
初期バージョンのゲートガーディアンは公式試合でも使用でき、大会が頻繁におこなわれていた2000年代はカードショップ中心に出回っていた。メルカリでは多くの初期バージョンが出品されており、多少の傷なら2,000円~4,000円程度が相場となっている。流通枚数が多いせいか、傷が目立たないものも5,500円~8,000円程度だ。
状態が良くなくても売れるバンダイ版とは違い、折れや傷が目立つものは1,000円前後で出品されているが、売れ行きはあまりよくない。特に折れは避けられる傾向にあり、500円程度でも売れ残っているものがある。初期バージョンはメルカリでそれなりの枚数が出品されているにもかかわらず、美品は相場よりも高く売れることがあるほか、新品に近ければ近いほど短期間で売れてしまうのだ。
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OCG版ゲートガーディアン(その他)
OCG版ゲートガーディアンのなかでも、初期以外のものはここで紹介していこう。
レプリカ
2000年に発売したプレミアムパック3を購入することで、レプリカのゲートガーディアンを手に入れることができた。このパックは10種類の大会限定カード(レプリカ)がランダムで5枚入っており、レア度はほぼスーパーレアだ。稀にパラレルレアが入っているが、スーパーレアにパラレル加工してあるため、名前部分は黒いままである。
ゲートガーディアンのレプリカはメルカリで200円~600円程度で取引されている。パラレルレアも新品同様の美品なら1,500円~2,000円程度、それ以外は1,000円前後が相場だ。
トーナメントパック
2008年に開催された公認大会の参加、入賞品として配布された12枚のうち1枚がゲートガーディアンである。モンスターデザインに変更はないが、効果/説明欄と攻撃力/防御力の欄が一体となったOCG3期以降と同じデザインに変更された。レア度はパラレルレアだが、ノーマルカードの上からパラレル加工されている。
流通枚数は初期バージョンよりも少ないが、2019年7月時点でメルカリでは1枚の出品記録があり、その値段はたった300円だ。とても希少であるが、多くから求められているゲートガーディアンではない。
15周年
遊戯王OCG15周年記念に発売された決闘者の栄光-記憶の断片-side:闇遊戯にゲートガーディアンが入っている。レア度はミレニアムレアで、パラレルレアのような加工が特徴だ。パラレルレアが格子状なのに対し、ミレニアムレアは原作に登場するヒエログリフが浮き出るデザインになっている。
15周年バージョンも希少ではあるものの、メルカリでは出品されていない。他のサイトでは、トーナメントパックバージョンとさほど変わらない相場で流通している。
GATE GUARDIAN
英語バージョンのゲートガーディアンで、レア度はシークレットレアである。召喚方法や能力は日本語バージョンと変わりなく、初期バージョンと同じくレプリカの文字もない。他のゲートガーディアンのように希少なカードであり、メルカリでは初期バージョンと同程度の相場で取引されている。
エラーカード
遊戯王カードの中には、稀に印刷ミスがある。これをエラーカードと言い、ノーマルカードのエラーカードも高値で取引されることがあるのだ。ゲートガーディアンのエラーカードは英語バージョンのみ存在し、名前がGATE GUARDIANではなくTRI-HORNED DRAGON(トライホーンドラゴン)となっている。取引の相場は不明、実物は日本人コレクターが1枚所有しているのみで、実際に何枚が流通しているのかも不明である。
ゲートガーディアンを高く売るコツ
最後に、ゲートガーディアンを少しでも高く売るためのコツとしてに今できることをいくつかご紹介しておこう。
セットで売る
ゲートガーディアンと三魔神のセットで出品すると、相場よりも1,000円~2,000円程度高く売ることができる。しかし、ゲートガーディアンが初期バージョンなら三魔神も初期バージョンにする必要があるので注意が必要だ。
また、初期バージョンに限り、同じ大会の入場者に配られたマジシャン・オブ・ブラックカオスと共に出品すると、2,000円~3,000円程度相場が高くなる。メルカリでは両方とも美品だと10,000円程度で売買されている。
美品であることを強調する
目に見える傷や折れはコレクターから敬遠されがちだが、光を当ててようやく分かる程度の細かい傷だけならば美品に入ることがある。出品する際にアップする画像は光の当て方に気を付け、細かい傷をなるべく移さないように撮影することをおすすめする。説明欄には細かな傷があることに加え、折れや目に見えてわかる傷がないことを強調しておこう。
保存に気を付ける
一部を除き、ほぼすべての遊戯王カードは紙でできている。カードスリーブやファイルに保存していても、湿気で谷反りになったり、熱で山反りになってしまう。一番いい方法は乾燥剤を入れたケースにカードを入れ、温度の変化が少ない場所に保管することだ。万が一曲がってしまっても直すことができる。
谷反りのカードは密封できる袋にカードと乾燥剤を、山反りカードは密封できるケースの中にカードとわずかに湿らせたスポンジを入れると反りが直りやすい。スポンジを湿らせすぎると谷反りになってしまうため、霧吹きを一吹き程度で十分だ。
遊戯王カードの買取はmagiがおすすめ
遊戯王カードの売買はサイトによって相場が変わることがある。サイトの利用者数で需要が変わってしまうからだ。安定した相場で売買したい方は、magiをおすすめする。専用のスマホアプリだけで撮影から出品まで可能だ。
取引も簡単で、購入からの入金を待ち、確認できたら発送するだけである。取引中に問題が起きたら、専用フォームから運営に助けを求めることができるので安心だ。
まとめ
本コラムでは、遊戯王のゲートガーディアンがメルカリではいくらで売れるのかを中心にご紹介した。ゲートガーディアンはあらゆるタイプによって買取価格も変わってくるため、フリマアプリに出品する前にはカードの正式名称や番号、どの時期のどんなパックに入っていたカードなのかという情報を少しでも集めておこう。
また、メルカリだけでなくあらゆるmagiなどのあらゆるフリマアプリを使ってみるのも高額売却のコツである。自分が使いやすいフリマアプリを見つけて高額売却につなげてほしい。
