Levi's(リーバイス)と言えば、「501」を筆頭に人気モデルを多数世に輩出するジーンズブランドとして有名だ。他にも「503」や「505」「511」なども人気が高い。ジーンズに詳しくない方でも、該当の品番はなんとなく聞いたことがあるのではないだろうか。
今回は、今更聞けないLevi's(リーバイス)のモデルや品番・赤タブの考察についてまとめたので、これから買いたい方や、売却したい方などぜひ幅広い方々に参考にしていただきたい(2017/11/05調べ)。
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Levi'sとはどんなブランドなのか
Levi's(リーバイス)は、1853年にリーバイ・ストラウス(Levi Strauss)が自身の名を冠した会社「リーバイ・ストラウス」社をサンフランシスコに設立したことから始まった。
「ジーンズ」と呼ばれたのは1920年代から
当初は雑貨屋として経営しており、ジーンズのきっかけとなったワークウェアの販売に乗り出したのは1870年代以降であった。実際に「ジーンズ」と呼ばれるようになったのは1920年代になってからであり、当時は「ウエスト・オーバーオール」と称されていた。
ジーンズのモデルごとの名称
1882年、リーバイスのジーンズは宣伝に「XX(エクストラ・エクシード)デニム」という呼称が使われるようになる。実際に「501」などのロットナンバーで呼ばれるようになったのは1890年からだ。
ロットナンバーとは、ジーンズ製造時にその製造した工場やラインを特定するために使用されるナンバーのこと。以降130年近く経過した現在も、ロットナンバーによる名称が使用されている。
リーバイスのジーンズを売却したいと思ったら
もしもLevi's(リーバイス)のジーンズの売却を検討しているなら、該当モデルの品番を把握しておくといいだろう。
型のデザインが大幅に異ならない限り、一目では区別がつかないのがジーンズの難しいところ。そのため古着買取のオンラインやメール査定などを利用する場合、添付する写真だけではなかなか伝わりにくいという難点がある。そんな時に助かるのが品番だ。品番がわかっているだけでおおよその相場が割り出せるなど、お互いに取引がスムーズになるのだ。
モデルごとの品番はどこに書いてあるのか
品番の把握をしておくべきと上記したが、その品番はどこを見ればわかるのか。品番の調べ方は2通りあり、
- (1)外側:ウエスト部分に縫い付けてあるパッチ
- (2)内側:製品タグ
と、内外2箇所に記載されている。
わからなければ内側の製品タグをチェック
なお、パッチにはモデルや年代ごとに紙パッチと革パッチの2パターンがあり、それぞれに劣化で破れたり、印字が見えなくなるなどの問題点がある。そんな時は内側の製品タグの方が読み取れる可能性が高いので、そちらで調べてみよう。
また、品番とともに記載されている「W」はウエスト、「L」はレングスを意味するので、購入する際はそこも参考にするとサイズ選びに生かせるだろう。
Levi's(リーバイス)のモデルごとの品番・特徴まとめ
それでは、Levi'sジーンズの現行モデルの品番を紹介していこう。廃盤モデルは掲載せていないため、抜けている品番もあることをご了承いただきたい。
定番「501」シリーズ
- 501:ジーンズの原点とも言われるキング・オブ・ジーンズ。ストレートシルエット。
- 501XX:コーンミルズ社のオリジナルデニムとして展開。501の復刻版。
- 501Z XX:それまで定番だったボタンフライを変更し、ジッパーフライを採用したモデル。「Z」は「ZIPPER(ジッパー)」の頭文字をとったもの。
- 37501:1937年に501XXの復刻版として販売されたモデル。
- 44501:「大戦モデル」とも呼ばれ、「第2次世界大戦」最中に資源統制のため簡易製造された501XX。
- 47501:501XXの復刻版としては一番細身のシルエット。
- 55501:こちらも501XXの復刻モデル。1955年に復刻したため「55」とついているが、1998年に55501をさらに復刻したものにも同じ品番が用いられている。
- 66501:1966年復刻版501。新旧の仕様が混在する変換期に発売されたものであり、ペーパーステッチには501と共に501XXの品番を小さく併記している。
- 08501:2008年復刻版501。03501(廃盤となったため詳細記載なし)よりも細身になった。
- 501CT:2015年に発売されたモデル。“CT”とはカスタマイズド&テーパードの略で、ゆとりのある腿ラインに比べ、膝から裾がかなりシャープに絞られているのが特徴。
- 501スキニー:2017年の発表より好評を博している501シリーズの中で最もタイトなスキニータイプ。ストレッチ混紡のため、履き心地も良好。
500番台モデル
- 502:501ZXXを後継し、ジッパーフライを使用。生産数が少なく希少性がある。
- 503:リーバイスの中でも太めでルーズなシルエット。クロスハッチデニムを採用。
- 504:2003年に一度廃盤されたモデル。当時はルーズシルエットであったが、復刻版は細身のストレートへと変わった。
- 505:股上浅めのストレートシルエット。防縮加工が施されている。
- 506:506はGジャンにも用いられている品番。ジーンズはタイトフィットなストレートシルエット。
- 507:507の品番もGジャンと兼用。ジーンズはブーツカットタイプ。
