せっかく株主優待券をもらっても、使えるお店や機会がなくて、未使用のまま保管している人もいるだろう。使わない株主優待券があるなら、そのまま保管しておくのではなく、売ってしまった方がお得だ。
「いつか使おう」と思っていると、いつの間にか使用期限が過ぎていることもあるので、早めに売ってしまった方がいい。
株主優待券を少しでも高値で売りたいなら、売る場所とタイミングを間違えてはいけない。事前に正しい知識を身につけておこう。

JAL株主優待券 / inabamasaki
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
金券ショップに持ち込む
株主優待券を売る手っ取り早い方法は、金券ショップに持ち込むことだ。ショップによって買取価格が異なるので注意が必要だが、金券ショップのホームページをみれば様々な株主優待券の買取価格が紹介されているから、事前に確かめてから売却することができる。
金券ショップを利用する最大のメリットは、使い勝手がいいことだ。駅前などのアクセスしやすい場所に立地していることが多いため、買い物帰りや仕事帰りなどに気軽に立ち寄ることができる。混んでなければその場ですぐに買い取ってもらうことができるため、時間もかからない。すぐに現金化したい人なら金券ショップが最適だろう。
ただし、お店によって扱っている株主優待券が異なるため、せっかく店頭に行っても買い取ってもらえないことがある。そのような失敗を防ぐためにも、事前にホームページでどの株主優待券を扱っているのか確かめておく必要がある。
また、買取価格もお店によって差があるため、少しでも高値で売りたいなら、事前の下調べが欠かせない。同じ株主優待券でも、店が違うと買取率に数パーセントの開きが出てくることもあるから、気をつけるべきだ。複数の金券ショップの買取価格を調べて、事前に相場を確かめておけば、後悔することもない。
「アクセスチケット」や「チケットオンライン」のウェブサイトには、株主優待券の種類と買取価格が掲載されているため、相場を調べたり価格を比較したりする際に役立つ。
ただ、同じチェーン店でも、店舗によって買取価格が異なることもあるので要注意だ。店舗ごとに在庫数や需要などが異なるため、どうしても査定額に差が出てきてしまうのだ。金券ショップに売る際は、必ず店舗ごとの買取価格をチェックしてから出かけよう。
とはいえ、ホームページに掲載されている価格と実店舗の買取価格は異なる場合もあるので、サイトに掲載されている価格はあくまで目安にとどめておこう。
郵送買取を利用する
地方に住んでいると、自宅近くに金券ショップがない場合もあるだろう。そんな時に便利なのが、郵送買取だ。最近は店頭買取だけでなく郵送買取を行っているチケットショップもあるから、自宅近くに金券ショップがない場合に役立つ。
郵送買取なら全国どこからでも申し込むことができるから、手間がかからない。何より、郵送買取なら店舗まで出向く必要がないから、人目を気にする必要がなく、普段仕事で忙しい人も安心して利用できる。金券ショップに行くのが恥ずかしい人や勇気がない人にとって、郵送買取は非常に便利な方法だといえる。
郵送買取の利用方法はいたって簡単だ。ホームページから申し込みを済ませて、売却したい株主優待券をポストに投函すれば、あとは査定結果を待つだけだ。査定結果に満足できれば、指定の口座に料金を振り込んでもらうことができる。郵送買取は24時間いつでも申し込み可能だから、お店の営業時間などを気にする必要もない。
店頭買取に比べて、現金化するまで多少時間がかかるが、急いでいないのであれば郵送買取でもいいだろう。早いところだと、株主優待券が届いたその日のうちに査定をして振り込みをしてくれる業者もある。振り込みまでのスピードは業者によって異なるため、急いでいる人は事前にチェックしておこう。
郵送買取を利用する際は、住民票の写しや免許証のコピーなどを同封する必要がある。2回目以降は不要になるケースが多いが、初めて利用する際は、必ず本人確認書類を同封する必要がある。本人確認書類がないと買取してもらうことができないので、忘れずに同封しよう。
ただ、郵送買取だと送料や振込手数料が発生してしまい、かえって割高になることもあるので注意しなければならない。また、株主優待券を郵送した後に相場が下がってしまい、思った金額にならない場合もある。便利な反面、注意すべき点もあるので、利用すべきかどうかよく考えて判断しよう。
さらに、郵送買取を利用する際は、事前に業者の評判を調べておく必要がある。郵送買取を行っている業者の中には、振り込みまでに1〜2週間かかるケースもあるため、対応の悪い業者を避ける為には下調べが欠かせない。インターネットなどで事前に口コミなどをチェックして、評判の悪い業者は利用を避けるべきだ。
オークションに出品する
金券ショップで買取してもらえなかった株主優待券は、ヤフオク!やメルカリなどに出品して現金化する方法もある。オークションやフリマアプリなら個人同士の取引になるため、チケットショップで売れなかった株主優待券が高値で売れる可能性もある。
