GAGA MILANO(ガガ ミラノ)は2004年にイタリアで創業されたウォッチブランド。日本では、サッカー日本代表の本田圭佑をイメージリーダーに大々的な広告展開が行なわれたこともあり、覚えている人も多いことだろう。
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GAGA MILANO(ガガ ミラノ)とは…
もともと腕時計の収集家であり、腕時計のベルトの製作・販売をしていたルーベン・トメッラ氏が、「1900年代の懐中時計にベルトをつけて腕時計に作りかえる」というコンセプトのもとで時計製品を販売したところ、大人気となったことに端を発する。現在は腕時計だけでなくアクセサリーやファッション小物、アパレル製品なども手掛けるファッションブランドとしても知られている。
ここではGAGA MILANOの腕時計製品の型番=リファレンスナンバーについて、その特徴や見分け方について説明していく。なお、GAGA MILANOの腕時計製品の型番は、GAGA MILANOの日本公式サイトに記載のものを参照している。
GAGA MILANOの型番について
GAGA MILANOの公式サイトでは、いわゆる型番と見られる数字を、「モデル名」として記載している。GAGA MILANOにおいては、たとえば「マヌアーレ」といった名称は、いわばシリーズ名とも言うべき存在だ。
たとえば「マヌアーレ48mm-ステンレスー」という名称の製品は、現行で13モデル存在する。ケースの大きさと素材は共通で、文字盤やインデックスの色等が異なるモデルが13ある。それらを区別するのが型番であり、数字そのものを「モデル名」と称する理由だ。
ただし、GAGA MILANOの公式オンラインショップでは「型番」と表記されるものが、先に述べた「モデル名」とは別に表記されている。数字の構成自体は「モデル名」と同じだが、表記方法が少々異なっている。このことについては後述する。
シンプルな数字で構成されるGAGA MILANOの型番
GAGA MILANOを代表するモデルと言えば、まず挙げられるのが「マヌアーレ 48mm」。バリエーションも非常に豊富にそろえられている。ここでは「ステンレス」というシリーズ名の型番を例に挙げよう。
他のシリーズもケース素材はステンレススティールが多いが、こちらはスタンダードなモデルという意味での名称であろう。それでもムーブメントはメカニカルな手巻き式を採用しており、2013年に作られたスイスの工場で作られる、スイス製時計の条件を満たした「SWISS MADE(スイス・メイド)」の腕時計だ。
<マヌアーレ 48mm-ステンレス-の型番>
5010.01S/5010.02S/5010.04S/5010.05S/5010.06S/5010.07S 5010.08S/5010.09S/5010.10S/5010.11S/5010.12S/5010.13S 5010.14S
全てのモデルが長針と短針、6時の位置にスモールセコンドという仕様であり、カバーはミネラルガラスで牛皮のストラップがつけられている。バリエーションは全て文字盤やインデックスの色の違いだ。
型番から見る特徴
さて、見ていただければわかるように、GAGA MILANOの型番はとてもシンプルな数字の型番だ。「マヌアーレ 48mm-ステンレス-」のシリーズナンバーは「5010」ということで、バリエーションはピリオド後の数字で区別される。
そのバリエーションの多さから考えると、ピリオド後の数字は単なるナンバリングであり、数字と文字盤カラーとの関連性はなさそうだ。
GAGA MILANO公式サイトの「モデル名」と「型番」について
先に述べたように、GAGA MILANOの日本版公式サイトでは「モデル名」と形容されている型番だが、これが公式オンラインショップに飛ぶと、新たに「型番」いう言葉が出てくる。その表記の違いは、以下のようになっている。
モデル名:5010.14S → 型番:gaga-5010-14s
出てくる数字に変化はなく、ハイフンを使うかピリオドを使うかの違いだけなので、どちらを使用しても支障はないと思われる。
GAGA MILANO製品を販売しているショップによっては、冒頭の「gaga」の文字を付加してピリオドにつなぐ形式で、「品番」と称しているところもあるようだ。この記事ではおおかたのショップが使用している「モデル名」と呼ばれているリファレンスナンバーのことを型番と表記し、使用している。
GAGA MILANOの各シリーズモデルの型番
非常にモデルバリエーションの多いGAGA MILANO。ではシリーズ毎の型番はどう変化しているのだろうか。
「マヌアーレ48mm」の型番
ここでは、先に紹介した「ステンレス」以外のシリーズモデルの型番を紹介していこう。
- ●クリスタル:6091.01~04/6090.01~03/6092.01
- ●スケルトン:5310.01,02/5311.01~02/5312.01/5314.01
- ●ゴールドプレート:5011.01S~13S
- ●バイオニック・スカル:5061.01S~03S/5062.01S~03S/5060.01S
- ●カーボン:6064.01S/6061.01S~02S/6062.01S~02S
- ●PVD/カーボン:5015S/5012.02S~04S,06S/5313.01,02/5314.01,02
- ●MYSTERIEUSE:9092.01,02/9090.01,02/9094.01/9091.01
- ●ミラー:5210.MIR.01S,02S/5211.MIR.01S,02S/5213.MIR.01S/5214.MIR.01S,02S
- ●スターズ:5010.STARS.01/5011.STARS.01,02/5012.STARS.01
- ●モザイク:5010mosaico1S,02S/5011mosaico1S,02S/5012mosaico1S,02S
