まとめ
- ロレックスは高級時計の代表格で、販売価格・買取価格ともに高水準である。
- 製造年の確認はシリアルナンバーが基本。6時側のラグ内にシリアル、12時側にはモデルを示すリファレンスが刻印される。
- 1927〜1986年は数字のみ、1987〜2010年は頭文字付きシリアルで年式推定が可能。2010年以降はランダム化されシリアルから年式特定は不可で、保証書や販売記録で補完する。
- 年式表はロレックス公式の発表ではないため、あくまで目安として用いるべきである。
- 高額査定のコツは「早めに出す」「付属品を揃える(箱・保証書・コマ等)」「全体を丁寧にクリーニング」「複数社で相見積もり」の4点である。
- 買取方法は宅配・店頭・出張を使い分ける。専門性の高い時計買取店を選ぶことが価格とスピードの両面で有利である。
- まずは無料査定で相場を把握し、納得価格で売却するのが最適解である。
CONTENTS
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高級時計の王様ロレックス
ロレックスは高級時計の王様的存在として知られている。誰もがロレックスと聞けば高級時計をイメージするように、時計業界での立ち位置は絶対的なものになりつつある。ロレックスは、1905年に創業されたスイスの腕時計メーカーだ。
はじめはイギリスで創業されたが当時は税金関係が高く、拠点をスイスへと移したといわれている。自社製造をおこなっているマニュファクチュール会社として有名で、時計の品質はまさに世界最高峰だといっても過言ではない。
ロレックスの年式・製造年を調べる方法は?
コアなロレックス愛好家たちの中には、自分が持っているロレックスがいつの頃に製造されたのか知りたい人もいるだろう。ロレックスは製造年によって価値が変わり、買取に出すときにもそれなりに影響を与える部分である。
ロレックスのシリアルナンバーの位置
ロレックスの製造年は、基本的にはシリアルナンバーから調べることができる。シリアルナンバーは、6時の位置の側面にあるブレスケースを外すと確認が可能だ。
ロレックスのシリアルナンバーは、1987年~2010年の間につくられたものであれば、頭文字にアルファべットがついている。このアルファベットと製造年表を照らし合わせることで、ある程度の製造年がわかる。
ちなみに、12時の位置の側面にあるブレスケースを外すと、こちらにはリファレンスナンバーが記載されている。リファレンスナンバーは、製造年ではなくロレックスのモデルがわかる数字となっている。
2010年以降ものは判別不可能
1927年~1987年のものにはシリアルナンバーにアルファベットがなく、ただの数字となっている。また、2010年以降のものにはシリアルナンバーに規則性がなくなっており、シリアルナンバーから製造年を把握できない。現在の数字の間などに入るようになった8桁のランダムシリアルに移行した。
しかし、シリアルナンバーからわからなくても、保証書などがある場合は製造年が書いているケースもあるため、こちらもある程度の製造年がわかるようになっている。シリアルナンバーから製造年を把握できるのは、1927年~2010年までのロレックスであることを頭に入れておこう。
ロレックスのシリアルナンバーと製造年表
以下に、シリアルナンバーの頭にアルファベットが記載されている、1987年~2010年までのロレックス製造年表を記載しておく。自分が持っているロレックスと照らし合わせて確認してみよう。当初はロレックスのアルファベットつづり「ROLEX」からそれぞれ文字を取りR番からスタートしたが、時計買取店の宝石広場の公式ページによると「O(オー)」は数字の「ゼロ」と混同しやすいので採用されなかったと言われている。
しかし、この製造年表はロレックスが公式に発表しているものではないため、確実とはいえない。あくまでも、ある程度の製造年の把握に活用してもらいたい。
5桁のシリアルナンバー
- ・21691~:1927年
- ・23969~:1928年
- ・24747~:1929年
- ・28290~:1930年
- ・29312~:1931年
- ・29933~:1932年
- ・30823~:1934年
- ・35365~:1935年
- ・37596~:1936年
- ・40920~:1937年
- ・43739~:1938年
- ・71224~:1939年
- ・99775~:1940年
6桁のシリアルナンバー
- ・106047~:1941年
- ・143509~:1942年
- ・230873~:1943年
- ・269561~:1944年
- ・302459~:1945年
- ・387216~:1946年
- ・529163~:1947年
- ・628840~:1948年
- ・710776~:1951年
- ・840396~:1952年
- ・929426~:1953年
- ・937170~:1954年
