30代、40代のビジネスマンがつける時計といえばロレックスやオメガなどのデカ厚と言われる時計だろう。そんなデカ厚、いわゆるビッグフェイスの時計を語る上で欠かせないのがパネライだ。パネライはロレックスやオメガほど定番ではないものの、一定数の需要がある時計ブランドとなっている。
パネライはクラシックで男らしい見た目が人気の時計である。ケースが大きく、文字盤は非常にシンプルだ。ビジネスなどのフォーマルな場でつけることができる時計なのでビジネスマンにもおすすめだ。
今回はそんな人気のあるパネライを売る際の買取相場を紹介していく。箱や保証書がない場合のものを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
パネライの歴史
パネライはイタリアの高級腕時計ブランドだ。現在はリシュモングループの傘下となっているが、ブランドとして形を残し続けている。
1860年にジョヴァンニ・パネライ氏がフィレンツェに設立したメーカーであり、時計以外にも温度計、湿度計、気圧計などを生産している。
1972年に三代目のジュゼッペ、パネライが死去してしまい、海軍出身のディノ・ゼイが社長として主任。その後社名はオフィチーネ・パネライに変更された。
1930年代からパネライ社はイタリア海軍から潜水部隊に支給する時計を依頼された。ロレックスから防水時計のノウハウを提供してもらい、1938年にはダイバーウォッチであるラジオミールの製品化が完了した。
このラジオミールは暗所でも見えるようにラジオミールという夜光塗料を採用している。ラジミールという塗料を採用したのが珍しかったため、ラジミールという時計の名前になった。
その後1043年にはクロノグラフの制作にも着手した。いくつか試作品ができたが、本格的な量産に踏み切られることはなかった。
パネライは軍事用の時計としての技術を高く評価され、パネライのダイバーウォッチはイタリア軍以外にもエジプト軍やイスラエル軍から広く使われる強度のある時計となった。
今までは軍事用として時計を制作してきたパネライだったが、1950年以降は軍事用のモデルを民間向けにアレンジした時計をいくつか販売してきた歴史がある。
軍需契約が終了した1993年からパネライは民間向けのミリタリーウォッチメーカーとして時計を生産した。
より多く生産するため、スイスのヴァンドームグループ(リシュモン)の傘下に入り、時計を大量生産するようになった。
ちょうど1990年代後半はデカ厚ブームが起きたころであり、時計のフェイスが大きい時計が流行ったのだ。そのため、パネライの時計は流行の火付け役となり、人気を博した。
パネライの買取相場
パネライはいくつもの人気モデルが存在する時計である。今回はそんなパネライの時計をいくつか紹介しておく。
モデルを紹介するのと合わせて買取相場も紹介していくので、時計を売る際の参考にしてほしい。基本的には時計の状態によって相場以下になることもあるので注意しよう。
また、これから紹介するルミノールは安定して人気がある。
ルミノールマリーナ
ルミノールマリーナはパネライのハイエンドモデルにあたるので、パネライの技術がすべて結集されている。
特に時計好き、メカ好き、ミリタリーウォッチ好きからはたまらない逸品となっており、買取相場は250,000円~350,000円となっている。
30代、40代のビジネスマンに好まれるようなクラシックな見た目、頑丈なケースはまさにパネライらしい逸品と言えるだろう。
パネライ ルミノール GMT
ルミノールGMTは自分の住んでいる地域と別の国の時間を文字盤上に同時表示できるというGMT機能が搭載されているモデルだ。
世界を股に掛けるビジネスマンなんかは必ず重宝する機能だろう。だいたいGMT機能を搭載する時計は文字盤がごちゃごちゃしてしまい、見づらいこともあるが、このルミノールは見やすくアレンジされている。
ルミノールGMTの買取相場は200,000円~300,000円となっている。箱や保証書がない場合はもう少し下がってしまうのが注意しよう。
ルミノール1950
ルミノール1950はインデックス全てにいアラビア数字を起用しているモデルだ。パネライの中だとやや変わり種と言われるモデルなので、周りと被りたくない、変わった時計が欲しいという方にはかなりおすすめだ。