- 508:スリムでテーパードが効いたデザイン。ストレッチ性に優れている。
- 510:リーバイスの中でもっとも細身のスキニージーンズ。もともと販売していたゆったりめのシルエットの510は廃盤となっている。
- 511:股上が浅く綺麗めなデザイン。リーバイスの新定番ラインとも言われている。
- 513:スキニーとストレートの中間ほどの太さ。股上はミドルライズ。
- 514:バックポケットを小さめにし、綺麗に見えるシルエットに。軽めのウォッシュ加工を施し、ソフトな履き心地に。
- 517:股上深めで、膝に絞りを効かせたブーツカットタイプ。
- 519:コーデュロイの展開も多いのが519。元々は股上深めなタイプだったが、現行は浅めのタイプが主流になっている。
- 522:股が深めのスリムなテーパードタイプ。デザインのテイストは508に似ている。
- 569:深いカットのスクープポケットにルーズなシルエットが特徴。ハーフパンツタイプも販売している。
600番台モデル
- 606:60年代後半に当時はなかったスーパースリムジーンズとして発売。かなり深めの股上や裾にかけて細くなる点など、現代も人気なデザインとなっている。
- 617:ブーツカットの517をフレアカットに変更したモデル。
- 646:腰廻りはゆったりながら腿はタイトめのベルボトム。ヒッピーブームに合わせ、刺繍やパッチワークが施されたタイプも販売された。
- 684:646のフレアをさらに広げ、ビッグベルと呼ばれたベルボトム。
700番台モデル
- 702:501の復刻モデル。ライセンス関係の問題で品番を変更して展開していたもの。
- 703:イエローステッチの503をベースに、現代に合わせて腰履きしやすいシルエットにデザイン。
- 709:カラフルなステッチが特徴的なストレートジーンズ。
伝説のヴィンテージジーンズ「201」
リーバイスのジーンズで最も希少性が高いのが201。現在のジーンズの基本である5ポケットスタイルを初めて採用したジーンズであり、ベルトループはなく、サスペンダーで着用するタイプ。元々は501の廉価版として売られていたモデルだが、その生産数の少なさなどから価値が上がったようだ。
1997・98年に復刻された501XXのジーンズの復刻にも「201」の品番が使われていた(オリジナルの201と区別がつきにくいため現在同復刻版は「501XXC」と変更)。そのため、現在流通しているのはほとんどが復刻版であり、オリジナルはヴィンテージ品として扱われる大変高価なものなので、なかなか出会う機会はないだろう。
ヴィンテージLevi'sジーンズの調べ方
品番からジーンズのモデルが読み取れるようになったあとは、年代の区別などがついたらさらに面白くなるだろう。モデルごとに様々な読み取り方があるが、中でもメジャーな「赤タブ」について紹介していこう。
「赤タブ」とは
「赤タブ」とは、バックポケットについている赤いタブのこと。タブには社名が織られているが、実はリーバイスは1971年に社名のロゴを「LEVI'S」から「Levi's」の小文字に変更しており、それに伴いタブの社名の表記も変えている。
変更前の大文字表記タブを「ビッグE」と呼び、現在の小文字表記タブは「スモールe 」と呼び、ビッグEの方が高値で買い取られる傾向にある。
「スモールe」の細かな分類
「スモールe」の中でさらに細かい種類で分類され、Levi'sの "" v "" が左右対称と非対称なもの(均等V、不均等V と称される)がある。均等と不均等の違いについては様々考察されているようだが真実はわかりかねるようで、ざっくり「製造年の違いなのでは」と考える場合が多いようだ。
レジスター・トレードマーク
赤タブは1936年頃からつけられるようになったが、1952年までは片面にしか社名の表記はなかった。両面に表記されるようになったのはその翌年からで、その変更に伴いレジスター・トレードマーク(商標登録)も追加されるようになった。
なかには社名がなくレジスター・トレードマークのみの「サークルRタブ」と呼ばれるものもある。「サークルRタブ」にも諸説あるが、生産・在庫管理のために目安として何本に1本か製造されているという説が濃厚だ。また、同タグは10%ほどの数しか生産されていないようで、ビッグEさながら希少価値の高いものとなっているようだ。
ジーンズの種類
売却を考えている方に予備知識として知って欲しいのがジーンズの種類。ジーンズは主にヴィンテージ・ジーンズ、ファッションブランドから発売される高級ジーンズ、そしてユニクロ、FOREVER 21、ZARAから発売されるファストファッションのジーンズの3種類に分類されており、最も高く売れるのがヴィンテージ・ジーンズである。
ヴィンテージ・ジーンズ
ヴィンテージ・ジーンズは1960年代までに発売されたジーンズのことである。なぜ「ヴィンテージ」と呼ばれているのかと言えば、発売当時の生地と質を再現することができないからであり、これによりプレミアがつく。
デッドストックと呼ばれる古い年代のジーンズはオークションで数百万円もの値が付けられることもあるぐらい、ヴィンテージ・ジーンズの価値は非常に高い。今もある一番古いジーンズはリーバイスの「XX c.1879」という、1880年代に発売されたもので、その現在価値は日本円にすると約1600万円もの値段がつくと言われている。