個人取引の場合、自分にとっては全く価値のないものでも値段がつく可能性があるため、金券ショップにはない魅力がある。ホテルの宿泊割引券や、残り期限が少ない優待券は、金券ショップに持ち込むとどうしても値段がつきにくいが、オークションやフリマアプリなら売れる可能性がある。
ヤフオク!なら他のオークションサイトに比べてユーザー数が断トツに多いため、換金できるチャンスが広がるとともに、高値で売れる可能性も高くなる。ヤフオク!で検索する際に、「落札相場を調べる」をクリックすれば、過去に落札された金額を調べることができるため、いくらくらいで換金できるか事前に目安がつく。
ただし、オークションやフリマアプリには、いくつかデメリットもあるので注意が必要だ。株主優待券を欲しがっている相手が見つかるかどうかは運次第でもあるため、すぐに落札されることもあれば、いつまでたっても落札されない場合もある。
また、高値で売れるかどうか、いくらで売れるかどうかは事前に把握できないため、落札されるまで安心することはできない。チケットショップより安い価格で落札される可能性もあるため、場合によっては損することもある。今すぐ確実に売りたいのであれば、金券ショップに持ち込んだ方がいいだろう。
さらに、オークションやフリマアプリを利用する場合、出品作業に手間がかかるとともに、落札者と連絡を取り合わなければならないため、何かと時間がかかってしまう。普段からオークションに出品して慣れている人ならいいが、初めての人には何かとハードルが高いだろう。
これらのデメリットを踏まえて、利用すべきかどうかよく考えてから出品しよう。ただ最近は、スマホの操作だけで簡単に出品できるメルカリなどのフリマアプリがあるので、そのような最新サービスを利用すれば、出品する際の手間を大幅に省くことができる。
売るタイミングが大事
株主優待券を高値で買取してもらいたいなら、出来るだけ早く売ることが大事だ。特に、使用期限のある株主優待券は、早めに売るのが鉄則だ。使用期限ギリギリになってしまった株主優待券だと、売ろうとしても安値で買取されたり、そもそも買取すらしてもらえなかったりする場合もある。人気のある株主優待券でも、使用期限によって買取価格に大きな差が出るため注意が必要だ。
買取してもらえるかどうかの目安は、一般的に使用期限の3ヶ月前だと言われている。金券ショップのホームページをみると、「使用期限90日未満のものが買取対象」と明確に記載されている場合もあるので、事前に確認しておこう。残り期限が3ヶ月を過ぎてしまうと、株主優待券を買取してくれるお店が限られてしまうため、手間がかかってしまう。
「まだ3ヶ月以上あるから大丈夫」だと思っていても、いつの間にか忘れてしまい、売るタイミングを逃してしまう可能性もあるので要注意だ。使用期限が長ければ長いほど買取価格も高くなるため、使わない株主優待券は早めに売ってしまった方がいい。
また、JAL・ANA・JRなどの交通系や、遊園地などのレジャー系の株主優待券を売りたいなら、需要が高くなる休暇直前が狙い目だ。ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始など大型連休の前になると買取価格が高くなりやすいため、この時期に売った方が高値で売れる。
お店の在庫や需要などが異なるため、必ずしも高値で売れるとは言い切れないが、高値で売れるチャンスが大きくなるため、あえてこの時期まで保管しておくのもいいだろう。
使用期限の扱いに注意
株主優待券は使わないまま保管していると、いつの間にか使用期限ギリギリになっていることがある。このような失敗をする人には、判断やタイミングを誤ってしまう共通点がある。
「いつか使おう」と思って大切に保管していると、結局使わないまま使用期限が過ぎてしまうことが多い。また、最初に使用期限を確認した際に、「まだ大丈夫だ」と思ってしまい、そのうちすっかり忘れて使用期限が過ぎてしまうこともある。多く投資をしている人だと、すべての株主優待券の使用期限を把握できずに、捨ててしまうこともあるだろう。
このような失敗を防ぐには、株主優待券をもらったらすぐに使う癖を身につけることが大事だ。すぐに必要ないと判断した株主優待券は、今後も使わない可能性が高いので、早めに売ってしまった方がいい。どうせ保管しておいても存在を忘れてしまうくらいなら、売ってしまった方が後悔も少なくなる。
株主優待券は売るタイミングが早ければ早いほど、買取価格もアップする。それなら、もらってすぐに売ってしまった方が、もらえる現金も多くなる。せっかく現金化できるチャンスがあるのに、それをみすみす逃してしまうことは非常にもったいないことだ。これまで何度も同じ失敗をしてきた人は、今までの行動パターンを見直して、株主優待券をすぐに使う癖を身につけるといいだろう。


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年間取引人数が622万人にものぼる甲南チケット。株主優待券を中心に多くの金券を取り扱っているため、まとめ売りにもおすすめだ。ただし、店頭買取と宅配買取で買取価格が異なる点には注意してほしい。
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