パネライの中でも変わり種と言えど、パネライらしい機能は標準搭載している。例えば防水機能、パワーリザーブ3日間、自動巻きなどハイスペックな時計となっている。
新型の時計で文字盤の色がかなりオシャレなので30,40代になった自分へのプレゼントとして買いたい時計だ。
パネライ ルミノール1950の買取相場は350,000円~500,000円となっている。ルミノール1950は販売価格が高いため、買取価格も高めとなっている。
パネライ ラジオミール
ルミノールばかりに注目されてしまうが、ラジオミールの存在も忘れてはならない。ラジオミールはスーツに合わせやすいデザインをしているのでビジネスマンからも人気だ。
パネライが初期から作っている伝統ある時計なので、パネライファンからの需要が高いモデルである。エントリーモデルともなっており、300,000円、400,000円からでも手に入れることのできるモデルだ。
一度でいいからパネライの時計を手に入れたいという方はかなりおすすめだ。コストパフォーマンスが高く、妥協のない仕様となっている。
ラジオミールはもともとハイエンドモデルであったが、人気の高さからエントリーモデルも出しているという歴史がある。もともとはミリタリーウォッチでもあったため、頑丈でしっかりした作りになっていることで知られている。
ラジオミールの買取相場は100,000円~400,000円だ。モデルによって買取価格が上下するので買取相場は広くなっている。
買取に出す際には状態が大事になってくるので、自分で清掃したり清掃業者などに依頼してキレイにしてもらうと良いだろう。
時計を売る際の査定ポイント
パネライの時計は買取相場も高く、買取業者からの評価が高い需要のある時計である。しかし、どんなにいい時計でも査定ポイントを押さえていないと安く買い取られてしまう。
今回は査定ポイントを紹介するので、これらを押さえて買取価格を少しでも高くするようにしよう。
基本的に重要なポイントとしては1社ではなく複数の会社から見積もりを取る、時計の状態をキレイにするなどの要素だ。
時計の状態をキレイにする
パネライの時計を売る際には必ず状態をキレイにする必要がある。パネライはビジネスウォッチである上、ミリタリーウォッチという側面もある。
そのため、多少厳しい環境などで使ったりすることもあるため、時計が汚れてしまったり、傷がついてしまったりしていることがあるはずだ。
パネライを売る時には時計を自分で掃除したり、時計の清掃業者などに依頼することによって時計の状態を良くして買取業者からの評価を上げることができる。
また、長期間タンスや箱の中などで保管していた場合にも清掃は必要だ。長期の保存では商品にホコリがついてしまっていることが多いので、そのまま売りにいくのは良くない。
できるだけ時計はホコリや傷を取り除いてから売るのがベターだ。長期間の保存、長期間の利用をした時計は必ず掃除してから査定に臨もう。
複数の業者に査定を申し込む
パネライの時計を売る時には1社で査定をおこない、そのまま売ってしまうという方もおおい。しかし、これは少し損をしている。
なぜなら1つの買取業者で査定を済ませてしまうと、他の買取業者の買取価格を知らないまま売ってしまうことを意味するからだ。
できるだけ時計を売る時には複数の買取業者に出して、その中から一番買取価格の高い買取業者に売るようにしよう。
買取業者によって同じモデルでも買取価格に差がでる理由には査定ポイントにある。査定ポイントは買取業者ごとに違うし、モデルの在庫状況も違ってくるはずだ。
そのため、同じモデルでも数万円の差が出てしまうのだ。また、売るならできるだけ専門の買取業者の方が望ましい。
時計専門の買取業者は時計の買取に対する知識と実績が豊富である。また、鑑定員も知識が豊富な人が多いため、相場を理解した適切な価格を提示してくれる。
時計を売る際には大手の買取業者も良いが、時計専門の買取業者からもいくつか査定してもらっておくことが重要だ。
オンライン査定を利用しよう
さきほど時計の査定は複数の買取業者に依頼しようと紹介したが、いちいち店舗に行っていてはかなり面倒だ。
また、最近は査定方法もさまざまな方法があり、何も店頭査定だけではない。最近はインターネットの普及によってオンライン査定というものが出てきたのである。
時計買取業者のGMTなどがそうなのだが、GMTのホームページでオンライン査定を利用すると家にいながら時計の大まかな買取価格を知ることが出来る。
