スイスの高級時計ブランドの一つであるOMEGA(オメガ)は日本でも知名度が高い。機能的で精緻な時計を製造しており、愛好者も多い人気のブランドである。
ただし、本コラムのテーマでもあるオメガの懐中時計となると意外と知らない人も多い。基本的に、オメガは旧モデルより現行モデルの方が高値で取引される傾向があるが、懐中時計の場合はその希少性を加味してアンティーク・骨董品としての価値がつく場合も多い。
引用：http://www.antiwatchman.com/O-4546
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
懐中時計は需要がある？
懐中時計は「ロマンがある」と思う人が多く、携帯電話、スマートフォンにはないファッション性やこだわりが強く感じられるため、親しむ人が多い。
古いアメリカ西部のワークマン（職人）やレイルマン（鉄道員）ファッションの重要アイテムとしても人気がある。他の人とは違うものを持ちたい、ただ時間を見るのはつまらない、そという人々に懐中時計は長く愛され続けているのだ。
懐中時計はその装飾の美しさ、昔ながらのロービート（低拍動数）なムーブメント（中の機械）も魅力である。 また、様々なデザインやムーブメントが存在するため、世界中に多くのコレクターも存在する。 この場合、「時間を見る道具」というよりも「芸術品を見る」という目的で集める人が多い。
また、金属アレルギーなどの理由で、仕事上腕時計を着用できない人にとっても欠かせないものとなっている。鉄道時計やナースウォッチであれば職務上の携帯品として古くから支持されている懐中時計もある。
懐中時計を使う上でのポイント
懐中時計のフタの有無について
懐中時計の使用に大きく関わってくるのがフタの有無である。その理由としては、懐中時計は基本的にポケットに入るが、 どんなに清潔にしていてもポケットの中にホコリが入り込んだり、 細かいホコリが時計内部に侵入することがあるからである。
特にフタのある時計の場合、フタと時計本体を繋ぐ 蝶番（ちょうつがい）やフタを留める部分から入りやすくなっている。
懐中時計を鍵や携帯電話などと一緒にポケットに入れない
懐中時計をポケットに入れる際、なるべく鍵や携帯電話などと一緒に入れないようしておくと良い。 一緒に入れてしまうと、携帯電話の影響で磁気帯びしてしまったり、 傷付いてしまうことが十分あり得る。
入れるポケットの場所で最も最適と言えるのがベストのポケット、 スーツの裏地の胸ポケット、 スーツの胸ポケット、サイドポケットなどが挙げられる。 ポケット部分が動きにくい部分を選ぶと良い。
また、ポケットに収納する際、
買い取り実績のあるお店を探そう
オメガの懐中時計を査定依頼する際は、懐中時計の買取実績のある専門店で取引した方がよい。しかし、これはかなりお店も限られてくる。グーグルで検索しても、中々引っかかってこない。
そもそも、オメガのブランド価値をしっかり判断するためには、しっかりした知識が必要である。街の質屋でも、中にはオメガの価値を理解できていないお店もある。加えて、懐中時計の価値が判断できるかどうかも重要になってくる。
可能ならば、オメガの腕時計でなく懐中時計の買取実績がある店を選ぼう。腕時計なのか、懐中時計なのか、置時計なのか、時計の種類によって鑑定士が見るべき評価のポイントは変わってくる。
ただ時計の専門店というだけでなく、懐中時計の専門店を選んだ方が高額での買取に繋がりやすいと言える。
ヤフオクなどで売るべきか、コメ兵など買取専門店で売るべきか
また、ヤフオクなどネットオークションで取引するという手段もある。この場合、ヤフオクでも過去の落札実績を閲覧できるが、オークファンを使えば楽天オークションなどの落札実績も調べることが出来る。
ただし、オークションで出品し、売却する場合は注意が必要だ。個人対個人(俗に言うCtoC)のやり取りになるので、機能の事前説明等、相手とのコミュニケーションはしっかりとっておこう。説明不足による無用なトラブルを避けるためである。
また、過去の取引実績や、評価・レビューの確認も怠らないことも重要である。せっかく愛好者が顧客につき、満足のいく値段で売却できたとしても、後々トラブルに発展してしまうと本来不要な経費がかかってしまう場合もある。
もし、オークションでの取引に自信がないならば、コメ兵など買取専門店でプロの鑑定士を相手に取引したほうが、高額で安心できる取引ができる可能性が高いと言える。
懐中時計のタイプ
ここで、4つの懐中時計のタイプを詳しく紹介していく。
オープンフェイス
ケースのフタがないタイプのものは「オープンフェイス」という。ポケットから取り出したとき、瞬時に時間が確認できる。ホコリが内部に入りにくい構造をしているため、長く使いたい人には特にお勧めのタイプである。
ハンターケース
懐中時計の風防(ガラス)を守るために、ケースにフタが付いたタイプ。映画で使用される懐中時計のような雰囲気を味わいたい人に人気のタイピである。