このほかに、最初期モデルと推測されているものはネットオークションサイトで2001年にリーヴァイ・ストラウス社によって500万円以上で落札されている。
ヴィンテージ・ジーンズを所持している場合は、一目見るだけでは判別が非常に難しいものがほとんどのため、しっかりと知識のある買取業者に買取査定をするのが一番高く売る方法になる。
高級ジーンズ
一方でファッションブランドから発売されるジーンズは、ブランド品としての価値で査定される。そのため、高く売るには、店舗選びが重要となる。しっかり知識の持った買取業者出ないと、低い査定額がつけられがちなのもファッションブランドから発売されるジーンズである。
ファッションブランドのジーンズの価値はほとんど発売時期で決まる(定番商品を除く)。近年発売されたものであればその時期のデザインの流行次第で需要も高まる。
ジーンズの査定基準
ジーンズを高く売るには、3つのポイントが重要になってくる。それは製作された年代、売るタイミングとジーンズの状態である。
製作された年代
ヴィンテージ・ジーンズに特に重要なのが製作された年代である。年代別でジーンズを集めるコレクターやジーンズ好きも実際にいるため、その人たちに向けた販売ができるよう、年代がわかるディティールをしっかり把握しておくことが重要である。
上記でも記載しているが、リーバイスの場合であれば赤タブや革パッチ、ステッチなどがあると買取金額も高くつく。もちろん状態が良好なものに限るが、年代がはっきりと分かるものの方が買い手も買いやすくなる。
売るタイミング
ファッションブランドから発売されるジーンズに関して言えることだが、特に多く毎年少しずつデザインやシルエットが変わるため、スタンダートな形以外の少し変わったデザインのものは早めに買取に出した方が高価買取に繋がるのである。新品で購入したジーンズを買取に出す場合、高い査定額がつく目安は購入から3年以内と言われている。
スタンダートな形のものはデザインやシルエットが大きく変化することはあまりないが、リーバイスのような耐久性がないため形も崩れやすくなってしまうので、その前に売ってしまう方が売る側にとってもプラスである。着る頻度が落ちてきたら一度買取を考えることをおすすめする。
ジーンズの状態
洗濯を何度もしている、クタクタのジーンズはシワや色落ちがしてしまうので、リユース不可と見なされ買取ができなくなってしまう。また、ヴィンテージ・ジーンズでも、高級なブランドのジーンズでも臭いや汚れの付いているものはもちろんマイナス査定になるため、ジーンズを綺麗にしておくことが非常に重要である。
そして、特に注意して欲しいのがお尻のポケット。にスマートフォン、財布などを入れていると穴が開いたり、跡がくっきり残ったりしてしまうためなるべくものを入れないことをおすすめする。査定額の減額を防ぐためにも、バッグに入れるなどをした方が良いだろう。
Levi'sジーンズのおすすめ買取店
最後に、当サイト・ヒカカク!でLevi'sジーンズの買取に特化している買取店をご紹介する。希少価値の高いヴィンテージモデルの売却を検討している際は、価値をしっかりと見極めてくれるところへ依頼することをおすすめする。
ブランド買取ライフ
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対策
ブランド買取ライフは、国内外のブランドを幅広く取り扱う買取専門店だ。こちらも宮城県仙台に実店舗がある。シミや汚れ、ダメージがあっても買取可能としているので、使用感があるアイテムも諦めず査定依頼を申し込むことをおすすめする。
買取王国
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CLASSIC
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宮城県仙台に店舗を構えるCLASSIC(クラシック)は、メンズブランドに特化した買取専門店。買取方法は店頭・宅配買取の2つ。全国対応の宅配買取は送料含む手数料がかからないので、負担なく利用できるのがうれしいポイントだ。
アクイール
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アクイールは広尾や白金などの好立地に店舗を構える洋服買取専門店だ。買取方法は、出張・店頭・宅配があり、業者向けの業者買取がある。査定にかかる費用は完全無料で、専門の査定士が1枚1枚丁寧に査定をしてくれる。
アルファストリート
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アルファストリートは東京都江戸川区に店舗があるメンズブランド古着の買取店。店頭・出張・宅配の3種類の買取方法が利用可能だ。査定料やキャンセル料含む手数料はすべて無料。無料の宅配キットには運送保険もついており、安心して利用できるだろう。
まとめ
今回はLevi's(リーバイス)ジーンズのモデルや品番、赤タブの読み取り方についてまとめた。100年以上の歴史を持ちながら、現在もジーンズの定番として君臨しているリーバイス。もしかしたら、今持っているジーンズも何年後かには価値が上がっているかもしれない。
ぜひ大切に着用し、その時を待っていただきたい。また、タイミングを見計らって高価買取を狙ってみてもいいのではないだろうか。




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