- ・941699~:1953年
- ・952892~:1954年
- ・955466~:1953年
- ・282632~:1955年
- ・139400~:1956年
- ・321884~:1957年
- ・360171~:1958年
- ・693808~:1960年
- ・763663~:1962年
- ・985015~:1964年
7桁のシリアルナンバー
- ・1259699~:1965年
- ・1871000~:1966年
- ・2163900~:1967年
- ・2426800~:1968年
- ・2689700~:1969年
- ・2952600~:1970年
- ・3215500~:1971年
- ・3478400~:1972年
- ・3741300~:1973年
- ・4004200~:1974年
- ・4267100~:1975年
- ・4538000~:1976年
- ・5008000~:1977年
- ・5482000~:1978年
- ・5958000~:1979年
- ・6434000~:1980年
- ・6910000~:1981年
- ・7386000~:1982年
- ・7862000~:1983年
- ・8338000~:1984年
- ・881400~:1985年
- ・9290000~:1986年
- ・9766000~:1987年
- ・9999999~:1987年
頭文字にアルファベットがあるシリアルナンバー
- ・R000001~:1987年~1988年
- ・L000001~:1989年~1990年
- ・E000001~:1990年~1991年
- ・X000001~:1991年
- ・N000001~:1991年
- ・C000001~:1992年
- ・S000001~:1993年
- ・W000001~:1994年~1995年
- ・T000001~:1996年
- ・U000001~:1997年
- ・A000001~:1998年~1999年
- ・P000001~:2000年
- ・K000001~:2001年
- ・Y000001~:2002年
- ・F000001~:2003年~2004年
- ・D000001~:2005年
- ・Z000001~:2006年
- ・M000001~:2007年~2008年
- ・V000001~:2009年
- ・G000001~:2010年

ロレックス買取におすすめの業者
ロレックスはオメガやパネライといった高級時計と同じく、世界に誇る高級ブランド時計だ。販売価格は当然、買取価格もほかのブランドの時計より高くなっている。しかし、ロレックスの買取をおこなっている業者はたくさんあり、いざ買取に出そうと思ったときには、どこの業者がいいのかで迷ってしまう人は多い。
そこで以下では、ロレックス買取におすすめの業者について紹介していく。買取業者にはそれぞれの特徴があり、買取価格にも差があるケースがほとんどだ。買取に出してから後悔しないためにも、まずはおすすめの業者について理解しておこう。
銀座のDan-Sha-Ri
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
Dan-Sha-Riは高額買取ナンバーワンの業者として人気が高い。高級時計を含めたブランドの買取には定評があり、他店よりも1円でも高く買取することに力を入れている。銀座という買取激戦区で長年買取をおこなっているのが、高い信頼性と評価を獲得している証だ。
買取対応しているブランドも豊富で、時計であればロレックスやパネライ、ブランドであればエルメスやルイ・ヴィトンといった商品の買取は特に力を入れている。鑑定士は専門のプロが在籍しており、誰でも安心して査定を任せられる。
買取方法は宅配・店頭・出張の3つ。宅配買取は送料や査定料などの諸費用もすべて無料。出張買取も全国対応+出張費無料だ。まとめ売りで査定額がアップするサービスなどもあり、他店よりもお得に時計を売却できるだろう。
大阪のブランドラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドラボは神戸と大阪を中心にブランド品の買取を専門におこなっている業者だ。貴金属やダイヤ、宝石や高級時計まで幅広く買取対応しており、ブランドバッグから骨董品の買取も可能となっている。
他社よりも高額査定を実現しているのは、国内だけでなく海外にも多くの販路を確保しており、ネットオークションも積極的に利用している点にある。知識が豊富なバイヤーが商品のひとつひとつを丁寧に査定してくれるため、相場に適正な価格での売却が可能だ。
買取方法は宅配・店頭・出張の3つで対応。宅配買取では無料の宅配キットを利用し、送料や査定料を無料で発送できる。出張買取も出張費無料で丁寧&迅速に買取してくれて、店頭買取では即現金化だ。買取分野が広いのが魅力の業者である。
ロレックスを査定に出すときのポイント
