しなやかな毛並みと光沢、保温性を兼ね備えたミンクのコートは、どんなコンディションでも毛皮専門店での高額査定が狙える高級衣料品だ。特に野生のヨーロッパミンクが絶滅危惧種となってしまった現在では、養殖のミンクに頼らざるをえない実情により、ミンクのコートの生産が追いつかなくなっている。またこういった形で新品コートを入手しにくくなった人たちは、専門店によって綺麗にメンテナンスされた中古品に注目し始めているため、自宅に眠ったミンクを売却するメリットは自他に及ぶと考えて良いだろう。
今回は、この市場の買取実績や買取相場、査定情報などを確認しながら、ミンクのコートを高く売るコツをまとめていきたい。
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ミンクのコートの種類別・買取相場
ミンクのコートの買取相場を把握しておくと、買取業者の比較検討もしやすくなる。
サガミンク
スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークで生産された最高級ミンクを保証するSAGAは、多くのショップが高額査定対象とする人気ブランドである。SAGAブランドの最上級となるロイヤルのコートは、ハーフ丈であっても25,000円～35,000円もの高額査定がつく。これに対して比較的標準的なランクであるゴールドの場合は、たくさんのミンクを使ったロング丈でも20,000円～40,000円ほど査定になるようだ。
エンバミンク
アメリカミンク養殖協会の国際ブランドEMBAも、高額査定の期待できる大人気ブランドだ。EMBAのタグが付いたミンクのコートなら、一昔前のデザインでもそれなりの高値がつく。実際の査定実績を見ていくと、エンバミンクのハーフコートであれば12,000円～30,000円前後で買い取られているようだ。
シェアードミンク
毛を短くカットすることでベロア素材のような質感を出しているシェアードミンクは、ゴージャスな毛皮を苦手とする若い世代から人気の高い種類だ。チンチラの襟巻が付いたロングコートには、コンディションの良いSランクで120,000円もの高額査定が付いたこともある。また日常使いもできそうなハーフコートについては、使用ミンクの量が少なくても30,000円～50,000円前後で買い取られているようだ。
ロシアンセーブル
日本の北海道にも生息するクロテンの毛で作られるロシアンセーブルは、ミンクと一緒に売却されることの多い毛皮の最高級品だ。コートの複数買取を歓迎する専門店には、ロシアンセーブルとミンクのコートの2着で400,000円という査定実績も存在する。所有するミンクのコートが古く若干コンディションが悪い場合は、ロシアンセーブルなどの最高級品と一緒に売却をしてプラス査定を狙ってみても良いかもしれない。
ブラックグラマ
AMERICAN LEZENDの登録商標であるブラックグラマも、多くの日本人から愛される毛皮ブランドだ。ビードロのような輝きを持つブラックグラマのミンクコートには、ショート丈でも12,000円～25,000円もの高値がつく。また防寒性とファッション性の高いロングコートについては、40,000円～50,000円の高価買取実績も大変多く見受けられる。
ミンクのジャケット・ポンチョ
毛皮買取専門店には、ミンクのジャケット、マフラー、ストール、ポンチョなどの比較的コンパクトなアイテムも多く持ち込まれる。人気ブランドSAGAのポンチョについては、カジュアルな洋服にも合わせやすいデザインによって22,000円もの高値がつく。同じくSAGAのショールについては、使用するミンク量が少なくても15,000円前後で買い取られている。
ミンクのコートを高額査定に繋げるコツとは？
ミンクの人気ブランドと種類、買取相場を確認したところで、これからコート売却をする皆さんに知っていただきたい高額査定に繋げるコツをご紹介しよう。
日頃から手入れをしておく
丁寧な手入れによってより良いコンディションが保たれているミンクは、多くの業者から歓迎される存在となる。外出から戻ったタイミングで風通しの良い場所でブラッシングするだけでもミンクの質が保たれるため、コートの着用頻度が高い人はぜひ実践してみて欲しい。
損傷があっても買取可能
素材としての魅力と希少性の高いミンクのコートは、昭和のバブル期に流行った一昔前のデザインや、タグのほつれ、汚れ、ファスナーの破損などがあっても十分に高く買い取ってもらえる。特に東京ミンクや毛皮買取市場などの専門店では、他店で断られた傷みの激しいミンクコートでも大歓迎しているようだ。
ミンクのコートの売り時とは？
ミンクコートの売り時は「着る機会のなくなったタイミング」である。毛皮製品を専門に買取る業者では、1年を通して査定依頼を歓迎している。また冬前のシーズンは多くの買取店で店舗在庫を増やす傾向があるため、クローゼットの断捨離を兼ねて売却してみても良さそうだ。
保証書や付属品も忘れずに
AMERICAN LEZEND、SAGA、EMBAといった人気ブランドのミンクコートを売却する場合は、必ず保証書をつけるようにして欲しい。また「首元がチクチクする」といった理由でタグを外してしまうと、せっかくのミンクコートが減額対象になることもあるため、注意が必要だ。
他の毛皮コートや小物と一緒に売る
毛皮の魅力に惹かれてたくさんのコートや小物を所有しているなら、各ショップの買取キットと呼ばれる段ボール箱に入れて発送するだけでOKの宅配買取サービスを利用してみよう。このサービスによってまとめ売りをすると、高値の付きにくいバブル期のミンクコートであってスムーズに処分ができることだろう。
買取業者選びに悩んだ時には？
自分のミンクコートに納得の査定を付けてくれるショップが見つからない時には、毛皮・レザーの買取・鑑定のできる業者一覧を公開するヒカカク！も使ってみて欲しい。当サイトを使うと、毛皮買取業者の口コミや評価も簡単に確認できる。また「ココで売る！」のボタンからショップのサイトに飛ぶこともできるため、毛皮買取店選びの入り口として活用してみても良いだろう。
まとめ
現在では素材の大半が養殖となってしまったミンクは、その希少性によって多くの業者で積極的な買取が行われている。またスピード買取.jp、東京ミンク、毛皮買取市場といった毛皮専門店の増加は、買取相場にも良い影響を与えているため、これから売却をしようと考えるユーザにとっては高額査定の狙いやすい市場になっていると考えて良いだろう。自宅にもし不要なミンクコートが眠っているなら、まずはヒカカク！を活用して毛皮専門店への問合せだけでもかけてみて欲しい。
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