王冠のトレードマークで知られるロレックス。そのハイブランドが掲げるラインナップこそ、確実に高値査定が期待できる最高級の腕時計である。中には、新品の定価よりも遥かに高値で買取されるプレミアモデルもあるため、積極的に買取店に持ち込むことで、想像以上の現金を手にすることもできるのである。
時折、自分の持っている中古ロレックスの価値を再確認するべく、査定申込・お問い合わせしてみるのも悪くはない。「冷やかしだ」と嫌がられることもあるだろうが、査定額に満足すれば売ってしまって別のロレックスに買い替えるのも一興だ。今回は、時計好きやコレクターが愛してやまないロレックスの時計が高値買取される理由を含め、「時計を売る人・買う人」に役立つ情報を紹介していこう。
この記事の監修者

CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ロレックスの中古腕時計が高い人気を誇る理由

Rolex Explorer II 1655 Mk I dial / section215
ロレックスの腕時計が中古買取専門店から歓迎される理由は、下記の3つによるものである。
ブランドとしての知名度が高い
ロレックスは、自動車で例えるとメルセデス・ベンツのような世界的な認知度と需要が高さを誇る時計ブランドである。安定した流通量とニーズのバランスが非常に良いため、国際的なオークションが行われるほどのグローバルマーケットが確立している点が他の時計ブランドと大きく異なると言えるのだ。
実は腕時計の中で一番高いブランドというわけではないのだが、価格に対しての品質の高さがファンの心を掴んでおり、売り手に対してきちんと買い手がバランスよく存在しているので中古市場は盛り上がっている。このように「リセールバリュー」といって再販した際の価値が高いため、中古ロレックスの買取価格も高くなる傾向にあるのだ。
機能性・実用性が高くて丈夫
1908年に創設されたロレックスブランドは、オイスターケース、デイトジャスト、パーペチュアルという3大機構の発明により、革新的で使いやすい時計ブランドとしての地位を確立した。全く狂わないムーブメントの正確さという点で「時を知るための道具」としての機能をシンプルに実現しているため、故障などのトラブルの少ない「一生もの」の時計を求める人でも安心して購入できる存在と言えるだろう。
多彩なデザイン
フォーマルからカジュアル、アウトドアという多彩なニーズに対応できるラインナップを揃えるロレックスは、愛好家の年齢層も幅広い特徴がある。一般的な高級ブランドとは異なり学生などの若い世代でも自然に身に付けられるデザインのため、自分なりのスタイルで時計の存在感を楽しめるブランドとなっている。
スタンダートなモデルは若いビジネスマンや学生などからのニーズも高いため、どんな仕様であっても高額査定を狙える。いざというときには高値での売却にチャレンジしてみて欲しい。その時は、きちんとあらかじめ買取相場を調べ上げ、各買取業者の査定価格を比較することをおすすめしておく。
買取業者に人気シリーズの紹介