時計のモデル名を入力するだけで買取価格が分かるため、家にいながら査定をしたい人、家の近くに買取業者がない人にはかなりおすすめの方法だ。
箱無し・保証書は買取価格が下がる
箱無し、保証書なしの場合はもちろん買取価格が下がってしまう。ブランドものにとって、箱1つだけでも価値があるのだ。そのため、箱がない場合は商品の価値が下がってしまう。
また、保証書が無い場合は商品が本物か偽物か分からないため、買取価格が下がってしまう。保証書がないと買取価格が数十万円ほど下がってしまう買取業者があるほどである。
箱無しの場合は対処法はないので、そのまま査定に出すのが好ましいが、保証書の場合は対処法がいくつかある。まず1つは鑑定書だ。
鑑定士に時計を出して「この時計は本物です」という保証書を発行してもらうことによって買取価格を上げることが可能だ。鑑定料はかかるが時計の買取価格を考えればよい投資である。
そしてもう1つはオーバーホール証明書だ。時計の中身を分解し、清掃してもらった時にもらえる。これを証明書代わりにすることも可能なのでおすすめだ。
おすすめの買取業者
時計を売る際にはどんな買取業者に売るか迷う方もいるだろう。それもそのはずで、近年は買取業者の数が増えすぎているからだ。
今回はそんな方のために独自に調査した買取業者をいくつか紹介していく。もし買取業者について迷っている方がいたらぜひ参考にしてほしい。
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんぼやはブランドものの買取が高いことで知られている買取業者だ。買取面だけでなくユーザーのことも考えている。
例えばホームページ。初めてのお客様でも安心できるように「初めての方へ」というページがあったり、実際の買取価格を表示している。
また、内装にもこだわっていることで知られている買取業者だ。内装は落ち着いた内装となっており、非常にキレイであるため、買取が完了するまで店内で待つことも可能だ。
プライバシーが守られるように個室となっており、買取の際にご近所の人や知り合いに会いたくないという場合でも安心である。
買取方法は店頭買取・宅配買取・出張買取の3種類だ。家の近くになんぼやがある場合は店頭買取、家の近くになんぼやが無い場合は出張買取・宅配買取がおすすめである。
なんぼやの出張買取は即金で対応してくれるため、今月はお金がないという方に利用していただきたいサービスとなっている。
GMT
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
腕時計の販売、買取をおこなっている時計専門の買取業者、GMT。買取面で安心できる要素が多く、オンライン査定に対応している点がおすすめだ。
ホームページ上でオンライン買取見積をクリックするとモデル名を入力するだけでそのモデルの買取価格が分かる。
時計専門の買取業者なので買取業者も高く、市場のトレンドをいち早くキャッチし市場動向に合わせた適正価格で買い取ってくれる。
また、信頼できる要素としては一部上場企業となっている点だ。一部上場企業は多数のユーザーから信頼された企業しか上場することができないため、GMTは信頼できる会社であることが分かる。
GMTの特徴としては時計査定・査定手数料が無料になっている点だ。宅配買取の買取キットが有料だったりするのだが、GMTでは無料だ。
そのため、家の近くにGMTがないから宅配買取したいが、梱包ができなくて不安という方でも安心して利用できるようになっている。まずは査定からでも利用してみてはどうだろうか。
まとめ
パネライはミリタリーウォッチとして人気が高く、高級時計でもあるのでビジネスマンからも人気が高い。買取価格としては200,000~500,000円が相場となっており、高級時計らしい買取価格だ。時計を売る時に重要なのは時計の清掃、買取業者選びだ。今回はなんぼや、GMTの2社を紹介したので時計を売る時にはぜひ参考にしてほしい。
複数の買取業者に見積をとってみて、その中から売る買取業者を選ぶのが意外とやっていない人が多いし、もったいない。
時計を売る時には必ず相見積もりを取って、一番高く買い取ってくれる買取業者で売るようにしよう。この記事がみなさんの参考になれば幸いだ。
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