- ●ダイヤ モデル:5010.1d1,2,4,6,7,9,14/5012.1d6/5012.2d2,2d6/GW49 G199GOLD/GW29FE/GY29FE/GW49COLOREBL/GW49COLOREPK GW49COLOREGR
- ●ラスベガス:5010. LAS VEGAS.01,02,03/5011. LAS VEGAS.01,02,03/5012. LAS VEGAS.01,02,03/
- ●カモフラージュ:5010.15S~18S
- ●アートコレクション:5010 ART 01S~03S/5011 ART 01S~03S/5012 ART 01S
- ●ビンテージ:5011.VINTAGE1~4/5010.VINTAGE1~4
- ●トゥールビヨン:TBR10/Quirky Tourbillon Black,White/TBR10-2
5000番台の番号が多い
そのモデル数の多さがお分かりいただけたことだろう。本格的なトゥールビヨンもあり、圧巻の品ぞろえ。これでも限定モデルは除外している。一部6000番台、9000番台があるものの、5000番台が多いのが特徴とも言える。
「カモフラージュ」や「ラスベガス」のように、ベースとなる型番にスペシャルなデザインを施したモデルは、型番にシリーズ名がそのまま入り込んでいる。そう考えると、5010番台というのが「マヌアーレ48mm」のスタンダードな型番と言えそうだ。
「ダイヤシリーズ」
なお、「ダイヤ モデル」のシリーズには他とは明らかに異質な型番が見られる。「GW29FE」などの一連の型番は、文字盤上も含めて宝飾がふんだんに施された高級モデルを意味している。型番後半部にdが入っているものは、ケースにダイヤが散りばめられたモデルだ。このような型番が出てくるのは、この「マヌアーレ48mm」のみである。
GAGA MILANOの各シリーズの型番は、他のモデルもここまで述べてきたような構造になっている。以下では各シリーズの「シリーズ型番」ともいうべき、冒頭4ケタの数字をシリーズを毎に紹介していく。
「マヌアーレ」その他のシリーズ型番
- <マヌアーレ シン 46mm>
- ●ステンレス:5090
- ●ゴールドプレート:5091
- ●ブラックPVD:5092
- ●ダイヤモデル:5096
- <マヌアーレ 45mm>
- ●バイオニックス スカル オートマチック:6010,6011,6012,6014,6314
- <マヌアーレ 40mm>
- ●ステンレス:5020
- ●ゴールドプレート:5021
- ●スターダスト:5221,5223,5220
- ●ダイヤモデル:5020.1d
- ●ブラックPVD:5021,5022
- ●モザイク:5021-mos
- ●ゴールドケースダイヤモデル:gr49,g199
- <マヌアーレ 35mm>
- ●ステンレス:6020
- ●ゴールドプレート:6021,6023
- <マヌアーレ 35mm ストーンズ>
- ●ステンレス:6025
- ●ゴールドプレート:6026
以上が「マヌアーレ」のシリーズ型番だ。5020番台、6020番台、6010番台、そして5090番台という型番構成になっている。
その他のシリーズ型番
以下、マヌアーレシリーズ以外の各シリーズモデルの型番を全て紹介していこう。
- <ダイビング48mm>
- ●チタン:5040
- ●チタンPVD:5042,5043
- ●チタンケースカーボンベゼル:5045,5046
- <クロノ48mm>
- ●ステンレス:6050
- ●ゴールドプレート:6056
- ●ブラックPVD/ブルーPVD:6053,6054
- <シン クロノ 46mm>
- ●ステンレス:5097,5090
- ●ゴールドプレート:5098
- ●ブラックPVD:5099
- <クロノ スポーツ 45mm>
- ●ステンレス:7010
- ●ゴールドプレート:7011
- ●ブラックPVD:7012
- ●グレーPVD:7013
- <レディー スポーツ 40mm>
- ●レディー スポーツ:7020
- <ナポレオーネ 48mm>
- ●ステンレス:6000
- ●ゴールドプレート:6001
- ●ダイヤモデル:6000,6002
- ●ブラックPVD:6002
- <ナポレオーネ 40mm>
- ●ステンレス:6030
- ●ゴールドプレート:6031
- ●ダイヤモデル:6030
- <ナポレオーネ ベイビー>
- ●ステンレス:6035
- ●ゴールドプレート:6036
- ●ダイヤモデル:6030
- <スリム46mm>
- ●ステンレス:5080,5084
- ●ゴールドプレート:5081,5085
- ●ブラックPVD:5086
- <フラット 42mm>
- ●ステンレス:6070
- ●ゴールドプレート:6071
- <シルバー&ゴールド>
- ●シルバー:7040
- ●ゴールド:7045
マヌアーレシリーズ以外の型番も、5000~7000番台でまとめられていることがわかったが、各番号とケースの大きさや素材等の関連性は見られなかった。
まとめ
GAGA MILANOの型番は、通常シンプルな数字によって構成され、冒頭4ケタのシリーズ番号に各モデル固有のナンバーが付加されるという形式だ。従って、冒頭4ケタのナンバーがシリーズ名を表しているということにもなる。
型番からシリーズは読み取りにくい
この冒頭4ケタのシリーズ型番は、ここまでで紹介してきたように5000番台、6000番台、そして7000番台のものがあり、その割り振りにはケースサイズや形状に応じた法則性などはないため、どのシリーズの型番であるかは少々わかりにくい。
たとえば、「ナポレオーネ40mm」はスクエアケースのシリーズで「6030」という型番が振られているが、近い数字の「6050」は「クロノ48mm」で、形状は全く違うラウンドケースのクロノグラフだ。
最初の4ケタを覚えておく
従って、気に入ったGAGA MILANOの製品があれば、その型番の最初の4ケタを覚えておくことをおすすめしたい。冒頭4ケタのシリーズ型番で追っていけば、非常に豊富なカラーバリエーションの中から、よりフィーリングに合ったものが選べるはずである。