ROLEX EXPLORER I / ColdSleeper
高額買取が狙える人気シリーズは、ロレックスの定番とも言える下記3つである。
エクスプローラーI
1953年に登場したエクスプローラーは、ブラックの文字盤が印象的な探検家をイメージしたモデルである。安定性と精度の両方を実現したRef.114270は、中古買取のランキングなどでも1位を獲得するほどの人気時計となっている。大沢たかおや木村拓哉といった有名芸能人の愛用者も多いため、数あるロレックスの中でもテレビなどのメディアで見掛けることのあるシリーズと言えるだろう。
デイトナ
1960年代前半に登場したデイトナは、モータースポーツと宇宙という男のロマンを詰め込んだ、ロレックス唯一のクロノグラフである。非常に人気の高い現行モデルのRef.116520は、流通量が非常に少ない理由もあり、プレミア化していることで話題になっている。正規代理店に入ってくるデイトナは、半年に1本と非常に少ない実情があるため、中古買取のニーズが高いことも納得できると言えそうだ。
サブマリーナ
1950年代に発売された、完全防水のダイバーズモデルである。度重なるブラッシュアップにより実用性も高まっており、2010年に発売されたRef.116610は、普段使いもできるということで中古買取市場でもニーズの高い存在となっている。芸能界ではEXILEのTAKAHIROや国分太一といった幅広いアーティストがサブマリーナを愛用している。
現在の商品ランク別の買取相場
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
前述で紹介した人気シリーズ3つについて、「質屋さんドットコム」で紹介されているデータをもとに現在の商品ランク別の買取相場を紹介していく。
【クチコミ】
対応がすごく早くて、振込みなどの対応もよかった
自宅まで買い取りに来てくれたのが結構便利だったのがよかった
引用: 質屋さんドットコム買取の17件のクチコミ・評判・体験談
- 住所
- 〒263-0043千葉県千葉市稲毛区小仲台2-7-10
- マップ
- Googleマップ
エクスプローラー1 Ref.114270
・N(新品) 470,000円(現行ではないため参考価格)
・S(新品同様) 550,000円(参考価格の117%で買取)
・A(中古良品) 500,000円(参考価格の106%で買取)
・B(中古品) 400,000円(参考価格の85%で買取)
デイトナ Ref.116520
・N(新品) 1,150,000円(現行ではないため参考価格)
・S(新品同様) 1,900,000円(参考価格の165%で買取)
・A(中古良品) 1,820,000円(参考価格の158%で買取)
・B(中古品) 1,680,000円(参考価格の146%で買取)
サブマリーナ Ref.116610LN
・N(新品) 1,250,000円(参考価格の154%で買取)
・S(新品同様) 1,100,000円(参考価格の136%で買取)
・A(中古良品) 1,000,000円(参考価格の123%で買取)
・B(中古品) 880,000円(参考価格の109%で買取)
人気の高いロレックスも、中古品のカテゴリに入ることで新品と比べて15~45%も相場が上がるのが一般的だ。この法則とは無関係に「古くても新品よりも高値がつく」のは、プレミアモデルと呼ばれる特殊な種類のモデルだけなのである。長年愛用してきた腕時計の価値を落とさないためにも、不要になったら早めに査定依頼することが理想と言えそうだ。
コレクター必見!ロレックスのプレミアモデルを紹介
ロレックスなどの高級時計にプレミアが付くのは、「限定モデルとして発売されたもの」と「製造完了した直後(ディスコンティニュー)」が一般的である。中古需要の高いエクスプローラー1もプレミア化してきたのは近年であるため、限定モデルだけに着目するのではなく、芸能人使用モデルや流通量などの希少価値の部分からプレミアの判断をしていくことも、ロレックスのコレクターとして大事な取り組みであると言えるだろう。今回は現在プレミアモデルとして話題性の高い時計を、2種類紹介していく。
デイトナ コスモグラフ ポールニューマンモデル Ref.6241

Rolex "Paul Newman" Daytona - 6241 / char1iej
アンティークのロレックスの中で、超プレミアモデルと位置づけられている時計である。中古市場で1,000万円前後の高値で買取されているポールニューマンモデルは、ロレックスコレクターなら誰もが一度は見てみたいと感じる存在となっている。一般コレクターには購入が難しいポールニューマンモデルだが、1961年の発売から長い歳月をかけてプレミア化していく様子を通して、アンティーク時計の価値も高いロレックスならではの魅力を幅広い人々に教えている。
GMTマスター2 青赤ベゼル Ref. 16710

Rolex GMT-Master II 116710 / hypo.physe
GMTマスター2の青赤ベゼルモデルは、生産終了からたったの8年で30万近くの値上がりを果たした話題のプレミア時計である。リーマンショック発生直後のロレックスの相場が非常に安い時期に登場したGMTマスター2は、30万前後のリーズナブルな価格で購入できるモデルとしてさまざまなメディアで紹介されていた。そんなGMTマスター2は生産終了から8年経った2015年の時点で、中古買取額が60万円を超える超高級時計になってしまった。GMTマスター2の愛好者にはフェラーリの元会長モンテゼーモロ氏などもいるため、今後も更なるプレミア化が進んでいくと言えるだろう。
まとめ
将来的にロレックスの売却を狙うなら、エクスプローラー1などの人気シリーズや芸能人や著名人が身に付けている人気モデルを購入するのが理想と言えそうだ。近年ではロレックスなどの高級時計に特化した雑誌も発売されているため、さまざまなメディアを活用して情報収集しながら売却時期を検討してみても良いだろう。
ロレックスの扱いを積極的に行っている専門店では、サイト内で現在のランク別の買取相場を紹介している。当サイト「ヒカカク!」内でもロレックスなどの高級時計を高値買取してくれる専門店を一覧で紹介しているため、業者選びに悩んだ時にはぜひ活用してみて欲しい。また、モデル毎にロレックスの買取価格を比較することもできる。便利なサイトなので是非ブックマークをして欲しい。
この記事の監修者