ロレックスは高級時計であるがゆえ、鑑定士の査定の目は一段と厳しい。ほかの商品ではそこまで気にされなかった傷や汚れといった部分でも、高級時計であれば減額の対象となってしまう。以下では、ロレックスを査定に出すときのポイントをいくつかまとめていく。
上述したおすすめの買取業者に出す場合でも、いくら買取業者が良くても査定で減額されてしまえば意味がない。ロレックスを売るときは、査定での減額を避けることが大事である。査定の際にどの点に気をつければいいのか、減額をできるだけ避けたい人は、ぜひチェックしてほしい。
なるべく早く出す
ロレックスを売るときは、なるべく早く査定に出すのがベストだ。どんな商品でもそうだが、基本的に商品は時間が経てば経つほど価値は少しずつ落ちていく。
さらに新しいモデルが出れば、ひとつ前のモデルであっても価格の低下が起こる。そうなれば、ある程度減額を受けてしまう。ロレックスの中には古い製造年の時計が高価買取されることもある。愛好家たちは新しいモデルよりも、古いモデルに愛着を感じる人もいるのだ。
しかし、基本的には時計は発売されてから時間が経っていないほうが高く売れると考えて間違いではない。査定での減額を避けるには、なるべく早く査定に出し、価値が高いうちに売るのがおすすめだ。
付属品をそろえる
付属品をそろえて査定に出すことは、ロレックスだけでなく、何か商品を売るときには必須だ。付属品が欠品していれば、それだけで大幅な減額の対象となることも少なくない。
特にロレックスともなれば、付属品のあるなしで査定額に数十万円の差がつくこともある。付属品は本体の価値を高めるためにも必要なものだ。
時計の付属品としては、箱や説明書といった基本的なものから保証書やコマなどもあればよい。また、付属品がそろっていても、箱がボロボロだったり説明書が破れていたりすれば意味がないので、普段から付属品の取扱いにも気をつけておきたいところである。
ロレックスを高く売るコツ
最後に、ロレックスを高く売るコツについて述べておく。ロレックスを高く売るには、まず業者比較をおこなうのが必須だ。それぞれの買取業者には価格差があるが、ロレックスともなれば数十万円の差がついているも珍しくない。業者比較をせずして、高く売ることはできないだろう。
もうひとつは、できる限り全体を綺麗にしておくことだ。これはさきほどの査定での減額を避けることにもつながるが、買取に出す商品に傷や汚れ、スレなどがあれば当然買取価格は低くなる。高級時計はほんの少しのスレであっても目立ってしまうため、どうしても査定で目をつけられてしまう。
時計をメンテナンスできるセットも安く売っているので、買取に出す前にはそうしたアイテムを使い、時計を良好な状態にしておくのがいいだろう。無駄な減額を避けることが結果として高価買取へとつながっていく。せっかくロレックスを売るのだから、できる限り高い価格での売却を狙ってみよう。
ロレックス買取に関するFAQ
Q1. ロレックスの製造年は必ずシリアルナンバーからわかる?
必ずではない。1927年~2010年までのモデルはシリアルナンバーから推定できるが、2010年以降はランダムシリアルのため判別不可能だ。保証書や販売記録があれば製造年を確認できる。
Q2. シリアルナンバーとリファレンスナンバーの違いは?
シリアルナンバーは製造年を推定するための番号で、リファレンスナンバーはモデルを識別する番号である。6時側にシリアル、12時側にリファレンスが刻まれている。
Q3. 古いロレックスの方が高く売れる?
一概にはいえない。基本的には新しいモデルほど高値がつきやすいが、人気のあるビンテージモデルや限定品はむしろ古い方が価値が上がることもある。
Q4. 買取に出すときに必須の付属品は?
箱・保証書・コマ・説明書は揃えておくべきだ。付属品の有無で査定額が数十万円変わるケースもある。
Q5. ロレックスを売るベストなタイミングはいつ?
基本的には早いほどよい。モデルチェンジや市場の価格変動で相場が下がる前に売却した方が高値を狙いやすい。ただし特定のビンテージや人気モデルは例外で価格が上昇することもある。
Q6. 高額査定を狙う具体的な方法は?
早めに査定に出す・付属品を揃える・全体を丁寧にクリーニングする・複数の業者で比較するの4点を徹底すべきだ。特に時計専門の業者を選ぶことが重要である。
結論
ロレックスは高級時計市場の中核であり、年式や状態、付属品の有無で買取価格が大きく変動する。年式推定はシリアルナンバーでおおむね可能だが、2010年以降はランダム化のため保証書などで補完する必要がある。
高く売る鉄則は明確だ。なるべく早く出す/付属品を揃える/全体を丁寧に整える/専門店を含め複数社で相見積もりの4点である。とくに時計専門の査定体制を持つ業者を選べば、相場把握と提示スピードの両面で優位に立てる。
まずは相場の把握が出発点だ。いま手元のロレックスがいくらになるかを知るために、無料査定で数社比較し、納得価格での売却につなげるべきである。