ハーフハンターケース(デミハンター・ナポレオン)
上記のハンターケースのフタに、丸い穴を開け、ガラスをはめ込んだタイプ。フタの真ん中が透明になっていて、フタを閉じたままでも時間が確認できるように、フタにも12時間表示が付けられているものが多い。
スケルトン
文字盤やケースにガラスを使用し、中のムーブメントが見えるようになっているタイプ。他の懐中時計と違い、中のムーブメントにも装飾が施されているものが多く、高級懐中時計によく見られる。
電池で動くクォーツ懐中時計にはない、機械式懐中時計だけの魅力があるのがこのタイプ。また、贈り物としてもスケルトンタイプは人気である。そのため、商品の状態が綺麗なスケルトンタイプなら、プレゼントとして購入を希望している特殊な人に売ることができると考え、高めに査定してくれる専門店が存在する。
番外編：個性的な懐中時計
鉄道時計
強い磁力でも影響されない加工や視認性の高さを誇り、実際に鉄道職員が使用しているタイプ。抜群の視認性から、鉄道時計ファンや年配の方、初めて懐中時計を持つ人への贈り物に人気が高い。
ナースウォッチ（ナース時計）
文字盤にパルスメーター（脈拍計測に使用するメーター）やクリップなどで固定して使うために、6時方向にリューズがあるタイプ。蓄光やカレンダーなども付いているため、名前の由来通り、看護師（ナース）への贈り物に支持されている。
芸術品、骨董品として鑑定を受ける手も
基本的に、時計は発売から間もないと中古市場に在庫が少ないことから相対的に需要があると判断され、高額で取引されると言われている。
しかし、懐中時計の場合は「実用品として」以外に、飾り物や贈り物として活用するユーザーが多いという特徴がある。そのため、古い年代の時計が一概に価値が低いとは言えない。むしろ芸術品、骨董品としての価値が見出されることもある。古いからといって諦めずに一度査定に出してみることをおすすめする。
その意味では、時計の専門点よりも骨董品鑑定のプロに見て貰うという手もおすすめだ。「美術・骨董品 鑑定」、「骨董品 高額査定」といったキーワードで検索をかけてみれば、買取業者は見つかってくる。もちろん、当サイトのヒカカク！で買取業者を調べることも可能だ。その際、レビューで評判もチェックできる。
動かなくても売れる可能性がある
また、時計である以上は動くかどうかは重要なポイントである。蓋のあるタイプの懐中時計の場合は蓋がしまるかどうかで取引額が変わってくる。
専門店の場合は自社修理工場を所有していることが多く、自社での修理が可能と判断されれば思っていた以上の高い値段で買取されることもある。しかし、基本的にはしっかり時計としての機能を残している品である方が高額で取引される。
保証書など付属品をそろえること
もちろん、ブランド名、モデル、年式は考慮される。オメガの場合は知名度が高いため、高い値段での取引に繋がりやすいだろう。保証書など付属品はついているほうが望ましい。新品に近い品ほど高い値段で取引されることは懐中時計の場合も変わらない。
掃除・クリーニングで査定額アップを見込める可能性も
懐中時計の場合は、装飾品としての価値が考慮されることが多い。実用以外に飾りとしての目的、プレゼント目的で購入する顧客が多いからである。
そのため、状態は綺麗であればあるほど高い値段での査定に繋がりやすいと言えるだろう。事前にできるかぎり掃除を行い、ホコリや汚れを取り除いておくだけでも値段が変わってくることもある。査定申込する前に、商品の状態(コンディション)を整えておくとよいだろう。
参考買取相場について
買取相場には幅がある。懐中時計は安い場合にオメガであっても数万円で取引されることがあるが、数十万まで査定額が上がる場合もある。売りたい商品のモデルによって、また店によっても値段が変わってくる。複数の店で相見積もりをとり、一括査定をおすすめする。
流通していない品なので、相場は不明瞭
そもそも、懐中時計の買取価格は最終的に鑑定士の個人判断による場合が少なくない。腕時計に比べて、市場流通量が少ないために相場が定められてはいないためである。一般的に、世に流通している商品ほど相場が情報として共有され、可視化される傾向にあるのだ。
しかし、懐中時計はその逆なのである。よって、鑑定士の力量や、査定対象商品としてオメガの懐中時計を得意としているかによって値段は変わってくる。比較し、検討したほうが後悔の残らない取引ができると言えるだろう。
海外バイヤーとの接点があるお店選びを
また、日本国内だけではなく海外に販路を持っているか否かによっても査定時の値段は変わってくる。日本国内では人気が低く、安い値段で取引されているモデルでも海外だと高値で取引されているという逆転現象が起こることも珍しくない。よって、一般的には海外販路、バイヤーとの接点を持っていて、直接輸出まで可能なお店の方が高額での査定を期待できると言えるだろう。
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